サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果 [2019年02月28日(木)]
拙著「ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果」を上梓いたしました。




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早速ですが、正誤表をお知らせいたします。

正誤表
(2019年2月28日第1版第1刷)


p.23 8行目 
ライスコース → ライフコース

p.32 13行目
高尿酸血症低下リスク → 高尿酸血症リスク低下

p.38 下から4行目
15.0μmol/L → 15.1μmol/L

p.67 図17 図中
強化以前 → 強化以降


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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ! 日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。

posted at 23:51 | この記事のURL
共創CSVと三方よし [2019年02月27日(水)]
昨日のブログの続きです。

共通価値の創造(CSV、共創)は、2011年に、ポーター(Porter ME)が提唱しました。
(Porter ME, Kramer MR. Creating shared value. Harvard Business Review. 2011 Jan-Feb;89(1–2):62–77.)


ヘルスケア企業は、

ヘルスサービスを提供する際のすべての影響について説明責任を負うべきであり、

また、利益を生み出すためにすべての資産を活用するべきです。

これらの資産の一つは、

PorterとKramerによって、企業の社会的責任の構成要素として特徴づけられる社会貢献活動です。

社会貢献活動は、利益を生み出すための手段として効果的に利用しえますが、


企業の大きさによって限界が生じ、また、必然的に、コストを上げ、利益を減少させます。

それに対して、

共通価値を生み出すイニシアチブ・計画の場合は、社会的価値を生み出す一方で、組織の投資に対する収益も生み出すため、また、その逆も同様であるため、本質的に、組織の規模によって制限されることはありません。


ポーターおよびKramerによると、

共通価値の概念は、

企業の競争力を高めると同時に、事業を行う地域社会での経済的および社会的条件を向上させる方針や事業慣行として定義することができます。


2011年に発表されたポーターらの論文では、共通価値を創造した取り組みのいくつかの例が示されています。

具体的には、次の事例が挙げられていました。

・ボーダフォンがケニアで行ったM-Pesaモバイルバンキング

M-Pesaサービスは、顧客にとっての銀行コストを削減したと同時に、ボーダフォンにも利益を生み出すことによって、共通の価値を生み出します。ケニアだけで、2007年3月から2011年12月の間に1700万人がサービスに登録したということです。


・RML(ロイターマーケットライト)情報サービス

このサービスは、天候に関する情報、穀類の価格情報、農業のアドバイスを希望する言語で提供するものであり、ロイターと顧客の両方に収益を生み出しました。

RML Information Services Pvt Ltdは、このサービスにより、2010年に、World Business Development Award を受賞しました。


・GEのecomagination(エコマジネーション)

GEのecomaginationは、世界の環境課題の解決のために、ecology(環境)とeconomy(経済)の2つのエコを両立させ、顧客の環境や業績の向上に寄与する製品サービスを拡充するという取り組みです。ecoとimagination(創意)を合わせた造語のスローガンです。

GE自体の事業収益と、GEの顧客の経済的成果を向上させると同時に、排出量の削減、商取引に関連するその他の環境に対する悪影響を減少させることで、共通の価値を生み出すというものです。具体的には、エネルギーの効率化、水の再利用の向上などです。


以上の例が、ポーターらによって、挙げられています。


ただ、(ビジネスの世界ではCSVと判断されるのかもしれませんが)

特にCSVというよりは、ごく普通に消費者のニーズや社会の動向を見ながら、新しい製品やサービスを生み出した、という印象です。


なお、
日本では、近江商人の三方よしの考え方が、共通価値の創造(共創)に類似した概念です。


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posted at 23:56 | この記事のURL
地域社会での個人のウェルビーイング促進のための共創 [2019年02月26日(火)]
今日は、地域社会での個人のウェルビーイングを促進/向上するための共創に関して、論文を読んでみました。
(Perm J. 2017;21.)

以下のような内容です。

ヘルスケア機関は、

共通の価値の創造(共創)につながるプログラムを導入することによって、
地域社会でのサービスやその他の社会貢献活動の影響を拡大することができます。


その定義上、共通価値は、

イニシアチブ(計画・戦略・構想)が、社会的利益と地域社会の利益を生み出すと同時に、

スポンサー組織・企業への利益も生み出すときに作り出されます。


事業プログラム自体が、スポンサー機関に対する利益を生み出すことから、

特定のイニシアチブ(計画・戦略)の規模は、

社会貢献活動に利用できるリソースではなく、

利益をもたらす市場(マーケット)だけに限定されます。


共通の価値の概念を示すために、
まず、ヘルスケア以外の分野での3つのイニシアチブの事例があります。

具体的には、
ボーダフォンがケニアで行ったモバイルバンキング、
ロイターが行った事業、
GEによる事業
です。

また、

ヘルスケア機関による共創プログラムの5つのタイプの事例もあります。

具体的には、
遠隔医療(遠隔ヘルス)、職場での健康増進、学校ベースのヘルスセンター、環境と健康に配慮した住宅、清潔で環境的なヘルスサービスです。


共通価値の創造のためのプログラムをすでに実践してきたヘルスケア機関の革新性に基づくと、
あらゆるヘルスケア機関にとって、
同様のプログラムを通じて、
個人や地域社会に対して好影響を生み出すための機会は大きいものであること、
また、その限界は検証されるべきことが考えられます。

DHCによっての共創は、地方自治体との連携による健康づくり推進のための取り組みです。



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アルツハイマー病の治療薬が認知症を進行させる:メタ解析 [2019年02月25日(月)]
65歳以上の日本人が要介護になる原因の第1位は認知症です。


認知症の6割は、アルツハイマー病です。

日本では、アルツハイマー病(AD)の治療薬として、コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル, ガランタミン,リバスチグミン)と、NMDA受容体拮抗薬(メマンチン)が使われており、両者の併用も行われています。

しかし、これらの薬は病気の本質に働くわけではなく、その効果は限定的であり、
アルツハイマー病は徐々に進行します。

昨年、フランス保健省が、認知症治療薬を保険適応外としたことが話題にもなりました。


その後、アメリカ医師会ジャーナル(JAMA)に発表されたメタ解析によると、

コリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗薬の投与群は、対照群に比べて、認知症がより進行する、と報告されました。
(JAMA Netw Open. 2018 Nov 2;1(7):e184080.)



