サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新の高血圧の診断基準(JSH2019) [2019年04月30日(火)]
日本では、高血圧の患者は約4300万人と推計されています。

このうち、降圧目標に到達しているのは2016年時点で1200万人しかいません。

先日(といってもしばらく前ですが)、

日本高血圧学会が診断基準を5年ぶりに改訂し、

「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」を発表しました。



新しいガイドラインで示された高血圧の基準値は、従来通り、

診察室血圧が140/90mmHgで、

家庭血圧が135/85mmHgです。

(収縮期血圧あるいは拡張期血圧のいずれか一方を満たせば、高血圧です。)


最近の研究では、血圧は低いほど、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症のリスクが減ることが示されています。


そのため、
2018年11月に発表された米国のガイドラインでは、

25年ぶりに変更され、従来の140/90mmHgから130/80mmHgに引下げられました。

一方、2019年6月に示された欧州のガイドラインでは、

高血圧の基準値は変えず、降圧目標を忍容性があれば130/80mmHgとしました。


さて、今回のJSH2019では、次のような基準となりました。

従来の至適血圧がなくなり、正常血圧、正常高値血圧の数値が引き下げになり、高値血圧が設定されました。


正常血圧: 120未満 かつ 80未満

正常高値血圧: 120−129 かつ 80未満

高値血圧: 130−139 かつ/または 80−89


I度高血圧: 140−159 かつ/または 90-99

U度高血圧: 160−179 かつ/または 100−109

V度高血圧: 180以上 かつ/または 110以上

(孤立性)収縮期血圧: 140以上 かつ 90未満








「NIPPON DATA 2010」などの調査によると、

日本の高血圧の有病者数は4,300万人にのぼると推計されています。


しかし、そのうち57%(2,450万人)しか治療を受けていません。

さらに、治療を受けている患者の50%(1,200万人)しか血圧が基準である140/90mmHg未満にコントロールされていない、とされています。




高血圧は、心筋梗塞や脳卒中のリスクであり、

医療介護費の抑制や健康寿命延伸のためには、

高血圧の予防と改善、治療が必要です。


今回の診断基準では、

診察室血圧にて、

「正常血圧」は問題ありませんが、

「正常高値血圧」(120〜129/80mmHg未満)以上のすべての該当者は、

生活習慣の修正が必要です。

また、
高リスクの「高値血圧」者および「高血圧」者(140/90mmHg以上)では、

生活習慣の修正を積極的に行い、

必要に応じて降圧薬治療を開始することが推奨されました。



降圧目標は、

診察室血圧が130/80mmHg、

家庭血圧が125/75mmHg

です。


糖尿病患者、CKD患者(蛋白尿陽性)、抗血栓薬服用中の患者などの降圧目標も、

従来通り130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75mmHg未満)とされています。




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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
高齢者の筋肉量の増大と筋力の向上にたんぱく質+抵抗性運動が有用:メタ解析 [2019年04月29日(月)]
老年栄養学の専門ジャーナルに、高齢者において、レジスタンス運動にたんぱく質の併用を行う場合の有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、中国のグループ(Fourth Military Medical University)から報告されていました
(J Nutr Health Aging. 2019;23(5):451-458.)


要支援・要介護となる主な原因に、フレイル(高齢による虚弱)があります。

フレイルに関連した病態として、サルコペニア(筋肉減弱症)があげられます。

フレイル/サルコペニアは、高齢者での転倒/骨折の原因となることから、

健康寿命の延伸(要支援、要介護予防)のためには、サルコペニアの予防が重要です

そのためには、適切な食事つと運動に加えて、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分を栄養補助食品として併用することが有用とされています。


先行研究では、

加齢によるこれらの変化に対して、


たんぱく質の摂取と、レジスタンス運動が、それぞれ有用であることが示されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

高齢者において、

たんぱく質の摂取と、レジスタンス運動の組み合わせによる、

筋肉量の低下、筋力の低下、筋機能の低下の抑制に対する有用性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて
(PubMed, MEDLINE, Embase)

2018年5月までの収載論文が検索され、

21報のRCTから、1,249名のデータが解析の対象となりました。



解析の結果、

高齢者において、
たんぱく質の摂取と、レジスタンス運動の組み合わせは、

筋肉量の有意な増大および筋力の有意な向上を示しました。



除脂肪体重の有意な増加、
0.23 kg (95% CI: 0.09, 0.38; P=0.002),

ASMM (appendicular skeletal muscle mass) の有意な増加、
0.39 kg (95% CI: 0.14, 0.64; P=0.002),

握力の有意な増大、
0.29 kg (95% CI: 0.08, 0.50; P=0.008)

膝伸展筋力の有意な増大
0.27 kg (95% CI: 0.06, 0.47; P=0.013)

