サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析 [2015年05月07日(木)]
今月の皮膚科学の専門ジャーナルに、小児でのプロバイオティクス投与によるアトピー性皮膚炎の予防効果を示したメタ解析が報告されていました。
(J Dermatolog Treat. 2015 May 5:1-4)



先行研究では、

プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎のリスク低減効果が示唆されています。




今回の研究では、

小児期におけるプロバイオティクスの投与による、

アトピー性皮膚炎予防の有用性が、メタ解析にて検証されました。



具体的には、

6試験から1,955名の被験者が対象となりました。



解析の結果、

偽薬群に比べて、

プロバイオティクスの長期投与群では、

アトピー性皮膚炎のリスクが14%低下した、

ということです。

(RR;0.86, 95% CI 0.77-0.96)



以上のデータから、

小児期におけるプロバイオティクスの投与により、

アトピー性皮膚炎のリスク低減効果が示唆されます。





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。




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posted at 23:55 | この記事のURL
プロバイオティクスが感情を改善する [2015年04月16日(木)]
今日の午前中、DHCシアターのスタジオ収録に行ってきました。


テレビの収録は、ずいぶん久しぶりでしたが、スタッフの方々、司会者に助けられて、何とか終えることができました。


サプリメントの一般的な話から、私自身が摂っているサプリメントなど、いろいろなお話をさせていただきました。





さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の神経免疫学専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクスの摂取による気分・感情への影響を調べた臨床研究が、オランダのグループ(Leiden University)から報告されていました。
(Brain Behav Immun. 2015 Apr 7.)



腸内環境が、免疫やアレルギー、肥満などさまざまな病態に影響を与えることが知られています。


現在、乳酸菌、ビフィズス菌などのプロバイオティクスを継続的に摂取するが、健康維持に重要と考えられています。


なお、生菌でも生着するわけではないので、生菌・死菌を問わず、継続的な摂取が重要です。


さまざまな種類/菌種があり、それぞれの有用性が知られていますが、複数の種類を数ヶ月の単位でローテーションする、という方法が合理的と思われます。



さて、今回の研究では、

ネガティブな気分や感情に対するプロバイオティクスの影響が検証されました。



具体的には、

三重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

気分/感情障害を有していない健康な被験者20名を対象に、

複数の菌種を含むプロバイオティクスを4週間投与し、

同時期に、対照群20名には偽薬を投与し、


うつ状態への感受性の指標となる「sad mood」(悲しい気分)への影響が調べられています。



評価指標として、
Leiden index of depression sensitivity scale改訂版が用いられました。



また、投与されたプロバイオティクスの菌種は、

Bifidobacterium bifidum W23, Bifidobacterium lactis W52, Lactobacillus acidophilus W37, Lactobacillus brevis W63, Lactobacillus casei W56, Lactobacillus salivarius W24, Lactococcus lactis (W19 and W58)です。





解析の結果、

偽薬群に比べて、

4週間のプロバイオティクス投与群では、


「sad mood」の認知の有意な減少が見出されました。

これは、主に、繰り返しの思考、および攻撃的な考えの減少による変化、ということでした。



以上のデータから、

複数菌種のプロバイオティクス投与によるネガティブな感情の減少効果が示唆されます。



今後、
うつ病に対する予防や改善といった臨床的意義の検証が期待される分野です。





うつ病に対する機能性食品・サプリメントの研究として、次のような報告があります。



DHAによる重症うつ病改善作用



うつ病に対するEPAの効果



抗うつ作用のあるサプリメントレビュー



セントジョーンズワートはSSRIと同等の抗うつ作用を示す



うつ病治療におけるセントジョーンズワートの費用対効果



うつ病へのビタミンDサプリメント投与



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用




野菜と果物の摂取が多い高齢者はうつ病リスクが低い




若年女性における葉酸の抗うつ作用



うつ病ではビタミンDが低値



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制



ビタミンB群が脳卒中後のうつ病を予防








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ケフィアによる慢性便秘症の改善作用 [2015年01月30日(金)]
今朝、都心でも雪が降っていました。






消化器病学の専門ジャーナルに,ケフィアによる慢性便秘症の改善作用を示した臨床研究が、トルコのグループ(Ege University Faculty of Medicine)から報告されていました。
(Turk J Gastroenterol. 2014 Dec;25(6):650-6)