アルツハイマー病の臨床試験では、

コリンエステラーゼ阻害薬(ChEIs)やNMDA受容体拮抗薬(メマンチン)が投与されますが、

先行の観察研究では、

これらの医薬品の投与群は、

非投与群に比べて、

認知機能テストに基づく認知機能の低下がより顕著であることが示唆されています。


そこで、

今回のメタ解析では、

アルツハイマー病の臨床試験において、

コリンエステラーゼ阻害薬あるいはメマンチンの併用による認知機能へのアウトカムが検証されました。


10報から2,714名の被験者データ(平均年齢75.0歳、58%が女性、9%が人種マイノリティ)が対象となりました。

処方の内訳は、

906名(33.4%)が ChEIs(コリンエステラーゼ阻害薬)を服用、

143名(5.3%)がメマンチンを吹くよう、

923名(34.0%)が両者を併用、

742名(27.3%)はいずれも非投与群でした。


メタ解析の結果、

認知機能(ADAS-cog)に関して、

医薬品の非投与群に比べて、

コリンエステラーゼ阻害薬あるいはメマンチンの投与群のほうが、

有意な低下を示しました。
(1.4 points/y; 95% CI, 0.1-2.7)


以上のメタ解析データから、

観察研究と同様に、

アルツハイマー病の臨床試験でも、

コリンエステラーゼ阻害薬あるいはメマンチンの投与群のほうが、非投与群に比べて、認知機能が有意に低下することが示唆されました。

今後、層別解析による適正使用の情報が期待されます。





DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究




葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)



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posted at 23:52 | この記事のURL
週に1回のフライドチキンで死亡率が13%上昇 [2019年02月24日(日)]
健康にいい油としては、エクストラバージンオリーブオイルのエビデンスが最も豊富です。

ココナッツオイル、エゴマオイル、亜麻仁油(フラックスシードオイル)、MCTなどいろいろといわれていますが、そこまでのエビデンスはありませんし、無駄に高価になっています。

現時点のエビデンスを俯瞰するとき、日常的につかう油は、調理用からサラダ用まですべて、エクストラバージンオリーブを使うのが最も合理的です。

天ぷらや揚げ物をどうするのか、という質問を受けることがありますが、基本的に揚げ物自体が好ましくないようです。
(オリーブオイルでてんぷらや揚げ物というのであればいいのかもしれませんが。)


英国医学ジャーナル(BMJ)に、フライドチキンや魚介類の揚げ物の摂取と、全死亡率との関連を示した疫学研究が、米国のグループ(University of Iowa)から報告されていました。
(BMJ. 2019 Jan 23;364:k5420.)


今回の研究では、

米国の女性において、

揚げ物の摂取と、全死亡率および疾患別死亡率との関連が検証されました。


具体的には、
前向きコホート研究として、


米国の40カ所の診療センターにて行われたWHI(Women's Health Initiative)という研究の一環として、

1993年9月から1998年の間にエントリーした50−79歳の閉経後の女性106 966名を対象に、

2017年2月までのフォローアップが行われました。

アウトカムは、

全死亡率、心血管疾患死亡率、がん死亡率

です。


1 914 691人年のフォローアップ期間中、

31 558名の死亡が見出されました。


揚げ物全般の摂取について、

非摂取群に比べて、1日あたり1皿(1サービングサイズ)の摂取群では、

全死亡率が8%、有意に上昇、
(HR, 1.08, 95% CI 1.01 to 1.16)

心血管死亡率が8%、有意に上昇
(1.08、 0.96 to 1.22)

という相関が見出されました。

次に、

フライドチキンの摂取について、

非摂取群に比べて、

1週間に1皿(1サービング)のフライドチキン摂取群では、

全死亡率が13%有意に上昇、
(HR;1.13, 1.07 to 1.19)

心血管死亡率が12%有意に上昇、
(HR 1.12, 1.02 to 1.23)

という相関が認められました。

また、

魚介類の揚げ物(魚、エビ、カキ、フィッシュサンド)の摂取では、

全死亡率が7%上昇、
(HR;1.07, 1.03 to 1.12)

心血管死亡率が13%上昇
(HR;1.13、 1.04 to 1.22)

という相関が見出されました。

なお、
揚げ物の摂取と、がん死亡率との間には有意な相関は認められませんでした。


以上のデータから、

米国の閉経後の女性において、

フライドチキンや魚介類の揚げ物の摂取が多いと、

全死亡率及び心血管死亡率が上昇するという相関が示唆されます。


ただし、この研究では、揚げ物について、揚げ方や油の情報などが限られているため、

さらに検証が必要とも考えられます。

一般に、

高温の調理では、AGEが多くなりますし、

炎症を惹起する種類のオメガ6系の脂質が揚げ物の油として使われていることを考えると、

フライドチキンや揚げ物の魚介類などの摂取が多いほど、全死因死亡率が上昇することに因果関係があると思われます。


現時点のエビデンスを俯瞰するとき、日常的な調理オイルは、エクストラバージンオリーブがベストの選択です。



近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


ただし、日本では、JAS基準のオリーブオイルが出回っており、エクストラバージンオリーブオイルの品質が国際基準と比べて、高くありません。


エクストラバージンオリーブオイルの基準は、
IOC(国際オリーブ協会)では酸度0.8%以下、
JASの基準では酸度が2%未満です。


DHCのエクストラバージンオリーブオイルは、
酸度はわずか0.2%以下となっています。




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はじめまして、DHC健康食品です



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posted at 23:56 | この記事のURL
非メラノーマ性皮膚がん(NMSCs)とコーヒー・紅茶の摂取との関連@アジア人 [2019年02月23日(土)]


今月の皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、中国人において、非メラノーマ性皮膚がん(NMSCs)とコーヒー・紅茶の摂取との関連を調べた研究が、シンガポールのグループ(Singapore General Hospital)から報告されていました。
(J Am Acad Dermatol. 2019 Feb 4.)


