サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
ビタミンCとDによる気分・感情改善効果@入院患者 [2013年07月31日(水)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、入院患者において、ビタミンCとDの投与による気分・感情ストレス状態の改善効果を示した臨床研究が、カナダのグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2013 Jul 24.)



急性期の病棟入院患者では、ビタミンCやビタミンDの低値が高頻度に認められます。


(ビタミンCは抗酸化ビタミンの代表であり、病気の予防効果があります。急性期の病態では、ビタミンCが消費されます。

また、ビタミンDも多彩な機能性が見出されており、さまざまな疾患では、ビタミンDの低値が示されています。)




これらの栄養障害は、気分・感情の障害や認知機能への影響が知られています。




そこで、今回の研究では、

入院患者の急性期において、ビタミンCやビタミンDサプリメントの投与が、気分・感情の状態や心理的ストレス状態に及ぼす影響が調べられました。


具体的には、

ランダム化二重盲検試験として、

ビタミンC(1,000mg/日、分2)投与群、

ビタミンD(5,000IU/日)投与群について、

気分・感情(Profile of Mood States)および心理的ストレス(Distress Thermometer)への影響が測定されています。





解析の結果、

平均8.2日間のビタミンCの投与によって、

血中ビタミンC値は正常範囲内に上昇し(P < 0.0001)、

このとき、気分障害は71%低下(P = 0.0002)し、

心理的ストレスは51%低下(P = 0.0002)しました。





一方、平均8.1日間のビタミンD投与によって、

血中25-OH-D値は有意に増加しました(P < 0.0001)が、正常範囲には達していません。

このとき、気分(P = 0.067)および心理的ストレス(P = 0.45)に有意な変化は見出されませんでした。




気分および心理的ストレスの改善は、ビタミンDよりもビタミンC投与群において有意に大きいことが見出されています。

(P = 0.045 for mood; P = 0.009 for distress)





以上のデータから、

ビタミンCやビタミンDの(潜在的)欠乏や不足が広く認められる入院患者では、

急性期にビタミンCやビタミンDの投与を行い、血中濃度を正常範囲に上昇させることで、

気分・感情、心理的ストレスの改善が期待されます。





ビタミンCやビタミンDは、安全であり、費用対効果も高いベーシックなサプリメント成分ですので、普段から継続的な摂取が推奨されます。



DHCでは、

ビタミンC(1,000mg)


ビタミンD3


を製品化しています。




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医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

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コレステロール対策の複合サプリメントの効果 [2013年07月30日(火)]
臨床薬理学の専門ジャーナルに、中等度の脂質異常症において、複数のサプリメントによるコレステロール低下作用を示した臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Clin Ter. 2013 May-Jun;164(3):e147-50)




脂質異常症・高脂血症対策のサプリメントの定番は、紅麹です。


最近では、スタチン不耐症の脂質異常症患者に対して、紅麹投与による脂質代謝改善作用を示したランダム化比較試験も示されました。



紅麹に関するエビデンスでは、

・スタチン不耐症に対する紅麹投与による脂質異常症の改善効果

・心血管イベント発生の抑制効果

が知られています。



(なお、スタチンおよび紅麹のいずれも、コエンザイムQ10との併用が必要と考えます。)




さて、今回の研究では、

脂質異常症対策として複数の機能性食品成分を含むサプリメントによるコレステロール値への効果が調べられました。



具体的には、

中等度の脂質異常症患者男女各40名を対象に、

複合サプリメント(オメガ3系脂肪酸、ポリコサノール、レスベラトロール、L-カルニチン、紅麹、CoQ10、ビタミンB6、B12含有サプリメント)を用いて、

実薬群と対照群の2群について、

6ヶ月間の介入試験が行われています。




なお、両群とも、食事療法と運動療法が併用されています。





解析の結果、

両群とも、6か月後に総コレステロール値の有意な低下が認められました。



また、

実薬群では、総コレステロール値とLDL値の有意な低下(改善)、

HDLコレステロール値の改善

が認められたということです。



一方、

偽薬群(食事療法と運動療法のみ)では、総コレステロール値のみの低下でした。




以上のデータから、

脂質異常症に対して、

適切な食事療法と運動療法に加えて、

機能性食品成分を含むサプリメントの投与の有用性が示唆されます。




脂質異常症・高脂血症対策のサプリメントの定番は、紅麹です。


最近では、スタチン不耐症の脂質異常症患者に対して、紅麹投与による脂質代謝改善作用を示したランダム化比較試験も示されました。


紅麹に関するエビデンスでは、

・スタチン不耐症に対する紅麹投与による脂質異常症の改善効果

・心血管イベント発生の抑制効果

が知られています。





DHCでは、脂質異常症対策の複合サプリメントも製品化しています。

複合サプリメント(健康ステロール)





なお、スタチンおよび紅麹のいずれも、コエンザイムQ10との併用が必要と考えます。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。





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シナモンによる降圧効果@2型糖尿病 [2013年07月29日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者におけるシナモンによる血圧への作用を検証したメタ解析が、カナダのグループ(University of Toronto)から報告されていました。
(Nutrition. 2013 Jul 15.)




