サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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イチョウ葉エキスがヘモレオロジー(血液レオロジー)と脂質代謝を改善:系統的レビュー [2019年08月09日(金)]
補完代替医療の専門ジャーナルに、イチョウ葉エキスによるヘモレオロジー(血液レオロジー)と脂質代謝への作用を検証した系統的レビューが、中国のグループ(Capital Medical University, Beijing)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2019 Jun 26;)


イチョウ葉エキスは、抗酸化作用や血小板凝集抑制作用、循環改善作用を有し、認知症の予防や閉塞性硬化症の改善に用いられるハーブサプリメントです。


イチョウ葉エキスには、特有のフラボノイド系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用、血小板凝集作用などを介して、効果を発揮します。



今回の系統的レビューでは、

イチョウ葉エキス剤(Ginkgo Biloba Dropping Pills (GBDP))によるヘモレオロジー(血液レオロジー)および脂質代謝への作用が検証されました。

具体的には、
2018年3月27日までに主要医学データベースに収載された論文から、ランダム化試験が検索され、
(Embase, Cochrane Library, PubMed, Clinical Trials, China National Knowledge Infrastructure, the Wanfang database, the VIP database, and the Sinomed)

10報から、

1201名の被験者、

イチョウ葉エキス投与群608名、

通常治療群593名 が解析の対象となりました。



解析の結果、

対照群に比べて、

イチョウ葉エキス投与群では、

血液粘度の有意な改善、
[N=383, RR= - 0.45, 95%CI=(-0.86,-0.04), P=0.03],

全血シェアストレスの改善
[高シェア、N=232, RR= - 0.92,95%CI=(-1.69, -0.16), P =0.02],
[低シェア、N = 232, RR = - 2.22, 95% CI = (- 3.74, -0.7), P = 0.004],


赤血球特異的容積の改善、
[N =132, RR = - 4.55, 95% CI = (- 6.36, 2.73), P < 0.000 01],

フィブリノゲン値、
[N=243, RR=-0.60,95%CI=(-0.82,-0.39), P<0.00001],

トリグリセリド値
[N=912, RR=-0.60,95%CI=(-1.12, -0.07), P =0.03],

総コレステロール値、
[N=912, RR=-0.97,95%CI=(-1.41, -0.52), P <0.0001],

LDLコレステロール値
[N=1100, RR=-0.72,95%CI=(-1.19, -0.25), P =0.003],

の有意な改善が見出されました。

以上、今回の系統的レビューから、

イチョウ葉エキスは、ヘモレオロジー関連指標の有意な改善、

脂質代謝の改善が示唆されます。


ただし、
今回のレビューの対象となったランダム化試験は、いずれも小規模であり、試験間の異質性もあることから、

臨床的意義についての結論を出すには十分ではなく、今後、さらに検証が必要と考えられます。



イチョウ葉エキスは、認知症対策のハーブサプリメントとして広く利用されています。



イチョウ葉エキスによる認知症への効果:メタ解析


イチョウ葉エキス


イチョウ葉エキス製剤による認知症の症状改善作用


イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ


イチョウ葉エキスの有効性と安全性


イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用


イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー



イチョウ葉エキスは、抗酸化作用や血小板凝集抑制作用、循環改善作用を有し、認知症の予防や閉塞性硬化症の改善に用いられるハーブサプリメントです。


イチョウ葉エキスには、特有のフラボノイド系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用、血小板凝集作用などを介して、効果を発揮します。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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