皮膚がんに、メラノーマ性皮膚がんと非メラノーマ性皮膚がん(NMSCs)の2種類に分類されます。

最もよく見られる非メラノーマ性皮膚がん(NMSCs)は、基底細胞がんと有棘細胞がんです。
欧米では全悪性腫瘍の半数以上を占めるといわれています。

日本では、メラノーマの発生数は人口10万人あたり1.5〜2人ほどであり、年間1500人〜2000人くらいの発症と推定されます。

メラノーマ以外の皮膚悪性腫瘍については、メラノーマに比べて基底細胞がんは約2.5倍、有棘細胞がんは約1.6倍の発症であり、両者で、皮膚悪性腫瘍全体の50%以上を占めます。

社会全体の高齢化もあって、皮膚悪性腫瘍の発生数は年々増加しています。


先行の疫学研究では、

白人において、カフェイン入り飲料の摂取によるNMSCリスク低減作用が示唆されていますが、アジア人でのデータはほとんど知られていません。。


そこで、今回の研究では、

Singapore Chinese Health Studyの一環として、

1993年から1998年にかけて、

45−74歳のシンガポール在住の中国人男女63,257名を対象に、

コーヒー、茶飲料、カフェインの摂取と、NMSCリスクとの関連が調べられました。



解析の結果、

まず、

コーヒーの摂取は、

用量依存的なNMSCリスク低減と有意な相関を示しました。
(P trend<0.0001)

コーヒーの摂取が、1週間に1回未満の群に比べて、

1日あたり3杯以上のコーヒーの摂取群では、

基底細胞がんリスクが46%低下、
(HRs, 95% CIs 0.54, 0.31-0.93)

有棘細胞がんリスクが67%低下、
(HR 0.33, 0.13-0.84)

という有意な相関でした。

次に、

紅茶(black tea)では、

非摂取群に比べて、

毎日の摂取群では、NMSCリスクが30%、有意に低下していました。
(HR=0.70; 95% CI=0.52-0.94)

カフェインの摂取が、1日あたり400mg以上の群では、

NMSCリスクが、41%、有意に低下という相関が見出されました。
(HR=0.59; 95% CI=0.34-1.04).


以上のデータから、

シンガポールの中国人において、

コーヒーや紅茶などのカフェイン入り飲料の摂取によるNMSCリスク低下作用が示唆されます。


なお、カフェインの摂取は、不眠症・睡眠障害の原因ともなりますので、もしカフェイン入り飲料を摂るのであれば、午前中が望ましいと思います。



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。


例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と死亡率の関係@日系アメリカ人


コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制



日本でも、次の研究があります。


3杯のコーヒーで脳腫瘍が半減する@日本人

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。


DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。


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posted at 23:54 | この記事のURL
ナッツ類による血糖コントロールへの影響:系統的レビュー/メタ解析 [2019年02月22日(金)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、ナッツ類の摂取と、血糖コントロールとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が、米国のグループ(Pennsylvania State University)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2019 Feb 1;109(2):297-314.)


これまでの観察研究では、

ナッツ類の摂取が多いと、

血糖コントロールが改善する、という相関が示唆されていますが、因果関係は明確ではありません。


そこで、

今回の研究では、

成人において、

ナッツ類(木堅果,tree nuts;アーモンドやカシューナッツ、クルミなど樹木や潅木の種)とピーナッツの摂取による、
血糖コントロールへの作用を調べたランダム化比較試験RCTを対象に、系統的レビュー/メタ解析が行われました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、

1063報から、

40報、2832名のデータが解析の対象となりました。

平均投与期間は、3カ月間(1-12ヵ月)でした。


解析の結果、

ナッツ類(tree nuts or peanuts)の摂取により、

インスリン抵抗性の改善、
(HOMA-IR, WMD: -0.23; 95% CI: -0.40, -0.06; I2 = 51.7%)

空腹時血糖値の有意な低下
(WMD: -0.40 μIU/mL; 95% CI: -0.73, -0.07 μIU/mL; I2 = 49.4%)

が見出されました。

なお、

ナッツ類の摂取と、

空腹時血糖値や
(WMD: -0.52 mg/dL; 95% CI: -1.43, 0.38 mg/dL; I2 = 53.4%)

HbA1c との間に有意な相関は見出されませんでした。
(WMD: 0.02%; 95% CI: -0.01%, 0.04%; I2 = 51.0%).


