今月の栄養学の専門ジャーナルに、大豆イソフラボンの代謝を検討した臨床研究が、フランスのグループから報告されていました。
(Br J Nutr. 2008 Feb;99(2): 333-344.)
大豆に含まれるイソフラボン類として、ゲニステインやダイゼインが知られており、健康保持や疾病予防における役割が注目されています。
しかし、イソフラボン類の吸収や代謝については、個人差もあることから、生体内での活性についてはいろいろな議論があります。
今回の研究では、
フランスで販売されている69種類の大豆製品におけるイソフラボン含有量の測定、
イソフラボンのバイオアベイラビリティについてサプリメントと食品の比較検討、
が行われています。
健康なボランティア12名を対象に、アグリコン35mgに相当するイソフラボンが、サプリメントあるいはチーズ製品としてクロスオーバー法にて投与され、血中や尿中のイソフラボン量、ダイゼインとゲニステインの比などが解析されました。
その結果、ダイゼインとゲニステインのCmaxおよびAUCは、大豆含有チーズ製品よりも、大豆由来のサプリメントのほうが高値であることが示されています。
ヒトにおけるイソフラボン類のバイオアベイラビリティについて検証したこのデータから、サプリメントの利用も、大豆製品の摂取と同等に有用であることが示唆されます。
ただし、今回は大豆含有チーズ製品との比較ですので、大豆製品の摂取が基本であり、それらを補完する目的でサプリメントの利用が推奨されます。
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