サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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カルシウム+ビタミンDを全員が摂ると高い費用対効果 [2019年05月06日(月)]
骨代謝研究の専門ジャーナルに、カルシウムとビタミンDによる医療費削減効果を示した研究が、米国とスイスのグループから報告されていました。
(Arch Osteoporos. 2019 Apr 30;14(1):50.)


骨粗鬆症は、転倒・骨折に伴う医療介護費といった負担を生じ、世界的に大きな課題です。

仮に、EUおよび米国の成人全員が、カルシウムとビタミンDサプリメントを摂ったとすると、

1年間あたりEUでは、50万例の骨折が予防でき、

米国では、30万例の骨折が予防できる結果、

EUでは57憶ユーロ、米国では33憶ドルが削減できるとされています。


今回の研究では、

カルシウムとビタミンDサプリメントによる骨粗鬆症性骨折の予防に伴う費用対効果の評価が行われました。


具体的には、
費用便益分析(cost benefit analysis)として、

EUと米国でのカルシウムとビタミンDサプリメントによる骨粗鬆症の成人での骨折関連入院医療費の減少効果が測定されました。


まず、
最近のランダム化比較試験(RCT)のメタ解析によると、

カルシウムとビタミンDサプリメント投与により骨折が14%減少することが示されています。

また、
別のモデルとして、

2016年から17年の疫学研究、臨床研究、ひっようデータがデータベースから収集されました。


分析では、

予防された骨折の全数、

サプリメントの利用によるコスト削減、

サプリメントのコストなどが計算されました。


解析の結果、

EUでは3,000万人,

米国では1100万人が骨粗鬆症であり、

それぞれ
390万件、

230万件の骨折が生じ、

年間の入院医療費は、
500億ユーロ、

280憶ドル
にのぼっています。


骨粗鬆症を有する成人全員が、カルシウムとビタミンDサプリメントを摂取したと仮定すると、

EUでは年間544,687例の骨折が予防され、

米国では年間323,566例の骨折が予防されると推計されました。

これは、
それぞれ
69憶ユーロと、39憶ドルに相当します。

また、
費用の総額では、
それぞれ、
5,710,277,330ユーロ、

3,312,236,252,ドル
が節減されました。


以上のデータから、

カルシウムとビタミンDサプリメントは、骨折の予防効果および高い費用対効果が示唆されます。


また、

今回の研究では50歳以上が対象となっており、

65歳以上の群であればさらに顕著な効果が考えられます。




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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