サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶エキスが記憶能/ワーキングメモリを改善する [2018年03月03日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、緑茶抽出物による記憶能/ワーキングメモリの改善作用を示した臨床研究が、米国のグループ(Indiana University)から報告されていました。
(J Nutr Health Aging. 2018;22(3):446-450.)



緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。

最近では次のような研究があります。

緑茶エキスにより大腸腺腫リスクが58%低下する



今回の研究では、

健康な女性(若年者21 – 29歳および中高年者50 – 63歳)において、

緑茶抽出物(エキス)によるワーキングメモリへの作用が検証されました。


具体的には、

一重盲検偽薬対照クロスオーバー試験として、


非喫煙の白人女性20名(若年者群10名、中高年10名)を対象に、


5.4グラムの緑茶エキス(45%以上のEGCG含有)

あるいは

偽薬

を投与し、


ワーキングメモリが調べられています。
(reading span とN-back task paradigmが指標)

介入の前後で、採血が行われ、

酸化ストレス関連指標(MDAやTEAC)が測定され、

24時間リコールによる食事調査も行われました。


解析の結果、

中高年の女性において、

緑茶エキスの単回投与によって、ワーキングメモリ課題の1つであるリーディングスパンテストでの有意な改善が認められました。
(higher absolute and partial scores of reading span)


若年者層では有意差は検出できませんでした。


一方、Nバック課題では、いずれの群でも有意差は認められませんでした。

また、血中のMDAやTEACでも有意差は認められませんでした。

以上のデータから、


健康な中高年(50−63歳)の女性において、

カフェイン抜きの緑茶抽出物(エキス)の投与によるワーキングメモリの改善作用が示唆されます。



緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析



緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 



コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下



緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者



緑茶による高齢者での認知機能改善効果



緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用



緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用



緑茶エキスにより大腸腺腫リスクが58%低下する



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