サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コエンザイムQ10がメタボリック症候群での高血圧を改善:メタ解析 [2019年05月02日(木)]
循環器予防学の専門ジャーナルに、メタボリック症候群患者での高血圧に対するコエンザイムQ10の有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(High Blood Press Cardiovasc Prev. 2018 Mar;25(1):41-50.)



コエンザイムQ10は、内在性の脂溶性抗酸化成分であり、ミトコンドリア機能維持に重要な役割を果たしています。

コエンザイムQ10の機能性は、抗酸化作用とATP産生能を介して発揮されます。


コエンザイムQ10サプリメントは、ベーシックサプリメントとして、生活習慣病やヘルシーエイジングのために広く推奨できます。
(もちろん、私も摂っています。)


さて、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

メタボリック症候群患者において、

コエンザイムQ10サプリメントによる血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて
(PubMed, EMBASE, Web of Science, Cochrane Library)

2017年8月10日の時点で収載されたランダム化比較試験が検索され、


17報のRCT、

684名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

コエンザイムQ10サプリメント投与により、

収縮期血圧の有意な低下が見出されました。
(SMD - 0.30; 95% CI - 0.52, - 0.08)


拡張期血圧は、コエンザイムQ10サプリメント投与にる低下傾向であり、有意差は検出されませんでした。
(SMD - 0.08; 95% CI - 0.46, 0.29).


以上のデータから、

メタボリック症候群患者において、

コエンザイムQ10サプリメント投与による血圧への好影響が示唆されます。



生活習慣病や慢性消耗性疾患の患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少していることも示唆されています。


サプリメントのコエンザイムQ10には、酸化型コエンザイムQ10であるユビキノンと、

還元型コエンザイムQ10のユビキノールの2種類があります。

酸化型CoQ10は、摂取後に体内で還元型に変換されて、作用します。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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