サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下 [2014年11月17日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーや茶飲料の摂取と、メタボリック症候群リスクとの関連を調べた調査研究が、イタリアのグループ(University of Catania)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2014 Nov 4.)



これまでの多くの研究において、

コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。


コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。




今回の研究では、

コーヒーと茶飲料の摂取と、メタボリック症候群リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

東欧で行われた横断研究の一環として、

ポーランドの成人8,821名(女性51.4 %)を対象に調べられています。



解析の結果、


1日あたり3杯以上のコーヒーや茶飲料を摂取している群は、

女性が多く、若年であり、中東から高等教育以上の教育と職業背景があり、エネルギー摂取量が大きいという因子と相関していました。




また、コーヒーの高摂取群では、

1日あたり1杯未満の群に比べて、

BMIやウエスト周囲径が低く、

収縮期血圧、拡張期血圧、TGも低く、

HDL値は高いという相関が見出されています。




茶飲料の高摂取群では、

BMIやウエスト周囲径が低いことが見出されましたが、

拡張期血圧は、低摂取群より高値でした。




交絡因子で補正後、

コーヒーと茶飲料の摂取は、

メタボリック症候群リスクと有意な負の相関が認められたということです。
(OR 0.75, 95 % CI 0.66, 0.86 and OR 0.79, 95 % CI 0.67, 0.92, respectively)



メタボリック症候群の要素のうち、

コーヒーの高摂取と有意に負の相関を示したのは、

ウエスト周囲径、

高血圧、

TGでした。



また、

茶飲料の摂取は、

上半身肥満や空腹時血糖値について、

女性では負の相関が認められましたが、

男性では有意な相関は示されませんでした。



以上のデータから、

コーヒーや茶飲料の摂取によるメタボリック症候群のリスク低下作用が示唆されます。




DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。




コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸(chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制




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コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析 [2014年08月31日(日)]
今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。
(Am J Epidemiol. 2014 Aug 24.)



これまでの多くの研究において、

コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。



コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。



コーヒーやお茶の摂取と、
(妊婦ではない、一般の成人において)2型糖尿病のリスク低下作用も知られています。



そこで、今回の研究では、

コーヒーの摂取量と、死亡率との関連が検証されました。


具体的には、

1966年から2013年までの前向き研究を対象に、コーヒーの摂取量と、全死亡率、心血管疾患死亡率、全がん死亡率との関連が調べられています。


前向き研究21報、
997,464名のデータ、121,915名の死亡例が解析されました。


その結果、

コーヒーの摂取量が多いほど、全死亡率および心血管死亡が低いという、有意な相関関係が見出されたということです。
(P for nonlinearity < 0.001)



最大のリスク低下効果は、

1日4杯のコーヒー摂取により、全死亡率が16%低下、

1日3杯のコーヒー摂取により、心血管死亡が21%低下、
という相関でした。

なお、全がん死亡との関連は認められませんでした。



以上のメタ解析データから、

コーヒーの摂取による生活習慣病のリスク低下作用を介した全死亡率の低下および心血管疾患死亡率の低下作用が示唆されます。





DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。



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コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析 [2014年04月13日(日)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と、泌尿器科分野のがんリスクとの関連を調べた研究が報告されていました。
(Int Urol Nephrol. 2014 Mar 28.)



これまでの研究において、

コーヒーの摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が報告されています。



コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用を介した効果と考えられています。




さて、今回の研究では、コーヒーの消費量と、泌尿器科分野のがんリスクとの関連について、メタ解析が行われました。




具体的には、

主要な医学データベースから2013年8月までの研究が対象となり、

13報のコホート研究が調べられました。



解析の結果、

まず、

前立腺がんに関して、


コーヒーの摂取量が少ない群に比べて、


摂取量が多い群では有意なリスク低下が見いだされました。
(14%のリスク低下)




また、

進行がん(前立腺がんの進行がん)では、

27%のリスク低下が示されています。


致死的な前立腺がんについても、相関が認められました。



一方、

8報の9種類のアウトカムでの検証では、有意差は消失しています。

(RR 0.98, 95 % CI 0.93-1.03)



