サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年09月  >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
フレイルは障害リスクと有意に相関:メタ解析 [2019年09月08日(日)]
公衆衛生学の専門ジャーナルに、フレイルと、障害リスクとの関連を検証したメタ解析が報告されていました。
(Public Health. 2019 Aug 24;175:90-100.)



フレイルは、高齢による虚弱に近い概念ですが、

身体的な機能の低下だけではなく、社会的、精神的な活力/機能の低下も含む概念です。

フレイルは、

「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」

と定義されます。


もともとは、老年医学の分野で使われる「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。

「Frailty」を訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになりますが、介入による可逆性を示すために、あえてカタカナのフレイルという表現が使われています。


先行研究では、次の報告があります。

フレイルは認知症リスクを高める@イタリア


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


フレイルは、高齢者の障害のリスクと考えられます。


そこで、

今回の研究では、

地域居住高齢者において、

フレイルと、障害リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase, Web of Science, and CENTRAL)

2000年以降の収載論文から、フレイルと障害発生との関連を調べたコホート研究が検索され、

18報のコホート研究から、
88,906名のデータがメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

障害リスクは、

非フレイル群に比べて、

プレフレイル群では66%のリスク上昇
(RR; 1.66 (1.49-1.85))

フレイル群では2.53倍のリスク上昇という相関が見出されました。
(RR; 2.53 (2.01-3.14) )


層別解析では、

フレイル群の被験者数が1,000名以上の研究では、障害リスクが2.78倍、
(RR = 2.78, 95% CI = 2.04-3.14)

1000名未満では障害リスクが1.91倍
(RR = 1.91, 95% CI = 1.53-2.37)
でした。


以上のメタ解析から、

地域居住高齢者では、

フレイルあるいはプレフレイルは、将来の障害のリスクであることが示唆されます。

したがって、
フレイルの予防や改善に対して、社会的、身体的な介入が必要と考えられます。





高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを










------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る