サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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片頭痛患者は補完代替医療の利用でQOLが改善@米国 [2018年02月07日(水)]
今日の午後、症候概論の講義のため、外出しました。

最近の学生はまじめなのか、全員出席でした。
(本来、そうあるべきなのでしょうけれど。)


さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、片頭痛患者でのCAMの利用とQOLとの関連を調べた研究が、米国のグループ(Yale University)から報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2018 Feb;30:44-49)


今回の研究では、


片頭痛や重度の頭痛を有する米国の成人において、

補完代替医療(CAM)の利用の利用状況、利用の理由(治療、ウエルネス、療法)、得られるベネフィット(便益)が検証されました。


具体的には、

2012年の米国全国健康面接調査から、

片頭痛/重度の頭痛を有する成人4447名のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
過去1年間に41.3%の被験者が何らかのCAMを利用していました。


次に、CAM利用の目的は、

CAM利用者の約3分の1(29.6%)は、CAMをウエルネスのために利用、

59%はウエルネスと治療の両方、

11.4%が治療目的での利用

でした。


具体的には、

ハーブ:46.86%

カイロプラクティック:32.08%

マッサージ:31.80%

ヨーガ:29.31%

などが利用されていました。


また

自己申告のベネフィット(便益)としてあげられた6項目に関して、
(健康を管理できているという感覚、ストレス軽減、睡眠改善、気分/感情の改善、全般的な健康状態の改善、他者との関係の改善)

ウエルネスにCAMを利用していた群と、

両方の目的での利用群とは、

治療目的の群に比べて、

(睡眠以外の項目で)ベネフィットを得る率が高率でした。
(p < 0.05)


以上のデータから、

米国において、

片頭痛/重症の頭痛を有する成人では、

ウエルネス、あるいはウエルネスと治療の目的でCAMを利用する場合にQOLの改善作用が示唆されます。


これまでに次の報告が知られています。


片頭痛患者はコエンザイムQ10が不足し、CoQ10サプリメントで片頭痛が予防できる



コエンザイムQ10による片頭痛予防効果



コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。




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