以上のデータから、

ナッツ類の摂取は、インスリン抵抗性の低下や空腹時インスリン値の低下など糖代謝への好影響が示唆されます。



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。




DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。






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ラズベリーが食後血糖値を抑え炎症を抑制@2型糖尿病 [2019年02月21日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、2型糖尿病患者において、ラズベリーが食後の血糖上昇を抑制し、炎症を抑えることを示した臨床研究が、米国のグループ(Oklahoma State University)から報告されていました。
(Ann Nutr Metab. 2019 Feb 14;74(2):165-174)


クランベリーやブルーベリー、ラズベリーなどベリー類には、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防が知られています。

クランベリー果汁による内分泌代謝改善作用@肥満者


(ただし、果糖が多く含まれる糖度の高いベリー類やドライフルーツなどは、糖尿病患者にとってはポイズンです。)

今回の研究では、

2型糖尿病を有する肥満成人において、

4週間のラズベリー摂取による糖代謝及び脂質代謝、炎症マーカーへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化クロスオーバー法により、

・ラズベリーの急性投与での食後血糖値フェーズ、
(1週間以上あけて)

・10週間のラズベリーダイエットサプリメントフェーズとして、
ラズベリー投与の4週間と、2週間のwash out、その後、4週間のラズベリー非投与のクロスオーバー

の2つのフェーズで試験が行われています。


解析の結果、

まず、
食後血糖フェーズでは、

対照フェーズに比べて、

ラズベリー摂取後の2時間および4時間の時点での血糖値の有意な低下が認められました。

また、
炎症マーカーであるIL-6およびhsTNF-αは、いずれも

対照食摂取に比べて、

ラズベリー摂取後の4時間での値が有意に低値でした。
(all p < 0.05).

同様に、
中性脂肪値も、対照食フェーズに比べて、ラズベリー摂取後にて、4時間値が有意に低下していました。


次に、
4週間のラズベリー摂取では、

対照食期間に比べて、

IL-6 とhsTNF-αの有意な低下、
(all p < 0.05)

収縮期血圧の低下傾向
が見出されました。


なお、
空腹時血糖値や脂質関連指標、CRP値などでは両群間で有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

2型糖尿病の成人患者において、

低カロリーでポリフェノール含量の多い食事性ラズベリー摂取による食後血糖上昇抑制、炎症抑制作用が示唆されます。




クランベリーやブルーベリー、ラズベリーなどベリー類には、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防が知られています。

クランベリー果汁による内分泌代謝改善作用@肥満者





ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き


ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する



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posted at 23:57 | この記事のURL
多発性硬化症(MS)に対する葉酸+ビタミンB12の働き [2019年02月20日(水)]
臨床栄養学の専門ジャーナルに、多発性硬化症(MS)に対する葉酸+ビタミンB12の作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Urmia University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Clin Nutr Res. 2019 Jan 25;8(1):36-45)




多発性硬化症(MS; multiple sclerosis)は、免疫系の関与する神経変性疾患の1種であり、
脳における神経変性に炎症が関与することが示唆されています。

サプリメントに関しては、次の報告があります。


多発性硬化症に対する抗酸化サプリメントの有用性:系統的レビュー


多発性硬化症に対する機能性成分サプリメントによる抗炎症作用




先行研究では、

多発性硬化症患者において、

高ホモシステイン血症と巨赤芽球性貧血がQOLに影響することが示唆されています。



そこで、

今回の研究では、

多発性硬化症(MS)患者において、

葉酸とビタミンB12の投与によるホモシステイン値、巨赤芽球性貧血、QOLへの作用が検証されました。


具体的には、

再発寛解型多発性硬化症(relapsing remitting multiple sclerosis:RRMS)患者50名を対象に、

・葉酸5mg(5000&#13197;)の経口投与+ビタミンB12(1,000&#13197;)の静注投与

・偽薬経口投与+生理食塩水静注投与

の2群について、

介入が行われ、

MSでのQOL評価、
(Multiple Sclerosis Quality of Life-54 questionnaire, MSQOL-54)
および
血中ホモシステイン値などの指標が測定されました。


解析の結果、

葉酸+ビタミンB12投与群において、

ホモシステイン値の有意な減少、
(2.49 ± 0.39 &#181;mol/L減少、p = 0.001)

ヘモグロビン値の有意な増加
(11.24 ± 1.54 to 13.12 ± 1.05 g/dL, p = 0.001)

MCVの有意な減少、
(95.50 ± 6.65 to 89.64 ± 4.24, p = 0.001)

が見出されました。


また、

QOLについては、

偽薬投与群では、
メンタル分野でのQOLの有意な改善が見出されたのに対して、
(37.46 ± 19.01 to 50.98 ± 21.64; p = 0.001)


葉酸+ビタミンB12投与群では、
身体分野とメンタル分野の両方でのQOLの有意な改善が認められました。
(40.38 ± 15.07 to 59.21 ± 12.32 and 29.58 ± 15.99 to 51.68 ± 18.22, respectively; p = 0.001)



以上のデータから、

多発性硬化症患者において、

高用量の葉酸(経口)+ビタミンB12(静注)投与により、

ホモシステイン値の低下と巨赤芽球性貧血の改善とともに、
QOLの向上作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





多発性硬化症(MS)に関連した機能性食品の研究報告として、下記のデータが知られています。


コエンザイムQ10による多発性硬化症での抗疲労効果



多発性硬化症の症状とビタミンDとの関連



コエンザイムQ10による抗炎症作用@多発性硬化症患者


多発性硬化症でのプロバイオティクスによる抗炎症作用



多発性硬化症に対する抗酸化サプリメントの有用性:系統的レビュー


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L-シトルリンによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用 [2019年02月19日(火)]
L-シトルリンによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用を示した臨床研究が、イランのグループ(Shahid Beheshti University of Medical Sciences)から報告されていました。
(BMC Res Notes. 2019 Feb 15;12(1):89.)


