サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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母親の葉酸サプリメント摂取が小児のがんを減らす:メタ解析 [2019年08月21日(水)]
予防医学の専門ジャーナルに、母親の葉酸サプリメント摂取と、小児のがんリスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が、マレーシアのグループ(University Kebangsaan Malaysia Medical Centre)から報告されていました。
(J Prev Med Public Health. 2019 Jul;52(4):205-213.)


葉酸は、ビタミンBの一つです。

葉酸は、核酸合成に必須であり、かつ、エピジェネティックな変化においてメチル基の供与体となることから、葉酸不足は、先天奇形の原因となります。

また、血中の悪玉アミノ酸であるホモシステイン値を下げることで、動脈硬化や認知症を予防します。

葉酸の摂取不足や高ホモシステイン血症が、小児から高齢者まで多くの疾患に関与することから、
日本や中国以外の世界80ヵ国以上で穀類への強制添加が行われており、予防策が進められています。

先天奇形や認知症の予防のためには、食事から毎日確実に摂るのは不可能であり、合成葉酸サプリメントを利用することになります。

日本の場合には、食育原理主義の弊害が大きく、「まずは食事から」といったことを言い続けているために、新生児の先天奇形も増えており、シニア層の認知症も増えています。



さて、今回の研究では、

母親の葉酸サプリメント摂取と、小児がんリスクとの関連が検証されました。

具体的には、
主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
158の論文が見つかり、そのうち、17報がレビュー/メタ解析の対象となりました。


解析の結果、

17報のうち、11報が、

母親の葉酸サプリメント摂取による小児がん予防効果/リスク低減作用を見出していました。


具体的には、

母親の葉酸サプリメント摂取により、

小児急性リンパ性白血病(ALL)が25%リスク低減、
(OR, 0.75; 95% confidence interval [CI], 0.66 to 0.86)

という相関が見出されました。


また、

急性骨髄性白血病(AML)は30%のリスク低減傾向(有意差ナシ)でした。
(OR, 0.70; 95% CI, 0.46 to 1.06)

一方、
小児脳腫瘍のリスクには有意な変化は見出されませんでした。
(OR, 1.02; 95% CI, 0.88 to 1.19).


以上のデータから、

母親の葉酸サプリメント摂取による小児白血病(ALL)リスク低減作用が示唆されます。



これまでも、
葉酸の摂取によるがん予防/リスク低減作用が報告されています。


葉酸強化による小児がんの減少効果



葉酸サプリメント摂取と前立腺がんリスク低減@デンマーク 



葉酸の摂取が大腸がんリスクを19%減らす



葉酸サプリメントによるメラノーマ(悪性黒色腫)リスク低下作用



葉酸サプリメントは、神経管閉鎖障害(二分脊椎症や無脳症など)の予防に必須のサプリメントです。

(食事からだけでは予防のために十分にとれないので、サプリメントが必須なのですが、日本では、食育原理主義の誤った考えが根強く、葉酸サプリメントの活用が広がらず、結果的に、過去30年間、神経管閉鎖障害が増えています。)


葉酸は、核酸DNAの合成に必須であり、エピジェネティックな変化ではメチル基の供与体となります。


妊娠初期の葉酸不足は、胎児の先天奇形を生じることから、

妊娠を考える女性では、葉酸サプリメントの摂取が必須です。

また、葉酸不足や高ホモシステイン血症は、先天奇形だけではなく、不育症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、常位胎盤早期剥離、早産のリスクを高めることもわかっています。


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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