健康支援プログラムを提供するスマホのアプリが増えています。
DHCでも地方自治体との公民連携による取り組みの中で、健幸マイレージ制度を構築し、
スマホのアプリでも提供しています。
では、スマホのアプリは、効果があるのでしょうか?
内科学の専門ジャーナルに、スマホのアプリによる減量効果および身体活動増加効果を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Med Internet Res. 2015 Nov 10;17(11):e253.)
健康づくりや未病改善に、モバイルフォン/スマホのアプリを用いた方法が知られるようになりました。
今回の系統的レビュー/メタ解析では、スマホのアプリでの減量及び身体活動への作用が検証されました。
具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed, CINAHL, Scopus)
2015年8月までの収載論文から、関連論文が検索され、
12報が系統的レビュー/メタ解析の対象となりました。
解析の結果、
対照群に比べて、
アプリ利用者では、
体重の有意な減少
-1.04 kg (95% CI -1.75 to -0.34; I2 = 41%)
BMIの有意な低下、
-0.43 kg/m(2) (95% CI -0.74 to -0.13; I2 = 50%)
が見出されました。
また、
身体活動については、
対照群に比べて、
アプリ群では、身体活動量の増加傾向が見出されました。
(standardized mean difference 0.40, 95% CI -0.07 to 0.87; I2 = 93%)
以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、
スマホのアプリを用いた介入は、減量に有用であることが示唆されます。
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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。
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