サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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妊婦の高用量ビタミンDサプリメントが子どもの骨量/骨形成に好影響を与える [2020年02月28日(金)]
新型コロナウイルスによる呼吸器感染症対策として、また、冬期の風邪/インフルエンザリスク低減のために、私は、ビタミンD、エキナセア、ビタミンC、亜鉛を摂っています。

(手洗い、うがい、マスクは、当然です。)



新型コロナウイルスのリスク低減に有用なサプリメント



なお、今後のシナリオとしては、

新規感染症のため交代を持っている人がいないため、一定程度、流行し、

その後、集団免疫が獲得され、終息に向かいます。


今後、冬期に、ごく一般的な風邪やインフルエンザような呼吸器感染症の一つとして認識されていくと思われます。





さて、今日の私的なお勉強日記です。

今月の小児科の専門ジャーナル(電子版)に、妊婦が高用量ビタミンDサプリメントを摂取することで、子どもの骨量増加など骨代謝に好影響を与えることを示した臨床研究が、デンマークのグループ(University of Copenhagen)から報告されていました。
(JAMA Pediatr. 2020 Feb 24.)


先行研究では、

妊娠中の母体のビタミンDの状態と、子孫の体組成や骨代謝/骨石灰化(骨ミネラル化)についての関連性が示唆されています。


今回の研究では、

妊娠中のビタミンDサプリメントについて、

高用量と標準用量の2種類の介入に関して、

6歳までの子どもの体組成及び骨代謝アウトカムへの作用が検証されました。


具体的には、

2010年小児喘息に関するコペンハーゲン前向き研究において、

事前に設定された、
二重盲検無作為化臨床試験として

623名の妊娠中の母親と、584人の子供が対象となり、

2019年1月から2019年9月の間にデータが分析されました。


介入は、

妊娠24週から出生後1週間までの

・2800 IU / d(高用量)群、

・400 IU / d(標準用量)群

の用量でのビタミンDサプリメントの投与です。


アウトカムは、

縦断研究として、子どもの6歳までの、

体組成測定(身長、体重、BMI)と、

3歳及び6歳の時点でのDXA法による、骨ミネラル量(BMC)、骨密度(BMD)測定です。



6歳の時点で、

517名(89%)の小児が試験を完了しました。
(全員が、デンマーク人/白人であり、男児261名、女児256名。)


解析の結果、

3歳及び6歳の時点で、

偽薬群に比べて、

ビタミンDサプリメント投与群では、全身の骨ミネラル量が有意に高値でした。


年齢、性別、身長、体重で補正後、

全身の骨ミネラル量(BMC)は、
11.5 g (95% CI, 2.3-20.7; P = .01)
でした。

また、頭部を除いたBMCは、
7.5 g (95% CI, 1.5-13.5; P = .01)
高く、

頭部の骨密度は、
0.023 g/cm2 (95% CI, 0.003-0.004; P = .03)
高いことが示されました。


これらの効果は、

ビタミンD不足の母親(<30 ng/mL)、

冬期の出産

という群にて、最大でした。



さらに、

事後解析では、

ビタミンDサプリメント投与群において、

骨折の発生率が有意に低いことが見出されました。
(n&#8201;=&#8201;23 vs n&#8201;=&#8201;36; incidence rate ratio, 0.62 [95% CI, 0.37-1.05]; P&#8201;=&#8201;.08)


なお、体組成に関連するアウトカムでは有意差は見出されませんでした。


また、付随したオメガ3系必須脂肪酸の介入での調整は、結果に影響を与えませんでした。



以上、今回の臨床研究から、

妊娠中のビタミンDサプリメントの高用量の摂取が、

子どもが、少なくとも6歳までになるまで、

骨ミネラル量や骨密度といった指標に好影響を与えること、

骨折リスクも低下させることが示唆されます。


日光浴でビタミンD不足が改善できると思いますか?



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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