サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
ケルセチンによる関節リウマチでの抗炎症作用 [2016年10月09日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ケルセチンによる関節リウマチでの抗炎症作用を示した臨床研究が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(J Am Coll Nutr. 2016 Oct 6:1-7.)



先行研究では、

ケルセチンによる抗炎症作用および抗侵害作用が示唆されています。


今回の研究では、

関節リウマチを有する女性患者において、

ケルセチンサプリメントによる炎症マーカーなどへの作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

関節リウマチ患者の女性50名を対象に、

1日あたり500mgのケルセチン投与群

あるいは

偽薬群の2群について、

8週間の介入試験が行われています。


血中炎症マーカー(hs-TNFα, ESR)、臨床指標として、朝のこわばりEMS、圧痛、関節腫脹スコアなどが調べられました。


解析の結果、

8週間後において、

偽薬群に比べて、

ケルセチン投与により、

朝のこわばり、朝の疼痛、活動後の疼痛の有意な減少が認められました。

また、疾患活動スコアのDAS-28およびヘルス評価質問票スコアの有意な改善が認められました。


さらに、

炎症マーカーであるhs-TNFα値は、

偽薬群に比べて、

ケルセチン投与群において、

有意な減少を示しました。
(p < 0.05)


なお、TJCとSJCでは介入後の両群間での有意差は認められませんでしたが、

TJCは、ケルセチン投与群において、介入前に比べて、介入後に有意な低下が認められました。

ESRは、ケルセチン投与により低下傾向が示されています。


以上のデータから、

関節リウマチにおいて、1日あたり500mgのケルセチン投与による抗炎症作用が示唆されます。


今後、補完療法として、臨床的意義の検証が期待される分野です。





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N-アセチルグルコサミン投与による軟骨保護作用 [2016年09月03日(土)]
今月の治療医学の専門ジャーナル(電子版)に、N-アセチルグルコサミンによる軟骨保護作用を示した臨床研究が、順天堂大学のグループから報告されていました。
(Exp Ther Med. 2016 Sep;12(3):1481-1489.)



変形性膝関節症に伴う症状の改善には、

グルコサミン(グルコサミン硫酸塩、塩酸塩)が有用であり、最もエビデンスが豊富です。

最近では、N-アセチルグルコサミンの有用性も注目されつつあります。



今回の研究では、関節症症状を有していない健常者において、

N-アセチルグルコサミンの働きが検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

平均年齢48.6歳(23歳から64歳)の健常者を対象に、

16週間のN-アセチルグルコサミン含有サプリメント(低用量群500mg/日、高用量群1,000mg/日)による軟骨代謝指標(U型コラーゲン分解(C2C)と合成マーカー(PIICP))への影響が調べられています。


解析の結果、

16週間後の時点において、

アセチルグルコサミン投与群(低用量および高用量)において、

C2C/PIICP比は、有意に抑制されていました

(つまり、コラーゲン分解が抑制され、合成が促進されるというバランスになります。)




次に、体重による関節負荷の影響を除外するために、

体重が70kg未満の被験者を対象に、軟骨代謝に関する層別解析を行ったところ、

12週間後及び16週間後の時点において、C2C/PIICP比の抑制が見出されました。



なお、サプリメント投与に伴う有害事象は見出されていません。

以上のデータから、

健常者において、


1日あたり500mgあるいは1,000mgのNアセチルグルコサミン含有サプリメント投与による関節軟骨保護作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





DHCでは、N-アセチルグルコサミン含有サプリメントを製品化しています。



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メイン成分には、通常のグルコサミンの約3倍も効率よく体内に吸収される、N-アセチルグルコサミンを使用。2粒目安で500mgのN-アセチルグルコサ ミンを配合しているため、1,500mg相当量に匹敵するグルコサミンパワーが期待できます。
その他のサポート成分には、カルシウムの定着を助けるCBP(濃縮乳清活性たんぱく)や、潤滑油としてはたらくコンドロイチン 硫酸も配合しました。




変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。




最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



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らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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高用量クルクミンによる関節痛の症状軽減:メタ解析 [2016年08月19日(金)]
今月の機能性食品研究の専門ジャーナルに、クルクミンによる関節痛の症状に対する有用性を調べたメタ解析が報告されていました。
(J Med Food. 2016 Aug;19(8):717-729.)



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。


分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。



今回の研究では、

ウコン抽出物あるいはクルクミンによる関節痛/関節炎の症状軽減に対する有用性が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験(RCT)を対象にしたメタ解析として、

12の主要医学データベースにて、ウコン、クルクミン、関節炎、骨関節症といった検索ワードを用いて、
(PubMed, Embase, Cochrane Library, Korean databases, Chinese medical databases, Indian scientific databaseなど)

29報が抽出され、

うち8報がクライテリアに合致していました。



まず、

3報では、

偽薬群に比べて、

ウコン/クルクミン投与により、

PVASの有意な減少が認められました。
(-2.04 [-2.85, -1.24], P&#8201;<&#8201;.00001)



一方、

4報のメタ解析では、

ウコン/クルクミン投与群において、

WOMACスコアの有意な減少が認められました。
(-15.36 [-26.9, -3.77]; P&#8201;=&#8201;.009)


その他、
5報のメタ解析では、

ウコン/クルクミン投与群と、鎮痛剤の投与群との間に、PVASでの有意差は認められませんでした。
(つまり、両方とも同程度の疼痛軽減作用があったことになります。)



今回のレビューの対象となった8報のバイアスリスクは低い、あるいは中程度とされています。

メタ解析での出版バイアスはありませんでした。


以上のデータから、


1日あたり約1,000mgのクルクミンを含むウコン抽出物投与による関節炎/関節症の症状軽減作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


