サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2013年08月  >
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
ビタミンD摂取による肺がんリスク低減効果@非喫煙女性 [2013年08月30日(金)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、女性において、ビタミンDサプリメントの摂取と、肺がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2013 Aug 21.)



ビタミンDには免疫調節作用や抗がん作用があることから、

アンチエイジング医学の分野では、ベーシックなサプリメントとして、一日あたり1,000 IUから2,000 IUのサプリメント摂取が推奨されています。




先行研究では、

ビタミンDは、特定のサブグループにおいて、肺がん予防効果を有することが示唆されています。



そこで、今回の研究では、

女性において、

ビタミンDの摂取と肺がんリスクとの関連が調べられました。



具体的には、

前向きコホート研究として、

1993年から2010年の追跡期間の

閉経後の女性128,779名が対象となりました。

(1771名の肺がん患者を含むWHI研究の被験者が対象です。)




12%の被験者が、実薬介入を受けています。

(1日あたり1,000mgのカルシウム+400IUのビタミンD3の投与。カルシウム/ビタミンDトライアルとして。)



食事調査およびサプリメントの利用状況が調べられ、ビタミンDなどの摂取量が測定されました。



解析の結果、

まず、全被験者ではビタミンDと肺がんとの間に有意な相関は見出されませんでした。



次に、

非喫煙者(過去に喫煙歴がない非喫煙者)では、

ビタミンDの総摂取量が一日あたり400 IU以上において、

肺がんリスクの有意な低下が認められました。




一日あたりのビタミンD摂取量が、100 IUの群に比べて、800 IU群では、

肺がんリスクが63%低下していました。

(HR: 0.37; 95% CI: 0.18, 0.77)





なお、ビタミンAの摂取量は、ビタミンDの摂取量や肺がんリスクとの関連に影響を与えていません。



ただし、カルシウム/ビタミンDトライアルでは、

1日あたりのビタミンA摂取量が1000μg未満の女性において、肺がんリスク低下作用が見出されています。

(HR: 0.69; 95% CI: 0.50, 0.96; P-interaction = 0.09)





以上のデータから、

閉経後の女性の中で、

喫煙歴のない非喫煙者では、

ビタミンDの摂取と肺がんリスク低下との間に有意な相関が示唆されます。




今後、介入試験による因果関係の検証が期待されます。


ビタミンD3サプリメントは、費用対効果の高いベーシックサプリメントの一つですので、広く推奨できます。



近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。



一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。




------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:57 | この記事のURL
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る