ケフィアとは、発酵乳の1種であり、コーカサス地方を起原とする伝統食です。

ケフィアは各種の乳酸菌や酵母を含み、プロバイオティクスとしての作用を有することから,最近では、サプリメント/機能性食品素材に用いられるようになりました。



ケフィアグレインの乳酸菌によって産生される水溶性多糖類として、グルコースとガラクトースから構成されるケフィランkefiran(ガラクトグルカン)があり、多彩な機能性が知られています。




さて、

今回の研究では、ケフィアによる慢性便秘症の症状への作用が検証されました。



具体的には、

機能性便秘症患者20名を対象に、


腸管通過時間検査に基づき、

正常通過時間群10名と、低通過時間群10名の群に分けて、


1日あたり500 mLのケフィア飲料を4週間投与し、


便通関連指標(便通頻度、便の硬さ、排便時の怒責、便秘薬の服用)、

VASにて便通満足度スコアが調べられ、


試験終了時に、

腸管通過時間が測定されました。





解析の結果、

慢性便秘症患者に対するケフィア投与によって、

便通回数の有意な増加、
(p<0.001)

便の硬さの有意な改善、
(p=0.014)

便秘薬服用の有意な減少
(p=0.031)が見出されました。




また、

ケフィア投与によって、排便時の怒責の軽減傾向も見出されています。
(p=0.18)



さらに、

投与後に行われた腸管通過時間測定では、

低通過時間群(通過時間延長群)において、通過時間の促進が認められ、

便通の改善効果が示唆されました。



その他、

便通満足度スコアも有意な改善を示しています。
(p<0.001).



以上のデータから、

慢性便秘症に対するケフィア投与による改善効果が示唆されます。








DHCでは、プロバイオティクスとして、


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複数菌種のプロバイオティクス摂取による高血圧改善作用:メタ解析 [2014年09月16日(火)]
高血圧研究の専門ジャーナルに、プロバイオティクスによる高血圧改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Hypertension. 2014 Oct;64(4):897-903.)



先行研究では、

プロバイオティクスによる血圧改善作用が示唆されています。



今回の研究では、

プロバイオティクスの摂取と、血圧との関係について、ランダム化比較試験(RCT)を対象にメタ解析が行われました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、

(PubMed, Scopus, Cochrane Library (Central), Physiotherapy Evidence Database, and Clinicaltrial.gov databases)


2014年1月までのRCTから、

9報、543名が対象となりました。




解析の結果、

偽薬群に比べて、

プロバイオティクスの摂取により、


収縮期血圧の有意な低下
(-3.56 mm Hg; 95%CI, -6.46 to -0.66)

拡張期血圧の有意な低下が認められたということです。
(-2.38 mm Hg; 95%CI, -2.38 to -0.93)




また、

単一種のプロバイオティクスの投与よりも、


複数種のプロバイオティクス投与のほうが、より大きな降圧効果が認められています。



サブ解析では、

血圧が130/85mmHg未満の群に比べて、

130/85mmHg以上の群において、

より顕著な降圧作用が見いだされました。


その他、
プロバイオティクスの摂取期間が8週間以上、

プロバイオティクスの細菌摂取量が、1日あたり1011CFU(colony-forming units:コロニー形成単位)以上であると、


収縮期血圧、拡張期血圧の低下が大きかったということです。





以上のデータから、

プロバイオティクスによる高血圧改善作用が示唆されます。


高血圧対策として、
プロバイオティクスを利用するポイントは、

・複数菌種を摂取する、

・8週間以上摂取する、

といったことが示唆されます。






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プロバイオティクスによる細菌性膣炎への効果 [2013年12月10日(火)]
今月の産婦人科学の専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクスによる細菌性膣炎への治療補完作用を示した研究が報告されていました。
(Arch Gynecol Obstet. 2013 Dec 8.)




