サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 [2014年08月27日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、茶飲料による血圧への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Br J Nutr. 2014 Aug 19:1-12)



緑茶など茶飲料には、カテキン/ポリフェノールが含まれており、

抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が示されています。



今回の研究では、

緑茶および紅茶といった茶飲料の摂取と、血圧との関連が調べられました。


具体的には、

2014年5月までの主要医学データベース(MEDLINE, EMBASE, Cochrane)から、

ランダム化比較試験25報が抽出され、1,476名のデータが対象となっています。



解析の結果、

まず、茶飲料の摂取期間の解析です

短期間の茶飲料の摂取では、

収縮期血圧や拡張期血圧への有意な影響は認められませんでした。



一方、

長期間の茶飲料摂取では、


収縮期血圧および拡張期血圧の有意な低下が見出されています。

(収縮期BP: -1.8 (95 % CI – 2.4, - 1.1) 、拡張期BP:- 1.4 (95 % CI – 2.2, - 0.6) mmHg)



次に、

茶飲料の種類別の解析では、

緑茶摂取によって、

収縮期血圧の有意な低下
(-2.1 (95 % CI -2.9, - 1.2 mmHg)

拡張期血圧の有意な低下
(-1.7 (95 % CI -2.9, - 0.5 mmHg)

が認められたということです。



紅茶でも、次のように低下が認められています。

収縮期BP:-1.4 (95 % CI – 2.4, - 0.4) mmHg,

拡張期BP:-1.1 (95 % CI – 1.9, - 0.2) mmHg



その他、

茶飲料による降圧効果は、12週間以上の摂取で有意に認められました。

(収縮期BP - 2&#8226;6 (95 % CI - 3&#8226;5, - 1&#8226;7) mmHg、P< 0&#8226;001)

(拡張期BP - 2&#8226;2 (95 % CI - 3&#8226;0, - 1&#8226;3) mmHg, P< 0&#8226;001).




以上のデータから、

茶飲料の摂取による降圧効果が示唆され、

特に、
緑茶の12週間以上の摂取が有用であると考えられます。




DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン
お茶のパワーでトラブルに負けない身体に



ポリフェノール
4種類のポリフェノールを手軽に補給







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緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用 [2014年08月19日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶カテキン投与による運動負荷時の抗酸化能亢進作用を示した臨床研究が、ポーランドのグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2014 Aug 14.)




運動時には、筋肉中などで活性酸素が発生し、酸化ストレス障害が生じます。


そこで、抗酸化作用を有するサプリメント成分の摂取によって、運動に伴う酸化障害の抑制が期待されます。


(後述のように、

DHCでは、大学との共同研究にて、

DHCのコエンザイムQ10投与によって、運動負荷時の活性酸素による酸化障害の抑制作用を報告しています。)




さて、

今回の研究では、

アスリートにおいて、

運動時の筋肉障害と酸化ストレス、運動後の筋回復への緑茶カテキンの影響が検証されました。




具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照クロスオーバー法にて、


スプリンター16名を対象に、

緑茶抽出物(980mgのポリフェノール含有)投与あるいは偽薬投与にて、4週間の介入試験が行われました。


被験者は、反復サイクルスプリントテスト負荷にて評価が行われ、

介入前後での抗酸化関連指標が測定されました。




解析の結果、

まず、

偽薬投与群では、

スプリントテスト負荷後に、過酸化脂質の指標であるMDAの増加、総抗酸化能の亢進、SOD活性の亢進が認められました。


また、

尿酸値、アルブミン、CK値は、運動負荷後に両群において増加が認められています。



次に、

緑茶サプリメント投与群では、

安静時での
総ポリフェノール量の増加、総抗酸化能の亢進、

負荷テスト後のMDAとSODの減少が見いだされました。


なお、スプリントテストのパフォーマンスについて、両群間での差は認められませんでした。



以上のデータから、

緑茶ポリフェノールによる運動負荷時の酸化ストレス障害抑制作用が示唆されます。




緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。

(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン
お茶のパワーでトラブルに負けない身体に



ポリフェノール
4種類のポリフェノールを手軽に補給







DHCでは、大学との共同研究にて、

DHCのコエンザイムQ10投与によって、運動負荷時の活性酸素による酸化障害の抑制作用を報告しています。



具体的には、

トレッドミルを用いた60分間の持久走の負荷に際して、運動前の1週間、DHCのコエンザイムQ10 およびビタミンC、ビタミンEを摂取した群では、摂取しなかった群に比べて、尿中8-OHdG値の上昇が抑制(=運動による酸化障害の発生が抑制)されたというデータです。




運動習慣を有する場合、

マルチビタミンマルチミネラルに加えて、





コエンザイムQ10、



αリポ酸、



ビタミンC(ハードカプセル)、



ビタミンBミックス


アミノ酸



を利用することが好ましいと考えられます。






コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。


コエンザイムQ10には、

酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と

還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



従来、コエンザイムQ10サプリメントは、酸化型CoQ10(=ユビキノン)であり、
経口摂取した後、体内で還元型CoQ10に転換され、効果を示してきました。

近年、還元型CoQ10サプリメント(=ユビキノール)が供給できるようになり、
還元型CoQ10の有用性を示した研究が報告されるようになっています。


若年者では、従来型のCoQ10サプリメント(酸化型CoQ10のユビキノン)で十分と思われますが、

中高年以上の年代では、
還元型CoQ10サプリメント(=ユビキノール)をベーシックサプリメントとして推奨できるエビデンスが整いつつあります。



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緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用 [2014年05月01日(木)]
栄養生化学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶による脳内ミクログリア炎症抑制、脳神経保護作用を示した基礎研究が報告されていました。
(J Nutr Biochem. 2014 Mar 19.)




