サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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L-カルニチンによる高血圧改善作用:系統的レビュー/メタ解析 [2019年09月17日(火)]
今月の高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、L-カルニチンによる高血圧への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Hum Hypertens. 2019 Sep 3.)



カルニチンは、アミノ酸の1種で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。



例えば、

L-カルニチンによる脂質異常症改善:系統的レビュー/メタ解析


カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。


さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

L-カルニチンによる高血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(EMBASE, PubMed, Scopus, Cochrane Library, and ISI web of Science)

2019年2月までに収載された関連論文が検索され、

10報のランダム化比較試験がメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

L-カルニチンサプリメントの投与によって、

拡張期血圧の有意な低下
(-1.162 mmHg, 95% CI: -2.020, -0.303, p = 0.008)
が認められました。

なお、
収縮期血圧には有意な変化は検出されませんでした。
(-0.085 mmHg, 95% CI: -1.455, 1.285, p = 0.903)


次に、サブグループ解析によると、

L-カルニチン投与により、

肥満/過体重の被験者において拡張期血圧の有意な低下、
(-1.232 mmHg, 95% CI: -2.297, -0.167, p = 0.023)

1日あたり2グラム未満の投与での低下
(-1.639 mmHg, 95% CI: -3.038, -0.240, p = 0.022)

が認められました。

以上のデータから、

L-カルニチンサプリメントによる拡張期血圧の低下作用が示唆されます。

今後、高血圧に対する補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。



カルニチン 30日分

エネルギー作りに欠かせないアミノ酸




なお、血圧対策の定番のサプリメントは、食品成分に由来するペプチドです。



食品成分での降圧作用については、

ゴマのたんぱく質に由来するゴマペプチドがACE阻害作用を有しており、高血圧を改善することが知られています。

そこで、日本では、ゴマペプチドを含むトクホや健康食品が販売されています。

DHCは、高血圧対策のサプリメントとして、ゴマペプチドを製品化しています。

ゴマペプチド 30日分

小さなゴマに秘められた大きなパワーを手軽に





高血圧に対しては、コエンザイムQ10もお勧めです。
直接的な降圧作用を期待するというよりは、
未病改善のためのベーシックサプリメントです。



最新の高血圧の診断基準(JSH2019)


高血圧での生活習慣の修正項目


高血圧対策の機能性食品として、次の報告があります。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析


紅麹+コエンザイムQ10サプリメントによる高血圧と脂質異常症改善効果



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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