レッグプレス力の有意な増大
0.33 kg (95% CI: 0.01, 0.64; P=0.04)

が認められした。

一方、

筋機能では有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

高齢者において、

レジスタンス運動の単独に比べて、

レジスタンス運動と、たんぱく質の摂取の併用群により、

筋肉量の有意な増加及び筋力の有意な向上が示唆されます。



サルコペニアの対策には、バランスの取れた食事と適切な運動、というのが定番です。

しかし、シニア層では、少食や長年の食習慣があり、食事からだけで、必要な機能性食品成分を摂るというのは非現実的と考えています。





フレイル(高齢による虚弱)というのは、単に、身体的な能力の低下だけではなく、心理的、社会的な側面も含めた概念です。

サルコペニアは、フレイルにおいて、主に身体機能に影響する病態であり、高齢者の低栄養が原因です。

低栄養といっても、エネルギー(カロリー)が足らないというよりは、たんぱく質、ビタミンD、HMBといった、筋肉の維持に必要な栄養素が不足していることが原因です。




高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

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ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。








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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
母親のBMIと子どもの神経管閉鎖障害リスクとの関連 [2019年04月28日(日)]
今月の周産期医学の専門ジャーナルに、母親のBMIと、胎児の神経管閉鎖障害リスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループから報告されていました。
(J Matern Fetal Neonatal Med. 2019 Apr 22:1-7.)



これまでの研究では、

妊娠前後での母親の肥満が、

胎児の神経管閉鎖障害(NTDs)リスクを高めることが示唆されています。


そこで、今回の研究では、

中国での大規模コホート研究として、

母親のBMIとNTDsリスクとの関連が検証されました。

なお、

中国では、プレコンセプションケアとして、葉酸サプリメントの無料配布施策が行われています。

また、世界82国では、合成葉酸の強制添加策が実施され、NTDsが減少しています。

世界の中では日本だけが無策で、NTDsが増加しています。


さて、今回の研究では、

194,844 名の中国人女性が解析の対象となり、

BMIと胎児の神経管閉鎖障害(NTDs)リスクとの関連が検証されました。


解析の結果、

普通体重の女性に比べて、

肥満女性では、

二分脊椎症の発症リスクが5.4倍でした。
(adjusted POR = 5.4, 95% CI: 1.3-22.5)


次に、

葉酸サプリメントを摂取している女性では、

普通体重の女性に比べて、

肥満女性では、

二分脊椎症の発症リスクが10.0倍に達していました。
(10.0, 95% CI: 2.3-42.6)


また、
神経管閉鎖障害のうち、無脳症のリスクは、

普通体重の女性に比べて、

肥満の女性では1.8倍のリスク上昇傾向が見出されました。
(adjusted POR = 1.8; 95% CI: 1.0-3.2)


以上のデータから、

妊娠前後のペリコンセプションでの肥満は、
二分脊椎症の有意なリスク上昇が示唆されます。

したがって、

プレコンセプションケアの一環として、適正体重の維持が大切です。



葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不足では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。

その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。




DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート





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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
ウコン/クルクミンによる糖代謝と脂質代謝改善:メタ解析 [2019年04月27日(土)]
今月の科学誌プロスワンに、ウコンに含まれるクルクミンによる糖代謝および脂質代謝への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(PLoS One. 2019 Apr 23;14(4):e0215840.)



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。

最近の研究では、次の報告があります。

ウコン/クルクミンによるメタボリック症候群の症状改善:メタ解析




さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

2型糖尿病患者および境界型での、
ウコン/クルクミンによる糖代謝及び脂質代謝に対する作用が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて
(AMED, ANZCTR, BioMed Central, CENTRAL, CINAHL, ClinicalTrials.gov, Expanded Academic Index, Google Scholar, ISRCTN, LILACS, MEDLINE, NCCIH, Science Direct, Scopus, Web of Science, and WHO ICTRP)


2018年6月までの収載論文が検索され、

486報から、

最終的に、

糖尿病境界型(prediabetes、前糖尿病)を対象にした4報の508名、

2型糖尿病患者を対象にした8報の646名

がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、

糖尿病境界型の被験者において、

クルクミン投与によるHbA1cの有意な低下が見出されたということです。
(MD: -0.9%, 95% CI: -1.7 to -0.1%, p = 0.03)


また、2型糖尿病患者において、

HbA1cの有意な低下、
(MD: -0.5%, 95% CI: -1.0 to -0.0%, p = 0.04)

空腹時血糖値の有意な低下
(MD: -11.7 mg/dL, 95% CI: -22.1 to -1.3 mg/dL, p = 0.03)