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



アミノ酸の1種であるL-シトルリンは、循環改善作用が示唆されており、血管機能の改善、高血圧予防を目的としたサプリメント成分として利用されています。


L-シトルリンは、スイカ抽出物に豊富に含まれます。)



なお、血管内皮機能の維持という作用では、L-アルギニンの効果も知られています。
ただし、L-アルギニンは、一般に、ファーストパスの肝臓で多くが代謝されてしまうので、L-シトルリンを投与するほうが、NO産生やFMD改善といった点でより効果的と考えられます。


先行研究では、次の報告があります。


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


西瓜(スイカ)サプリメントによる血管機能改善と運動能の向上:レビュー


シトルリンによる勃起障害改善作用


ピクノジェノール+L-シトルリンによる勃起障害(ED)改善効果




さて、

今回の研究では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するL-シトルリンの投与が検証されました。


具体的には、

ランダム化偽薬対照試験として、

NAFLD患者50名を対象に、

1日あたり2グラムのL-シトルリン投与群、
あるいは
偽薬投与群の2群について、

3カ月間の介入が行われました。

解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

L-シトルリン投与群では、

炎症マーカー(hs-CRP)の有意な低下、

NF-κBの有意な低下が見出されました。
(P-value&#8201;=&#8201;0.02 and <&#8201;0.01 respectively)


また、
投与前の値で補正後、

TNF-αも、偽薬投与群に比べて、

シトルリン投与群にて、有意な減少を示しました。
(P-value&#8201;<&#8201;0.001)

さらに、

シトルリン投与群では、

肝逸脱酵素である血中ALT値の有意な減少も見出されました。
(P&#8201;=&#8201;0.04)

その他の肝機能検査には両群間での有意差は検出されませんでした。
(P&#8201;&#8805;&#8201;0.05)


以上のデータから、

NAFLDに対するL-シトルリン(2g/日)の投与による抗炎症作用および肝機能改善作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





先行研究では、次の結果が示されています。


オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)



低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



糖質制限食のほうが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)には有用性が高い




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コエンザイムQ10が片頭痛発作を予防:メタ解析 [2019年02月18日(月)]
今月の神経栄養科学の専門ジャーナルに、コエンザイムQ10による片頭痛の予防作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Nutr Neurosci. 2019 Feb 6:1-8.)



コエンザイムQ10は、内在性の脂溶性抗酸化成分であり、ミトコンドリア機能維持に重要な役割を果たしています。

コエンザイムQ10の機能性は、抗酸化作用とATP産生能を介して発揮されます。


コエンザイムQ10サプリメントは、ベーシックサプリメントとして、生活習慣病やヘルシーエイジングのために広く推奨できます。
(もちろん、私も摂っています。)




先行研究では、

コエンザイムQ10による片頭痛に対する効果が示唆されています。

そこで、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

片頭痛の発作回数、重症度、期間に対するコエンザイムQ10の作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(ISI Web of Science, PubMed, Cochrane library and Scopus)

2018年4月までに収載された論文から、

コエンザイムQ10サプリメント投与によるランダム化比較試験により、

主アウトカムとして、
片頭痛の発作回数、重症度、持続期間を調べた研究が検索されました。

4報のRCTから、
221名のデータが解析の対象となりました。

解析の結果、

コエンザイムQ10サプリメント投与により、

片頭痛の発作回数の有意な減少が見出されました。
(weighted mean difference: -1.87 attacks/month, 95% CI: -2.69 to -1.05, p&#8201;<&#8201;0.001)

なお、
コエンザイムQ10は、
重症度や
(weighted mean difference: -2.35 visual analog scale score, 95% CI: -5.19 to 0.49, p&#8201;=&#8201;0.105)

発作の持続時間では、
(weighted mean difference: -6.14 h, 95% CI: -13.14 to 0.87, p&#8201;=&#8201;0.086)

有意な変化は認められませんでした。


以上のデータから、

片頭痛に対するコエンザイムQ10サプリメントによる発作予防効果が示唆されます。




生活習慣病や慢性消耗性疾患の患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少していることも示唆されています。


サプリメントのコエンザイムQ10には、酸化型コエンザイムQ10であるユビキノンと、

還元型コエンザイムQ10のユビキノールの2種類があります。

酸化型CoQ10は、摂取後に体内で還元型に変換されて、作用します。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。







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平塚中郡薬剤師会主催市民公開講座 [2019年02月17日(日)]
今日の午後、
平塚中郡薬剤師会主催の市民公開講座に、


【サプリメント・健康食品の上手な使い方】

という演題で出講いたしました。

講演後の質疑応答ではいろいろと興味深いご質問があり、私も勉強になりました。


講演会にご参加いただいた皆様ならびに薬剤師会の関係者の皆様に御礼申し上げます。


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葉酸が高血圧患者での慢性腎臓病CKDの進行を抑制@CSPPTサブ解析 [2019年02月16日(土)]
米国医学ジャーナル(JAMA)に、ACE阻害薬を服用中の高血圧患者において、葉酸サプリメントの追加が慢性腎臓病(CKD)での腎機能低下の抑制に有用であることを示した大規模研究が、中国のグループから報告されていました。
(JAMA Intern Med. 2016 Oct 1;176(10):1443-1450.)



葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。

(高ホモシステイン血症は、動脈硬化の確立したリスク因子です。)


先行研究であるCSPPTでは、高血圧患者において、降圧剤と葉酸(800&#13197;)の併用による初発の脳卒中の予防効果(一次予防効果)が示されています。
(中国脳卒中一次予防試験China Stroke Primary Prevention Trial [CSPPT])


さて、
今回の研究では、

葉酸強化策が行われていない状況において、

葉酸サプリメントによる腎機能への作用が検証されました。

(日本や中国を除く世界80カ国以上で、葉酸は穀類に強制添加されています。)


具体的には、

20,702名の高血圧患者を対象にした、

中国脳卒中一次予防試験(China Stroke Primary Prevention Trial)の一環として、


二重盲検臨床試験として、

CSPPT研究の被験者から、推算糸球体濾過量(eGFR)が30 mL/min/1.73 m2以上の15&#8239;104名(平均年齢60歳)を対象に、
(軽症から中等度の慢性腎臓病CKDを有する被験者1671名も含む)


・葉酸800&#13197;+エナラプリル10mg併用投与群:7,545名、

・エナラプリル10mg単独投与群: 7,559名

の2群について、4.4年間(中央値)の介入が行われ、


主アウトカムとして、
CKDの進展であり、
(試験開始時にeGFRが60 mL/min/1.73 m2以上であった被験者が30%以上減少した場合、あるいは60 mL/min/1.73 m2未満になった場合、もしくは、試験開始時に60 mL/min/1.73 m2未満であった群でeGFRが50%以上低下した場合、あるいは、末期腎不全ESRD発症となった場合のいずれかで定義)

副アウトカムは、
主アウトカムに加えて、全死亡率や腎機能の低下、eGFRの低下割合、およびこれらの複合イベントです。


解析の結果、


主アウトカムを生じた被験者は、

エナラプリル単独群では164名、

エナラプリル+葉酸併用群では 132名

でした。



降圧剤単独群に比べて、

葉酸併用群では、

主アウトカムになるリスク(つまりCKDの進行リスク)が21%有意に低下していました。
( OR, 0.79; 95% CI, 0.62-1.00)

また、併用群では、
年間のeGFRの低下率が、有意に抑制されていました。
(1.28% vs 1.42% per year; P&#8201;=&#8201;.02)


特に、
試験開始時にCKDであった被験者では、

葉酸の併用によって、

主アウトカムのイベントリスクが、56%減少しました。
(OR, 0.44; 95% CI, 0.26-0.75)

また、
腎機能の急速な低下リスクが33%有意に減少、
(OR, 0.67; 95% CI, 0.47-0.96)

複合イベントリスクが38%有意に減少
(OR, 0.62; 95% CI, 0.43-0.90)

しました。

さらに、
腎機能の低下速度が44%有意に減少しました。
(0.96% vs 1.72% per year, P&#8201;<&#8201;.001)


一方、
試験開始時にCKDではなかった群では、

主エンドポイントについて、両群間での有意差は見出されませんでした。

以上のデータから、

葉酸強制添加が行われていない地域では、

エナラプリル単独投与群よりも、

エナラプリル+葉酸併用群のほうが、

軽症から中等度のCKDの進行抑制に有用であると考えられます。




血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。

今回の研究に関連した別のサブ解析も知られています。

葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者



DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





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posted at 23:52 | この記事のURL
食物繊維の摂取と糖尿病性腎臓病(DKD)の関係:系統的レビュー [2019年02月15日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、食物繊維の摂取と、糖尿病性腎臓病(DKD)での腎機能への影響を調べた系統的レビューが報告されていました。
(Nutrients. 2019 Feb 6;11(2).)


糖尿病性腎臓病(DKD)は、糖尿病性腎症(DN)とは異なる新しい概念です。


DKDでは、DNの典型的な経過と異なり、顕性アルブミン尿を伴わないままGFRが低下します。


DKDには、加齢や高血圧を背景とした動脈硬化や脂質異常症の関与があることから、
典型的なDNを含む、糖尿病の病態が関与するCKD全般を包括した概念です。




食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

例えば、次の報告があります。



食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取による心血管リスク低下効果:メタ解析



食物繊維の摂取が2型糖尿病リスクを低減する:メタ解析



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果




食物繊維によるがんリスク低減効果:メタ解析



食物繊維の摂取は、食後血糖の上昇抑制作用を介して、糖尿病における非薬物療法、食事療法として意義があります。


今回の系統的レビューでは、

食物繊維の摂取と、糖尿病性腎臓病(DKD;diabetic kidney disease)との関連が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースから、

糖尿病患者において、

DKDに対する食物繊維の摂取(食物繊維のサプリメント、あるいは食物繊維の豊富な食事)による腎機能へのアウトカム(アルブミン尿、タンパク尿、eGFR)を調べた研究が検索され、

1814研究から48報が調べられ、

最終的に、

7報、 161名の患者、 平均年齢58.3歳 49%が女性が対象となりました。

試験は、3つのカテゴリー

ベジタリアン食、

DASH食、

食物繊維サプリメントに分けられました。


2報はサプリメント、
5報が食事療法でした。

まず、
3試験において、
ベジタリアン食はアルブミン尿を減少しました。
(うち2試験は1型DM、もう1試験は2型DM患者)

1試験では、1型DMのeGFRの改善も認められました。


以上のデータから、

DKDに対するベジタリアン食としての食物繊維の摂取による腎機能への好影響が示唆されます。

ただし、さらに厳密な介入研究による検証が必要な分野と考えられます。



食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。

食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下




食物繊維含有玄米食による2型糖尿病の血糖コントロール改善作用



厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!



国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



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術後の悪心・嘔吐に対するジンジャー・アロマセラピーの有用性 [2019年02月14日(木)]
今月の補完療法の専門ジャーナルに、外科術後の悪心・嘔吐に対するアロマセラピーの有用性を示した臨床研究が、トルコのグループ(Tokat Gaziosmanpasa University)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2019 Feb;42:417-421.)


