サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コエンザイムQ10による疲労軽減作用:系統的レビュー [2019年04月15日(月)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、コエンザイムQ10による疲労軽減作用を検証した系統的レビューが報告されていました。
(Complement Ther Med. 2019 Apr;43:181-187.)


コエンザイムQ10は、内在性の脂溶性抗酸化成分であり、ミトコンドリア機能維持に重要な役割を果たしています。

コエンザイムQ10の機能性は、抗酸化作用とATP産生能を介して発揮されます。


コエンザイムQ10サプリメントは、ベーシックサプリメントとして、生活習慣病やヘルシーエイジングのために広く推奨できます。
(もちろん、私も摂っています。)


今回の研究では、

先行のランダム化比較試験により、コエンザイムQ10による疲労への働きを検証した系統的レビューが行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Cochrane's library, Science direct, Scopus, Google scholar and ISI web of science)

2018年4月までに収載された論文から、

成人を対象に疲労に対するコエンザイムQ10を投与したランダム化比較試験が検索され、


16報、

1316名のデータが系統的レビューの対象となりました。


解析の結果、

健常者、線維筋痛症患者、スタチン関連疲労、多発性硬化症、末期腎障害患者において、

コエンザイムQ10による有意な疲労軽減作用が見出されました。


コエンザイムQ10による疲労軽減作用は、

他の疾患に比べて、

スタチン関連性の疲労、および線維筋痛症患者において、より顕著な有効性が見出されたということです。




コエンザイムQ10による多発性硬化症での抗疲労効果




生活習慣病や慢性消耗性疾患の患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少していることも示唆されています。


サプリメントのコエンザイムQ10には、酸化型コエンザイムQ10であるユビキノンと、

還元型コエンザイムQ10のユビキノールの2種類があります。

酸化型CoQ10は、摂取後に体内で還元型に変換されて、作用します。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。



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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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