その他、


腎臓がんや膀胱がんについては、

有意差は認められませんでした。




以上のデータから、

コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用が示唆されます。





私見ですが、これまでの研究を俯瞰するとき、

全般的な健康増進・疾病予防効果は、

一般的な飲料の比較では、

緑茶のほうが、コーヒーよりも優れていると考えています。

また、赤ワインポリフェノールも、動脈硬化性疾患のリスク低下ということでは十分なエビデンスがあります。







緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。

(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン


DHC特上抽出粉末茶





疫学研究では、赤ワインの適度な消費による心血管リスクの低下、糖尿病罹患率の低下が示されています。



赤ワインによる心臓病予防作用は、フレンチパラドックスとして知られており、赤ワインポリフェノールを介した抗酸化作用による動脈硬化抑制作用と考えられています。




赤ワインに関連したポリフェノールとして、

DHC製品では、
ポリフェノール



レスベラトロール

があります。



また、
DHCでは、ワインも取り扱っております。


(注意:
未成年の飲酒は禁止されています。
妊婦の飲酒は胎児に悪影響を及ぼすため、妊娠を考えている場合や妊娠の可能性がある場合には飲酒は控えましょう。
一般成人でも、適量を超える飲酒は有害です。
また、医薬品服用時には相互作用を生じることがあります。)






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コーヒーの摂取と骨折リスクの性差@メタ解析 [2014年03月04日(火)]
骨代謝研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と、骨折リスクとの関連を調べたレビューが報告されていました。
(Bone. 2014 Feb 24)



健康な骨の維持には、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった様々な必須栄養素が関与しています。


また、機能性食品成分では、CBPなども利用されています。



したがって、骨の健康にはカルシウムも重要ですが、それだけではありません。

例えば、牛乳悪玉論では、

ノルウェイは牛乳・カルシウムの摂取が世界一なのに、大腿骨頸部骨折も世界一、

という疫学データが、よく引き合いに出されます。

(因果関係の不明な、相関のみのデータです。)


しかし、高緯度の白人では、ビタミンDが低いことが問題です。

また、ノルウェイではビタミンK不足も示唆されており、納豆サプリメント(ビタミンKサプリメント)による臨床研究が行われています。



栄養疫学では、相関関係を示したデータが発表されますが、

因果関係や個人差といった点からの検証が求められます。





さて、今回の研究では、

コーヒーの摂取と、骨折リスクとの関連について、文献検索とレビュー、メタ解析が行われました。


具体的には、

2013年2月までの主要医学データベース(MEDLINE, EMBASE, Cochrane Library, Web of Science, SCOPUS, CINAHL)から関連論文が抽出され、

コホート試験9報と、症例対照研究6報が対象となり、

253,514名の被験者、12,939例の骨折症例データが解析されました




解析の結果、

コーヒーの摂取が最も多い群において、

男性では24%のリスク低下、
(RR: 0.76, 95% CI: 0.62-0.94; I2=7.3%)

女性では14%のリスク増加
(RR: 1.14, 95% CI: 1.05-1.24; I2=0.0%)

が認められたということです。



用量依存性に関する解析によると、

女性では、

1日あたり2杯のコーヒーで2%のリスク増加
(RR; 1.02, 95% CI: 1.01-1.04)


1日あたり8杯のコーヒーで54%のリスク増加
(RR; 1.54, 95% CI: 1.19-1.99)

でした。



以上のデータから、

コーヒーの摂取と、男性における骨折リスクの低下、女性でのリスク増加との相関が示唆されます。

ただし、支持する作用機序が不明であるため、因果関係は明確ではありません。



コーヒーについては、健康維持・生活習慣病予防効果が報告されています。





女性では、ホルモンバランスの変化も関与しますので、

大豆イソフラボンの摂取も重要です。




これまでの研究では、次の報告があります。


ビタミンD+カルシウムサプリメントによる骨折予防@高齢女性



ビタミンKによる高齢女性での骨折予防効果



ビタミンDによる疲労骨折リスク低減作用




DHCでは、安全性、有効性、経済性(費用対効果)に優れたサプリメントを製品化しています。


ビタミンD3



ビタミンK



カルシウム+CBP




カルシウム/マグ



カルシウム[コーラル]



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コーヒー摂取とアディポネクチン増加@日本人女性 [2013年09月24日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取とアディポネクチンの増加との相関を示した疫学研究が報告されていました。
(Nutrition. 2013 Sep 3.)



アディポネクチンは、抗動脈硬化作用を有する善玉アディポサイトカインの1種です。

(アディポネクチンが多いと、動脈硬化が抑制されます。)




最近の研究では、

魚油によるアディポネクチン増加

という報告があります。



さて、今回の研究では、

非白人人種の若年成人における食事摂取と、アディポネクチンとの関連が検証されました。



具体的には、

18歳から22歳の日本人の女子学生1,047名を対象に、

食事調査(主な栄養素の摂取割合、食材別の摂取調査)が行われ、

血中アディポネクチン値が測定されました。


交絡因子として、飲酒や喫煙、BMI、エネルギー摂取量、運動量などの補正が行われています。



解析の結果、

各栄養素およびGI値やGL値と、血中アディポネクチン値との間に有意な相関は認められませんでした。




食品の中では、唯一、コーヒーが、血中アディポネクチン値と有意に相関していました。




4分位の各群で、それぞれ、

12.4 (0.2), 12.4 (0.5), 12.5 (0.3), 13.2 (0.3) μg/mL

という値でした。

(P for trend = 0.04).