環境由来の「低周波音」は、脳中枢神経系での振動音響疾患(Vibroacoustic Disease)の原因となりえます。


作用機序として、
低周波音によって、脳ミクログリアの炎症が生じることが考えられています。





そこで、今回の研究では、

緑茶に含まれるファイトケミカルのカテキン類の1種、EGCG(エピガロカテキンガレート)による低周波音誘導性の脳障害への作用が検証されました。


具体的には、

ラットを用いて、

低周波音暴露(1日あたり2時間、16 Hz, 130 dBを暴露)の1,2,5日後の時点において、関連指標の測定が行われています。




解析の結果、

EGCG投与により、

脳内の海馬において、

低周波音誘導性ミクログリア活性化の有意な抑制、

炎症マーカー(Iba-1)や炎症惹起サイトカイン類(IL-1β, IL-6, IL-18 and TNF-α)の有意な低下が認められたということです。




また、

EGCG投与によって、

ラット海馬での低周波音による神経細胞アポトーシスの有意な抑制も見いだされました。






さらに、

ミクログリアのin vitro系(初代培養細胞系)でも、

EGCG投与によって、

低周波音による影響が有意に減少し、

炎症惹起サイトカイン類の値が低下しています。





その他、

EGCG投与によって、

低周波音により誘導される核内NF-κB p65の低下、リン酸化IκBαの低下も認められました。



以上のデータから、

緑茶カテキンEGCGは、

環境騒音である低周波音によって生じる脳内ミクログリアの炎症を抑制し、

脳神経細胞のアポトーシスを低下させ、

脳神経を保護することが示唆されます。




今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。

(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン


DHC特上抽出粉末茶






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緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析 [2014年04月02日(水)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶による血圧および脂質代謝への作用を検証したレビュー/メタ解析が、英国のグループ(University of Oxford)から報告されていました。
(Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2014 Jan 31)




緑茶には、ファイトケミカルの1種であるカテキン類が豊富に含まれており、

抗酸化作用や抗炎症作用による機能性が注目されています。




さて、今回のレビュー/メタ解析では、

緑茶による血圧と脂質代謝への作用が検証されました。





具体的には、

主要医学データベース(Medline, Embase, Amed, Cinahl, the Cochrane Library)から、

ランダム化比較試験20報1536名のデータが対象となりました。




メタ解析の結果、

まず、
緑茶摂取によって、

収縮期血圧の有意な低下が認められました。
(MD: -1.94 mmHg; 95% CI: -2.95 to -0.93; I2 = 8%; p = 0.0002)


また、
総コレステロール値の有意な低下、
(MD: -0.13 mmol/l; 95% CI: -0.2 to -0.07; I2 = 8%; p < 0.0001)


LDLコレステロール値の有意な低下、
(MD: -0.19 mmol/l; 95% CI: -0.3 to -0.09; I2 = 70%; p = 0.0004)

も見出されています。




有害事象として、

発疹、血圧上昇、腹部不快感が示されました。





以上のデータから、
緑茶の摂取による高血圧の改善および脂質代謝の改善作用が示唆されます。







緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。

(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン


DHC特上抽出粉末茶




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緑茶による口腔がんリスク抑制効果@メタ解析 [2014年01月23日(木)]
今月の口腔腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に、茶飲料の摂取と、口腔がんリスクとの関連を検証したメタ解析が報告されていました。
(Oral Oncol. 2014 Jan 2.)



栄養疫学研究では、

さまざまな茶飲料の摂取と、口腔がんとの関連が調べられてきましたが、

それらの結果にはばらつきがみられます。



そこで、今回の研究では、

茶飲料の摂取と口腔がんリスクとの関連についてメタ解析が行われました。



具体的には、

PubMedなどの主要なデータベースから14報19研究が抽出され、

口腔がん患者4675名が対象となりました。




解析の結果、

まず、

茶飲料の摂取量に関して、

最高群では、最低群に比べて、

口腔がんリスクが15%低下していました。

(95%CI; 0.853, 0.779-0.934)



次に、

緑茶の摂取は、口腔がんリスク低下と有意に相関していました。

(20%のリスク低下)



しかし、

紅茶の摂取は、口腔がんリスクとの関連は認められませんでした。




アジア人と白人において、茶飲料摂取による口腔がんリスクの有意な低下が認められています。





以上のデータから、

茶飲料、特に緑茶の摂取による口腔がん予防/リスク低下効果が示唆されます。





緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。

(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン


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緑茶による子宮筋腫関連症状改善作用 [2013年08月25日(日)]
今月の女性医学の専門ジャーナルに、緑茶による子宮筋腫関連症状改善作用を示した予備的な臨床研究が、エジプトのグループ(Sohag University)から報告されていました。
(Int J Womens Health. 2013 Aug 7;5:477-86)




