サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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母親のイソフラボンの摂取が少ないと、児の尿道下裂のリスクが高くなる:エコチル調査 [2019年03月20日(水)]
先月の泌尿器科学の専門ジャーナルに、母親のイソフラボンの摂取が少ないと、児の尿道下裂のリスクが高くなるという相関を示したエコチル調査のデータが発表されていました。
(Urology. 2019 Feb;124:229-236.)



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。

先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。

大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ


さて、
今回の研究では、エコチル調査の一環として、

母親のイソフラボンの摂取と、児の尿道下裂リスクとの関連が検証されました。


妊娠初期の性分化の時期において、
食事由来のイソフラボンへの暴露が、

男児の外性器の分化に影響を与えるかどうか、

検証されました。

具体的には、環境省エコチル調査の一環として、

2011年から2014年にかけて参加した母親から、
単胎での男児を出産した41,578名を対象に、

食事調査によって、ゲニステイン(イソフラボンの一種)の摂取量が計算され、

生後1ヵ月の時点での診療記録から、尿道下裂の発生が調べられました。

解析の結果、
まず、

イソフラボンであるゲニステインの摂取量の中央値は、1日あたり15.3 mgでした。

51例の尿道下裂が見出されました。


尿道下裂リスクとの関連について、


イソフラボンの摂取量が少ない群(10%)では、

対照群(摂取量が11%から89%)に比べて、

男児の尿道下裂の発生が、2.8倍と有意に増加していました。
(OR = 2.8, 95%CI = 1.4-5.8)


一方、
イソフラボンの摂取が多い群(90%以上)では、

対照群と比べて、有意差は見出されませんでした。
(OR = 0.9, 95%CI = 0.4-2.4)

以上のデータから、

母親の食事からのイソフラボンの摂取量が少ないと、

男児の尿道下裂のリスクが高くなることが示唆されます。




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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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