サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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認知症予防のための会話時間は321分以内 [2020年01月28日(火)]
神経学研究の専門ジャーナルに、ライフスタイルと認知症リスクとの関係を調べた観察研究が、大分大学のグループから報告されていました。
(Front Neurol, 10, 401, 2019.)


認知症は、要介護となる原因の第一位であり、認知症の予防や発症遅延のためのエビデンスに基づいた介入方法の確立が急務です。


認知症の発症リスクとライフスタイルとの関連を調べたこれまでの研究の多くは、
自己申告の質問票を用いており、信頼性や一貫性には限界があります。

したがって、
ライフスタイルの各要素について、客観的な測定が必要です。


そこで、今回の研究では、

地域居住の高齢者において、

ウエアラブル端末を用いて、ライフスタイルの各因子が測定され、

認知症の発症リスクとライフスタイルとの関連が検証されました。


具体的には、

地域居住高齢者855名(平均年齢73.8歳)を対象に

3ヵ月間ごとに平均7.8日間、リストバンドセンサーを装着して、

歩数、会話時間、総睡眠時間、睡眠効率、睡眠開始後の覚醒時間、覚醒回数、昼寝時間、心拍数が測定され、認知機能スコア MMSE との関連が検証されました。

試験の結果、

まず、
ライフスタイルのデータは、1年間で31.3±7.1日間、リストバンドで集められました。

年齢や性別、教育水準などの背景因子で補正後、

会話時間、総睡眠時間、歩数、心拍数などの変数が解析されました。

回帰分析の結果、

歩数、会話時間、心拍数などは認知症の予防因子としての相関が認められました。

例えば、
会話時間塗装睡眠時間は、特定の閾値で、相関関係が逆転していました。

つまり、
認知症の発症リスクを減らす閾値は

会話時間では321.1分/日
総睡眠時間では434.1分/日
でした。

(会話時間では、この時間までは保護因子であり、434.1分を超えると、認知症リスクが高まることが示されました。)

なお、
睡眠時間が、6時間から7時間に比べて
8時間から9時間以上では認知症リスクが高くなるという研究があります
これは
睡眠と覚醒のサイクルが
脳のアミロイドβの排出に重要であるためです
なお、短い睡眠時間では、アミロイドβの負荷が高くなることはPET検査での画像診断にて確立しています。
一方、長い睡眠時間と認知症リスクとの関係はまだ明確ではありません


以上、今回の観察研究から、

身体活動、睡眠、社会活動などのライフスタイル要因は、高齢者の認知機能に関連していること、

運動、睡眠、会話の適切な時間が、認知機能にとって重要であること、

が示唆されます。





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