サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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シナモンによる抗炎症作用@関節リウマチ患者 [2018年05月09日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、関節リウマチ患者において、シナモンによる抗炎症作用を示した臨床研究が、イランのグループ(Ahvaz Jundishapur University of Medical Sciences)から報告されていました。
(J Am Coll Nutr. 2018 May 3:1-6.)



シナモンにはポリフェノールが多く含まれており、脂質代謝や糖代謝への作用が示唆されます。

シナモンによる脂質代謝への働き:メタ解析


シナモンによる糖代謝改善作用


さて、

今回の研究では、

関節リウマチ(RA)において、シナモンによる臨床症状および炎症関連マーカー、心血管リスク因子への作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検臨床試験として、

関節リウマチ患者の女性36名を対象に、

・シナモンパウダー(2000mg/日)投与群、

・偽薬投与群

の2群について、8週間の介入試験が行われ、

内分泌代謝関連指標や炎症関連マーカーなどが調べられています。


解析の結果、

8週間のシナモンパウダー投与後に、

偽薬群に比べて、

血中CRP値の有意な低下、
(p < 0.001)

TNF-α値の有意な低下、
(p < 0.001)

が見出されました。


また、

偽薬群に比べて、

シナモン投与群にて、

拡張期血圧の有意な低下が見出されました。
(p = 0.017)



さらに、

偽薬群に比べて、

シナモン投与群では、

疾患活動スコアの有意な減少、
(Disease Activity Score、DAS-28、p < 0.001)

VASの有意な減少、
(p < 0.001)

圧痛や腫脹といった関節数の有意な減少
(p < 0.001)

も見出されています。


なお、糖代謝や脂質代謝指標、肝機能、ESRなどの指標では有意な変化は認められませんでした。


以上のデータから、

シナモンパウダー含有サプリメントによる関節リウマチ患者での抗炎症作用や臨床症状の軽減作用が示唆されます。


関節リウマチでは、標準治療が確立しており、第一選択になります。

今後、シナモンのような機能性食品成分の補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。







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