サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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サプリメントの経済性(費用対効果):医薬品との比較 [2013年08月08日(木)]
昨日に続いて、サプリメントの経済性(費用対効果)を考えてみたいと思います。



具体例を計算してみました。


■脂質異常症(高脂血症):スタチン剤 vs. 紅麹(ロバスタチン)


まず、紅麹です。

紅麹は、コレステロール低下作用について、スタチン剤と同等の効果があり、かつ、副作用が少ないことが知られています。


また、心血管イベント低下作用も示されており、安全性・有効性からは、医薬品と同等以上に推奨できます。


費用対効果(経済性)を考慮すると、DHCの濃縮紅麹のほうが、スタチン剤よりも優れています。


薬価と比べてみると、次のようになります。


・医薬品:スタチン剤(HMG-CoA還元酵素阻害剤)
 
 メバロチン錠(5mg) 54.00円

 リピトール錠(5mg) 59.40円


・サプリメント:DHC濃縮紅麹 1粒あたり40.24円


DHC濃縮紅麹は、メバロチンやリピトールの5mg錠と同じくらいの効果です。(個人差はありますが。)

メバロチンやリピトールは10mg錠もあるので、必要に応じて濃縮紅麹も増やすことができます。

(なお、スタチン剤も濃縮紅麹も、コエンザイムQ10との併用が推奨されます。)





■うつ病:SSRI vs. セントジョーンズワート


次に、うつ病について、医薬品のSSRIと比べて、セントジョーンズワートでは、軽症から中等度のうつ病に対して、SSRIと同等の効果があり、かつ、副作用が少ない、というエビデンスが確立しています。

(セントジョーンズワートは、単独利用では安全性が高いですが、医薬品との相互作用による有害事象に注意が必要です。)



SSRIに比べて、セントジョーンズワートは、半額から3分の1のコストになります。


・医薬品:SSRI

 パキシル錠(5mg) 60.50円

 ジェイゾロフト錠(25mg) 106.00円


・サプリメント:DHCセントジョーンズワート(エキス末650mg) 1日あたり29.74円



■抗加齢:ユビデカレノン vs. コエンザイムQ10


アンチエイジング・抗加齢の分野で広く利用されているコエンザイムQ10は、医薬品としての製品もあります。

しかし、一日用量が30mgなので、10mg錠を3錠というのが処方箋の用量です。


臨床試験では、100mg前後の用量が一般的です。


例えば、DHCのコエンザイムQ10は1日2粒あたり90mg含有しています。

DHCプロティンダイエットにも1袋あたり35mg含まれています。



・医薬品:ノイキノン錠(10mg) 18.8円 ⇒ 90mg= 169.20円

・サプリメント:DHC コエンザイムQ10 (45mg) 12.50円 ⇒ 90mg=25.00円



1日あたり90mgで比較すると、サプリメントのほうが、医薬品の数分の1のコストです。




■ビタミンD:エルデカルシトール(活性型ビタミンD3製剤) vs. ビタミンD3

ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など多彩な作用が知られています。

医薬品は、活性型ビタミンDであり、骨粗しょう症の治療薬としての処方です。


サプリメントは、ビタミンD3が一般的で、体内に吸収されて活性型になります。



・医薬品:エディロールカプセル(0.5μg) 68.5円

・サプリメント:DHCビタミンD3(25μg;1,000 IU)  1日あたり10円




なお、医薬品は、保険適応になりますので、実際の自己負担額は3割です。

したがって、上記の薬価と、サプリメントの値段の差は、実際の自己負担額よりもおおきくなっています。


ただし、医薬品の場合には、薬代以外に、医療機関での診察料や処方箋の代金が必要になります。



具体的には、

自己負担30%であれば、


まず、病院やクリニックで、
初・再診料 810円、投薬料 399円の合計1210円が自己負担です。


次に、調剤薬局では、
調剤技術料と薬学管理料が、薬の代金である薬剤料とは別に加算されます。




サプリメントは、まず、健康保持・疾病予防に利用されます。

この際には、ビタミンやミネラルの保健効果、機能性食品成分の抗酸化作用や抗炎症作用が働きます。

一方、特定の病気や症状の改善に対して利用される場合、

医薬品としてではなくサプリメントとして広く利用されている機能性食品成分が多く存在します。


また、安全性と有効性、経済性を考えるときに、上記のように、医薬品と同等の効果があり、安全性が高く、経済性にも優れたサプリメント成分も知られています。




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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

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