抗炎症作用を介した抗がん作用も知られており、
大腸がんや膵臓がんに対する臨床試験も報告されています。


クルクミンは、安全性も高く、
臨床試験では、1日あたり8,000mgの用量で3ヶ月の投与が行われています。



DHCのウコン製品では、

濃縮ウコン

があります。




重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析


転移性乳がん・進行性乳がんに対するウコン(クルクミン)の投与


クルクミンによる脂質異常症改善および高尿酸血症作用@NAFLD



ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー




グルコサミン塩酸塩+コンドロイチン+クルクミンによる変形性膝関節症の症状改善作用





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ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー [2016年03月29日(火)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナル(電子版)に、ウコンによる変形性膝関節症への作用を検証したレビューが、米国のグループから報告されていました。
(J Evid Based Complementary Altern Med. 2016 Mar 14)


ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

主な分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。

今回の研究では、変形性関節症の対するウコンの有用性が検証されました。



主用医学データベースから、

変形性膝関節症患者を対象に、ウコンを投与した8報のランダム化比較試験が抽出されました。


ウコン投与により、
変形性膝関節症の疼痛、関節のこわばり、関節機能への有用性が調べられています。

解析の結果、

ウコン含有サプリメントの投与は、

偽薬に比べて、

変形性膝関節症に関連した症状の有意な改善作用を示したということです。

また、実薬対照群と、ウコンとの比較では、

ウコンは、NSAIDs(消炎鎮痛薬)と同程度の有用性が示されています。


なお、
大半の研究で、ウコン投与による統計学的に有意な作用が示されていますが、

効果の大きさは限定されているため、さらに検証が必要であると考察されています。


ウコン(クルクミン)によるNF-κB抑制を介した抗炎症作用は確立されており、
さまざまな疾患の予防/リスク低減効果が示唆されています。


ウコンサプリメントは、
変性製膝関節症だけではなく、他の生活習慣病への効果も期待できることから、ベーシックなサプリメントとしての摂取が推奨されます。




ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


抗炎症作用を介した抗がん作用も知られており、
大腸がんや膵臓がんに対する臨床試験も報告されています。


クルクミンは、安全性も高く、
臨床試験では、1日あたり8,000mgの用量で3ヶ月の投与が行われています。



DHCのウコン製品では、

濃縮ウコン

があります。


なお、

変形性膝関節症に伴う症状の改善には、
グルコサミン(グルコサミン硫酸塩、塩酸塩)が有用であり、最もエビデンスが豊富です。



変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。




最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。





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グルコサミン塩酸塩+コンドロイチン+クルクミンによる変形性膝関節症の症状改善作用 [2016年03月08日(火)]
今月のリハビリテーション医学の専門ジャーナル(電子版)に、グルコサミン塩酸塩+コンドロイチン+クルクミンの複合サプリメントによる変形性膝関節症の症状改善作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Campus Bio-Medico University)から報告されていました。
(Eur J Phys Rehabil Med. 2016 Mar 3)



グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



今回の研究では、
グルコサミン塩酸塩+コンドロイチン+クルクミンの複合サプリメント(CartiJoint Forte)による変形性膝関節症への作用が検証されました。


具体的には、

多施設共同ランダム化二重盲検臨床試験として、

2か所の大学病院のリハビリテーション部の外来にて、

53名の変形性膝関節症患者を対象に、

理学療法に加えて、

・複合サプリメント(CartiJoint Forte)併用投与群(N=26)

・偽薬投与群(N=27)


の2群について、8週間の介入が行われています。

両群とも、試験期間中に20セッションの理学療法を受けています。

主アウトカムは、運動時及び安静時における疼痛(VAS)です。

副アウトカムは、WOMAC、LI、膝ROM、炎症マーカーです。

試験開始時、8週間、12週間の3点で測定が行われています。


3名が試験を脱落しました。


解析の結果、

まず、

安静時の疼痛(VAS) は、投与前と比べて、8週間後及び12週間後にいずれも有意に減少していました。
(F=13.712; p=.0001)

ただし、両群間に有意差はありませんでした。
(F=1.724; p=.191)


次に、

動作時の疼痛(VAS)は、

介入群と時間との間に有意な相関が認められ、
(F=2.491; p=.032)
(F=17.748; p=.0001)
8週間の時点での介入群(サプリメントとの併用投与群)において、

疼痛軽減作用が顕著に認められたということです。
(F=3.437; p=.045)


膝関節機能の総合評価指標(Lequesne Index)では、

試験開始時に比べて、8週間後及び12週間後のいずれにおいても、両群で有意な改善が認められ、
(F=9.535; p=.0001)

特に、サプリメントの併用群において、12週間の時点で、より顕著な改善が認められました。
(F=7.091; p=.009)


なお、炎症関連マーカー(CRPなど)では有意な変化は検出されませんでした。



以上のデータから、

変形性膝関節症患者において、

理学療法と併用により、

グルコサミン塩酸塩+コンドロイチン+クルクミン含有複合サプリメントによる症状改善作用が示唆されます。

日本で利用されているグルコサミンは、この研究で用いられたのと同じグルコサミン塩酸塩です。
(硫酸塩は日本では医薬品として区分されるため。)



なお、グルコサミンは、抗炎症作用もありますが、NSAIDsとの違いは、関節の構造変化作用を介して、変形性膝関節症のリスクを軽減することです。

グルコサミン/コンドロイチンによる膝関節構造変化への働き:6年間のフォローアップ研究





グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



グルコサミンの有用性に関するエビデンス


作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。






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乳酸菌の投与が関節リウマチでの炎症を軽減する [2016年02月29日(月)]
関節リウマチ研究の専門ジャーナルに、乳酸菌の投与による関節リウマチ患者の症状軽減と炎症状態の改善を示した臨床研究が報告されていました。
(Int J Rheum Dis. 2014 Jun;17(5):519-27)


