サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンDサプリメント(1,000-2,000IU)が肥満小児の糖代謝を改善する [2020年01月22日(水)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンD欠乏/不足の肥満小児において、ビタミンDサプリメント(1,000-2,000IU)投与による糖代謝改善作用を示した臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2020 Jan 17.)


肥満の小児では、
ビタミンD欠乏/不足の状態になりやすく、
心血管リスクも高くなります。



今回の研究では、

ビタミンD欠乏の過体重および肥満の小児を対象に、


動脈硬化関連指標および、糖代謝や血圧について、

ビタミンD3の 1,000IUまたは2,000 IU / 日の投与が、

600 IU / 日よりも有用かどうか、検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

10歳から18歳までの小児225名を対象に

介入6ヵ月の時点での血管内皮機能を主アウトカムとして調べられました。


解析の結果、

まず、

血中ビタミンD(25-OH-D)値は、用量依存的に増加し、

高カルシウム血症を生じることはありませんでした。

また、

内皮機能、動脈硬化、収縮期血圧、脂質、および炎症マーカーについて、

3ヵ月及び6ヵ月では、

1,000IUまたは2,000 IU の投与群と、
600IUの群とでは、有意差は検出できませんでした。

一方、

いくつかのサブ解析では、両群間に有意差が認められました。


具体的には、

6ヶ月時点において、

中期-収縮期、中期-拡張期、および全身-拡張期BPは、

600 IU群に比べて、
1,000 IU群で、

有意に低値でした。
(-2.66(95%CI:-5.27、-0.046)、-3.57( -5.97、-1.17)、および-3.28(-5.55、-1.00)mm Hg)


また、

2, 000 IU群では、インスリン感受性が3ヵ月及び6ヵ月で亢進し、

空腹時グルコース濃度が6ヵ月で低下していました。
(-2.67; 95%CI:-4.88、-0.46 mg / dL)

以上のデータから、

過体重及び肥満の小児において、

ビタミンD欠乏の改善のために、

ビタミンD3サプリメントを1,000 IUあるいは2,000 IUの用量で投与することは、

600 IUと比べて、心血管リスクマーカーを有意に改善することが示唆されます。


先行研究では、次の報告があります。

ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析 







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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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