サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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術後の嗅覚喪失リスクをオメガ3系脂肪酸が抑制する [2020年01月21日(火)]
今月の脳神経外科の専門ジャーナル(電子版)に、内視鏡的頭蓋底腫瘍切除後の患者において、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントによる嗅覚保護作用を示した臨床研究が、米国のグループ(Stanford University School of Medicine)から報告されていました。
(Neurosurgery. 2020 Jan 17.)

経鼻内視鏡手術(内視鏡下鼻内手術)は、従来法に比べて、比較的低侵襲ですが、嗅覚喪失の潜在的なリスクもあります。

嗅覚および潜在的な味覚の喪失は永続的であり、患者の生活の質に大きく影響します。

しかし、嗅覚喪失に対する治療成功例は限定されています。

オメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用に加えて、創傷治癒や神経再生での有用性が期待されます。


そこで、今回の研究では、

内視鏡的頭蓋底腫瘍切除後の患者において、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントによる嗅覚への働きが検証されました。


具体的には、

多施設共同前向きランダム化比較試験として、

内視鏡的切除術を施行された頭蓋底腫瘍(sellar or parasellar tumors)患者110名を対象に、

・対照群(鼻生理食塩水洗浄)

・鼻生理食塩水洗浄+オメガ3サプリメント投与

の2群について、

術前、術後6週、3ヵ月、6ヵ月での嗅覚検査(においの識別テスト、UPSIT)での評価が行われました。



87名の患者が、6ヵ月間のフォローアップを完了しました(対照群41名、オメガ3系群46名)。


解析の結果、

まず、
術後6週間で、

両群の患者の25%において、臨床的に有意な嗅覚の喪失が見出されました。


次に、

3ヵ月及び6ヵ月の時点で、

対照群に比べて、

オメガ3系サプリメント投与群では、

持続性の嗅覚喪失が有意に少ないことが見出されました。
(それぞれP = .02およびP = .01)


交絡因子で補正の解析では、

オメガ3系必須脂肪酸が、嗅覚喪失に対する保護作用を有していることが見出されました。
(OR 0.05, 95% CI 0.003-0.81, P = .03).


その他、
腫瘍機能は、嗅覚喪失に関して、重要な独立した予測因子であることも見出されました。(OR 32.7、95%CI 1.15-929.5、P = .04)。



以上、今回の臨床研究から、

頭蓋底腫瘍に対する内視鏡的頭蓋底腫瘍切除後の患者において、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントによる嗅覚保護作用が示唆されます。



オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)は、抗炎症作用を介して、さまざまな生活習慣病の予防効果が知られています。



DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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