子宮筋腫は、妊娠可能年齢の女性に比較的高頻度に認められます。

良性疾患ですが、閉経前の女性にとっては、生活の質に影響を与えることから、安全で有効な介入方法による症状の緩和が求められます。



さて、今回の研究では、

緑茶ポリフェノールのEGCGを含有する緑茶抽出物による子宮筋腫関連症状への影響が検証されました。


具体的には、

二重盲検偽薬対照ランダム化比較試験として、

症候性の子宮筋腫(2立方cmが1カ所以上)を有する18歳から50歳の女性39名を対象に、


・1日あたり800mgの緑茶抽出物(45%EGCG)

あるいは

・偽薬800mg

を4カ月間投与し、


投与期間中、毎月の受診時に、

超音波検査による子宮筋腫のサイズ測定、

子宮筋腫症状の重症度について、健康関連QOL(HRQL)が調べられています。




39名中33名が5回の受診を完了しました。




解析の結果、

まず、

偽薬群(n = 11)では、

子宮筋腫のサイズ(容積)は、試験期間中に増加(24.3%)を認めました。


一方、

緑茶抽出物投与群(n = 22, 800 mg/day)では、

子宮筋腫のサイズが有意に減少(32.6%, P = 0.0001)したということです。





また、

偽薬群に比べて、

EGCG投与群では、

子宮筋腫に関連した症状の重症度が有意に減少(改善)し、
(32.4%, P = 0.0001)

HRQLが有意に改善した、
(18.53%, P = 0.01)

ということです。



その他、

EGCG群では、貧血の有意な改善、
(0.7 g/dL, P = 0.02)


(月経による)血液喪失量の有意な減少(改善)
(介入前の71 mL/month から介入後に 45 mL/month, P = 0.001)

も認められています。




なお、

有害事象、子宮内膜の肥厚、内分泌代謝系の異常などは両群とも認められていません。




以上のデータから、

子宮筋腫関連症状に対して、

緑茶カテキン(EGCG)を含有する緑茶抽出物サプリメントによる症状改善作用が示唆されます。




今後、子宮筋腫に対する補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。




緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。

(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)




DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン


DHC特上抽出粉末茶



テアニン(γグルタミン酸エチルアミドγ-glutamylethylamide)は、
緑茶に含まれるアミノ酸の一種です。

抗不安作用を有し、興奮を鎮め緊張をやわらげるリラックス効果を示します。


DHCでは、次のようなテアニン含有サプリメントを製品化しています。


リラックスの素


ゆったり



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ニンニクや緑茶の摂取が多いと肺がんリスクが低い [2013年08月19日(月)]
ニンニクや緑茶の摂取と、肺がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループ(Nanjing Medical University)から報告されていました。
(Zhonghua Liu Xing Bing Xue Za Zhi. 2013;34:114-9.)



ニンニクは、抗凝固作用があり、脳梗塞など動脈硬化性閉塞性疾患のリスクを低下させると考えられます。


機能性食品分野の研究では、ニンニク抽出物による脂質異常症改善作用や高血圧改善作用が知られており、サプリメントとして広く利用されています。



緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。


(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



さて、今回の研究では、緑茶やニンニクの摂取と、肺がんリスクとの関係が調べられました。



具体的には、

江蘇省における症例対照研究として、

生活習慣、食生活、環境因子などの要因が面接方式によって集められています。



解析の結果、

緑茶の摂取、ニンニクの摂取はいずれも、

肺がんリスクと負の相関が認められたということです。




肺がんのリスクは、

緑茶摂取によって、

22%リスク低下
(OR: 0.78, 95%CI: 0.65 - 0.95)


ニンニク摂取によって、

21%のリスク低下が認められました。
(0.79, 95%CI: 0.66 - 0.95)




また、両者の併用では、

31%のリスク低下が認められています。
(0.69, 95%CI: 0.53 - 0.89)





なお、肺がんリスクに関与する交絡因子として、

喫煙、高温で調理した揚げ物や調理油の摂取が知られています。



(緑茶カテキンやニンニクのファイトケミカル類が、これらによる発がんを直接的に抑制するのかもしれません。)




以上のデータから、

ニンニクや緑茶の摂取による肺がんリスク抑制作用が示唆されます。




今後、介入試験によるバイオマーカーへの影響など、臨床的意義の検証が期待される分野です。



DHCでは、ニンニクや緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


熟成黒ニンニク



無臭ニンニク



黒酢もろみ+ニンニク



緑茶カテキン



DHC特上抽出粉末茶






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緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用 [2013年06月26日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、健常者における緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Nutr J. 2013 Jun 18;12(1):84.)