膣内は、乳酸菌により酸性に保たれ、細菌類の増殖が抑制されています。

しかし、疲労や免疫力の低下などで乳酸菌による自浄作用が低くなり、膣内環境が損なわれると、細菌性膣炎(細菌性膣症)を発症します。

(なお、細菌性膣炎は、性感染症ではありません。)




今回の研究では、

成人女性での細菌性膣炎の治療において、

プロバイオティクス利用の有用性に関する検証が行われました。


具体的には、

主要なデータベース(Cochrane Library, PubMed, CINAHL, EMBASE)を用いて

細菌性膣炎の治療に対するプロバイオティクスの効果を調べたランダム化比較試験が抽出されています。


12報の1,304名分のデータがメタ解析の対象となりました。



解析の結果、

プロバイオティクスの利用によって、

治癒率が有意に改善したということです。
(53%の改善。)



9報の質の高い試験に限ると、60%の治癒率改善が見出されました。



サブ解析では、

欧州での試験や短期間の追跡期間の研究で

プロバイオティクスの有用性が顕著でした。






以上のデータから

細菌性膣炎に対するプロバイオティクスの治療効果が示唆されます。




なお、細菌性膣炎に対しては、産婦人科で医薬品が処方されます。

(病名についても、自己判断ではなくて、診断が必要です。)



したがって、プロバイオティクスは、補完療法として併用による治癒向上作用が期待されると思われます。





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乳酸菌・プロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎リスク低下効果 [2013年08月28日(水)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、乳酸菌などのプロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎リスク低下作用を示したメタ解析が、米国のグループ(University of Miami)から報告されていました。
(Pediatrics. 2013 Aug 19)




先行研究では、

小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分@メタ解析

などによって、


プロバイオティクス、プレバイオティクス、GLAといった機能性食品成分(サプリメント成分)は、

乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症予防および重症度軽減に有効であると示唆されます。




さて、
今回の研究では、

プロバイオティクスによる小児でのアトピーや喘息リスクへの働きが検証されました。



具体的には、

小児におけるアトピー性疾患への感受性、喘息や喘鳴の予防作用について、

プロバイオティクスを用いたランダム化偽薬対照比較試験を対象に、メタ解析が行われています。




解析の結果、

プロバイオティクスによって、

IgE値の有意な低下が認められました。

(-7.59 U/mL [95%CI: -14.96 to -0.22]; P = .044)



IgE値の低下は、長期フォローアップにおいてより顕著でした。



出生以前でのプロバイオティクス(母体のプロバイオティクス)の摂取によって、アトピー感受性リスクの有意な減少が認められました。

(skin prick テスト陽性結果が12%減少)


また、出生後では、14%のリスク低下でした。



一方、

プロバイオティクスの投与は、喘息/喘鳴のリスクについての有意差は認められませんでした。

(RR;0.96 [95% CI: 0.85 to 1.07])





以上のデータから、

出生前後におけるプロバイオティクスの投与は、アトピー性疾患のリスク低下、IgE値の低下をもたらすと考えられます。









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小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分@メタ解析 [2013年05月20日(月)]
皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分の効果を調べたメタ解析が、米国のグループ(UC at Davis School of Medicine)から報告されていました。
(JAMA Dermatol. 2013 Mar;149(3):350-5.)




今回の研究では、

新生児から3歳未満の小児において、

アトピー性皮膚炎の発症予防および重症度の軽減に作用する機能性食品成分が調べられています。


具体的には、Medlineなど主要な医学データベースが1946年1月1日から2012年8月27日まで検索され、ランダム化比較試験とコホート研究の92報が抽出されました。




21報の合計6,859名が解析対象となっています。


(4,134名の小児あるいは母親が対照群。)



17報中11報では、

機能性食品によるアトピー性皮膚炎の予防効果が見出されました。




また、6報中5報では、重症度の軽減が認められたということです。



具体的な成分として、最もエビデンスが高いのは、

母子へのプロバイオティクスの投与でした。

(アトピー性皮膚炎の発症予防及び重症度の軽減作用)





特に、Lactobacillus rhamnosus GGについて、アトピー性皮膚炎予防の長期的な働きが示されています。



また、

γ(ガンマ)-リノレン酸(γ-linolenic acid、GLA)では、アトピー性皮膚炎の重症度軽減の有効性が見出されました。



さらに、

プレバイオティクスと

ブラックカレント(クロフサスグリ)種子オイル(=GLAとオメガ3系脂肪酸の組み合わせ)は、

それぞれ、アトピー性皮膚炎の発症リスク低減に有用でした。





以上のデータから、

プロバイオティクス、プレバイオティクス、GLAといった機能性食品成分(サプリメント成分)は、

乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症予防および重症度軽減に有効であると示唆されます。




これまでに次のような研究も知られています。

プロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎予防効果






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ケフィアによる抗炎症作用 [2012年07月03日(火)]
ケフィアによる抗炎症作用や糖代謝作用への影響を示した基礎研究が報告されていました。
Acta Med Indones. 2012 Apr;44(2):100-4)