近年、いくつかの予備的な臨床試験で、シナモン(Cinnamomum spp)による糖尿病改善作用/血糖コントロール改善作用が示されています。




シナモンは、高炭水化物食の摂取時において、胃排泄を遅延させ、食後過血糖を抑制することが示唆されています。






さて、今回の研究では、

2型糖尿病患者および糖尿病予備軍において、

シナモンの短期投与による血圧への影響を調べたランダム化偽薬対照臨床試験のメタ解析が行われました。




具体的には、2000年1月から2012年9月までのMedlineからランダム化比較試験が検索され、

3報の原著が対象となりました。



血圧への影響が解析された結果、

シナモンの摂取によって、
収縮期血圧および拡張期血圧の有意な低下作用が認められたということです。


収縮期血圧;5.39 mm Hg (95% CI, -6.89 to -3.89)

拡張期血圧;2.6 mm Hg (95% CI, -4.53 to -0.66)


以上のデータから、
2型糖尿病および予備群において、
シナモンの投与による高血圧改善作用が示唆されます。


今後、長期投与試験による検証および心血管イベントへの影響の検証などが期待されます。






近年、2型糖尿病に対するシナモンの効果を示した予備的な臨床研究が複数知られており、注目されていますが、今回のデータでは、高脂肪食時には働きは明確ではないようです。





基礎研究や臨床試験によって、シナモンによる血糖降下作用の分子メカニズムが解明され、糖尿病の血糖コントロールを目的とした適切な用法用量が見出されれば、シナモンサプリメントが補完療法の一つとして考慮されると思います。


(一方、シナモンパウダーなどの形で通常の食品や飲料に使われる量は少量であるため、あまり効果は期待できないと考えられます。)




なお、2型糖尿病の予防や改善には、食事と運動が基本です。



肥満を伴う2型糖尿病や糖尿病予備軍では、DHCプロティンダイエットシリーズを食事療法の一環として利用することもできます。






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肥満に対するDHCのアプローチ [2013年07月28日(日)]
DHCでは、健康的に美しく減量し、適正な体重を維持する、リバウンドを予防することを目的として、製品やサービスを提供しています。



DHCのアプローチの特徴は、非対面式による製品やサービスが組み合わされていることです。


非対面式であることは、医療機関の一般的な肥満外来を受診するのに比べて、時間的な制約が少ないというメリットがあります。

(会社員が平日の昼間、減量のために医療機関を定期的に受診するというのは負担がかかると思います。)




DHCでは、具体的には、


 @フォーミュラ食(代替食):1日1食から2食の置き換え食

「DHCプロティンダイエット」シリーズ



フォーミュラ食(置き換え食)は日本では2種類しかない???



 A遺伝子検査キット:遺伝子変異(β3AR、UCP1、β2ARの3種類の検出)

DHCの遺伝子検査・ダイエット対策キット

⇒生活習慣の調査と遺伝子変異から「パーソナルカルテ」を作成



 Bサプリメント:フォースコリー(コレウス・フォルスコリ、Coleus forskohlii)などを補完的に利用



 C非対面式フォローアップ (必要に応じて管理栄養士による無料電話相談)





以上を組み合わせた非対面式のアプローチは、

3か月の介入による「置き換え食を用いた減量支援プログラム」(DHCダイエットアワード)を定期的に実施し、検証を行っています。


(DHCの非対面式アプローチについて、安全性と有効性についての学会発表も行っています。)





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「山参・マカ含有機能性食品の勃起障害に対する二重盲検偽薬対照試験」@日本アンドロロジー学会 [2013年07月27日(土)]
本日は、

第32回日本アンドロロジー学会学術大会でした。




一般演題(口演)にて、

Panax Ginseng C.A. Meyer(山参)およびLepidium meyenii(マカ)抽出物含有機能性食品の勃起障害に対する二重盲検偽薬対照試験による有効性の検討」

として研究発表させていただきました。




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ナマズのかば焼き [2013年07月26日(金)]
先日の土用の丑の日に合わせて、

ウナギが絶滅危惧種であり、資源保護のためには禁漁などの措置が必要である

という報道がありました。


また、

買い手が存在する以上は禁漁してもウナギの密猟が横行する結果を生じうるため、ウナギの代用品を推奨するべき、という意見もあります。



農学系の研究者によると、ウナギの代用になりうるのは、同じ淡水魚のナマズということです。



つまり、ウナギではなく、「ナマズのかば焼き」です。



この意見をみて、臨床栄養学の研究論文を思い出しました。



米国栄養学会ジャーナルに報告された研究によると、

ナマズ(catfish、なまず)とテラピアは、米国で消費される主な魚類のうち、

オメガ3系必須脂肪酸(EPAとDHA)がもっとも少ない種類である、

ということです。

(J Am Diet Assoc. 2008 Jul;108(7):1178-85)




