サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年04月  >
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
ヘスペリジンによる抗炎症作用:メタ解析 [2019年04月16日(火)]
今月の生物学の専門ジャーナル(電子版)に、ヘスペリジンによる炎症マーカーへの作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランのグループ(Shahid Sadoughi University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Chem Biol Interact. 2019 Apr 13.)



フラボノイド類の中のフラバノンの1種であるヘスペリジンは、抗炎症作用が示唆されています。

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

成人でのランダム化比較試験(RCT)におけるヘスペリジンサプリメント投与による炎症マーカーへの作用が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, ISI Web of Science, and Google Scholar)

2018年12月までの収載論文が対象となり、

成人を対象に、ヘスペリジン投与群、あるいは対照投与群の2群についてのランダム化比較試験(RCT)が検索され、


6報、296名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

ヘスペリジン投与によって、

VCAM-1(Vascular Cell Adhesion Molecule 1、血管細胞接着分子1)の有意な減少、
(WMD = -22.81 ng/L, P = 0.041, n = 3)

が見出されたということです。

なお、
CRP値は低下傾向でした。
(WMD = -0.69 mg/L, P = 0.079, n = 5)


サブ解析では、

並行群間試験
(WMD = -0.72 mg/L, P = 0.024, n = 3)

4週間以上のフォローアップ試験
(WMD = -0.76 mg/L, P = 0.020, n = 2)

で顕著な作用が認められました。


なお、
ヘスペリジン投与は、E-selectin, IL-6、ICAM-1
には有意な変化は見出されませんでした。


以上の系統的レビュー/メタ解析から、

フラボノイド類のヘスペリジンによる抗炎症作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る