サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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高麗人参(朝鮮人参)による脂質代謝改善作用:メタ解析 [2019年07月19日(金)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に、高麗人参(朝鮮人参)による脂質代謝改善作用を示したメタ解析が、スペインのグループ(University of Lleida)から報告されていました。
(J Ethnopharmacol. 2019 Jul 14:112090.)



高麗人参(朝鮮人参)は、ウコギ科ニンジン属の生薬であり、中国伝統医学の処方や和漢薬として利用されてきました。
『日本薬局方』には、効能として虚弱体質の改善や肉体疲労の回復、病中病後の体力回復があげられています。

基礎研究では、抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗ストレス作用、抗糖尿病作用、抗がん作用、循環改善作用などが示されてきました。

予備的な臨床研究では、認知機能の改善、心血管疾患の予防および改善、狭心症治療、脂質異常症改善、血糖コントロール改善、がん患者のQOL改善、勃起障害改善、運動耐用能改善などが示唆されています。


例えば、

2型糖尿病に対する朝鮮人参の有用性:メタ解析

という研究があります。


さて、今回のメタ解析では、

高麗人参(Panax ginseng)による脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、関連論文が検索され、

18報がメタ解析の対象となりました。

内訳は、
10報が、メタボリック症候群の項目の1つ以上満たす被験者、

3報が閉経後の女性、

2報が健常者、

3報はそれ以外の対象でした。


用量は、
0.2-20g/日
(中央値は3g/日, 95% CI 1.7, 5.8)

投与期間は、2週間から12週間、
(中央値は8週間、95% CI 6, 9)

でした。


有効成分としてのジンセノサイドは、
Rb1 とRg1が示されています。

(含有量; Rb1 0.023-6.44 mg/g、Rg1 0.028-3.21 mg/g)


解析の結果、

7報において、血液検査指標の有意な変化が見出されており、

5報では、
総コレステロール値の有意な減少、

4報では、
LDLコレステロール値の有意な減少、

2報では、
中性脂肪値の有意な減少が見出されました。



メタボリック症候群の綱目を満たす被験者での10報を対象にしたメタ解析の結果、

偽薬群に比べて、

高麗人参(朝鮮人参)投与群では、

総コレステロール値が
2.30 mg/dL (95% CI -3.79,-0.80)低下、

LDLコレステロール値が
1.47 mg/dL (95% CI -1.90,-1.05)低下、

していました。

なお、
HDLコレステロールと中性脂肪値では、

有意な変化は検出されませんでした。



以上、今回のメタ解析では、

高麗人参(朝鮮人参)によるメタボリック症候群での脂質代謝改善作用が示唆されます。



一般に、
高麗人参・朝鮮人参は、生体のホメオスターシスを保つ方向に作用することで、体質によっては、内分泌代謝改善作用が数値として認められると考えられます。




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