以上のデータから、

日本人の若年女性では、

コーヒーの摂取量が多いと、血中アディポネクチン値が高いという相関が示唆されます。



今後、因果関係や臨床的意義の検証が期待されます。








これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。




コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸(chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)



ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。



コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。





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コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用 [2013年05月11日(土)]
今月の消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取による肝臓がん(肝細胞がん)リスク低下作用を示したメタ解析が、イタリアのグループ(Universit&#224; degli Studi di Milan)から報告されていました。
(Clin Gastroenterol Hepatol. 2013 May 6)




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


また、コーヒーやお茶などカフェイン含有飲料の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との相関を示した研究も知られています。




さて、今回の研究では、コーヒーの摂取と、肝臓がん(肝細胞がんHCC)リスクとの関連について、メタ解析が行われました。


具体的には、1966年から2012年9月までのPubMed/MEDLINEから、

コーヒーの摂取と肝細胞がんあるいはHCCとの相関を調べた症例対照研究とコホート研究が抽出されています。



解析の結果、

まず、

16報のデータから、

コーヒー摂取群は、その量にかかわらず、

コーヒー非摂取群に比べて、

40%のリスク低下が認められました。


症例対照研究8報では合計3153のHCC例があり、
44%のリスク低下、


コホート研究8報では、36%のリスク低下となっています。




次に、用量依存性に関する解析では、

コーヒー非摂取群に比べて、

低用量摂取群では28%リスク低下、

高用量摂取群では56%リスク低下

が見出されました。


また、

1日あたり1杯のコーヒー摂取は、20%のリスク低下という相関が示されています。




コーヒー摂取とHCCリスクとの負の相関は、

被験者の性別や飲酒歴、肝炎や肝臓疾患の既往といった因子とは独立していました。




以上、16報のメタ解析データから、

コーヒーの摂取は、非摂取群に比べて、

HCCリスクが40%低下することが示唆されます。





コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)



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コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用 [2012年12月14日(金)]
今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーやお茶の摂取と、口腔咽頭がんリスクとの関連を調べた調査が、米国のグループから報告されていました。
(Am J Epidemiol. 2012 Dec 9)




今回の研究では、

カフェイン入りコーヒー、カフェイン抜きのコーヒー、お茶の摂取と、

致死的な口腔がん/咽頭がんリスクとの関連が検証されました。


(1982年から開始された、Cancer Prevention Study IIという米国での前向きコホート研究の一環です。)



具体的には、

試験登録時にがんの既往がない968,432名の男女が対象となり、

26年間の追跡期間中、868名の口腔咽頭がんによる死亡が確認されました。




多変量解析の結果、

1日あたり4杯以上のカフェイン入りコーヒーの摂取は、

コーヒーの非摂取群と比べて、

致死的な口腔咽頭がんリスクが49%低下していたということです。

(RR = 0.51, 95% CI: 0.40, 0.64)

(1 cup/day = 237 ml)



1日あたり1杯ごとに、リスクとの用量依存性も示されています。

(P(trend) < 0.001)




この相関は、性別や喫煙、飲酒といった交絡因子とは独立していました。



また、カフェイン抜きのコーヒーについては、1日2杯以上の摂取によって、負の相関が示唆されています。

(RR= 0.61, 95% CI: 0.37, 1.01).



なお、お茶の摂取と、口腔咽頭がんリスク低下との関連は見出されていません。




以上のデータから、

カフェイン入りコーヒーの摂取による致死的な口腔咽頭がんリスク低下との関連が示唆されます。





これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


また、コーヒーやお茶などカフェイン含有飲料の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との相関を示した研究も知られています。


コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)




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コーヒーによる糖代謝改善作用 [2012年12月06日(木)]
栄養学の専門ジャーナルに、コーヒーによる糖代謝改善作用を示した臨床研究が、九州大学のグループから報告されていました。
(J Nutr Metab. 2012;2012:207426.)