これまでに、基礎研究および予備的な臨床研究において、

緑茶によるうつ病の予防作用、抗うつ作用が示されています。



また、うつ病のコア症状であるアンヘドニア(無快楽症)と、報酬学習の阻害との関連が示唆されています。



ただし、緑茶の摂取と、報酬学習およびうつ病との関連は明確ではありません。


そこで、今回の研究では、

緑茶投与による報酬学習およびうつ病スコアへの影響が調べられました。




具体的には、

二重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

健常者74名を対象に、

緑茶あるいは偽薬の5週間投与が行われ、

報酬学習の測定、
(monetary incentive delay taskにて評価)

およびうつ病関連スコアの測定が行われました。
(MADRSとHRSD-17にて評価)





解析の結果、

偽薬群に比べて、

緑茶投与群では、報酬学習の有意な改善効果が認められたということです。

(タスク負荷時の反応時間の有意な減少)



また、緑茶投与群では、うつ病スコアの有意な低下(改善)も見出されました。




以上のデータから、

緑茶によるうつ病リスク低減作用、報酬学習改善による無快楽症リスク低下作用が示唆されます。






これまでの多くの疫学調査で、緑茶の摂取と、胃がんなどのリスク低下との関連が示されています。

また、基礎研究では、緑茶ポリフェノールによる抗がん作用や抗酸化作用が見出されており、緑茶による抗がん効果が確立されています。

(ただし、緑茶ポリフェノール/カテキンによる介入効果は緩徐であるため、その抗がん作用を見出すことができなかった偽陰性の疫学データも散見され、ネガティブデータを好んで取り上げるメディアでみることもあります。)




DHCでは


カテキンの他、



緑茶製品も扱っています。






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緑茶ポリフェノールによる炎症性腸疾患に対する抗炎症作用 [2013年06月17日(月)]
今月の免疫学研究の専門ジャーナルに、炎症性腸疾患に対する緑茶ポリフェノールの抗炎症作用を示した基礎研究が、米国のグループ(University of Kentucky Medical Center)から報告されていました。
(Front Immunol. 2013 Jun 5;4:132.)



慢性炎症を病態とする炎症性腸疾患(IBD)として、潰瘍性大腸炎やクローン病が知られています。


サプリメントに関する研究では、オメガ3系脂肪酸、ウコン(クルクミン)、ビタミンDといった機能性食品成分による炎症性腸疾患改善作用が示唆されています。
また、食事療法では、マクロビオティックをベースにしたセミベジタリアン食による改善効果が知られています。




さて、今回の研究では、

IBDの補完療法として、緑茶ポリフェノール・EGCG(エピガロカテキンガレート)の働きが調べられました。



IBDの標準治療では、医薬品のサラゾピリン(sulfasalazine)が投与されますが、さまざまな副作用が知られています。



そこで、緑茶ポリフェノール・EGCGの抗炎症作用を介した補完療法/併用療法としての作用が検証されました。


具体的には、

BALB/cマウスを用いて、薬剤(DDS)誘導性潰瘍性大腸炎を生じた群、

また、

IL-10欠損マウスに正常細菌叢を曝露し腸炎を生じたクローン病モデル群

および対照群の3群について、

緑茶ポリフェノール、EGCG、sulfasalazineの投与が行われています。



DDSによる潰瘍性大腸炎モデルマウスでは、血性下痢や腸炎の重症な症状が認められました(score 0-4, 3.2&#8201;±&#8201;0.27)。



IL-10欠損マウスでも、重篤な腸炎症状が認められています。


これに対して、

緑茶ポリフェノール、EGCG、sulfasalazineの投与群では、

大腸炎症状の重症化が抑制され、許容性も高いことが示されました。





緑茶ポリフェノール(GrTP)、EGCG、sulfasalazineの投与によって、

大腸障害および組織学的スコアは、いずれも同程度に改善しています。

(GrTP vs. DSS p&#8201;<&#8201;0.05; EGCG, sulfasalazine vs. DSS p&#8201;<&#8201;0.01)





また、大腸炎モデルマウスにおいて、

炎症マーカーは増加(TNFα (3-fold), IL-6 (14-fold))しましたが、

介入によって有意な低下(改善)を認めました。



その他、

肝臓および大腸における抗酸化物質は、

大腸炎モデル動物において有意に減少し、

介入によって、有意に回復しました。




以上のデータから、

緑茶ポリフェノールやEGCGの投与は、

炎症性腸疾患モデルにおいて、

抗酸化作用を亢進(回復)し、

腸炎症状の有意な改善をもたらすことが示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






炎症性腸疾患とサプリメントに関する研究として、次の報告があります。



クローン病では血中ビタミンDが低値


炎症性腸疾患患者ではビタミンDが低値


ウコン(クルクミン)による炎症性腸疾患の改善作用






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テアニンによるストレス誘導性認知機能障害抑制作用 [2013年04月25日(木)]
脳研究の専門ジャーナルに、テアニンによるストレス誘導時の認知機能障害抑制作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Brain Res. 2013 Mar 29;1503:24-32)