(この論文では、アトランティック・サーモン(鮭)が、オメガ3系必須脂肪酸が豊富であり、オメガ6系脂肪酸が比較的少ないので、好ましいとされています。)



(EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。)



よく知られているように、ナマズは、米国やアジアでは広く食用に用いられています。



ウナギの代用品、あるいは、資源保護や環境保全という視点からは、

その分野の研究者の提案通り、

ウナギのかば焼きや畜産品よりも、なまずのかば焼きが好ましいのだろうと思います。





一方、オメガ3系必須脂肪酸の供給源という点からは、第一選択にはならないと考えられます。




(もちろん、土用の丑の日、という限定されたイベントにて、

ナマズのかば焼き、

という選択に異議はありません。


ただ、ナマズのかば焼きをとる際には、健康維持のために、EPADHAのサプリメントの併用もお願いします。)







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フォーミュラ食(置き換え食)は日本では2種類しかない??? [2013年07月25日(木)]
先日、肥満を研究テーマとする学会での発表を聞いていたとき、

「フォーミュラ食は、日本では2種類しかない」

という主旨の発言をしていた医師がいたので、少し驚いてしまいました。



これは、「医療機関向けに卸しているフォーミュラ食(置き換え食)は2種類」という意味なのですが、ちょっと誤解を招くような表現と感じました。

(もしかしたら、その発表者は、本当に2種類しかないと勘違いしていたのかもしれませんが。)



フォーミュラ食は、低カロリー・高タンパクをベースに、ビタミンミネラルを加えた置き換え食の一般名称ですので、国内では、多くの製品がみられます。

また、アメリカでは、スーパーで大きな一角を占めています。



もともとは、肥満に対する低カロリーの3食置き換え食として、入院時に施行されていました。


その後、1日1食から2食の置き換えであれば、外来通院で可能となり、

さらに、医薬品のような特別な成分が入っているわけではないため、

肥満やリバウンド予防に対する手軽なセルフケアとして用いることのできる製品が、市販されています。



(低カロリー・高タンパク食・低脂肪で、ビタミンやミネラルを含むというコンセンサスはあります。その上で、味や形状を各社が競って商品化しています。)






一般に、

医師は、製薬企業の医療情報担当者(MR)から医薬品に関する情報を得ます。



MRは各製薬企業の社員であるため、MRが提供する情報は、各メーカーの薬に関するエビデンスということになりますが、要するに自社の薬の宣伝です。



したがって、日常診療で多忙な医師にとっては、自分の専門分野については研鑽をつんでいるとしても、医薬品情報については、(特に専門外の医薬品については)、各社のMRからの情報に頼ってしまいがちです。



肥満外来を標榜する診療科も同様で、フォーミュラ食について、B to B(メーカーから医師へ)の販促がおこわます。


(医療機関向けのフォーミュラ食や医薬品は、最終的には消費者/患者が使うのですが、個別の宣伝は、B to Bとして医療関係者向けに行われます。)



その結果、

冒頭で紹介しましたように、

フォーミュラ食=医療機関で扱っている2製品、

と勘違いしてしまう医師が一部に存在してしまうのかもしれません。




ただし、これらの2製品は、病院への卸価格が1食あたり500円以上となり、それに病院のマージンが上乗せされますので、消費者/肥満患者への販売価格が1食あたり600円から1,000円位になってしまいます。

(なお、どこかが大きな利益を取っているというわけではなくて、単純に、コストや中間マージンを上乗せしていくとそのような値段になってしまうようです。)




1食あたり数百円から1,000円では、費用対効果/コストパフォーマンスがハードルとなり、病院の肥満外来で勧められても実際に購入する人は半数程度のようです。




前述のように、フォーミュラ食/置き換え食は、病院に卸されている2種類以外にもたくさんあります。


市場調査では、DHCプロティンダイエットがメーカーシェア1位(※)となっており、




1食あたり200円台の価格で、

DHCプロティンダイエットシリーズ合計1億5000万食以上の実績(★)を有しています。



※ 富士経済「H・Bフーズマーケティング便覧2013 No.2」
・ダイエット部門 市場メーカーシェア(2011年実績)
・ダイエット部門 成分別カロリー調整食品メーカーシェア(2011年実績)
・ダイエット部門 シリーズサプリメントメーカーシェア(2011年実績)


★2006年10月12日〜2013年4月末日までのシリーズ総販売袋数




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クロレラによる抗酸化作用@喫煙者 [2013年07月24日(水)]
臨床検査学の専門ジャーナルに、クロレラによる抗酸化作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Clin Lab. 2013;59(5-6):579-87.)