先行研究では、

関節リウマチ患者と健常者では、腸内細菌叢(腸内フローラ)の構成菌種に有意な相違があることが示されています。

ただし、関節リウマチでは、特定の菌種の存在が、病気の原因となるのか、あるいは、関節リウマチに伴う慢性炎症の結果として、特定の菌種の増加や減少といったディスバイオーシスが生じるのかはまだ明確ではありません。

(なお、肥満では、特定の菌種による肥満との因果関係が示唆されています。)


さて、今回の研究では、

関節リウマチ患者において、
乳酸菌サプリメントの投与による炎症マーカーおよび症状への影響が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検臨床試験として、

20-80歳の関節リウマチ患者の女性を対象に、
(BMIは40未満、試験開始前の3ヶ月間は医薬品の投与が一定で状態が安定している患者)


サプリメント投与群(30名)
あるいは
偽薬投与群(30名)の2群について、8週間の乳酸菌投与が行われています。


用いられた乳酸菌は、

ラクトバチルス・カゼイLactobacillus caseiの1種です。

(投与量は、Lactobacillus casei 01を10(8) CFU)


病気の症状は、
疾患活動性スコア28(DAS28
EULARレスポンス、
で評価され、

炎症マーカーとして血中のサイトカイン類が測定されています。
(IL-1β, IL-6, IL-10, IL-12, TNF-α)


乳酸菌投与群22名、偽薬投与群24名のデータが解析された結果、


乳酸菌(L. casei 01)投与群では、

炎症マーカーであるhs-CRPの有意な減少、

圧痛や腫脹関節の数の減少(改善)、

グローバルヘルススコアやDAS28の有意な改善が認められたということです。
(P < 0.05)


試験終了時に、
乳酸菌投与群では、より多くの患者が、治療への中等度の反応性が認められました。
(EULARクライテリアによる。P < 0.01)


また、
試験終了時に、

IL-10, IL-12, TNF-αの値に関して、両群間に有意差が認められ、
(P < 0.05)

乳酸菌投与群での好影響が示されています。


以上のデータから、

関節リウマチ患者において、

乳酸菌投与による炎症マーカー改善および症状軽減作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。





腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つ(善玉菌を増やし維持する)には、
・プロバイオティクスの摂取、
・プレバイオティクスの摂取
が重要です。

腸内細菌叢の改善では、食物繊維の有用性はよく知られています。

また、オリゴ糖は、善玉菌を増やす効果がありますので、
乳酸菌と一緒にオリゴ糖もとることが大切です。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。







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グルコサミン/コンドロイチンによる膝関節構造変化への働き:6年間のフォローアップ研究 [2016年02月19日(金)]
今月の関節疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、グルコサミン/コンドロイチンサプリメントによる関節の構造への作用を調べた臨床研究が、カナダのグループ(University of Montreal)から報告されていました。
(Arthritis Care Res (Hoboken). 2016 Feb 16.)




今回の研究では、

グルコサミン+コンドロイチンサプリメントの併用での6年間の長期投与により、

関節の構造変化(関節軟骨容積)への働きが検証されました。


具体的には、

グルコサミンコンドロイチン含有サプリメントの摂取者1593名を対象に、

6年間の摂取後に、

試験開始時と比べて、関節間隙狭小化(1mm以上)について、MRIによる評価が行われています。

(OAI Progression and Incidence研究のサブコホートです。)


なお、

被験者(1593名)は、

試験開始時において、半月板の突出の有無により、

(脛骨内側縁から 3 mm 以上、辺縁の突出を生じた半月板、いわゆるmeniscal extrusion)

突出を有する群429名のサブグループ解析が行われ、

また、投与期間で、

1年間、2−3年間、4−6年間での関節軟骨容積の変化が評価されています。



解析の結果、

グルコサミン+コンドロイチンサプリメント投与により、

関節軟骨容積の減少が有意に抑制されたということです

(ヨンクヒール・タプストラ検定Jonckheere-Terpstra trend testにて統計処理)



この関節軟骨保護効果は、投与期間に比例して見出されており、

6年間の投与期間中、2年以上の摂取により認められています。



以上のデータから、


グルコサミン+コンドロイチンサプリメントの長期投与による関節軟骨保護作用が示唆されます。



グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。


グルコサミンの有用性に関するエビデンス




作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。









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減量による膝関節症リスク低減効果 [2016年02月14日(日)]
今月の関節疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、減量による膝関節症リスク低減効果を示した臨床研究が、オランダのグループから報告されていました。
(Arthritis Care Res (Hoboken). 2016 Feb 11.)



今回の研究では、

中年期の肥満女性での減量により、

膝関節症の発症率への影響が検証されました。


具体的には、

臨床的にも放射線学的にも膝OAを有していない肥満女性353名を対象に、

テイラーメイドの食事療法と運動療法、グルコサミン硫酸塩の経口投与を行い、


目標の減量幅である5kg減量ありは5%の減量のいずれかを達成した群と、達成しなかった群の2群について、

30ヶ月後の膝OA発症が調べられています。
(PROOF研究の一環です。)


(OA発症率は、ACRクライテリア、KLグレード、関節間隙狭小化1.0 mm以上といった基準で判断されています。)


解析の結果、

膝OAの発症率は、

減量群では、非減量群に比べて有意な低下が認められたということです。
(15% vs. 20%; OR 0.5, 95% CI 0.3 - 0.9)

また、
血糖値や体脂肪率、血圧といった健康指標は、減量により改善が示されました。


以上のデータから、

中年期の肥満女性では、

30ヶ月の期間において、5kg以上あるいは5%以上の減量による膝関節症リスク低下作用が示唆されます。


なお、PROOF研究では、グルコサミンサプリメントの有用性が示されています


グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。




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グルコサミンの有用性に関するエビデンス [2016年02月13日(土)]
今日は、第12回ファンクショナルフード学会でした。

