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神経膠腫(グリオーマ)患者での補完代替医療の利用状況@スイス [2019年08月23日(金)]
神経腫瘍学の専門ジャーナルに、スイスにおける神経膠腫(グリオーマ)患者での補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、チューリッヒ大学のグループから報告されていました。
(Neurooncol Pract. 2019 May;6(3):237-244.)



神経膠腫(しんけいこうしゅ)は、悪性の脳腫瘍の1つです。
グリオーマ(glioma)とも呼びます。
神経膠腫は、神経膠細胞から発生します。


グリオーマは、予後が良好とはいいがたいことから、患者の一定数が、標準治療の補完や、症状の軽減などの目的で何らかのCAMを利用していることが考えられます。

そこで、
今回の研究では、

横断研究として、

スイスの神経腫瘍専門センター3か所において、

WHOグレードU〜Wのグリオーマ患者を対象に、CAMの利用状況が調べられました。

(なお、脳腫瘍には、他のがんのようなTNM分類やステージ分類がなく、
悪性度(グレード)として1から4までの数字を用いて分類されます。

グレード1の腫瘍は、手術で全摘出できれば再発のおそれがほとんどない腫瘍です。
グレード1の神経膠腫には、小児の小脳や視神経に発生することが多い毛様細胞性星細胞腫があります。
神経膠腫の中で多いのは、びまん性星細胞腫や乏突起膠腫で、グレード2〜4に分類されます。)


調査に対して、208名の患者が回答しました。

解析の結果、

回答者のうち、約半数が、何らかのCAMを利用していました。(現在あるいは過去において)


CAM利用と相関していたのは、

若年の年齢でした。

グレードUのグリオーマ患者では、
CAM利用が少ない傾向でした。


CAM利用の主な理由は

疾病の治療に対する有用性の貢献でした。

また、
CAM利用は、多くの場合、

医療従事者に相談はされていませんでした。

CAM利用をあきらめる理由の重要な因子として、

費用があげられました。


以上のデータから、

スイスの神経腫瘍専門医療センターを受診するグリオーマ患者では、

半数以上がCAMを利用しているものの、

医療従事者による相談対応が十分ではないことが、示唆されます。


今後、補完療法としての有用性を得るために適切な環境の整備が必要と考えられます。




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