クロレラ(Chlorella species)は、淡水産の藻の一種です。



タンパク質やアミノ酸、ビタミン類、ミネラル類といった栄養素が豊富であり、抗酸化作用のある葉緑素(クロロフィル)の含有量も多いことから機能性食品素材/サプリメント成分として利用されています。


喫煙者では、酸化障害が生じ、あらゆるがんをはじめとする生活習慣病のリスクが高いことが知られています。


そこで、今回の研究では、

喫煙者において、

クロレラによる抗酸化作用の働きが検証されました。



具体的には、

喫煙者38名(平均年齢37.11 ± 1.69 歳; 女性: 18.4%)を対象に、

1日あたり3,600mgのクロレラ(Chlorella vulgaris)抽出物を6週間投与し、

投与前後で酸化ストレス関連指標が測定されました。





解析の結果、

血中抗酸化指標(ビタミンC値、ビタミンE値、グルタチオン)はいずれも有意に上昇し、
(p < 0.001)

過酸化脂質の指標であるMDA値は有意な低下を示しました。
(p = 0.002)




以上のデータから、

クロレラ抽出物の投与は、

酸化ストレスが亢進した喫煙者において、

抗酸化ビタミンの上昇、抗酸化物質の増加、過酸化脂質の低下をもたらすことが示唆されます。




今後、疾病リスク低減など臨床的意義の検証が期待される分野です。

(なお、クロレラをサプリメントでとるよりも、禁煙するほうが優先でしょう。)




DHCでは、

クロレラ


スピルリナ


を製品化しています。





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オリーブオイルの利用が多いと心血管リスクが低い@スペイン [2013年07月23日(火)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、オリーブオイルの利用状況と心血管リスクとの関連を調べた疫学研究が、スペインのグループ(CIBERDEM)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2013 Jul 17.)



オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用、動脈硬化抑制作用といった機能性が広く知られています。




スペインでは、近年、心血管疾患のリスクが顕著に増加しているにも関わらず、心血管疾患の罹患率はそれほど増加しているわけではない、ということです。



そこで、今回の研究では、オリーブオイルの消費と、心血管リスクファクター、糖代謝異常との関連が調べられました。



具体的には、スペインでの横断研究として、

4,572名を対象に、

生活習慣、体組成の測定、糖負荷試験(75gOGTT)が行われています。





解析の結果、

まず、約90%の人がオリーブオイルを利用していました。



ドレッシングが多く、次に調理オイルや揚げ物への利用が続いています。



次に、

オリーブオイルの利用は、

年齢、教育、飲酒、BMI、血糖値、血中インスリン値、脂質との相関が見出されました。


ひまわり油(サンフラワー油)利用群と比べて、

オリーブオイル利用群では、


肥満のリスクが38%低値であり、

(OR=0.62; 95% CI=0.41-0.93, P=0.02)



耐糖能異常のリスクが51%低く、

(OR=0.49 (95% CI=0.28-0.86, P=0.04))


脂質異常症のリスクが47%低く、

(OR=0.53 (95% CI=0.33-0.84, P=0.03))


HDL(善玉)コレステロールの低値が60%低い

(OR=0.40 (95% CI=0.26-0.59, P=0.0001))


という相関が認められました。



以上のデータから、

オリーブオイルの利用は、

肥満、糖代謝異常、脂質異常といった心血管リスクの低下と有意な相関があることから、

心血管疾患の予防に有用であると考えられます。







地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。
野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。

地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。

例えば、

地中海食で死亡率が半減する

という研究があります。



地中海食をベースに、エクストラバージンオリーブオイル、あるいはナッツ類を組み合わせた介入試験について、最近では次のような研究が報告されています。



心臓病高リスク群に対する地中海食+エクストラバージンオリーブオイルの心臓病抑制効果




エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果



地中海食+エクストラバージンオリーブオイルによる認知機能改善作用



地中海食による血中総酸化能の亢進効果



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用





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有機溶剤暴露時の酸化障害に対するリコピンの作用 [2013年07月22日(月)]
今月の毒性学の専門ジャーナル(電子版)に、有機溶媒暴露時における血中の抗酸化成分・カロテノイド類の変化を調べた予備的な臨床研究が、ブラジルのグループ(Federal University of Rio Grande do Sul)から報告されていました。
(Drug Chem Toxicol. 2013 Jul 10.)




塗料などに含まれる有機溶剤への暴露は、体内での酸化ストレス障害を生じることから、健康上のリスクとなります。



今回の研究では、
有機溶媒暴露と体内の抗酸化成分との関連が調べられました。



具体的には、

塗料を使用する職業従事者42名と、

対照群28名を対象に、

主なカロテノイド類の濃度が比較されています。




解析の結果、

被暴露(対照)群に比べて、

有機溶媒暴露群では、


レチノール、リコピン、βカロテンが、有意に低値でした。


(労働衛生上の基準である血中トルエン値は、基準値を下回っています。)


また、
酸化ストレス障害の指標であるMDA値は増加し、

抗酸化酵素活性の亢進が認められました。




以上のデータから、

有機溶媒暴露従事者では、

酸化ストレスによって酸化障害が生じ、

体内の抗酸化成分(カロテノイド類)が消費されるために血中濃度が低下し、

代償的に抗酸化酵素活性が亢進することが示唆されます。





職業的に酸化ストレスが生じる場合、

抗酸化ビタミン類やファイトケミカル類(カロテノイド類)といった機能性食品成分をサプリメントとして補うことが有用であると考えられます。



DHCでは各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなどを製品化しています。






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大豆製品の摂取が多いと肺がんリスクが低い [2013年07月21日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、大豆製品の摂取と、肺がんリスクとの関連を調べたメタ解析が報告されていました。
(Nutr Cancer. 2013 Jul;65(5):625-32.)