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。



また、コーヒーやお茶などカフェイン含有飲料の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との相関を示した研究も知られています。




さて、今回の研究では、

コーヒーの摂取による糖代謝(75gOGTT)への影響が検証されました。




具体的には、

軽度から中程度の空腹時血糖値上昇を示している過体重の男性を対象に、

・1日あたりカフェイン入りのインスタントコーヒーを5杯摂取する群(n = 17)

・カフェイン抜きのインスタントコーヒーを5杯摂取する群(n = 15)

・非摂取群(n = 13)

の各群に分けて、16週間の介入試験が行われています。






解析の結果、
カフェイン入りコーヒーの摂取群では、OGTT2時間値のAUCが有意な減少を示したということです。


この変化は、カフェイン抜きのコーヒーおよび非投与群では示されていません。




また、ウエスト周囲径は、

カフェイン入りコーヒー摂取群において減少し、

カフェイン抜きコーヒー摂取群では増加、

非摂取群では変化を認めませんでした。





ウエスト周囲径の変化で補正すると、

カフェイン入りコーヒー摂取群およびカフェイン抜きのコーヒー摂取群において、

食後血糖値の低下が認められたということです。





以上のデータから、

コーヒーの摂取による耐糖能障害の進展抑制作用が示唆されます。






コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)





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コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下作用 [2012年11月21日(水)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、各種飲料の摂取と2型糖尿病リスクとの関連を調べた調査研究が、米国のグループ(Harvard School of Public Health)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2012 Nov 14)



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


また、コーヒーやお茶などカフェイン含有飲料の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との相関を示した研究も知られています。


一方、短期間の介入試験では、カフェインによる食後血糖コントロール障害も示唆されています。



そこで、今回の研究では、

カフェイン非含有飲料と、カフェイン入りの飲料について、

コーヒー、お茶、加糖飲料、炭酸飲料の摂取と、

2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。




具体的には、

女性74,749名(NHS, 1984-2008)、

男性39,059名(HPFS, 1986-2008)、

を対象に、

NHSでは24年間のフォローアップ、

HPFSでは22年間のフォローアップが行われました。

(なお、糖尿病、心血管疾患、がんの患者は、試験開始時には含まれていません。)





追跡期間中

NHSでは7370名、

HPFSでは2865名

の2型糖尿病が見出されています。




解析の結果、

カフェイン非含有およびカフェイン含有の加糖飲料の摂取は、

2型糖尿病のリスク上昇と有意な相関が認められています。



(NHS群;RR per serving: 13%(カフェイン入り), 11%(カフェインなし); P < 0.05)

(HPFS群;RR per serving: 16% (カフェイン入り), 23% (カフェインなし); P < 0.01).



また、NHS群では、

カフェイン抜き炭酸飲料の摂取と、2型糖尿病リスク上昇との有意な関連が見出されています。

(RR: 6% per serving; P < 0.001)




一方、

コーヒーの摂取は、

カフェイン抜きあるいはカフェイン入りにかかわらず、

2型糖尿病リスクの低下と有意な相関が見出されました。


[NHS群:RR per serving: 8% (P < 0.0001)、

HPFS群;4% (P < 0.01)]



また、お茶の摂取は、

カフェイン入りの場合で、

NHSにて、

2型糖尿病リスクの有意な低下が認められました。

(RR per serving: 5%; P < 0.0001).






以上のデータから、

カフェインの有無にかかわらず、

加糖飲料の摂取は、2型糖尿病のリスクを高めること、

また、

コーヒーの摂取は、2型糖尿病のリスクを抑えること

が示唆されます。







コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)





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コーヒーによる術後イレウス抑制作用 [2012年09月19日(水)]
今月の外科の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒー摂取による術後イレウスのリスク低下作用を示した臨床研究が、ドイツのグループ(University Hospital Heidelberg)から報告されていました。
(Br J Surg. 2012 Sep 14.)



術後イレウス(腸閉塞)は、腹部の外科的処置の後にしばしば認められます。


今回の研究では、コーヒーの摂取によって、結腸切除術後のイレウスが減少する、という仮説が検証されました。



具体的には、

多施設共同オープンラベルランダム化比較試験として、

悪性あるいは良性の疾患にて、

開腹術もしくは、腹腔鏡下での結腸切除術を受けた患者80名を対象に、

術後に、コーヒーあるいは水のいずれかを1日3回、1回100mlずつ摂取させています。

(各群40名)


主アウトカムは、最初の腸運動までの時間、

副アウトカムは、最初のガスまでの時間、固形食の許容までの時間、入院期間などです。




水摂取群の1名が、手術変更のため除外されました。



ITT解析の結果、

最初の腸運動までの時間は、

水摂取群に比べて、コーヒー摂取群では有意に短くなっています。

(mean(s.d.) 60.4(21.3) vs 74.0(21.6) h; P = 0&#8226;006)



また、

固形食摂取までの時間(49.2(21.3) vs 55.8(30.0) h; P = 0.276)、

最初のガスまでの時間(40.6(16.1) vs 46.4(20.1) h; P = 0.214)も、

それぞれ同様の傾向にありますが、有意差は認められませんでした。


なお、入院期間は両群とも同様の値でした。


以上のデータから、
結腸切除術後のコーヒー摂取は、安全性が高く、最初の腸運動までの時間を短縮することが示唆されます。





興味深いデータですが、
日本では追試が行われないタイプの研究です。


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コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用 [2012年07月01日(日)]
栄養学の専門ジャーナルに、コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用を示した疫学研究が報告されていました。
(Nutr J. 2012 Jun 13;11(1):42.)