近年の研究によって、緑茶の持つ神経薬理作用が示されてきました。


緑茶の有効成分であるテアニンやカフェインの働きが知られています。


テアニン(γグルタミン酸エチルアミドγ-glutamylethylamide)は、

緑茶に含まれるアミノ酸の一種です。



抗不安作用を有し、興奮を鎮め緊張をやわらげるリラックス効果を示します。





さて、今回の研究では、

L-テアニン投与による、慢性拘束ストレスにおいて生じる認知機能障害への影響が調べられました。



具体的には、マウスを用いて、

1日8時間の拘束ストレスを21日間連続負荷し、


急性拘束ストレス負荷30分前に、

L-テアニン(2 and 4 mg/kg)が投与されています。




4週間の時点で、

Morris水迷路試験やステップスルー(step-through)テストによる評価、

酸化ストレス関連指標やカテコールアミン系の測定が行われています。




解析の結果、

慢性拘束ストレス負荷によって、

認知機能は有意に悪化し、

同時に、

酸化障害の亢進、

海馬や大脳皮質におけるカテコールアミン値の増加、

血中コルチコステロンとカテコールアミン値の増加

が認められました。



一方、L-テアニン投与群では、

認知機能障害の抑制、

酸化ストレス障害の抑制、

に加えて、

脳組織および血中のカテコールアミン上昇の抑制

も見出されたということです。




以上のデータから、

L-テアニンの継続投与によって、

慢性拘束ストレスによる認知機能障害抑制作用が示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





緑茶の苦味や渋味はカテキン類で、うまみや甘味がテアニンです。


グルタミン酸からの代謝経路において、栽培時の日光曝露量が少ないとテアニンになり、逆に日光曝露が多いとテアニンが分解されカテキン生成を促すということです。


基礎研究では、ラットにテアニン投与による記憶力・学習能力の改善が示されています。


その他、虚血による脳神経細胞の障害軽減作用、降圧作用、脳内セロトニン量の調節作用、カフェインによる覚醒作用を抑制する効果等が報告されています。



予備的な臨床試験では、健常者に200mg/日のL-theanineを投与した結果、リラックス効果が認められたということです。



本邦での臨床試験では、リラックス効果、月経前症候群(PMS)の症状改善、抗肥満作用等が示唆されています。




DHCでは、次のようなテアニン含有サプリメントを製品化しています。

リラックスの素



ゆったり






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緑茶の抗酸化作用@工場ワーカー [2013年04月16日(火)]
今月の産業衛生の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶による酸化ストレスマーカーへの影響を調べた臨床研究が報告されていました。
(Toxicol Ind Health. 2013 Apr 10.)




これまでの多くの疫学調査で、緑茶の摂取と、胃がんなどのリスク低下との関連が示されています。


また、基礎研究では、緑茶ポリフェノールによる抗がん作用や抗酸化作用が見出されており、緑茶による抗がん効果が確立されています。


(ただし、緑茶ポリフェノール/カテキンによる介入効果は緩徐であるため、その抗がん作用を見出すことができなかった偽陰性の疫学データも散見され、ネガティブデータを好んで取り上げるメディアでみることもあります。)



さて、今回の研究では、化学工場/研究室従事者における緑茶の抗酸化作用が検証されました。



化学原料の一部は、環境汚染物であり、

それらの利用は、特定の工場や研究室に限定されます。



これらの物質は、酸化障害を生じて毒性を示すため、緑茶カテキン類の抗酸化作用による働きが想定されます。



具体的には、

1日1回、入れたての緑茶(3 g/300 ml water)を投与し、

唾液中の酸化ストレスマーカー(総抗酸化能、グルタチオンペルオキシダーゼGPx、カタラー
ゼCAT、スーパーオキシドディスムターゼSOD)が緑茶の投与前後で測定されました。



(被験者の年齢や暴露時間など交絡因子で補正されています。)



28日間の緑茶投与によって、

唾液中のGPx活性は、有意に低下し、

(406.61 ± 22.07 vs. 238.96 ± 16.26 U/l p = 0.001)


総酸化能は有意に亢進しました。

(0.46 ± 0.029 μmol/ml vs. 0.56 ± 0.031, p = 0.016)


SODとCATには有意な変化は認められませんでした。




以上のデータから、

化学物質暴露環境において、

緑茶の習慣的な摂取は、

酸化ストレスマーカーを改善すると考えられます。





今後、臨書的意義の検証が期待されます。





DHCでは


カテキンの他、



緑茶製品も扱っています。






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緑茶カテキンEGCGの抗がん作用 [2012年12月05日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、緑茶由来カテキン類の抗がん作用を調べた基礎研究が、米国のグループ(University of Chicago)から報告されていました。
(Nutrients. 2012 Nov 8;4(11):1679-91.)



これまでの多くの疫学調査で、緑茶の摂取と、胃がんなどのリスク低下との関連が示されています。


また、基礎研究では、緑茶ポリフェノールによる抗がん作用が見出されており、緑茶による抗がん効果が確立されています。


(ただし、緑茶ポリフェノール/カテキンによる介入効果は緩徐であるため、その抗がん作用を見出すことができなかった偽陰性の疫学データも散見され、ネガティブデータを好んで取り上げるメディアでみることもあります。)



さて、今回の研究では、緑茶ポリフェノールについて、その抗がん作用が調べられました。


具体的には、

ヒト大腸がん細胞(HCT-116 and SW-480)を用いて、

代表的な緑茶カテキン10種類(caffeic acid, CA; gallic acid, GA; catechin, C; epicatechin, EC; gallocatechin, GC; catechin gallate, CG; gallocatechin gallate, GCG; epicatechin gallate, ECG; epigallocatechin, EGC; and epigallocatechin gallate, EGCG)について、