大豆では、大豆タンパクによる脂質代謝改善作用、大豆イソフラボンによる女性ホルモン様作用や抗酸化作用を介した機能性などが知られています。




さて、今回の研究では、

大豆製品の消費量と、肺がんリスクとの関連についてメタ解析による検証が行われました。



具体的には、

疫学研究11報を対象に、

大豆あるいはイソフラボンの摂取量の最高群と最低群について、

肺がんリスクとの相関が調べられています。




解析の結果、

大豆たんぱくの摂取量と、肺がんリスクとの間に負の相関が見出されました。

(OR = 0.98, 95% CI = 0.96 to 1.00)




また、非喫煙差では、喫煙者に比べて、

負の相関が有意に大きくなっています。

(OR = 0.96; 95% CI = 0.93 to 0.99)

(P <0.05)



なお、負の相関について性差は見出されていません。




以上のデータから、

大豆の摂取による肺がんリスク低下作用が示唆されます。





DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。



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ベジタリアン食による死亡率低下効果:AHS-2 [2013年07月20日(土)]
今月の米国医師会ジャーナル(7月8日号)に、ベジタリアン食による死亡率低下効果を示した臨床研究が、米国のグループ(Loma Linda University)から報告されていました。
(JAMA Intern Med. 2013 Jul 8;173(13):1230-8.)




これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。


また、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。




さて、今回の研究では、

ベジタリアン食と死亡率との関連が検証されました。




具体的には、

2002年から2007年の間に登録された
北米の男女96,469名を対象に、

食事調査が行われ、

5種類の食事タイプ:非ベジタリアン、セミベジタリアン、ペスコベジタリアン、ラクトオボベジタリアン、ビーガン(ヴィーガン)に分類され、

死亡率との関連が検証されています。



アドベンティスト(アドベンチスト)ヘルススタディ2  Adventist Health Study 2 (AHS-2)という北米でのコホート研究の一環です。




5.79年間の平均観察期間に、

73,308名の対象者のうち2,570名の死亡例が見出されました。




1,000患者年あたりの死亡率は、6.05 (95% CI, 5.82-6.29)死亡でした。



まず、

非ベジタリアンに比べて、

ベジタリアン全体では、

全死亡率が12%有意に低下していました。

(HR;0.88 (95% CI, 0.80-0.97))




次に、

全死亡率に関して、

非ベジタリアンと、

各ベジタリアンのタイプとの比較では、


ビーガンでは15%の低下傾向
(0.85 (95% CI, 0.73-1.01))、


ラクトオボベジタリアンでは9%の低下傾向
(0.91 (95% CI, 0.82-1.00) )、


ペスコベジタリアンでは19%の有意な低下、
(0.81 (95% CI, 0.69-0.94))、


セミベジタリアンでは8%の低下傾向
(0.92 (95% CI, 0.75-1.13))

が認められました。



また、

疾患別では、

ベジタリアン食と有意な相関が認められたのは、

心血管疾患死亡率、

非心臓血管・非がん死亡率、

腎臓病死亡率、

内分泌死亡率

でした。




さらに、

女性よりも男性において、

ベジタリアン食による死亡率低下効果が顕著でした。




以上のデータから、

非ベジタリアン摂取群に比べて、

ベジタリアン食摂取群では、

全死亡率の低下作用、

主要な疾患の死亡率低下作用が認められること、


これらの効果は男性においてより顕著であることが示唆されます。






ただし、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、玄米菜食にも利用できる発芽玄米や発芽胚芽米などを製品化しています。




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ナッツ(種実)類の摂取による死亡率の低下作用 [2013年07月19日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ナッツ(種実)類の摂取と死亡率低下との相関を示した疫学研究が、スペインのグループ(Universitat Rovira i Virgili)から報告されていました。
(BMC Med. 2013 Jul 16;11:164.doi:10)




地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。

野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。


地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。


例えば、

地中海食で死亡率が半減する

という研究があります。




地中海地方以外の研究では、

ナッツ(種実)類の摂取による心血管疾患死亡率の低下が示唆されています。




そこで、今回の研究では、

(地中海食を伝統食とする)スペインにて、

心血管リスクを有する群での種実類の摂取と、死亡率との関連が調べられました。




具体的には、

55歳から80歳の男女7,216名を対象に、


・地中海食+ナッツ類摂取群

・地中海食+オリーブオイル投与群

・対照群

の3群のいずれかを割り当て、比較が行われています。


(PREDIMEDという研究の一環です。)