産婦人科の分野では、妊娠悪阻(つわり)に対して、ビタミンB6、葉酸の投与が標準的に行われます。

米国産科婦人科学会(ACOG)のガイドラインでは、妊娠悪阻に伴う嘔気・嘔吐に対して、ビタミンB6の投与がファーストラインです。

また、非薬物療法として、ショウガ(ジンジャー)の有用性もガイドラインに記載されています。



さて、

今回の研究では、

外科術後の嘔気・嘔吐に対して、

補完療法としてのアロマセラピーの働きが検証されました。


具体的には、

184名を対象に、

ジンジャー、

ラベンダー、

ローズオイル、

偽薬(純水)の4群について介入が行われ、


術後の嘔気の重症度、
(0-3 Likert type; 0=no nausea, 1=some, 2=a lot, 3=severe)

嘔吐スコア
(0-3 Likert type; 0=no vomiting, 1&#8201;=&#8201;1 time, 2&#8201;=&#8201;2 or 3 time, 3&#8201;=&#8201;4 times and up)

制吐(鎮吐)薬の必要量が調べられました。


解析の結果、

15分の時点で、
嘔気スコアは
群間で有意差が見出されました。

術後の嘔気スコアが改善した被験者は、

偽薬群では、
20名 (43.5%)

ラベンダー群では、
38名 (82.6%)

ローズオイル群では、
22名 (47.8%)

ジンジャー群では、
30名 (65.2%)

でした。


また、
制吐(鎮吐)薬の必要量では群間の有意差が認められました。


以上のデータから、

術後の悪心・嘔吐の軽減に対して、

アロマセラピーの有用性、

特に、ジンジャー精油による嘔気嘔吐軽減作用が示唆されます。




アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。



最近の研究では、

アロマセラピーによる認知症改善作用



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、

日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。



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グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



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ビタミンDとホームエクササイズが大腿骨頸部骨折後のQOL向上に有用 [2019年02月13日(水)]
今月の専門ジャーナル(電子版)に、大腿骨頸部骨折後のQOLに対して、ビタミンDサプリメントとホームエクササイズの働きを検証した臨床研究が、スイスと米国のグループから報告されていました。
(Qual Life Res. 2019 Feb 9.)


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


高齢者の多くは、血中ビタミンDが低値であり、

ビタミンDサプリメントの投与が、転倒・骨折リスクを低減します。



今回は、

チューリッヒ大腿骨骨折試験として、
(Zurich Hip Fracture Trial)

大腿骨頸部骨折後の173名(平均年齢84歳、79%が女性、77%が地域居住者)を対象に、

12ヶ月間の介入が行われ、

患者の立場からみた主観的な評価である健康関連QOL(HRQL)が指標として用いられ
(EuroQol EQ-5D-3L index value (EQ-5D-3L questionnaire))

試験開始時と、
(骨折に対する外科手術の平均4.2±2.2日後)

6ヶ月後、12ヶ月後の時点で測定されました。


介入として、

ビタミンD3サプリメントが、2,000 IUあるいは800 IUのいずれかで投与され、

運動は、シンプルなホームエクササイズを施行した群と、非施行群の2群です。



解析の結果、

まず、HRQLであるEQ-5D-3Lインデックス値は、

試験開始時の0.71から、

12ヶ月後の0.57へ悪化しましたが、

悪化の程度は、個人や介入の違いでの差は認められませんでした。


一方、

6ヵ月後と12ヶ月後の間の後半の回復状況については、

非介入群(ビタミンDが800IUで運動は非施行群)では、

EQ-5D-3Lインデックス値において、
さらに有意な悪化が見られましたが、
(adjusted mean change&#8201;=&#8201;0.08 [95% CI 0.009, 0.15], p&#8201;=&#8201;0.03)


その他の群

(ビタミンD2000IUで運動非施行群、運動施行群、800IUで運動施行群)

では、同じ程度にとどまっており、悪化はしませんでした。


以上のデータから、

高齢者での大腿骨頸部骨折は、骨折後12ヶ月間の長期にわたり、

健康関連QOLを低下させること、

これに対して、

ビタミンD3サプリメントの2,000 IUの投与及びシンプルなホームエクササイズが、QOLの低下抑制に有用であること、

が示唆されます。



65歳以上の日本人女性が要介護となる原因の1位は認知症、2位は骨折・転倒です。

そのため、女性の健康寿命の延伸には、認知症と骨折・転倒対策が最も重要と考えられます。


転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



マグネシウムが女性の健康寿命を延長する


ビタミンDサプリメントによる健康寿命の延伸


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


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糖尿病性神経障害に対する葉酸サプリメントの有用性 [2019年02月12日(火)]
今月の神経学の専門ジャーナルに、糖尿病性神経障害患者において、葉酸サプリメントの投与による作用を検証した臨床研究が、イランとカナダのグループから報告されていました。
(Neurol Res. 2019 Feb 7:1-5)


糖尿病性神経障害では、

葉酸とホモシステイン値が、神経伝導速度に関与することが知られています。



今回の研究では、

糖尿病性神経障害患者において、

葉酸サプリメントによる神経伝導速度への作用が検証されました。


具体的には、

糖尿病性神経障害患者を対象に、

・1mg(1,000&#13197;)の葉酸サプリメント投与群;40名、

・偽薬投与群:40名

の2群について、16週間の介入が行われ、

血中の葉酸値、ホモシステイン値、神経伝導速度(NCV)が測定されています。


解析の結果、

まず、

16週間の介入後、

葉酸サプリメント投与群では、

血中葉酸値の有意な上昇、
(p < 0.001)

血中ホモシステイン値の有意な低下
(p < 0.001)

が見出されました。

このとき、
ビタミンB12には有意な変化は認められませんでした。

次に、

神経伝導速度に関する検査では、

腓腹神経での知覚神経振幅の有意な上昇、
(p < 0.001)

運動神経での振幅の有意な上昇、
(p = 0.001)

伝導速度の有意な上昇
(p < 0.001)