がん細胞増殖、細胞周期、アポトーシスといった指標が解析されています。




その結果、抗がん作用、細胞増殖抑制作用が最も顕著であったのは、EGCG:エピガロカテキンガレートでした。


EGCGは、G1フェーズによる細胞増殖停止、がん細胞アポトーシス誘導を示しました。



以上のデータから、
緑茶ポリフェノール/カテキンの中では、EGCGによる抗がん作用が最も顕著であると考えられます。




ただし、EGCGだけを抽出して大量に摂取するということは、有効性/安全性の面からまだエビデンスの構築が十分ではありません。


やはり、緑茶カテキン類の複合体として、食品に存在する形で摂取することが、がんリスク低減作用の点からは好ましいと考えられます。





(将来、十分なエビデンスが構築されると、例えば、がんリスク低減には、コンプレックスとしての緑茶カテキン類の投与、がんに対する補完療法や再発予防にはEGCGという使い分けなども可能になるかもしれません。

ただ、がんの種類やステージによっても検証が必要ですので、ちょっと大変ですが。)






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緑茶と太極拳による酸化障害抑制作用 [2012年11月06日(火)]
科学誌プロスワンに、緑茶ポリフェノールと太極拳による酸化障害抑制作用を示した臨床研究が、米国のグループ(University of Georgia)から報告されていました。
PLoS One. 2012;7(10):e48090.)



閉経後の女性では、骨粗鬆症のリスクが問題になります。


現在、ロコモティブ症候群の概念が提唱され、高齢者における介護予防のために、
変形性関節症と骨粗鬆症の対策が急がれています。



さて、今回の研究では、閉経後の女性において、緑茶ポリフェノールと太極拳による酸化障害への影響が検証されました。



具体的には、

米国テキサス州において、

6カ月間のランダム化偽薬対照試験として、

オステオペニア(骨質減少)を示す閉経後の女性171名を対象に、

・偽薬対照群

・緑茶ポリフェノール投与群(500mg/日)、

・偽薬投与+太極拳施行群(60分間のグループ運動を3回/週)、

・緑茶ポリフェノール投与(500mg/日)+太極拳施行の併用群(60分間のグループ運動を3回/週)、

の4群に分けて介入が行われています。




関連指標として、

介入前、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の時点において、

酸化障害マーカーの8-OHdG、

血中および尿中のGTP値が測定されています。



解析の結果、

酸化障害マーカーである尿中8OHdGは、

3ヶ月(P<0.001)および6ヶ月(P<0.001)の時点において

偽薬群に比べて、

介入3群において有意な低下(改善)を示したということです。



3群間の解析では、

介入の時間および用量に依存した酸化障害マーカー抑制効果が見出されています。




以上のデータから、、

緑茶ポリフェノールの摂取および太極拳の実施は、

骨量の減少した閉経後の女性において、

酸化障害を抑制することが示唆されます。





今後、さらに臨床的意義の検証が期待されます。




高齢者における筋量の減少に対して、運動と緑茶の効果を示した臨床研究も知られています。


サルコペニア対策に運動と緑茶




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緑茶ポリフェノールによる口臭予防効果 [2012年07月21日(土)]
栄養学の専門ジャーナルに、緑茶による口臭予防効果を示した基礎研究が、カナダのグループ(University of British Columbia)から報告されていました。
(J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 2008 Feb;54(1):89-94.)



口臭の主な原因物質は、揮発性硫黄化合物(VSCs)です。
(H(2)S や CH(3)Sなどがあります。)



この化合物は、口腔内に存在する嫌気性菌によって産生されるため、

適切な歯の手入れや舌苔の対策が口臭の予防や抑制に、重要です。

(微生物によって、タンパク分解産物からシステインやメチオニンを経て、VSCsになります。)



機能性食品素材では、緑茶やココアに含まれるポリフェノールが、口臭抑制効果があることも知られています。



これらは、口腔内で VSCsを産生する嫌気性菌を抑制することで、口臭抑制作用を示します。



今回の研究では、
緑茶を含む機能性食品素材について、 VSCs産生抑制効果が検証されました。



解析の結果、緑茶による VSCs抑制効果は摂取直後に認められ、

H(2)S および CH(3)SHのいずれの産生も抑制したということです。




この作用は、1時間、2時間、3時間後には消失しています。



一方、チューインガム、ミント、パセリ種子オイルは、口腔内ガスにおけるVSCsを低下させることはありませんでした。



唾液腐敗系では、歯磨き粉、ミント、緑茶によって、VSCs産生の顕著な抑制が認められた一方、チューインガムやパセリ種子オイルでは抑制効果は示されていません。



緑茶と歯磨き粉は、in vitro系にて強い消臭効果を示したのに対して、

ミント、チューインガム、パセリ種子オイルでは消臭作用は見出されていません。




以上のデータから、

論文著者らは、

緑茶は、ポリフェノールの作用を介して、

唾液腐敗系を抑制し、強い消臭効果を示し、口臭の予防や抑制に有用である、

と考察しています。







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posted at 23:57 | この記事のURL
緑茶による肥満者の代謝改善作用 [2012年07月16日(月)]
栄養研究の専門ジャーナルに、緑茶抽出物による肥満者の代謝改善作用を示した臨床研究が、ポーランドのグループ(Poznan University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Nutr Res. 2012 Jun;32(6):421-7.)