ナッツ(種実)類の摂取量は、

試験開始時に評価され、

死亡率との関連が調べられました。




4.8年間(中央値)の追跡期間中、

323名の死亡例、

81名の心血管死亡、

130名のがん死亡

が見出されています。




解析の結果、

ナッツ(種実)類の摂取と、

全死亡率の低下との間に有意な相関が認められたということです。

(P for trend <0.05)





ナッツ(種実)類の非摂取群に比べて、

1週あたり3サービング以上摂取していた被験者(コホートの32%が相当)では、

全死亡率が39%低下していました。

(HR 0.61; 95% CI 0.45 to 0.83)






また、心血管死やがん死亡に関しても、ナッツ類の摂取による死亡率低下傾向が示されています。



地中海食+ナッツ摂取(1週間あたり3サービングサイズ以上摂取)の被験者群において、全死亡率が最も低い値でした。

(HR 0.37; 95% CI 0.22 to 0.66)





以上のデータから、

心血管リスクを有するグループでは、

地中海食にナッツ類を組み合わせた食事摂取による死亡率低下作用が示唆されます。





地中海食をベースに、エクストラバージンオリーブオイル、あるいはナッツ類を組み合わせた介入試験について、最近では次のような研究が報告されています。



心臓病高リスク群に対する地中海食+エクストラバージンオリーブオイルの心臓病抑制効果




エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果



地中海食+エクストラバージンオリーブオイルによる認知機能改善作用



地中海食による血中総酸化能の亢進効果



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用





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ビタミンDが低いと身体機能制限リスクを生じる@高齢者 [2013年07月18日(木)]
今月の内分泌代謝病学の専門ジャーナル(電子版)に、高齢者における血中ビタミンD値と、身体機能との関連を調べた研究が、オランダのグループ(VU University Medical Center)から報告されていました。
(J Clin Endocrinol Metab. 2013 Jul 17.)





ビタミンDは、骨の健康だけではなく、筋肉の健康維持にも働くことが知られています。



加齢に伴う筋肉量の低下は、身体機能の低下を生じることから、介護予防の見地から筋肉量の維持が重要です。

(日本では、近年、ロコモティブ症候群対策、サルコペニア対策の必要性が注目されています。)




さて、今回の研究では、

ビタミンD値と身体機能との関連が調べられました。




具体的には、

65歳から88歳の高齢者群1,237名と、

55歳から65歳の壮年期群725名を対象に、

日常生活における6種類の身体機能の能力および困難さの評価が行われています。


(高齢者は1995年開始、壮年期群は2002年開始のコホート研究。)




解析の結果、

まず、何らかの身体機能制限を有していた人の割合は、

高齢者群では56%、

壮年期群では30%

でした。



ビタミンD欠乏(25-OH <20 ng/mLとして定義)の割合は、

正常対照群(>30 ng/mLとして定義)に対して、

高齢者群では1.7倍、

壮年期群では2.2倍

に達していました。



次に、

高齢者群におけるコホート研究の解析では、

ビタミンD欠乏と、

3年後における身体機能制限リスク増大との間に有意な相関が認められました。
(OR = 2.0; 95% CI, 1.1-3.5)



壮年期群では

ビタミンD欠乏と、

6年後における身体機能制限リスク増加との間の相関が見出されています。

(OR = 3.3; 95% CI, 1.1-10.1)




以上の横断研究+縦断研究のデータから、

ビタミンD欠乏は、数年後の身体機能制限リスクを増大させることが示唆されます。



また、高齢者におけるビタミンD欠乏のほうが、壮年期よりも、有意に大きな影響であることが考えられます。





今後、介入試験(ビタミンDサプリメント投与試験)による検証が期待される分野です。





一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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桑の葉抽出物による抗酸化作用@脂質異常症患者 [2013年07月17日(水)]
生物医学研究の専門ジャーナルに、桑の葉の抽出物による脂質異常症患者における抗酸化作用を調べた臨床研究が、タイのグループ(Chulalongkorn University)から報告されていました。
(Biomed Res Int. 2013;2013:787981.)



桑(学名Morus alba,M.nigra)の葉は、食後過血糖抑制作用を有することから、糖尿病対策のサプリメント成分として用いられています。


桑葉の血糖改善作用は、α-グルコシダーゼ阻害作用をもつ1-デオキシノジリマイシンによります。

桑葉には抗酸化作用も知られています。



さて、今回の研究では、

桑の葉抽出物による脂質異常症における抗酸化作用や抗炎症作用が調べられました。




具体的には、

軽度脂質異常症患者24名(25名エントリーで1名除外)を対象に、

桑葉末(280mg含有タブレットを3錠、一日3回)、食前に12週間投与されています。



解析の結果、

桑の葉抽出物3ヶ月間の投与によって、

血中TG、LDLの有意な低下が認められました。



また、半数の患者では、炎症マーカーであるCRPの低下も示されました。
(平均値では有意差はナシ。)




その他、抗酸化酵素活性も上昇傾向が見出されており、

酸化障害マーカーである血中8-isoprostane値は有意に低下しました。



以上のデータから、

軽度脂質異常症患者において、

桑の葉抽出物の投与は、脂質代謝を改善し、抗酸化作用を示すと考えられます。





今後、補完療法としての桑の葉抽出物の臨床的意義の検証が期待されます。



DHCでは、
桑の葉抽出物含有サプリメントを製品化しています。

桑の葉エキス


甘バランス






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ギムネマによる抗肥満作用 [2013年07月16日(火)]
今月の医薬品研究の専門ジャーナル(電子版)に、ギムネマによる抗肥満作用を示した基礎研究が、インドのグループから報告されていました。
(Drug Res (Stuttg). 2013 Jul 10.)


