サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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エナジードリンクが心電図と血圧に影響を与える [2019年06月16日(日)]
今月の循環器学の専門ジャーナルに、エナジードリンクの大量摂取により、心電図の異常や血圧上昇を生じるという臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Am Heart Assoc. 2019 Jun 4;8(11):e011318)


米国では、エナジードリンクの摂取と、救急外来の受診や死亡の増加との関連が示唆されています。

そこで、今回の研究では、

若年の健康なボランティアにおいて、

エナジードリンクの摂取による心電図と血圧への作用が検証されました。

具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照クロスオーバー試験として、

18歳から40歳までの健康な男女34名(平均年齢22.1歳)を対象に、

・エナジードリンクA(市販品)投与群
・エナジードリンクB(市販品)投与群
・偽薬投与群

について、

試験期間3日間に、32オンス(約946mL)を60分以内に摂取し、心電図など心機能関連指標が測定されました。

主アウトカムは、
QT間隔(QTc, 補正QT),

副アウトカムは、
QT間隔、PR間隔、QRS持続時間、心拍数、上腕血圧、中心血圧
とし、

摂取前ベースラインから、

30分毎に240分後まで測定されています。


解析の結果、

エナジードリンク摂取は、

Bazett補正式QT間隔(QTcB)、Fridericia補正式QT間隔(QTcF)、

QT間隔、PR間隔、QRS持続時間、心拍数、

収縮期血圧、拡張期血圧、

中心収縮期血圧、中心拡張期血圧の変化と有意な相関が見出されました。
(all P<0.001)


QTcBでは、

ベースラインからの最大変化は、

エナジードリンクAでは、+17.9±13.9ms、

エナジードリンクBで+19.6±15.8ms、

偽薬群で+11.9±11.1ms

でした。
(偽薬対照として、ドリンクAでP=0.04、ドリンクBでP<0.01)


また、
収縮期血圧、拡張期血圧、中心収縮期血圧、中心拡張期血圧も、

投与前のベースラインからの最大変化は、

偽薬群に比べて、

エナジードリンクAとBで有意でした。
(P<0.001)


収縮期血圧は、

エナジードリンク摂取により、

4〜5mmHg上昇していました。


以上のデータから、

エナジードリンクの摂取は、

心電図の変化や血圧の上昇といった影響を生じることが示唆されます。




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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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