緑茶には、EGCG(エピガロカテキンガレート)などポリフェノール(緑茶カテキン)が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。




さて、今回の研究では、肥満者における緑茶抽出物によるインスリン抵抗性および心血管リスクへの影響が検証されました。



具体的には、高血圧症を合併した肥満者56名を対象に、

1日あたり379rの緑茶抽出物あるいは偽薬が3か月間投与され、

投与前後で、各種代謝関連指標が測定されています。

(ランダム化二重盲検偽薬対照試験)





3ヵ月の介入の結果、

偽薬群に比べて、緑茶抽出物投与群では、

収縮期血圧および拡張期血圧のいずれも有意に低下(改善)が認められました(P < .01)。



また、偽薬群に比べて、緑茶抽出物投与群では、

空腹時血糖値およびインスリン値の有意な低下、

インスリン抵抗性の改善も見出されたということです。




さらに、

偽薬群に比べて、緑茶抽出物投与群では、

血中TNF-αとCRPの有意な低下(P < .05)、

総抗酸化状態の有意な亢進(P < .05)も示されました。





その他、
総コレステロール値、LDL値、TG値の有意な低下、HDL値の有意な増加といった脂質代謝の改善も認められました。




以上のデータから、

高血圧を合併した肥満者において、
緑茶抽出物による降圧作用、抗炎症作用、糖代謝改善作用、脂質代謝改善作用が示唆されます。








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緑茶のがん予防効果 [2012年06月17日(日)]
今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶のがんに対する一次予防と三次予防に関するレビューが、日本のグループ(Tokushima Bunri University)から発表されていました。
(J Cancer Res Clin Oncol. 2012 Jun 15.)




緑茶には、EGCG(エピガロカテキンガレート)などポリフェノール(緑茶カテキン)が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



また、緑茶カテキンには抗酸化作用を介した抗がん作用があり、疫学研究では緑茶の摂取と胃がんリスク低下作用などが示されています。




さて、今回の研究では、緑茶によるがん予防に関連したトピックに関して、論文著者らのグループによる報告を中心にレビューが行われています。



具体的には、緑茶カテキンの生化学・生物学的研究、前向きコホート研究、安全性試験、二重盲検ランダム化第2相臨床試験、緑茶カテキンと抗がん剤の併用試験が検証されました。


解析の結果、

日本のサイズのカップで、1日あたり10杯に相当する緑茶の摂取は、

女性におけるがん発症を7年間遅らせる、

というデータが見出されたということです。

(がん予防なので一次予防効果です。)






また、がんの3次予防(がん発症後の補完療法やQOL改善など)に関しては、

1日あたり10杯の緑茶の摂取、あるいは緑茶タブレットの摂取は、

大腸線腫の再発リスクを50%抑制する、

ことも見いだされました。




その他、緑茶カテキンのがん予防に関するヒトでの有用性、緑茶カテキンと抗がん剤との併用による有効性なども示唆されています。



以上のデータから、
十分な量の緑茶摂取は、がんの一次予防および三次予防効果が期待できます。







今後、緑茶抽出物の補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。





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緑茶成分によるがんに対する抗酸化作用 [2012年06月08日(金)]
今月のがん研究の専門ジャーナルに、がんの病態における緑茶成分による抗酸化作用を示した基礎研究が、日本のグループ(Waseda University)から報告されていました。
(Anticancer Res. 2012 Jun;32(6):2369-75.)



緑茶には、EGCG(エピガロカテキンガレート)などポリフェノール(緑茶カテキン)が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



また、緑茶カテキンには抗酸化作用を介した抗がん作用があり、疫学研究では緑茶の摂取と胃がんリスク低下作用などが示されています。




現在の知見では、がん患者における酸化ストレスの一部は、好中球にて検出されます。

この好中球での酸化ストレスに対して、緑茶成分などの抗酸化成分による作用は十分に調べられていません



そこで、今回の研究では、がん患者由来の好中球に対する緑茶の抗酸化作用が検証されました。


具体的には、進行がん患者18名から末梢血が採取され、

緑茶抽出物添加の状態で、

好中球からの活性酸素種産生が測定されています。



(Luminol-dependent chemiluminescenceを用いて、好中球産生活性酸素種を測定)



解析の結果、
緑茶抽出物存在下で、活性酸素種は有意に減少したということです。


また、この緑茶抽出物の抗酸化作用は、用量依存的でした。



以上のデータから、

がん病態において、

緑茶抽出物による抗酸化作用が示唆されます。





今後、緑茶抽出物の補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。





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緑茶の摂取による胃がんリスク低下作用 [2012年03月07日(水)]
臨床腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に、日本人における緑茶の摂取と胃がんリスクとの関連に関するレビューが国立がんセンターのグループから報告されていました。
(Jpn J Clin Oncol. 2012 Feb 27.)