が見出されました。

なお、

腓骨および脛骨での運動神経での潜時は有意に減少していました。


以上のデータから、

糖尿病性神経障害患者において、

葉酸サプリメント(1,000&#13197;)の投与により、

血中葉酸値の上昇とホモシステイン値の低下、

および末梢神経伝導速度の改善が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。


なお、糖尿病神経障害に対するサプリメントでは、αリポ酸の有用性が知られています。

αリポ酸による糖尿病性神経障害の症状改善:レビュー 





*葉酸とは
葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。

葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究




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DHCの遺伝子検査がネイチャー誌に紹介されました [2019年02月11日(月)]
DHCの遺伝子検査がネイチャー誌に紹介されました



DHCは、10年前に遺伝子検査キットを上市して、これまでに多くの皆様にご利用いただいています。
検査件数では国内最多で最大手企業です。

調べる遺伝子多型は、日本人に一定数みられる、生活習慣病の感受性リスクとなるSNPsを選んでいます。

DHCの遺伝子検査の特長は、
@日本人で調べることに臨床的意義のあるの生活習慣病感受性の遺伝子多型を対象としています。

(日本の企業の中には、、日本人には存在しない遺伝子変異検査を項目に入れて、見た目の遺伝子検査数を水増しして、あたかもたくさん調べています、というようなところもあります。そもそも存在しない、あるいは調べることに臨床的意義のないものは、DHCでは除外しています。

Aソリューションを提案します。
疾患感受性が高い遺伝子多型を有していても、生活習慣の改善によって、疾病リスクが低減することが分かっています。(心臓病や認知症で既に報告されています。)
そこで、DHCの遺伝子検査は、調べた後、無料で医療有資格者が相談に応じます。
(日本の企業の中には、調べっぱなしで何もしないところもあるようです。)



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


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自閉症スペクトラム障害に対する補完代替医療(CAM)の利用状況@ドイツ [2019年02月10日(日)]
今月の精神科研究の専門ジャーナルに、自閉症スペクトラム障害(ASD)に対する補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、ドイツのグループ(Carl von Ossietzky University Oldenburg)から報告されていました。
(BMC Psychiatry. 2019 Feb 1;19(1):53.)


補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

ドイツにおいて、

自閉症スペクトラム障害(ASD)の成人患者におけるCAMの利用状況が調べられました。

(先行研究では、ASDの小児や青少年での調査はありますが、)


具体的には、

ドイツのASD外来4か所において、

2015年11月から2016年6月にかけて、

成人のASD患者を対象に質問票による調査が行われ、

192名のデータが解析の対象となりました。

(回答率26.8%、平均年齢31.5歳、&#8201;男性80%

診断の内訳は、
アスペルガー症候群; 58%

小児自閉症;27%

非定型自閉症;12%

でした。

回答者の45%が、これまでに何らかのCAMを利用したことがある、もしくは現在利用している、と回答しました。


生涯にわたるCAM利用については、

半数が、2種類以上のCAM療法を使っていました。

代替医療システム(ホメオパシーや鍼)が最もよく利用されており、

心身介入療法(ヨーガ、バイオフィードバック、動物介在療法)が続いていました。

また、20%の回答者が、
将来、何らかのCAM両方を利用しようと思うと答えました。


以上のデータから、

成人ASD患者では、

CAMが利用されていることから、適切な情報提供が必要であると考えられます。


機能食品成分も、精神神経科分野での有用性が報告されています。

マルチビタミンミネラルCoQ10オメガ3サプリメントによる自閉症への効果



葉酸+マルチビタミンサプリメントが自閉症リスクを半減



葉酸サプリメントの自閉症スペクトラムに対する有用性


妊娠中の葉酸サプリメント摂取が自閉症リスクを低減:系統的レビュー



ビタミンD3サプリメントによる自閉症スペクトラム障害改善


ビタミンDによる自閉症スペクトラム障害改善作用



双極性うつ病に対するコエンザイムQ10の補完療法としての有用性


コエンザイムQ10が自閉症ASDの小児において抗酸化作用を示す



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地中海食が骨密度と筋肉量を改善する [2019年02月09日(土)]
女性では、健康寿命と平均寿命の差が12年以上あります。

女性の健康寿命を延ばすためには、特に、転倒/骨折の予防が大切です。



今月の更年期研究の専門ジャーナルに、地中海食による骨密度と筋肉量への作用を検証した臨床研究が、ブラジルのグループから報告されていました。
(Climacteric. 2019 Jan 21:1-7.)


地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。
野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。

地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。


今回の研究では、

地中海食が伝統食ではない地域において、

閉経後の女性において、

地中海食、体組成、骨密度との関係が検証されました。



具体的には、

横断研究として、


閉経後の健康な女性105名(45-65歳)を対象に、

食事調査が行われ、
地中海食スコアが調べられ、

骨密度、体脂肪率、LBM(除脂肪体重)が測定されました。



解析の結果、


地中海食への順守スコアが高い群では、

スコアが低い群に比べて、

除脂肪体重が有意に高く、
(6.6&#8201;±&#8201;0.8&#8201;kg/m2 vs. 6.3&#8201;±&#8201;0.7&#8201;kg/m2; p&#8201;=&#8201;0.039)

腰椎の骨密度も有意に高い、
(1.076&#8201;±&#8201;0.149 vs. 0.997&#8201;±&#8201;0.143&#8201;g/cm2; p&#8201;=&#8201;0.007)

という相関が見出されました。



以上のデータから、

地中海食が伝統食ではない地域において、

地中海食スコアが高い食生活を送っている閉経後の女性では、

そうではない女性に比べて、

骨密度や除脂肪体重(筋肉量)の指標が優れていることが示唆されます。




DHCは、オーガニック(有機栽培)の
エクストラバージンオリーブオイルを取り扱っています。

ヌニェス・デ・プラド エクストラバージンオリーブオイル
数々の受賞歴を誇る、有機栽培の高級食用オリーブオイル




地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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