ケフィアとは、発酵乳の1種であり、コーカサス地方を起原とする伝統食です。


ケフィアは各種の乳酸菌や酵母を含み、プロバイオティクスとしての作用を有することから,最近では、サプリメント/機能性食品素材に用いられるようになりました。




ケフィアグレインの乳酸菌によって産生される水溶性多糖類として、グルコースとガラクトースから構成されるケフィランkefiran(ガラクトグルカン)があり、多彩な機能性が知られています。



さて、今回の研究では、糖尿病モデルラットにおいて、ケフィアによる糖代謝や免疫指標への影響が調べられました。


具体的には、

ラットを4群に分け、

(1)STZ誘導群+インスリン治療(0.76 UI/200 g bw)

(2)STZ誘導群+ケフィア投与群(3.6 cc/200 g bw/day for 30 days)

(3)STZ誘導対照群

(4)正常対照群

に関して、血糖値や各種サイトカイン類が測定されました。



解析の結果、
ケフィア投与群では、血糖値および炎症惹起サイトカイン類(IL1, IL6, TNF)、抗炎症サイトカイン(IL10)への影響が見出されたということです。



ケフィア投与によって、対照群に比べて、

血糖値が有意に低下:-111.00±44.23 ml (p<0.001)、

炎症惹起サイトカインのIL-1とIL-6が有意に低下:それぞれ-18.62±23.59、-3.21±7.57 mU/mL (p<0.001)、

が認められました。


また、
TNFも低下傾向が示されました。

(1.65±4.62、p>0.05)


さらに、抗炎症サイトカインであるIL10では有意な増加が見出されています。
(15.11±2.16 (p<0.05))



以上のデータから、
ケフィアによる糖代謝改善作用、抗炎症作用が示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




ケフィアは、ヨーグルトのような健康飲料として扱われており、臨床研究はあまり知られていません。


これまでに、

ケフィアによるがん患者のQOLへの作用

などの報告があります。




DHCでは、

生菌ケフィア



緑の野菜と飲むケフィア




などがあります。



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プロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎予防効果 [2012年03月29日(木)]
今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、妊娠期および乳児期でのプロバイオティクス摂取による、小児のアトピー性皮膚炎予防効果を示したメタ解析が、フランスのグループから報告されていました。
(Epidemiology. 2012 Mar 21. )




これまでの研究によって、乳酸菌やビフィズス菌といったプロバイオティクスは、アレルギー性疾患の予防や症状の改善に有用であることが示唆されています。




今回の研究では、

妊娠期の妊婦、あるいは乳幼児期の小児によるプロバイオティクスの摂取によって、

小児のアトピー性皮膚炎の予防効果・リスク低減効果が得られるかどうか、

メタ解析が行われました。






具体的には、2011年10月までのMedline, Embase, Cochrane Libraryといったデータベースを用いて、

乳幼児および小児におけるアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis)およびIgE-associated atopic dermatitisの罹患率に関して、

偽薬対照と介入群との比較試験が検証されています。





14試験18報が抽出され、

それぞれの試験期間や両親の体質、介入の用量用法などが交絡因子として補正されました。




メタ解析の結果、

プロバイオティクスの利用によって、小児におけるアトピー性皮膚炎のリスクが21%低下した

ということです。

(RR = 0.79 [95% CI = 0.71-0.88])




また、IgE上昇を伴うアトピー性皮膚炎のリスクは、プロバイオティクスの利用によって20%低下しました。

(RR = 0.80 [95% CI = 0.66-0.96])




以上のデータから、

プロバイオティクスの摂取は、

妊娠期あるいは乳幼児期のいずれであっても、

また、摂取者が母親、小児、あるいは双方のいずれの場合でも、

小児におけるアトピー性皮膚炎の罹患リスクを抑制する、

ことが示唆されます。







DHCでは、プロバイオティクスとして、

ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。


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プロバイオティクスによる母乳脂質の改善 [2011年06月03日(金)]
欧州の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクスによる母乳の脂質組成改善効果を示した臨床研究が、フィンランドのグループ(University of Turku)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2011 May 31.)




