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バレリアンの抗酸化作用 [2009年02月16日(月)]
今月の神経学の専門ジャーナル(電子版)に,バレリアンの抗酸化作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Neurochem Res. 2009 Feb 4. PMID: 19191025)



バレリアン(Valeriana officinalis)は,不眠症に対して用いられるハーブです。

臨床研究によって,睡眠の質を改善することが示されています。


有効成分なども単離されていますが,詳細な作用メカニズムについては明らかではありません。

(例えば,脳に対する作用では,バレリアン抽出物が海馬ニューロンにおいて,鉄に対する抗酸化作用を有するといった予備的なデータはあります。)



さて,今回の研究では,様々な物質が原因で生じる脳内の酸化ストレスに対して,バレリアンの作用が検討されています。


具体的には,キノリン酸,3-ニトロプロピオン酸,ニトロプルシドナトリウム,硫酸鉄について,ラット脳ホモジネートにおける酸化障害が解析されました。



その結果,バレリアン抽出物は,これらの物質によって誘導される酸化障害を用量依存的に抑制したということです。

(TBAやROS産生等を指標にしています。)



以上のデータから,バレリアンによる脳内での酸化ストレス軽減作用が示唆されます。


バレリアンによる睡眠の質の改善効果について,今回の研究に基づいて考えると,たとえば,睡眠障害によって生じる酸化ストレスを軽減するといったメカニズムが推測されます。
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