昨日に続いて、コーヒーの摂取と生活習慣病リスクとの相関を調べた研究です。



最近の研究では、
コーヒーの摂取が多いと、侵襲性の高い悪性の前立腺がん(aggressive prostate cancer)リスクが低下するというデータが示されています。

一方、メタ解析では、コーヒー摂取と前立腺がんとの相関について、コンセンサスが得られていません。



そこで、今回の研究では、コーヒーの摂取と、前立腺がんのグレード別の相関が検証されました。



具体的には、

英国での前向きコホート研究として、男性 6017名を対象に、

1970年〜1973年の時点から、2007年12月末までの追跡が行われています。




コーヒーの摂取と、前立腺がん(Gleasonグレード/グリーソン分類による特異的前立腺がん)リスクとの相関が解析された結果

コーヒーの摂取量が最も多い群では、

悪性度の高い前立腺がんリスクが低いという有意な相関が見出されたということです。

(グリーソン分類、グリーソンスコアは、分化度によって悪性度を分類しています。)



このとき、前立腺がん全般では、有意差は示されませんでした。



各種の交絡因子で補正後、

1日あたり3杯以上のコーヒーを飲む男性では、

コーヒー非摂取群に比べて、

高 Gleasonグレードの前立腺がんリスクが55%低いという相関が認められています。




以上のデータから、

コーヒーの摂取と、前立腺がん全般のリスクとは有意な関連はありませんが、

コーヒーの摂取が多いと、悪性度の高い前立腺がんのリスクが半分以下に抑制される、

ということが示唆されます。




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コーヒーの摂取と大腸がんリスクの低下 [2012年06月30日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、コーヒーの摂取と大腸がんリスク低下との関連を示したメタ解析が報告されていました。
(Public Health Nutr. 2012 Jun 14:1-12.)



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。






いくつかの症例対照研究やコホート研究に基づくメタ解析では、コーヒーの摂取と大腸がんリスクとの関連について必ずしも一致した結果ではありません。




そこで、今回の研究では、コーヒーの摂取と、大腸がん(結腸がんと直腸がん)との相関が検証されました。



具体的には、2011年5月までの各種データベースを対象に、

症例対照研究とコホート研究が抽出され、

コーヒーの摂取と、大腸がんリスクとの関連が調べられています。




症例対照研究25報(合計15,522例)、コホート研究16報(合計10,443例)がメタ解析の対象となりました。


両者の総計を解析した結果、

コーヒーの消費量の最少群・非摂取群に比べて、

最大群は、大腸がんリスクが15%低下、
(OR = 0.85, 95 % CI 0.75, 0.97)

結腸がんリスクが21%低下、
(OR = 0.79, 95 % CI 0.67, 0.95)

という相関が見出されたということです。



一方、直腸がんでは、特に有意な相関は見出されていません。
(OR = 0.95, 95 % CI 0.79, 1.15)



コホート研究では、

コーヒーの摂取量と、

大腸がんリスク(relative ratio = 0.94; 95 % CI 0.88, 1.01)、

および結腸がん(OR = 0.93, 95 % CI 0.86, 1.01)との間に負の相関傾向が認められ、

直腸がんではその傾向はより小さくなっています(有意差なし)。
(OR = 0.98, 95 % CI 0.88, 1.09)



症例対照研究でのサブ解析では、

女性における大腸がん、

欧州における大腸がんと結腸がんで、

コーヒー摂取によるリスク低下が見いだされました。




一方、コホート研究のサブ解析では、

アジア人女性における結腸がんで、コーヒー摂取によるリスク低下が認められました。





以上のデータから、

欧州における研究および女性において

コーヒーの摂取による大腸がんと結腸がんリスクの低下が示唆されます。







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コーヒーの摂取と死亡率の低下 [2012年05月22日(火)]
NEJMに、コーヒーの摂取と死亡率の低下との相関を示した大規模な疫学研究が、米国のグループから報告されていました。
(N Engl J Med. 2012 May 17;366(20):1891-904.)




