サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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カロテノイド類の摂取が多いと大腿骨の骨折が少ない [2018年06月02日(土)]
今月の骨代謝研究の専門ジャーナルに、食事由来のカロテノイドの摂取と、大腿骨頸部骨折リスクとの関連を調べた研究が、中国のグループ(Sun Yat-sen University)から報告されていました。
(Bone. 2018 Jun;111:116-122.)


これまでの研究によって、

かんきつ類などの含まれるカロテノイドの摂取による骨代謝への好影響が知られています。



今回の研究では、

食事からのカロテノイドの摂取と、大腿骨頸部骨折との関連が検証されました。


具体的には、

症例対照研究として、

2009年から2015年の間に、

55歳から80歳の中高年の中国人を対象に、

大腿骨頸部骨折患者1070名と、

対照群1070名の2群について、

食事調査が行われています。


解析の結果、

総カロテノイドの摂取および、個別のカロテノイド(βカロテン、βクリプトキサンチン、ルテイン/ゼアキサンチン)の摂取が多いと、

大腿骨頸部骨折のリスクが有意に低いという相関が見出されました。
(all p trends <0.01)


四分位で最低群に比べて、

最高群での大腿骨頸部骨折リスクは、


総カロテノイドの摂取では56%のリスク低下
(OR; 0.44 (0.29, 0.68))

βカロテンの摂取では50%のリスク低下、
(OR; 0.50 (0.29, 0.69))

βクリプトキサンチンの摂取では45%のリスク低下
(OR: 0.55 (0.38, 0.80))

ルテイン/ゼアキサンチンの摂取では60%のリスク低下
(OR; 0.40 (0.27, 0.59)

でした。

なお、αカロテンとリコピンの摂取と、大腿骨頸部骨折リスクとの間に有意な相関は見出されませんでした。


以上のデータから、

カロテノイドの摂取による大腿骨頸部骨折の予防作用が示唆されます。


日本では、次の報告があります。

大腿骨頭壊死の患者では血中カロテノイドが低値@日本人



カロテノイド類の摂取は、骨代謝に好影響を与え、骨粗鬆症の予防効果を示すことがわかっています。

よく知られているのは、βクリプトキサンチンです。

β-クリプトキサンチンは、骨代謝マーカーであるアルカリフォスファターゼ活性を亢進し、骨中のカルシウム含量を増加することで、骨組織中のカルシウム量を有意に増加させ、骨石灰化を促進します。

また、各種骨吸収促進因子による骨塩溶解(骨吸収)を抑制する作用も示されています。

さらに、β−クリプトキサンチンは、骨芽細胞による骨形成に関与する各種タンパク分子(Runx2、 αI collagen、 IGF-I およびTGFβ1)の遺伝子発現を高めることで骨形成を促進します。


(日本では、明らか食品での機能性表示食品となった製品の中に、骨粗鬆症予防を訴求するみかんがあります。

関与成分は、みかんに含まれるカロテノイド系ファイトケミカルのβクリプトキサンチンです。)

ただし、日本人は、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、葉酸の摂取が不足していますので、骨の健康維持には、みかんの前に、まず、これらのミネラルやビタミンをサプリメントから取ることが優先でしょう。



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