(旧グルコサミン研究会です。)


今日の講演の中では、関節軟骨の破壊と再生機構に関する研究が興味深い内容でした。



変形性膝関節症の予防/リスク低減や症状の改善を訴求する機能性食品成分の中では、グルコサミンが最もエビデンスレベルが高いと思います。


グルコサミンは、抗炎症作用、軟骨細胞でのシグナル伝達作用、長寿関連遺伝子活性化など多彩な作用を有しており、基礎研究から臨床試験、疫学研究まで多くの知見が集積されています。


これに対して、医薬品は、消炎鎮痛薬ですので、短期的にNSAIDsを利用することはあるとしても、長期間の投与は不適切です。


中期的、長期的な有効性や安全性を考慮し、エビデンスを俯瞰するとき、変形性関節症の予防/リスク低減の目的で、グルコサミン(1500m〜)の利用が推奨されます。



グルコサミンの膝OA(変形性膝関節症)に対する有効性は、2001年のランセットに報告された臨床研究によって、広く知られるようになりました(Reginster)。


その後、多くの研究によって、グルコサミンによる膝OAへの有効性が示されています。


一方、否定的な研究も散見され、特に2006年のGAIT研究が、その後のメタ解析の結果にネガティブなバイアスを与えるようになりました(Clegg)。


しかし、2014年以降に報告された最新の研究では、グルコサミンによる膝OAへの有効性が支持されています。

具体的には、 2014年のLEGS研究や2015年のMOVES研究などがあります(Fransen、 Hochberg)。


なお、GAIT研究は、プロトコールに問題が指摘されており、偽陰性のデータです。




グルコサミンの投与量は、一般に1,500mg/日です。

臨床試験では、1,000mg〜3,000mgの投与例があります。


硫酸塩に関して、臨床試験での投与期間は、4週間から3年間でした。


グルコサミンの血中濃度は、単回投与のほうが、分3による投与よりも高くなることが示されており、グルコサミンは単回投与が推奨されます(Persiani)。


また、前述のように、グルコサミンサプリメントの経口投与後、血液中および関節液(滑液)中にグルコサミンが検出されます(Pastorini)。


近年、グルコサミンの働きが、アンチエイジングの分野でも注目されるようになりました。


まず、米国での5年間のコホート研究では、77,719名を対象に、10年間のサプリメント摂取と死亡率が検証され、グルコサミンあるいはコンドロイチンの摂取と17%の死亡率低下との相関が示されています(Pocobelli)。


また、グルコサミン摂取と18%の死亡率低下、コンドロイチン摂取と14%の死亡率低下というデータも知られています(Bell)。


NHANES研究では、グルコサミンやコンドロイチンの摂取によるCRPの低下が認められました(Kantor)。




DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




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グルコサミンが変形性膝関節症を予防する:PROOF研究 [2016年02月11日(木)]
関節疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、肥満女性において、グルコサミンサプリメント投与による変形性膝関節症リスク低減(予防)効果を示した臨床研究が、欧州(オランダ・ベルギー・イタリア)のグループから報告されていました。
(Semin Arthritis Rheum. 2015 Nov 19.)



今回の研究では、グルコサミンサプリメントによる肥満女性での変形性膝関節症の予防効果が検証されました。

(PROOF研究の一環です。)
(PRevention of knee Osteoarthritis in Overweight Females study)


具体的には、

BMI27以上の肥満女性407名(50-60歳)を対象に、
(変形性膝関節症と診断されていない健常者の肥満女性が対象です)

(1) 対照群102名(食事運動の指導はなく、偽薬投与)

(2) テイラーメイドの食事と運動療法+偽薬投与群:101名、

(3) グルコサミン硫酸塩投与+食事運動非介入群:102名

(4) グルコサミン硫酸塩投与+テイラーメイドの食事と運動療法実施群:102名

の4群について、2.5年間のフォローアップが行われました。


アウトカムとして、
膝関節の標準撮影が介入前後で測定されています。
(MTP view)


グルコサミン投与群は、
グルコサミン硫酸塩として1日あたり1500mgが1回投与されました。
(偽薬との二重盲検試験です。)


膝OA(変形性膝関節症)の発症は、関節間隙狭小化(&#8805;1mm)にて判断されています。


解析の結果、

2.5年後に、

対照群では、11.8%の被験者が膝OAと診断されました。

グルコサミン投与の2つの群では、食事療法との併用の有無に関わらず、

膝OA発症率の低減(予防効果)が見出されています。


テイラーメイドの食事運動療法のみの群では、リスク低減効果は示されませんでした。


次に、

グルコサミンの投与群(204名)と、非投与群(203名)の比較では、

グルコサミン投与により膝OAの発症リスクが59%有意に低下していました。
(関節間隙による評価:OR = 0.41, 95% CI: 0.20-0.85, P = 0.02)


なお、
テイラーメイドの食事と運動療法実施群203名と、非実施群204名の比較では有意さは認められていません。



以上のデータから、

中高年の肥満女性において、

グルコサミンサプリメント(硫酸塩1500mg/日)の2年半の投与により、

変形性膝関節症の新規発症リスク低減効果が示唆されます。



今回の研究では、mJSN関節間隙が指標となっており、客観性が担保されています。

また、食事と運動の介入群では、有意な予防効果は見出されておらず、減量の有用性が期待よりも大きくなかったと考えられます。

これまで、グルコサミンは有病者への介入による有効性を示したデータが多かったのですが、今回は、予防的な意義を示したことに意義があると考えます。




DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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U型コラーゲンによる変形性膝関節症症状改善効果 [2016年02月08日(月)]
栄養学の専門ジャーナルに、U型コラーゲンによる変形性膝関節症の症状改善効果を示した臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(Nutr J. 2016 Jan 29;15(1):14.)