ギムネマ(学名ギムネマ・シルベスタGymnema sylvestre) は、インド原産のガガイモ科の多年草です。


インドの伝統医療・アーユルヴェーダでは、糖尿病や肥満に効果のあるハーブとしてギムネマ葉抽出物が用いられてきました。


有効成分のギムネマ酸は、小腸における炭水化物の消化・吸収を遅らせ、食後の過血糖を抑制する作用を持っています。


これまでの予備的な臨床研究では、1型および2型糖尿病患者における血糖コントロール改善作用が報告されています。



さて、今回の研究では、

高脂肪食誘導性肥満に対するギムネマの作用が検証されました。


具体的には、

高脂肪食を28日間負荷した肥満モデルラットを用いて、

ギムネマ抽出物を120 mg/kgの用量で21日間経口投与し、体重や脂質代謝への影響が調べられています。



解析の結果、

高脂肪食投与群に比べて、

ギムネマ抽出物併用投与によって、

血中脂質(総コレステロール、LDL、TG)の有意な低下、

血中レプチン、インスリン、血糖値、アポリポプロテインBの有意な低下、

HDLの有意な上昇、

抗酸化酵素活性の増加

が見出されたということです。





以上のデータから、

高脂肪食誘導性肥満に対するギムネマ・シルベスタ抽出物の抗肥満作用が示唆されます。





今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。



DHCでは、
ギムネマ含有サプリメントとして、

ギムネマ


ニュースリム


を製品化しています。



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ビタミンD強化牛乳によるビタミンD低下抑制効果@小児 [2013年07月15日(月)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、小児において、ビタミンD強化牛乳による血中ビタミンDの低下抑制作用を示した臨床研究がドイツのグループから報告されていました。
(Eur J Pediatr. 2013 Jul 13)





近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。




一般に、日光への暴露が少ない冬期には、皮膚でのビタミンD合成量が減少し、血中ビタミンD値の低下、ビタミンDの潜在的欠乏のリスクが高まります。


(特に、欧州の白人では問題になります。)



そこで、今回の研究では、

ドイツにおいて、学童期前の小児を対象に、

冬期においてビタミンD強化牛乳による血中ビタミンD値への影響が検証されました。



具体的には、

前向きランダム化二重盲検試験として、

2歳から6歳の小児92名を対象に、

ビタミンD強化牛乳(2.85 μg/100 mL)

あるいは

スキムミルク(ビタミンD添加ナシ)のいずれかが投与されています。


(KiMi トライアル(Kindermilch=growing up milk)という研究の一環です。)



冬期の前(介入前)では、ビタミンDの血中濃度(中央値)は、

介入群では21.5 ng/mL (10.1-43.0 ng/mL)、

対照群では18.4 ng/mL (11.0-44.9 ng/mL)

でした。




そして、

介入後(冬期後)には、

介入群では24.8 ng/mL (7.0-48.2 ng/mL)、

対照群では13.6 ng/mL (7.0-36.8 ng/mL)

という結果となっています。



また、夏期の投与も安全であり、

介入群では27.6 ng/mL (18.8-40.5 ng/mL)、

対照群では27.4 ng/mL (17.8-38.7 ng/mL)

でした。




以上のデータから、

ビタミンD欠乏の予防のため、小児に対してビタミンD強化牛乳の投与が有用であり、安全であることが示唆されます。




一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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大豆イソフラボンによる糖尿病性胃アトニー改善作用 [2013年07月14日(日)]
今月の糖尿病治療学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆イソフラボン含有胚芽による糖尿病性胃アトニー改善作用を示した臨床研究が、米国のグループ(University of Cincinnati College of Medicine)から報告されていました。
(Diabetes Care. 2013 Jul 8)



大豆では、大豆タンパクによる脂質代謝改善作用、大豆イソフラボンによる女性ホルモン様作用や抗酸化作用を介した機能性などが知られています。






さて、今回の研究では、大豆イソフラボンによる糖尿病性胃アトニーへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

2型糖尿病患者10名を対象に、

大豆胚芽(大豆イソフラボンアグリコン)含有パスタを用いて、

1日1皿のパスタを8週間投与し、

胃排泄機能が測定されています。




解析の結果、

大豆イソフラボン/胚芽含有パスタ投与によって、

排泄時間の有意な短縮(改善)が認められたということです。

(投与前:161.2 ± 17.5分 vs. 投与後;112.6 ± 11.2分, P = 0.009)