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。



さて、今回の研究では、コーヒーの摂取と死亡率との関連が検証されました。



具体的には、試験登録時に基礎疾患を有していない50〜71歳の男性229,119名、女性173,141名を対象に、1995年から2008年までのフォローアップが行われています。

(NIH-AARP Diet and Health Studyという研究の一環です。)


5,148,760患者年のデータが集められ、
男性33,731名、女性18,784名の死亡が確認されました。


喫煙などの交絡因子で補正後、
コーヒーの消費量と、死亡率との間には有意な負の相関が見出されたということです。


コーヒーの摂取量と死亡率の関係は次のようになっています。


まず、男性では、

コーヒーを飲まない群に比べて、

コーヒー1杯未満/日摂取群:HR, 0.99 (95% CI, 0.95 to 1.04)

コーヒー1杯摂取群:0.94 (95% CI, 0.90 to 0.99)

コーヒー2〜3杯摂取群:0.90 (95% CI, 0.86 to 0.93)

コーヒー4〜5杯摂取群:0.88 (95% CI, 0.84 to 0.93)

6杯以上:0.90 (95% CI, 0.85 to 0.96)


です。

(P<0.001 for trend)




次に女性では、

1.01 (95% CI, 0.96 to 1.07),

0.95 (95% CI, 0.90 to 1.01),

0.87 (95% CI, 0.83 to 0.92),

0.84 (95% CI, 0.79 to 0.90),

0.85 (95% CI, 0.78 to 0.93)

(P<0.001 for trend).

と同じ傾向になっています。



疾病別の死亡率について

コーヒー摂取との負の相関関係は、

心疾患、呼吸器疾患、脳卒中、外傷、糖尿病、感染症

について見出されていますが、

がんでは有意な相関は示されていません。



以上のデータから、

コーヒーの摂取が多いと、

全死亡率および主要な生活習慣病による死亡率の低下が示唆されます。





コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)



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コーヒーの摂取と2型糖尿病リスク低下 [2012年02月20日(月)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と慢性疾患との関連について調べた研究が、ドイツのグループ(German Institute of Human Nutrition)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2012 Feb 15.)




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。



さて、今回の研究では、コーヒーの摂取と慢性疾患(2型糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、がん)のリスクに関する前向き調査が行われました。



具体的には、 42,659名の登録者データから、食事内容と、慢性疾患の罹患率が調べられています。

(EPIC-Germany studyという研究の一環です。)



8.9年のフォローアップ中、

2型糖尿病1432例、

心筋梗塞394例、

脳卒中310例、

がん1801例

が見いだされました。




まず、慢性疾患全体の罹患リスクと、コーヒーの摂取との間に有意な相関は見出されませんでした。



1日あたり1杯未満摂取群と、4杯以上摂取群との比較:

・カフェイン入りコーヒー摂取:HR: 0.94; 95% CI: 0.84, 1.05、

・カフェイン抜きコーヒー摂取: HR: 1.05; 95% CI: 0.84, 1.31



次に、2型糖尿病のリスクは、コーヒーの摂取による有意な低下が認められています。


1日あたり1杯未満摂取群と、4杯以上摂取群との比較:

・カフェイン入りコーヒーの摂取では23%のリスク低下
(HR: 0.77; 95% CI: 0.63, 0.94; P-trend 0.009)

・カフェイン抜きコーヒーの摂取では30%のリスク低下
(HR: 0.70; 95% CI: 0.46, 1.06; P-trend: 0.043)



一方、心血管疾患やがんでは、コーヒーの摂取による変化は見出されていません。




以上のデータから、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下作用が示唆されます。






コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)


また、コーヒーに含まれるカフェインは、覚醒作用・中枢神経刺激作用を介して認知機能や行動に影響を与えます。




一般に、栄養疫学研究では、相関関係が示されても、因果関係については、さらに検証が必要です。


つまり、基礎研究で作用メカニズムが検証できるかどうか、臨床試験で整合性のあるデータが示されているかどうかなど、です。


また、臨床的には、因果の逆転が生じていないかのチェックも求められます。



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コーヒーの摂取で子宮体がんリスクが低下 [2011年11月28日(月)]
今月のがん疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と子宮体がんリスクとの関連を調べた研究が、米国のグループ(Brigham and Women's Hospital and Harvard Medical School)から報告されていました。
(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2011 Nov 22)



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


(例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。)



これまでの研究では、コーヒーの摂取によって、エストロゲンやインスリン値が低下すること、これら2つのホルモンによる子宮体がん(子宮内膜がん)発症の関与が示唆されてきました。


ただし、前向き研究では、コーヒーの摂取と子宮体がん発症について限られたデータしか知られていません。


そこで、今回の研究では、米国NHS(Nurses' Health Study)のデータに基づき、1980年の時点で、34-59歳の女性67,470名の被験者を対象に、コーヒーの摂取と、子宮内膜がんリスクとの関連が検証されました。