母乳の脂質は、免疫調節作用を有しています。

そのため、食事療法などの介入によって、母乳の脂質組成を改善することは、乳児の免疫系に重要であると考えられます。



今回の研究では、プロバイオティクスによる妊娠中及び授乳中の母乳組成への影響が検証されました。


具体的には、妊婦を対象に、

・食事指導+プロバイオティクス、

・食事指導+偽薬

・対照食+偽薬

の3群にて行われています。



食事指導は、カウンセリング+菜種油を主体とした食事、
プロバイオティクスは、Lactobacillus rhamnosus GG + Bifidobacterium lactis Bb12、
としての介入です。


妊娠中及び出産後に、食事調査による評価が行われました。

また、母乳検体が、出産後と1か月後に、脂質組成とサイトカイン類の測定のために採取されました(n = 125)。



解析の結果、
食事指導によって、食事中の脂質の質は改善が認められました。


母乳は、対照群に比べて、両方の介入群において、
α-リノレン酸および総オメガ3系必須脂肪酸の割合が有意に高値となり、改善が認められています(p < 0.05)。


また、食事指導+プロバイオティクス併用群では、
食事指導+偽薬群に比べて、γリノレン酸の割合が高値となっています(p < 0.05)。


さらに、サイトカイン類の測定では、
対照群に比べて、食事介入の両群では、TNF-α、IL-10、IL-4、IL-2が高くなっていました。


以上のデータから、食事の改善による母乳の脂質組成改善作用が示唆されます。




DHCのプロバイオティクス製品は、

ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


緑の野菜と飲むケフィア


ディープシー 植物性乳酸菌


などです。


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潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用 [2010年09月12日(日)]
今月の消化器病学の専門ジャーナルに,潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用を示した臨床研究が報告されていました。
(World J Gastroenterol. 2010 Sep 7;16(33):4145-51.)



慢性炎症を病態とする炎症性腸疾患として,潰瘍性大腸炎やクローン病が知られています。


機能性食品素材の中には,抗炎症作用を有するものがあり,これらの炎症性腸疾患に対する意義が示唆されています。


今回の研究では,潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用が検証されています。


具体的には,中等度の潰瘍性大腸炎を有する患者30名を対象に,1日あたり2,400mgのスルファサラジン(潰瘍性大腸炎治療薬・サルファ剤)とプロバイオティクスの併用投与群あるいはスルファサラジン単独群の2群に分けて,8週間の介入が行われました。



(プロバイオティクスとして,Lactobacillus delbruekiiLactobacillus fermentumが用いられています。)



大腸における粘膜障害および炎症マーカーが解析された結果,8週間のプロバイオティクス併用投与によって,IL-6の低下,TNF-α発現の抑制,NF-κBp65発現の抑制が見出されたということです(P < 0.05)。



以上のデータから,潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用が示唆されます。



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プロバイオティクスによる小児アレルギー疾患の改善作用 [2010年07月29日(木)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に,乳酸菌による小児アレルギー疾患の改善作用を示した臨床研究が,台湾のグループ(National Cheng Kung University)から報告されていました。
(Pediatr Pulmonol. 2010 Jul 23)




これまでの研究によって,プロバイオティクスの投与が,小児におけるアトピー性皮膚炎の予防や治療に有用であることが知られています。


一方,喘息などのアレルギー性呼吸疾患については,一定の結果が得られていません。


そこで,今回の研究では,小児を対象に,乳酸菌投与による喘息およびアレルギー性鼻炎の臨床症状への作用が検証されました。


具体的には,喘息あるいはアレルギー性鼻炎を有する6歳から12歳までの小児を対象に,乳酸菌(Lactobacillus gasseri A5)投与群(n = 49)あるいは偽薬投与群(n = 56)の2群に分けて,8週間のランダム化二重盲検偽薬対照試験として行われています。



呼吸器関連指標が解析された結果,

偽薬投与群に比べて,乳酸菌投与群において,

日中および夜間のピークフロー率(最大呼息流量率)が有意に増加(改善),喘息およびアレルギー性鼻炎の臨床症状スコアの有意な改善が認められたということです。



また,乳酸菌投与群では,末梢血単核球におけるTNF-α,IFN-γ,IL-12,IL-13産生の有意な減少も認められています。



以上のデータから,小児の喘息やアレルギー性鼻炎に対して,乳酸菌/プロバイオティクス投与の有用性が示唆されます。




プロバイオティクス製品にはさまざまな種類があります。

一般に,製品の効果については個人差がありますので,まず2〜3ヵ月程度摂取し,気になる症状に改善がみられるかどうか,試してみることになると思います。



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