非変性U型コラーゲン(UC-U)は、トリ軟骨由来の機能性食品成分です。

近年、変形性膝関節症対策のサプリメント成分として用いられています。



今回の研究では、

変形性膝関節症に対する非変性U型コラーゲン(UC-U)の有効性と許容性が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

被験者191名を対象に、

・UC-U(40 mg)投与群

・グルコサミン塩酸塩 (1500 mg)+コンドロイチン硫酸(1200 mg)併用投与群

・偽薬投与群


の3群に分けて、180日間の介入試験が行われています。


主エンドポイントは、

WOMACスコア、

副エンドポイントは、

Lequesne Functional Index (LFI)、

疼痛のVAS、

WOMACサブスケールです。



すべてのエンドポイントについて、ITT解析が行われました。


180日間の投与の結果、


非変性U型コラーゲン投与群では、

他の2群に比べて、

WOMAC総スコアの有意な低下が見出されたということです。

(偽薬群 p&#8201;=&#8201;0.002、グルコサミン+コンドロイチン群p&#8201;=&#8201;0.04)



また、
WOMACサブスケールの3指標においても、

UC-U投与群による有意な変化が見出されました。

・疼痛 (p&#8201;=&#8201;0.0003 vs. placebo; p&#8201;=&#8201;0.016 vs. GC);

・関節のこわばり(p&#8201;=&#8201;0.004 vs. placebo; p&#8201;=&#8201;0.044 vs. GC);

・身体機能(p&#8201;=&#8201;0.007 vs. placebo)



なお、安全性に関しては、
各群間で差は認められていません。


以上のデータから、

変形性膝関節症の症状を有する患者において、

非変性U型コラーゲン含有サプリメントの投与による症状改善作用が示唆されます。


変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。





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ボスウェリア+MSMによる変形性膝関節症の症状改善作用 [2015年12月23日(水)]
今月の薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、ボスウェリア+MSM(メチルスルフォニルメタン)による変形性膝関節症の症状改善作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Study of Bari)から報告されていました。
(Int J Immunopathol Pharmacol. 2015 Dec 18.)



変形性膝関節症に対しては、グルコサミンやコンドロイチンが広く利用されています。

グルコサミンなどの他にも、ボスウェリア抽出物やMSM(メチルスルフォニルメタン)の有用性も示唆されています。


ボスウェリア・セラータは、アラビアからインドに自生するカンラン科ボスウェリア(ニュウコウ)属の生薬です。

アーユルヴェーダにおいて利用されてきました。


有効成分としてボスウェリア酸boswellic acidが含まれており、5-リポキシゲナーゼ阻害作用を介して抗炎症作用を示します。


さて、
今回の研究では、

変形性膝関節症に対して、MSM+ボスウェリア複合サプリメントの作用が検証されました。


具体的には、

変形性膝関節症患者120名を対象に、

・MSM+ボスウェリア複合サプリメント投与群
(5 g of MSM + 7.2 mg of BA)

・グルコサミン硫酸塩(1,500 mg)投与(対照)群

の2群について、

60日間の介入が行われています。

(MEBAGA (Methylsulfonylmethane and Boswellic Acids versus Glucosamine sulfate in the treatment of knee Arthritis)という研究です。)


2ヶ月後、6ヶ月後の時点でフォローアップが行われ、

機能性食品成分の有用性が、VASおよびLI(Lequesne Index)、NSAIDs服用により評価されました。



解析の結果、


2群において、

VAS、LI、NSAIDs利用スコアのいずれの指標でも、

改善効果が見出されました。

(それぞれ, F = 26.0; P <0.0001; F = 4.15; P = 0.02; F = 3.38; P = 0.04)


6ヶ月の時点では、

MSM+ボスウェリア複合サプリメント投与群において、より大きな改善傾向が示されたということです。


以上のデータから、

論文著者らは、

MSM+ボスウェリアの組み合わせの投与による変形性膝関節症への有用性を考察しています。


今後、構造機能変化といった指標による検証が期待される分野です。」




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パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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グルコサミン投与によるNSAIDsの減薬効果 [2015年12月10日(木)]
関節疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、関節炎の症状軽減に用いられるサプリメントによるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の用量への影響が検証されました。
(Semin Arthritis Rheum. 2015 Oct 29.)


変形性膝関節症に伴う症状に対して、機能性食品成分がサプリメントとして広く利用されています。

一方、短期的な対症療法として、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)が痛み止めとして用いられることもあります。

今回の研究では、変形性膝関節症対策として用いられる機能性食品成分・サプリメントの利用と、NSAIDsの用量との関連が調べられました。
(Pharmaco-Epidemiology of GonArthroSis (PEGASus)研究))



具体的には、

グルコサミン硫酸塩、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ジアセレイン(医薬品)、ASU(avocado-soybean unsaponifiables)に関して、

フランスの関節疾患専門外来から、
変形性膝関節症患者が登録され、

症状の診断および必要に応じて機能性食品・サプリメント1種類の投与が行われ、

NSAIDsの服用が記録され、

登録後12ヶ月間のフォローアップが行われています。


解析の結果、

6,451名の被験者のうち、

315名がグルコサミン硫酸塩を利用しており、
NSAIDsの利用率は18.7%でした。

対照群での利用率は23.8%であり、

グルコサミン硫酸塩の利用によるNSAIDs利用のリスクが、
最大36%減少していました。
(OR = 0.64; 95% CI: 0.45-0.92)

その他の機能性食品成分では、NSAIDs利用との有意な関連は認められていません。

以上のデータから、

変形性膝関節症において、
グルコサミン硫酸塩の利用によるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の減薬効果が示唆されます。




変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。




最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。













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グルコサミンとコンドロイチンの併用は有用であり、医薬品よりも副作用が少ない [2015年11月22日(日)]
今日は移動日です。
シカゴ乗継なのですが、テレビで、シカゴが雪のため欠航続出というニュースを見ました。
今朝、空港のカウンターで確認したところ、天候は回復しつつあり、搭乗予定便は問題ないということでした。


さて、今日の私的なお勉強日記です。

今月の医学レビュー誌に、変形性膝関節症に対するグルコサミン・コンドロイチン・両者の併用に関して、有用性と安全性のレビューが報告されていました。
(Sci Rep. 2015 Nov 18;5:16827.)