解析の結果、
1日あたり4杯未満の摂取では、子宮体がんリスクとの関連は認められませんでした。


一方、1日あたり4杯以上のコーヒーを摂取する女性では、1日あたり1杯未満の女性に比べて、子宮体がんリスクが25%低下していたということです。

(RR = 0.75; 95% CI = 0.57-0.97; P(trend) = 0.02)


また、カフェイン入りコーヒーの摂取でも、同様の相関が見出されています。

(RR for >4 vs. <1 cup/d = 0.70; 95% CI = 0.51-0.95)


カフェイン抜きのコーヒーでは、子宮体がんリスクとの負の相関は、
1ヶ月に1杯未満の群に対して、1日に2杯以上の摂取群で認められています。


なお、紅茶の摂取と子宮体がんリスクとの間に有意な相関は見出されていません。



以上のデータから、コーヒーの摂取による子宮体がんリスク低下作用が示唆されます。



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コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制 [2011年10月05日(水)]
内科学の専門ジャーナルに、コーヒーの摂取と、女性のうつ病リスクとの関連を調べた調査研究が、米国のグループ(Harvard School of Public Health)から報告されていました。
(Arch Intern Med. 2011 Sep 26;171(17):1571-8.)




今回の研究では、米国の女性50,739名(平均年齢63歳)が対象となり、1996年から2006年1月まで、前向き調査が行われています。


なお、被験者は調査開始時の1996年に、うつ病との診断はされていません。


カフェインの摂取量は、1980年5月から2004年4月までの調査に基づいており、累積摂取量の推計が行われました。


うつ病の評価は、医師にうつ病と診断された場合および抗うつ剤の利用とされています。


10年間のフォローアップの結果、2607症例のうつ病が見出されました。


1週間あたりカフェイン入りコーヒーを1杯以下しか摂取しない女性に比べて、

1日あたり2-3杯摂取する女性では、うつ病リスクが15%低下、

1日あたり4杯以上摂取する群では、うつ病リスクが20%低下していたということです。



カフェイン摂取量で5分位に分けた際、
もっとも摂取量が多い群(&#8805;550 mg/d)は、最も少ない群(<100 mg/d)に比べて、うつ病リスクが20%低いという結果が得られています。


なお、カフェイン抜きのコーヒーについては、うつ病リスクとの相関は見出されませんでした。




以上のデータから、(今回対象となった女性では)カフェイン入りコーヒーの摂取が多いと、うつ病の発症リスクが低下するという相関が示され、作用機序としてカフェインの関与が示唆されます。


今後、介入研究による予防効果などの検証が期待されます。




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コーヒーの摂取と脳卒中のリスクの関係 [2011年09月22日(木)]
今月の疫学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と脳卒中のリスクとの関連を調べた研究が報告されていました。
Am J Epidemiol. 2011 Sep 13)



今回の研究では、コーヒー消費と脳卒中リスクについての前向き研究のメタ解析が行われています。


具体的には、1966年1月から2011年5月のPubMed とembaseから該当する研究が選出され、
11報の前向き研究から、 10,003例の脳卒中を含む479,689名の対象者が解析されました。



その結果、コーヒーの消費と脳卒中リスクとの間に非線形の関連が示唆されました (P for nonlinearity = 0.005)。


コーヒー非摂取群に比べて、

1日あたり2杯のコーヒー摂取群では、14%のリスク低下、

3-4杯のコーヒー摂取群では17%のリスク低下、

6杯のコーヒー摂取群では13%のリスク低下、

8杯では7%のリスク低下

というデータが得られています。




以上のメタ解析データから、コーヒーの摂取による脳卒中の予防効果が示唆されます。




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コーヒー摂取による代謝への影響 [2011年09月15日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、コーヒーの摂取時における糖代謝と脂質代謝への影響を調べた臨床研究が報告されていました。
(Nutr J. 2011 Sep 13;10(1):93.)



これまでの前向きコホート研究では、コーヒーの摂取と2型糖尿病リスク低下との相関が示されてきましたが、因果関係に関するメカニズムは明確ではありません。



そこで、今回の研究では、コーヒー摂取による糖代謝や脂質代謝への影響が調べられました。


具体的には、健康な過体重の被験者45名を対象に、
1日あたり5杯(177ml/杯)の

インスタントコーヒー(カフェイン含有)、

カフェイン抜きのコーヒー、

非摂取群(水摂取の対照群)

の3群について8週間の介入が行われました。



なお、被験者は、コーヒーの習慣的摂取者であり、平均年齢40歳、平均BMIは29.5です。


解析の結果、対照群に比べて、
カフェイン含有コーヒーの摂取群では、
アディポネクチンの有意な増加(投与前からの変化は1.4 mug/mL, 95%CI;0.2-2.7)、
IL-6の有意な増加(投与前と比べて60%)
が認められたということです。