緑茶には、EGCG(エピガロカテキンガレート)などポリフェノール(緑茶カテキン)が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


また、緑茶カテキンには抗がん作用があり、疫学研究では緑茶の摂取と胃がんリスク低下作用が示唆されています。


一方、有意な相関を認めなかったとする研究もあります。



一般に、機能性食品成分の摂取による介入の効果は比較的小さく、緩徐であるため、交絡因子の補正が十分ではないと、個人差のために効果が検出できないことが推定されます。


(緑茶カテキンの場合、非臨床研究では、抗がん作用に関するエビデンスは確立しており、議論の余地はありません。
一方、疫学調査での結果は必ずしも一致しているわけではありません。)



そこで、今回の研究では、日本人における胃がんリスクと緑茶摂取との関連について系統的レビューが行われました。


具体的には、PubMedと医中誌を用いて、コホート研究8報、症例対照研究3報が解析されました。


その結果、
コホート研究では、胃がん予防効果は見出されていません。


一方、6報のコホート研究では、女性において、一貫した胃がんリスク低下作用が認められたということです。

(1日あたり緑茶を5杯以上飲む場合に21%のリスク低下。)



また、症例対照研究では、緑茶の摂取と胃がんリスクとの間に弱い負の相関が見出されています。

(つまり、胃がん患者と正常対照者との比較で、胃がん患者では緑茶摂取量が少ないという相関です。)




以上のデータから、論文著者らは、

女性では、緑茶の摂取による胃がんリスク低減効果が考えられるが、

男性では、疫学研究データからは十分な効果は示されていない、

と考察しています。






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緑茶ポリフェノールによる光老化予防作用 [2011年05月03日(火)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶ポリフェノールによる肌質改善作用・肌の光障害予防作用を示した臨床研究が、ドイツのグループ(University of Witten-Herdecke)から報告されていました。
(J Nutr. 2011 Apr 27.)




緑茶には,抗酸化作用や抗炎症作用を有するポリフェノール類が豊富に存在し,機能性食品としての働きが示されています。



緑茶ポリフェノールでは、基礎研究において、皮膚の健康に対する効果も知られています。


そこで、今回の研究では、女性を対象にして、緑茶ポリフェノールによる皮膚への影響に関して調べられました。


具体的には、女性60名を対象に、
緑茶ポリフェノール(総カテキン量1402mg/日)含有飲料
あるいは
偽薬飲料
のいずれかを投与し、
投与前、6週間、12週間の時点において、光刺激による皮膚紅斑量が測定されています。
(二重盲検偽薬対照試験)


12週間の介入によって、
紫外線誘導性紅斑は、
緑茶ポリフェノール投与群では有意な減少が見出されたということです。

(6週の時点で16%、12週の時点で25%の有意な低下。)


また、肌質関連指標(elasticity, roughness, scaling, density, water homeostasis)でも、緑茶ポリフェノール投与による効果が示されています。



さらに、12週間の緑茶ポリフェノール含有飲料の摂取によって、皮膚の循環血流量の増加や酸素供給の増加といった作用も見出されました。


その他、別のランダム化二重盲検単回投与試験では、
0.5グラム、1.0グラム、2.0グラムのいずれかの緑茶ポリフェノールが投与され、
摂取30分後に血流量が最大になったということです。




以上のデータから、緑茶ポリフェノールによる皮膚保護作用や肌質改善作用が示唆されます。




緑茶ポリフェノールについて,抗酸化作用や抗がん作用が多くの基礎研究で示されており,疫学調査でも,がん予防効果が報告されています。


緑茶ポリフェノールの代表として,カテキン類が知られており,サプリメントとしても利用されています。



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お茶の摂取で寿命が延長する [2009年08月26日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに,お茶の消費とテロメア長との関係を調べた研究が,香港のグループから発表されていました。
(Br J Nutr. 2009 Aug 12:1-7.)


テロメア (Telomere) は,細胞の染色体の末端部にある構造で,ゲノムDNAの末端に相当します。


テロメアは,細胞分裂とともに短くなり,寿命を決めるといわれています。

(テロメア長は,加齢とともに短くなります。)



テロメア長に影響を及ぼす要因として,酸化障害や炎症に関係する環境やライフスタイルが注目されています。


ただし,食習慣とテロメア長との関係は,まだ限られたデータしか知られていません。



そこで,今回の研究では,65歳以上の中国人2006名(男性976名,女性1030名)を対象に,テロメア長と食習慣との関係が検討されました。


各種の交絡因子を補正後のデータによると,男性において,中国茶の消費がテロメア長と有意に相関していたということです(P = 0.002)。


具体的には,4分位の上位(1日あたり3杯以上,あるいは750ml以上の消費)と,下位(1日あたり0.28杯以下,あるいは70ml以下)とでは,テロメア長に0.46kbの相違が認められています。


これは,約5年間の寿命に相当します。


この作用メカニズムとして,お茶に含まれるカテキンなどの抗酸化作用によって,酸化障害によるテロメア長の短縮が軽減される,ということが推察されます。



一方,女性では脂質との関連が示唆されています。




以上のデータから,論文著者らは,高齢中国人男性における中国茶の摂取は,テロメア長と有意な正相関を示すと考察しています。




なお,これはあくまで相関関係ですので,中国茶の摂取=テロメア長の維持=寿命の延長,ということではありません。


中国茶の摂取とテロメア長について,その因果関係に関してはさらに質の高い検証方法による検討が必要と考えられます。




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