サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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プレコンセプションケアでの検査プログラムによる先天奇形予防効果 [2019年03月02日(土)]
産婦人科の専門ジャーナルに、プレコンセプション(受胎前)の検査プログラムによる先天奇形の予防効果を調べた臨床研究が、中国のグループ(Maternal and Children Health Care Hospital of Donguan City)から報告されていました。
(J Matern Fetal Neonatal Med. 2018 Dec 6:1-141)



具体的には、

2013年から2017年にかけて、
中国広東省の東莞市(とうかんし)において、


プレコンセプション検査システム及び
先天奇形サーベイランスシステムのデータから、


妊娠中に、プレコンセプション検査を行った母親からの出生児63 175名(スクリーニング群)と、


非スクリーニングの対照群の出生児649 862名の2群について、

妊娠28数から生後7日の間の死産、胎児死亡、出生児
および
合法妊娠中絶が対象となり、両群間の比較が行われました。



解析の結果、

先天奇形の発症率は、

スクリーニング群では、134.55/10000、

対照群では、241.53/10000
でした。


プレコンセプション検査は、

先天奇形の発症率を44.3%減少させました。
(RR: 0.557, 95%CI: 0.520-0.597)


二分脊椎症は、92.4%の減少、
(RR: 0.076, 95%CI: 0.011-0.545)

無脳症は、86.6%の減少、
(RR: 0.134, 95%CI: 0.033-0.543)

肛門直腸閉鎖/狭窄は、
84.9%の減少、
(RR: 0.151, 95%CI: 0.048-0.471)

であり顕著な効果が見出されました。

ダウン症候群は、31.6%の減少傾向でした。
(RR: 0.684, 95%CI: 0.435-1.075)


若年の母親(14−19歳)および高齢出産では、

先天奇形リスクが上昇していました。


プレコンセプション検査は、

25歳以下の年齢の母親において、もっとも効果的であり、
(RR: 0.465, 95%CI: 0.387-0.559)

次に、
30-34歳で相対的な貧困層の母親で、効果的でした。
(RR: 0.678, 95%CI: 0.593-0.776)


また、
地方よりも、都市部にて、先天奇形の発症率が高値でした。


先天奇形の予防のためのプレコンセプション検査は、

地方よりも、
(RR: 0.577, 95%CI: 0.533-0.625)

都市部において、
(RR: 0.453, 95%CI: 0.391-0.525)

より効果的でした。

なお、

先天奇形の罹患率は、

女児よりも男児において高値でした。


以上のデータから、

プレコンセプション検査プログラムによる先天奇形罹患率の減少効果が示唆されます。



サプリメントもプレコンセプションケアとして推奨できます。

特に、葉酸を含むビタミンサプリメントは必須です。



葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不測では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低
下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。



DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます



DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。

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