変形性膝関節症に伴う症状の改善には、

グルコサミン(グルコサミン硫酸塩、塩酸塩)が有用であり、最もエビデンスが豊富です。




今回の研究では、グルコサミン、コンドロイチン、2つの併用、あるいは、セレコキシブによる変形性膝関節症への有用性と安全性が検証されました。

(セレコキシブCelecoxib, 製品名セレコックスは、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の1種です。)


具体的には、2015年2月の時点での主要医学データベース(PubMed, Embase, Cochrane Library)が検索され、

合計54試験、 被験者16,427名のデータが解析されています。



解析の結果、

グルコサミン+コンドロイチンの併用、

グルコサミン単独投与、

セレコキシブ投与は、

いずれも、偽薬投与群と比べて、疼痛改善や機能改善に関して、より有効でした。


特に、NSAIDsのセレコキシブが最も有効であり、

続いて、グルコサミンとコンドロイチンの併用群でした。


全ての介入群において

投与前と比べて、

介入後に、臨床的に有意な疼痛の改善が認められています。



ただし、

投与前と比べて、

関節機能に関して有意な改善が認められたのは、

グルコサミンとコンドロイチンの併用群のみでした。



また、

構造修飾効果 (structure-modifying effect)という点では、

グルコサミン単独投与群およびコンドロイチン単独投与群のいずれも、

関節間隙狭小化の有意な抑制作用を示しています。



次に、安全性に関して、

主要な3つの有害事象関連指標(有害事象による脱落、重症有害事象、有害事象を示した被験者数)は、5つの群間での有意差は見出されていません。



しかし、

メタ解析では、

セレコキシブ投与群において、

偽薬群に比べて、


消化器症状の有害事象が有意に高率でした。


以上のデータから、

変形性膝関節症の症状改善(疼痛軽減・関節機能改善)および構造機能改善効果といったグルコサミンとコンドロイチンの併用群による有用性と安全性が示唆されます。




変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。




最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。





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コエンザイムQ10による関節リウマチでの抗炎症作用 [2015年09月12日(土)]
関節リウマチ患者において、コエンザイムQ10による抗炎症作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Arch Med Res. 2015 Sep 2.)



コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。

健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。



関節リウマチでは、炎症惹起性サイトカイン類の過剰産生が認められます。

今回の研究では、関節リウマチ患者において、コエンザイムQ10による抗炎症作用が検証されました。


具体的には、ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

関節リウマチ患者44名を対象に、

コエンザイムQ10投与(100mg/日)群22名、

偽薬投与群22名
の2群について、2か月間の介入試験が行われ、

介入の前後において、

酸化ストレス関連指標(MDA、TAC)、
炎症関連指標(IL-6、TNF-α)

が測定されています。


解析の結果、


コエンザイムQ10投与群では、

介入後に、過酸化脂質の指標であるMDA値の有意な低下が見出されました。
(mean difference = -1.47 nmol/mL; 95% CI, -2.52 to -0.43; p = 0.008)


また、
CoQ10投与により、
偽薬群に比べて、
TNF-α値の有意な低下が認められました。
(difference in median was +1.1 in placebo vs. +0.03 in CoQ10 group; p = 0.033)


なお、TAC(総抗酸化能)とIL-6値には、両群間に有意差は認められていません。


以上のデータから、

関節リウマチにおけるコエンザイムQ10による抗酸化作用および抗炎症作用が示唆されます。



コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。



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N-アセチルグルコサミン+コンドロイチンによる膝痛軽減効果 [2015年07月23日(木)]
今月の加齢研究の専門ジャーナル(電子版)に、日本人を対象に、N-アセチルグルコサミンとコンドロイチンの併用投与による膝痛の軽減効果を示した臨床研究が、千葉大学のグループから報告されていました。
(Aging Clin Exp Res. 2015 Jul 16.)



変形性膝関節症に伴う症状の改善には、

グルコサミン(グルコサミン硫酸塩、塩酸塩)が有用であり、最もエビデンスが豊富です。


最近では、N-アセチルグルコサミンの有用性も注目されつつあります。



さて、

今回の研究では、
N-アセチルグルコサミン+コンドロイチン硫酸のサプリメントによる膝痛、膝関節能、身体機能への影響が検証されました。



具体的には、

中高年(52歳から87歳)の日本人男性11名と女性39名を対象に、

・N-アセチルグルコサミン100mgと、コンドロイチン硫酸180mg投与群

・偽薬投与群

の2群について、

24週間の介入試験が行われています。


主アウトカムは、

VASによる評価と、

JKOM(Japanese Knee Osteoarthritis Measure)スコア

です。

副アウトカムとして、身体活動などが調べられました。



解析の結果、

N-アセチルグルコサミン+コンドロイチン投与群では、

4週から12週にかけて、JKOMスコアの有意な低下(改善)が認められまた。


また、

12週間の時点で、

偽薬投与群に比べて、

N-アセチルグルコサミン+コンドロイチン投与群では、

JKOMスコアの有意な改善が見出されています。



なお、

VASや身体活動テストでは有意差は認められませんでした。



以上のデータから、

中高年の日本人での膝痛に対して、

N-アセチルグルコサミン+コンドロイチンの併用投与の有用性が示唆されます。


N-アセチルグルコサミンに関して、さらに臨床的意義の検証が期待されます。



DHCでは、N-アセチルグルコサミン含有サプリメントを製品化しています。


食べるグルコサミン
噛んでよし、なめてもよし!ほんのり甘いチュアブルタイプのグルコサミン
通常価格
\1,290(税込\1,393)
メイン成分には、通常のグルコサミンの約3倍も効率よく体内に吸収される、N-アセチルグルコサミンを使用。2粒目安で500mgのN-アセチルグルコサ ミンを配合しているため、1,500mg相当量に匹敵するグルコサミンパワーが期待できます。
その他のサポート成分には、カルシウムの定着を助けるCBP(濃縮乳清活性たんぱく)や、潤滑油としてはたらくコンドロイチン 硫酸も配合しました。






