生理学の専門ジャーナルに、サッカーによる運動負荷時の酸化ストレスに対して、ゴマの摂取による酸化ストレス障害軽減作用を示した臨床研究が、ブラジルのグループ(Federal University of ParaíbaJoão Pessoa)から報告されていました。
(Front Physiol. 2017 Mar 31;8:196.)
適度な運動は、インスリン感受性の改善やストレス軽減など、健康増進に有用です。
一方、プロのアスリートのトレーニングや週末だけの過度な運動といった場合には、過剰な運動に伴う酸化ストレス障害によるネガティブな影響も想定されます。
ゴマ(胡麻、学名
Sesamum indicum L)は、抗酸化作用を有するセサミンやセサモリン、セサモールといった機能性成分が含まれており、抗炎症作用や抗酸化作用を介した働きが示されてきました。
具体的には、脂質酸化抑制、炎症マーカー(hs-CRPやIL-6)の減少などです。
また、ゴマペプチドによる高血圧改善作用も知られています。
さて、今回の研究では、運動負荷によって生じる酸化ストレスや筋肉障害に対するゴマ摂取の影響が検証されました。
具体的には、セミプロのサッカー選手(男性20名)を対象に、
・1日あたり40グラムのゴマ(テーブルスプーン2杯分)摂取群
・偽薬摂取群
の2群について、
28日間の運動トレーニングが行われ、
介入の前後で、CK(クレアチンキナーゼ)、LDH、MDA、SOD、hs-CRP、有酸素運動能などの指標が調べられています。
解析の結果、
ゴマの摂取により、
筋肉障害の指標であるCKの有意な減少
(19%, p < 0.05),
LDHの有意な減少、
(37%, p < 0.05)
脂質過酸化であるMDAの有意な減少、
(55%, p < 0.05)
炎症マーカーであるhs-CRPの有意な減少、
(53%, p < 0.05)
抗酸化能の指標であるSODの有意な亢進
(14%, p < 0.05)
ビタミンA (25%, p < 0.05)と、ビタミンE (65%, p < 0.05)の有意な増加が見出されました。
このとき、
有酸素運動能の有意な亢進も認められたということです。
(17%, p < 0.05)
これに対して、
偽薬投与群では、
筋障害指標のCKの有意な上昇を認め、
(5%, p < 0.05)
LDHやSOD、ビタミンAでは有意な変化はなく、
MDAは減少
(21%, p < 0.05)
ビタミンEは増加
(14%, p < 0.05)
を認めました。
なお、MDAやビタミンEでの好影響は、偽薬群では、ゴマ投与群よりも小さい効果であったということです。
以上のデータから、
セミプロのアスリートの運動トレーニング中に生じる酸化ストレスや筋肉障害に対して、
ゴマの摂取による抗酸化作用や抗炎症作用が示唆されます。
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