サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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妊娠中の葉酸サプリメント摂取が、産後うつ病を予防する [2019年01月02日(水)]
葉酸サプリメントの有用性の一つに、産後うつ病のリスク低減に関する報告があります。


産後うつに限らず、うつ病患者では、葉酸低値や高ホモシステイン血症が認められることが知られており、
血中ホモシステインが高値であると、うつ病のリスクになると考えられます。

葉酸は、ホモシステインをメチオニンに代謝することで、高ホモシステイン血症を改善することから、

妊娠期間を通じて、葉酸サプリメントを摂取することは、

産後うつの予防/リスク低減に有用と考えられます。


妊娠期間中の葉酸サプリメントの投与によって、産後うつ病リスクが低減したという研究が、イギリスのグループ(University of Bristol)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2012 Jan;66(1):97-103.)


具体的には、

前向きコホート研究として、妊婦6,809名を対象に、

妊娠期間中の葉酸サプリメントの摂取と、異なる期間でのうつ病のリスクとの関連がしらべられました。

うつ病には、エジンバラ産後うつ病自己評価票が用いられました。

また、葉酸代謝関連遺伝子であるMTHFR(メチレンテトラヒドロ葉酸還元型酵素)のC677T多型も調べられました。


解析の結果、

葉酸サプリメントの摂取と、

妊娠中のうつ病あるいは妊娠8ヶ月までのうつ病リスクとの間には特に強い相関を示すエビデンスは見出されませんでした。

しかし、
産後21ヵ月でのうつ病に対して、妊娠中の葉酸サプリメントの摂取による予防効果が見出されました。
また、この効果は、MTHFR C677T多型でTT型の被験者でより顕著でした。


TT型の被験者において、
産後8カ月から21ヵ月にかけて、
うつ病スコアの変化は、
サプリメントの非摂取群では0.66 (95% CI=0.31-1.01) と悪化したのに対して、

妊娠18週の時点で、サプリメントを摂取していた群では-1.02 (95% CI=-2.22-0.18)と改善が見出されました。
(P=0.01).


以上のデータから、

妊娠中の葉酸サプリメントによる産後うつ病リスク低減作用は、

葉酸代謝関連遺伝子に変異がある妊婦において特に顕著であることが示唆されます。

なお、葉酸は、イギリスや米国では、葉酸は穀類に強化されているので、追加的に葉酸サプリメントを摂ることによる有用性は検出されにくくなっています。





欧米やオセアニアなど世界80カ国以上では、葉酸は穀類に強制添加されており、ある程度、普段の食品(シリアルやコメなど)から摂取されていることから、

それらに追加して、葉酸サプリメントを摂取しても、その有用性の検出は容易ではないと思われます。

これに対して、日本や中国では、葉酸が添加されておらず、

葉酸サプリメントの摂取による有用性が得られやすいと考えられます。


例えば、中国から次の報告があります。

妊娠時の葉酸サプリメント摂取が産後うつ病リスクを減らす



DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート



葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。


葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究



DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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