変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。




最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



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II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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posted at 23:57 | この記事のURL
L-カルニチンが膝OA患者の症状を改善する [2015年07月17日(金)]
栄養学研究の専門ジャーナル(電子版)に、変形性膝関節症患者において、L-カルニチン投与による症状改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Nutr Res. 2015 Jun 16.)



関節対策のサプリメント成分では、グルコサミンやコンドロイチンがよく知られています。


これらは、変形性膝関節症など加齢に伴って生じる関節症状の改善に有用であり、これまで多くの臨床研究で、有効性と安全性が報告されてきました。



今回の研究では、

変形性膝関節症(膝OA)において、

L-カルニチンサプリメント投与による酸化ストレス、脂質関連指標、関節症状への影響が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

軽症から中等度の膝OAを有する過体重/肥満女性72名を対象に、

・1日あたり750mgのL-カルニチン投与群、

・偽薬投与群

の2群について、
8週間の投与試験が行われています。


血中関連指標として、
MDA値、総抗酸化能(TAC)、脂質関連指標が測定され、

膝OAについては、

膝疼痛に関するVAS、

疾患重症度指標(patient global assessment of severity of disease)
による評価が行われています。

被験者のうち69名(L-カルニチン投与群33名、偽薬投与群36名)が試験を完了しました。



解析の結果、

L-カルチニン投与群では、

投与前に比べて、

血中MDA値の有意な減少
(2.46 ± 1.13 vs 2.16 ± 0.94 nmol/mL)、

総コレステロール値の有意な減少
(216.09 ± 34.54 vs 206.12 ± 39.74 mg/dL)、

LDLコレステロール値の有意な減少
(129.45 ± 28.69 vs 122.05 ± 32.76 mg/dL)

が見出されました。
(P < .05)


一方、
偽薬投与群では、これらの指標は増加しています。


また、
血中TG、HDL、TAC値には、両群とも有意な変化は見出されませんでした。
(P > .05)


試験開始時および交絡因子で補正後、

摂取した食事、血中脂質、MDA、TACについては両群間で有意差は認められませんでした。


なお、
疼痛の指標に関しては、

サプリメント投与の前後の比較、

および

サプリメント投与群と偽薬投与群との比較のいずれにおいても、

サプリメント投与による有意な改善作用が見出されたということです。


以上のデータから、

過体重/肥満の変形性膝OA女性において、

Lカルニチンサプリメントによる疼痛改善作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。



カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)




L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。




例えば、

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。




変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。




最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。







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ボスウェリア・セラータによる変形性膝関節症の症状軽減作用 [2015年06月18日(木)]
ボスウェリア・セラータ含有サプリメントによる変形性膝関節症(膝OA)の症状改善作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Chieti&#8209;Pescara University)から報告されていました。
(Minerva Med. 2014 Dec;105(6 Suppl 2):9-16.)


関節対策のサプリメント成分では、グルコサミンやコンドロイチンがよく知られています。

これらは、変形性膝関節症など加齢に伴って生じる関節症状の改善に有用であり、これまで多くの臨床研究で、有効性と安全性が報告されてきました。



関節対策のサプリメントとしては、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata、 商品名5-ロキシン)というハーブもあります。



ボスウェリア・セラータは、アラビアからインドに自生するカンラン科ボスウェリア(ニュウコウ)属の生薬です。

アーユルヴェーダにおいて利用されてきました。


有効成分としてボスウェリア酸boswellic acidが含まれており、5-リポキシゲナーゼ阻害作用を介して抗炎症作用を示します。


さて、
今回の研究では、
ボスウェリア・セラータ抽出物含有標準サプリメントによる症候性変形性膝関節症に対する働きが検証されました。

具体的には、

4週間の介入試験として、

放射線学的に診断された変形性膝OA患者を対象に、

標準治療のみの対照群(28名)、

標準治療+ボスウェリア・セラータ含有サプリメント併用投与群(27名)

の2群について比較が行われています。


トレッドミルによる歩行試験やWOMACスコアにより評価されました。


併用投与群では24名が試験を完了しました。


まず、安全性評価では、特に問題は見出されていません。


カルノフスキー尺度(Karnofsky scale)では、4週間後の時点で、両群とも有意な改善が認められました。
(ボスウェリア併用群;74.3;3.1 to 88.9;5.3, P<0.05)
(標準治療単独群;75.3;5.2 to 79.4;3.3, P<0.05)

ただし、
ボスウェリア併用投与群のほうが、より顕著な改善を示しています。
(P<0.05)

次に、WOMACスコアは、

ボスウェリアサプリメントの併用投与群において、
疼痛や関節のこわばり、身体機能といった点において有意な低下(改善)が認められました。
(P<0.05)

社会的/感情機能でも、サプリメントの併用投与群において、有意な改善が示されました。
(P<0.05)


