サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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潰瘍性大腸炎に対するクルクミンの有用性:系統的レビュー/メタ解析 [2020年01月26日(日)]
今月の消化器病学の専門ジャーナルに、潰瘍性大腸炎に対するクルクミンの有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、米国のグループ(University of Nebraska Medical Center,)から報告されていました。
(Ann Gastroenterol , 33 (1), 53-58, Jan-Feb 2020.)



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


潰瘍性大腸炎(UC)は、クローン病とともに、炎症性腸疾患に分類されます。

潰瘍性大腸炎に対しては、
クルクミンによる抗炎症作用を介した有用性が考えられます。

そこで、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

潰瘍性大腸炎(UC)の治療における補完療法としてのクルクミンの有効性を検証するために、

ランダム化偽薬対照試験を対象に、系統的レビュー/メタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2000年1月から2018年9月までの収載論文から、

7報、380名(クルクミン188名、偽薬190名)が対象となりました。


メタ解析の結果、

クルクミン投与により、

臨床的寛解率が、オッズ比2.9倍
(OR; 2.9, 95%CI 1.5-5.5, I2=45, P=0.002)

臨床反応性が2.6倍、
(OR 2.6, 95%CI 1.5-4.5, I2=74%, P=0.001)

内視鏡検査での反応性および寛解が、2.3倍という有意な相関が見出されました。
(OR 2.3, 95%CI 1.2-4.6, I2=35.5%, P=0.01)


以上、

今回の系統的レビュー/メタ解析から、

メサラミン(mesalamine、メサラジン, Mesalazine)と、クルクミンとの併用投与は、

対照群と比較して、

臨床的な反応が3倍良好であることが示唆されます。




先行研究では、ウコンのクルクミンによる生活習慣病の改善など多彩な作用が示されています。




クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析



ウコン/クルクミンによる脂質代謝改善:メタ解析



ウコン/クルクミンのレプチンへの作用:メタ解析




クルクミンによるアディポネクチンとレプチンへの働き@メタボリック症候群


クルクミンサプリメントによる抗炎症・抗酸化作用@過体重




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