また、対照群に比べて、カフェイン抜きのコーヒー摂取群では、
fetuin-A値の有意な低下が認められています。

(一般に、fetuin-Aが高いと糖尿病の発症リスクが高くなります。)



なお、耐糖能やインスリン感受性、インスリン分泌に関しては有意差は示されませんでした。





以上のデータから、コーヒー摂取時にみられるアディポネクチンや fetuin-A値の変化は、代謝マーカーの改善を示しており、習慣的な摂取による生活習慣病予防効果が示唆されます。




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ダークローストコーヒーの効能 [2011年08月16日(火)]
今月の分子栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ダークローストコーヒーによる抗酸化作用と体重減少作用を示した予備的な臨床研究が、ドイツのグループ(Deutsche Forschungsanstalt f&uuml;r Lebensmittelchemie)から報告されていました。
(Mol Nutr Food Res. 2011 Aug 2.)



これまでの観察研究(前向きコホート研究など)では、コーヒーの摂取と、2型糖尿病やアルツハイマー病のリスク低下との相関が示されています。


因果関係に関する作用機序として、コーヒーに含まれるポリフェノールによる抗酸化作用によって、酸化障害に関連する生活習慣病リスクの低下が推定されています。


また、最近の研究では、有機コーヒーのほうが、通常栽培のコーヒーに比べてファイトケミカルのクロロゲン酸やカフェイン、トリゴネリンの含有量が多いというデータも示されています。




さて、今回の研究では、ダークローストコーヒー飲料による抗酸化作用が検証されました。


具体的には、被験者30名に対して、2週間のwash-out後、

1日あたり500mlの
ダークローストコーヒー飲料(N-methylpyridinium ions;NMP高含有: 785μmol/L、クロロゲン酸CGA: 523μmol/L)、

あるいは、

ライトローストコーヒー飲料(CGA: 4538μmol/L; NMP: 56μmol/L)

が4週間投与されています。


介入の前後で血液および尿が採取され解析された結果、
ダークローストコーヒー投与群における抗酸化能の改善、トコフェロールとグルタチオン値の増加が見出されたということです。


さらに、NMP高含有のダークローストコーヒー投与群では、過体重(pre-obese)の被験者において有意な体重減少が示されています。





これらのデータおよび既報を考慮すると、
入れたての有機コーヒーには、抗酸化作用を有するポリフェノールが多く、生活習慣病に対する一定の改善や予防効果が期待できると思われます。





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コーヒー+クロロゲン酸による認知機能 [2011年07月27日(水)]
今月の精神薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、クロロゲン酸添加コーヒーによる気分および認知機能に対する作用を調べた予備的な臨床研究が、オーストラリアのグループ(Swinburne University of Technology)から報告されていました。
(Psychopharmacology (Berl). 2011 Jul 20.)



コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)


また、コーヒーに含まれるカフェインは、覚醒作用・中枢神経刺激作用を介して認知機能や行動に影響を与えます。




さて、今回の研究では、クロロゲン酸を添加したコーヒーによる脳の認知機能に対する作用が検証されました。


具体的には、健康な高齢者39名を対象に、

・カフェイン抜きのコーヒー:通常のクロロゲン酸含有

・カフェイン抜きのコーヒー:高用量のクロロゲン酸含有

の飲料を3杯摂取し、

急性期における行動タスク、認知機能タスクに関連した指標が測定されています。


(二重盲検ランダム化クロスオーバー法にて実施。)



まず、通常量のクロロゲン酸含有カフェイン抜きコーヒー摂取群と偽薬群に比べて、カフェイン入りコーヒー摂取群では、気分・注意に関連した認知機能において有意にポジティブな変化が示されました。


次に、高用量のクロロゲン酸含有カフェイン抜きコーヒー摂取群でも、気分・行動に関連した指標において、通常のカフェイン抜きコーヒー摂取群に比べて、有意な改善が認められたということです。


(認知機能に対する影響は、
カフェイン入りコーヒー摂取群>高用量のクロロゲン酸含有カフェイン抜きコーヒー摂取群>通常量のクロロゲン酸カフェイン抜きコーヒー摂取群
の順番です。)


以上のデータから、カフェイン以外のコーヒーの有効成分として、クロロゲン酸による認知機能賦活作用が示唆されます。



クロロゲン酸は、コーヒーに含まれるファイトケミカル、ポリフェノールとしてよく知られており、クロロゲン酸の抗酸化作用を示した基礎研究も報告されています。


一方、クロロゲン酸の作用に注目したヒト臨床研究はほとんど見かけないので、今回の研究は興味深いと思います。



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