サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2018年05月  >
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
ビタミンDによる糖尿病リスク低減作用:メタ解析 [2018年05月11日(金)]
今月の生物学研究の専門ジャーナルに、ビタミンDサプリメントによる糖尿病予防効果について検証した系統的レビュー/メタ解析が、中国のグループ(Zhengzhou University)から報告されていました。
(Biomed Rep. 2018 May;8(5):475-484)


ビタミンDは、筋骨格系への作用や免疫調節作用に加えて、内分泌代謝系への作用が示唆されています。


例えば、
先行研究では、次の報告があります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析


ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析



疫学研究では、

ビタミンD欠乏と2型糖尿病リスクとの相関が示されています。


介入研究によって、

2型糖尿病患者あるいは健常者に対して、ビタミンDサプリメントを投与した際の糖代謝関連指標への作用についてはさまざまな報告があります。


そこで、今回の研究では、

ビタミンDサプリメント投与による糖代謝への作用を調べたランダム化比較試験(RCT)を対象にした系統的レビュー/メタ解析が行われました。


主要医学データベースから、

23報の28試験(RCT)がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、すべてのRCTの解析では、

ビタミンDの投与と、

空腹時血糖値、インスリン抵抗性、非糖尿病患者での糖尿病予防との間に有意な相関は認められませんでした。


次に、

層別解析では、

試験開始時の被験者の状態によって、ビタミンDサプリメントと糖代謝への有意な作用が見出されました。

具体的には、

空腹時血糖値は、

BMIが25未満
(P=0.048)、

血中ビタミンD値(25(OH)D)が20ng/ml以上30ng/ml未満
(P=0.002)

の被験者において、ビタミンDの投与による有意な改善が認められました。

次に、

インスリン抵抗性は、

血中ビタミンD値が30 ng/ml以上の群で有意な改善が示され、
(P=0.021)


2型糖尿病リスクは、

糖尿病予備軍の被験者、
(P=0.047)

BMIが25以上30未満の被験者
(P=0.032)

において、有意に低下しました。

さらに、

ビタミンDサプリメントの用量が1日当たり2,000 IU以上の群では、

2型糖尿病の予防効果が見出されています。
(P=0.047)


以上のデータから、

ビタミンDサプリメントの投与による糖代謝改善作用、糖尿病リスク低減作用が示唆されます。


今回のメタ解析のデータから考えると、

ビタミンDが不足傾向にある被験者や糖尿病予備軍の被験者に対して、

一定量以上のビタミンDサプリメントを投与することで、

2型糖尿病のリスク低減/予防効果が示唆されます。




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。








------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------

posted at 23:56 | この記事のURL
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る