トレッドミルでの歩行距離は、
4週間後の時点で、
両群とも有意な延長(改善)が見出されています。

この改善についても、ボスウェリアサプリメント投与群のほうで、より顕著な効果が見出されました。

その他、
他の医薬品の必要性に関しても、
ボスウェリアサプリメント投与群において、有意な減少が認められています。


以上のデータから、
変形性膝関節症の症状に対して、
標準治療に加えて、
ボスウェリア・セラータ含有サプリメントの併用によるシナジーが示唆されます。


今後、
補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。



DHCでは、
ボスウェリア・セラータ含有サプリメント 5(ファイブ-ロキシン)を製品化しています。





なお、
ボスウェリア・セラータの作用機序は、抗炎症作用です。

したがって、
加齢に伴う関節軟骨の構造的な変化による変形性膝関節症に対しては、
グルコサミン、コンドロイチンが第一選択になります。

ボスウェリア・セラータ(5ロキシン)やウコンなどの併用も可能です。



変形性膝関節症の症状改善や予防方法として、下記の組み合わせが推奨できます。


抗炎症作用を有する機能性食品成分の豊富な食事
(オメガ3系脂肪酸、エクストラバージンオリーブオイル、ウコンなど各種のファイトケミカルなどを含む食事。)

運動療法による適正体重の維持と筋力・筋量の維持

抗炎症作用を有するサプリメントの利用、
(ウコン/クルクミン、ボスウェリア・セラータ/5-ロキシン)

変形性膝OAに対するサプリメントとしてグルコサミン、コンドロイチン、U型コラーゲン、の併用も可能です。





最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析




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パワーグルコサミン



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グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



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グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


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グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。





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クルクミンによる抗酸化作用:膝OA [2015年06月04日(木)]
変形性膝関節症患者(膝OA)において、ウコンの機能性成分であるクルクミンによる抗酸化作用を示した臨床研究が報告されていました。
(J Diet Suppl. 2015 Feb 17)



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


クルクミンの抗酸化作用や抗炎症作用は、変形性膝関節症(膝OA)の病態でも有用と考えられます。



先行研究では、

クルクミンの変形性関節症に対する効果


というデータもあります。



今回の研究では、

変形性膝関節症(膝OA)において、クルクミンによる抗酸化作用が検証されました。



具体的には、

軽症から中等度の膝関節症患者40名を対象に、


1日あたり1,500mg(分3)のクルクミン投与群(19名)

あるいは

偽薬投与群(21名)

の2群について、6週間の介入が行われています。



クルクミン群では、ピペリン15mg/日も併用されています。


酸化ストレス関連指標として、

血中SOD活性やGSH値、MDA値が介入の前後で測定されました。



解析の結果、

偽薬群に比べて、

クルクミン投与群では、

血中SOD活性の有意な亢進(=抗酸化能の亢進)
(mean change: 2.94 ± 3.73 vs. -0.38 ± 1.33; p < 0.001),

GSH値の亢進傾向
(mean change: 1.39 ± 2.78 vs. -0.02 ± 1.62; p = 0.064)、

脂質過酸化の指標のMDA値の有意な低下(改善)
(mean change: -5.26 ± 4.46 vs. -2.49 ± 3.81; p = 0.044)

が見出されました。



以上のデータから、

変形性膝関節症患者におけるウコン/クルクミンの抗酸化作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。







DHCのウコン製品では、

濃縮ウコンの他、


高吸収タイプ・即効性のものがあります。



変形性膝関節症に対して、

最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果






DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




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グルコサミン



コンドロイチン



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グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
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グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。




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ウコンによる腰椎椎間板の変性抑制作用 [2015年05月02日(土)]
薬理学の専門ジャーナルに、ウコンの有効成分・クルクミンによる腰椎椎間板の変性に対する抗炎症作用を示した基礎研究が報告されていました。
( Eur Rev Med Pharmacol Sci. 2015 Apr;19(7):1305-14.)


椎間板は、背骨を構成する椎骨と椎骨の間に存在し、背骨に加わる衝撃を緩和するクッションの役割を果たしています。


椎間板は、中心部に髄核と呼ばれる柔らかい組織があり、

その周囲の線維輪という外層で構成されています。


髄核は、子供・若年者ではゼリー状ですが、加齢とともにみずみずしさがなくなっていきます。

この椎間板に強い圧力が加ったり、線維輪の弾力性が低下したりすると、椎間板の内容物が押し出され、椎間板ヘルニアを生じます。




ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗炎症作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。



さて、

今回の研究では、

腰椎椎間板の髄核におけるNF-κB-p65やTNF-αの発現に対するクルクミンの作用が検証されました。



具体的には、

腰椎椎間板変性のモデルラットを用いて、

クルクミンを投与し、

腰椎椎間板の微細構造に関する組織形態学的所見、

および

腰椎椎間板でのNF-κB-p65 とTNF-αのタンパク質および遺伝子発現の変化が調べられています。

(腰椎椎間板変性モデルは、MRIによる画像所見と組織形態学的所見で確認されています。)




解析の結果、

クルクミン(低用量および高用量のいずれの)投与群において、

腰椎椎間板変性の改善が見出されたということです。


対照群(DMSO単独投与群)では、有意な変化は認められませんでした。




タンパク質量および遺伝子発現量の解析の結果、

対照群に比べて、

クルクミン投与群では、

腰椎椎間板組織におけるNF-κB-p65 とTNF-αの発現量の有意な減少が認められました。




以上のデータから、

クルクミンは、

NF-κB-p65のトランスロケーションを阻害することで、NF-κBの活性化を抑制し、

腰椎椎間板の変性過程における炎症関連因子の放出/産生を減少させることが示唆されます。




今後、ウコン/クルクミンによる腰椎椎間板ヘルニアの再発リスクに対する効果など、臨床的意義の検証が期待される分野です。






ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗炎症作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


抗炎症作用を介した抗がん作用も知られており、
大腸がんや膵臓がんに対する臨床試験も報告されています。


クルクミンは、安全性も高く、
臨床試験では、1日あたり8,000mgの用量で3ヶ月の投与が行われています。




DHCのウコン製品では、

濃縮ウコンの他、


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