この効果は、通常のパスタと比べた場合でも、大豆胚芽含有パスタのほうが有意でした。
(153.6 ± 24.2 vs. 156.2 ± 27.4分, P = 0.009)




なお、

血糖値やインスリン値には有意な変化は見出されていません。




以上のデータから、

大豆胚芽/大豆イソフラボンの投与による糖尿病性胃アトニー改善作用が示唆されます。





DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。






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スイカ抽出物による勃起機能改善作用 [2013年07月13日(土)]
今月の性機能医学の専門ジャーナル(電子版)に、勃起障害モデルでのL-シトルリン投与による勃起機能改善作用を示した基礎研究が、名古屋市立大学のグループから報告されていました。
(J Sex Med. 2013 Jul 11.)




アミノ酸の1種であるL-シトルリンは、循環改善作用が示唆されており、血管機能の改善、高血圧予防を目的としたサプリメント成分として利用されています。



L-シトルリンは、スイカ抽出物に豊富に含まれます。)




経口摂取されたL-シトルリンは、L-アルギニンに変換され、血管内皮型NO合成に関与することが知られています。

また、これまでの研究では、L-アルギニンサプリメント投与によって、上腕動脈の血圧を低下させるという報告があります。


さらに、生合成あるいはスイカ由来のL-シトルリンやL-アルギニンの経口投与によって、上腕動脈の血圧や大動脈圧の低下(改善)作用も知られています。

(L-シトルリンの投与は、L-アルギニンの投与よりも、L-アルギニン自体の増加やNO産生増加作用を示します。)





さて、今回の研究では、

急性血管性勃起障害に対するL-シトルリンの作用が検証されました。


具体的には、

8週齢のWistar-ST雄ラットを用いて、

・対照群、

・血管性勃起障害モデル群(内腸骨動脈結紮群)

・血管性勃起障害モデル+L-シトルリン(2%シトルリン含有水の経口投与)群

の3群について比較が行われています。


(L-シトルリンは、結紮術の1週間後から、3週間投与。)


勃起機能は、静脈内圧/平均動脈圧(ICP/MAP)比として測定され、

血中NOxレベルも測定されています。




解析の結果、

ICP/MAP比は、

対照群に比べて、

結紮群では有意に低値であり(P&#8201;<&#8201;0.05)、

ED(勃起障害)が認められました。



次に、

シトルリン投与群では、

結紮群に比べて、

ICP/MAP比が有意に高く(P&#8201;<&#8201;0.05)、

EDの軽減作用が示唆されます。




また、

NOx値は、

対照群に比べて、

結紮群で有意に低く、
(P&#8201;<&#8201;0.05)

シトルリン投与群では結紮群よりも有意に高値でした。
(P&#8201;<&#8201;0.05)





以上のデータから、

血管性勃起障害モデルにおいて、L-シトルリンの投与による勃起機能の改善作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。







L-シトルリンは、循環改善を目的としたサプリメントとして製品化されている他、血行改善という視点から強壮系の機能性食品にも含まれています。



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「フォースコリー」の体重減少効果 [2013年07月12日(金)]
本日、専門ジャーナルから原著論文が発行されたという連絡がありました。
(PMU 2, July 2013, 25&#8211;27)




コレウス・フォルスコリ含有サプリメントの有効性を示した研究です。


具体的には、

コレウス・フォルスコリ含有サプリメント(1,000mg、分2)、8週間の投与で、体重および体脂肪量の有意な減少効果が見出されました。

(オープンラベル試験)





「フォースコリー」(学名コレウス・フォルスコリColeus forskohlii)は、南アジアに自生するシソ科の植物です。



インドなど現地では、食経験の豊富な食材として用いられています。



主な成分として、ジテルペン類のフォルスコリンforskolinが含まれています。


フォルスコリンには脂肪分解促進作用があり、米国や本邦では、コレウス・フォルスコリ抽出物が体重調節のための機能性食品成分として利用されています。

(弊社では「フォースコリー」です。)



(なお、有効成分は、フォルスコリンだけではありません。

一般に、ハーブの特徴として、単一の成分だけではなく、さまざまな機能性成分が働いています)。



これまでの複数の臨床研究において、コレウス・フォルスコリ抽出物(サプリメント)による減量作用や高血圧改善作用が示されています。



DHCでは「フォースコリー」の安全性を確認した漸増試験による臨床研究も実施しています。



フォースコリーの摂取時には、各自の体質や体調における個人差によって、軽度の消化器症状が生じうることが示唆されました。


したがって、コレウス・フォルスコリ含有食品の摂取時には、

最初から、最大の摂取目安量(4粒)を、一度にまとめて摂るのではなく、

少量(1粒あるいは2粒)から開始して、各自の体質に合っているかどうか、確認しながら上手に利用することが好ましいと考えます。




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