更年期に関する専門誌に,食事と生活習慣に対する介入による体組成改善作用を検討した臨床研究が,ギリシャのグループから報告されていました。
(Maturitas. PMID: 19118956)
今回の研究では,カルシウムとビタミンDを添加した乳製品の摂取,あるいはカルシウムサプリメント単独の摂取が,閉経後の女性における体組成に及ぼす影響が検討されています。
健康な女性101名を対象に,乳製品介入群(n=39)では,1日あたり1200mgのカルシウム+7.5マイクログラムのビタミンDを強化した乳製品が投与されました。
カルシウムサプリメント投与群(n=26)では1日あたり1200mgのカルシウムが投与され,対照群(n=36)では通常通りの食事が継続されました。
(このとき,ライフスタイル全般に対する介入指導も行われています。)
12ヵ月後の体組成を調べた結果,BMIやDXAでは各群間で有意な変化は認められていません。
一方,腕の周囲径(P<0.001)や皮下脂肪厚の合計(P=0.042),脚の除脂肪体重といった測定値では,他の2群に比べて乳製品介入群において有意な改善が示されています。
閉経後の適正体重の維持には,適切なライフスタイルの維持が重要と考えられます。
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