サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶が認知症の予防に有用:NILS-LSA [2019年10月07日(月)]
公衆衛生学の専門ジャーナルに、緑茶による認知症のリスク低減作用を示した疫学研究が、国立長寿医療研究センターのグループから報告されていました。
(Public Health Nutr. 2019 Sep 23:1-9.)


日本人高齢者(65歳以上)の4人に1人が認知症あるいは認知症予備軍(軽度認知障害)です。

高ホモシステイン血症は、アルツハイマー病や脳血管性認知症のリスクの一つです。

葉酸は、ホモシステインをメチオニンに代謝し、ホモシステイン血症を改善することから、

葉酸の十分な摂取が、認知症のリスク低減低減/予防に有用です。


多目的コホート研究では、日本人の葉酸の摂取源の一つとして緑茶が示されています。
(ただし、ペットボトル飲料は例外です。光により、葉酸が分解されるため、ペットボトルの茶飲料は、葉酸の安定した供給源とはいえません。)

さて、

今回の研究では、

日本人の高齢者において、

認知機能の低下と、緑茶およびコーヒーの摂取との関連が検証されました。


具体的には、

前向きコホート研究である、

国立長寿医療研究センターによる「老化に関する長期縦断疫学研究(National Institute for Longevity Sciences - Longitudinal Study of Aging : NILS-LSA)」の一環として、

前年の緑茶およびコーヒーの摂取について、

質問票を用いた栄養士との面接調査が行われ、

隔年で、MMSEが合計6回調べられました。

(NILS-LSAは、1 997年から国立長寿医療研究センターにより行われており、老化・老年病予防を目的とした長期縦断疫学研究です。)


認知機能の低下は、

MMSEのスコアが初めて27未満になった時と定義されています。


60−85歳の男性:620名、女性:685名が解析の対象となりました。


解析の結果、

平均5.3年間(2-9年間)のフォローアップ期間中、

432例の認知機能低下が見出されました。


緑茶の摂取量について、

1日1回未満の摂取群に比べて、

1日1回の摂取群では、
30 %のリスク低下、
(HR;0.70 (0.45, 1.06),

2−3回の摂取群では、
29%のリスク低下、
(0.71 (0.52, 0.97)

4回以上の摂取群では、
28%のリスク低下
(0.72 (0.54, 0.98)

という有意な相関が見出されました。
(Ptrend < 0&#183;05)

なお、コーヒーの摂取との間に有意な相関は見出されませんでした。


以上の前向きコホート研究から、

日本人の高齢者において、

緑茶の摂取による認知機能の低下抑制作用が示唆されます。

葉酸は、悪玉のアミノ酸であるホモシステイン値を抑制することで、動脈硬化や脳萎縮の進行を抑える働きがあります。

葉酸の強化食品やサプリメントの摂取が、認知症や脳卒中を予防することもわかっています。

例えば、アメリカでは、20年以上も前の1998年に、葉酸の食品への添加を法律で義務付けました。

その結果、翌年から脳卒中の死亡率が減少しています。

また、2000年に比べて、2012年の時点で、認知症の有病率が24%も減少しています。

これらの効果を得るための葉酸摂取の基準は、1日当たり400&#13197;です。

なお、日本人の食事摂取基準では、貧血の予防のための推奨量になっており、
240&#13197;という低い値に設定されています。
(推奨値が低い値なので、葉酸は不足していないことになっています。)

しかし、アメリカやWHOでは、400&#13197;が推奨量として設定されており、食事からだけでは、日本人は摂取不足です。

認知症も増えています。

そこで、簡便で確実に葉酸を400&#13197;摂る方法として、葉酸サプリメントの利用をお勧めします。

もちろん、私自身もDHC葉酸サプリメントを毎日とっています


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これまでのたくさんの研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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