サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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魚油(EPA・DHA)が化学療法の副作用を軽減する [2017年04月06日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、化学療法に伴う副作用に対して、魚油サプリメントの有用性を示した臨床研究が、英国とブラジルのグループから報告されていました。
(J Hum Nutr Diet. 2017 Apr 4.)


EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。


これまでの研究では、

オメガ3系脂肪酸の供給源としての魚油の摂取は、EPAやDHAの抗炎症作用を介して、がん・悪性腫瘍に対する化学療法に伴う副作用を軽減することが示唆されています。



今回の研究では、

化学療法の副作用に対する魚油サプリメントの有用性が検証されました。


具体的には、

9週間のランダム化比較試験として、

白血病あるいはリンパ腫の患者22名を対象に、

・対照群(非投与群):13名、

・魚油サプリメント(2グラム/日)投与群:9名

の2群について9週間の介入が行われ、


栄養状態、血中脂肪酸などの指標が介入の前後で測定されました。



解析の結果、

まず、魚油サプリメント投与群では、EPAおよびDHAの血中濃度の上昇が認められました。

次に、
対照群と比べて、

魚油サプリメント投与群では、

CRP値、CRP/アルブミン比の顕著な減少が見いだされました。



さらに、

長期生存率(化学療法の開始から465日間)は、

魚油サプリメント投与群において有意に高かったということです。
(P < 0.05)


以上のデータから、

白血病や悪性リンパ腫に対する化学療法施行中に、

魚油サプリメント(EPAやDHA)の投与による抗炎症作用を介した有用性(副作用軽減効果)が示唆されます。

生存率の向上効果も示唆されることから、今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。


DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





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posted at 23:55 | この記事のURL
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