が見出されました。


脂質代謝指標でもクルクミン投与による好影響が示唆されています。


以上のデータから、

2型糖尿病患者及び前糖尿病(糖尿病境界型、糖尿病予備軍)において、

クルクミン投与による糖代謝改善作用が示唆されます。


ウコン/クルクミンについては、次の研究があります。


ウコン/クルクミンによるメタボリック症候群の症状改善:メタ解析



クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析




ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー



重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析


ウコン(クルクミン)とボスウェリアによる変形性膝関節症に対する有用性:メタ解析


ウコン+ボスウェリアがAGEs(終末糖化産物)を抑制




ショウガやウコンによる鎮痛作用:メタ解析


DHCでのウコンサプリメントには、下記の製品があります。


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3種のウコンパワーで不調をブロック





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posted at 23:55 | この記事のURL
ピロリ菌除菌治療の補完療法としてのプロバイオティクスの有用性:ネットワークメタ解析 [2019年04月26日(金)]
今月の臨床医学の専門ジャーナルに、ピロリ菌の除菌治療におけるプロバイオティクスの有用性を検証したネットワークメタ解析が報告されていました。
(Medicine (Baltimore). 2019 Apr;98(15):e15180.)


ヘリコバクター・ピロリ菌の感染は、胃がんの原因であり

感染がわかれば、ピロリ菌の除菌治療が行われます。

標準治療は、3剤併用療法として、2種類の抗生物質と1種類の胃酸抑制剤が投与されます。

しかし、標準治療では、100%除菌に成功するわけではなく、

また、副作用の問題もあります。

先行研究では、ピロリ菌除菌におけるプロバイオティクスの併用投与の有用性が示唆されてきました。

そこで、

今回のメタ解析では、

ピロリ菌根絶の促進に向けたプロバイオティクスの有用性と安全性について、

投与のタイミングや投与期間、プロバイオティクスの種類などが検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(PubMed, EMBASE, Cochrane Library, Web of Science, and CNKI databases)


40報、8924名のデータが解析の対象となり、


ITT解析にて、除菌率と副作用発現率が検証されました。


解析の結果、

対処群と比べて、

プロバイオティクス併用群では、

除菌率が有意に高値であり、
(RR 1.140, 95%CI 1.101-1.180, P&#8202;<&#8202;.001)

副作用の発生率は半減していました。
(RR 0.470, 95% CI 0.391-0.565, P&#8202;<&#8202;.001)


次にサブ解析では、

SUCRA(surface under the cumulative ranking curve) では、

・投与タイミング:before&#8202;+&#8202;same (75.2%),

・投与期間:2週間以上 (92.6%)

・プロバイオティクス+4剤併用療法
(99.9%), Lactobacillus (73.6%)

・複数のプロバイオティクスの組み合わせ(72.1%)

でした。

副作用では、

下痢(39.7%),

腹痛(43.9%),

嘔気(78.8%),

味覚障害(99.6%),

嘔吐 (7.1%),

便秘 (30.9%)

が見出されました。


以上、今回のメタ解析データから、

ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療において、

標準治療に加えて、

プロバイオティクスの併用により、

除菌率の有意な向上、

副作用の有意な低下といった作用が示唆されます。


具体的なプロバイオティクスの併用方法は、

除菌治療の前から投与を開始し、除菌治療の期間を通じて投与、

さらに、2週間以上の投与といった方法の有用性が示されています。



乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスは、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを改善し、免疫調節作用や生活習慣病予防効果を示します。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。

最近の研究では、次の報告があります。


プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。



プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析


プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析



プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析



腸内環境を整える減量方法:メタ解析


DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア



複合サプリメント(グッドスルー)


乳酸菌EC-12 30日分

5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、


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≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!



があります。





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posted at 23:54 | この記事のURL
消費者は健康食品のラベルを見ない系統的レビュー [2019年04月25日(木)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナル(電子版)に、健康食品・サプリメントの製品ラベルの記載がどのくらい利用されているかどうか、検証したレビューが、カナダのグループ(University of Toronto)から報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2019 Apr 23.)


一昨日、

親世代の健康食品・サプリメントを確認しましょう

としてまとめましたように、シニア層には健康食品の選び方の啓発が必要です。

また、若年層でも、ネットで情報を見ると、ステルスマーケティング、キュレーションサイトなどに引っかかってしまう懸念があります。

例えば、
妊娠を考える女性をターゲットにした、自称天然の葉酸サプリには要注意です。
『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



日本だけではなく、海外でも、

消費者が製品を選ぶ際の手助けとなるためには、
健康食品/サプリメントの製品ラベルにどのような情報が必要なのか、
というのは課題です。


さて、
今回の研究の目的は、

製品ラベルの情報が、
食品やOTC医薬品、健康食品/サプリメントを選ぶ際の消費者の意思決定にどのように影響するのかを検証し、

その検証の結果が、健康食品/サプリメントの製品ラベルにどのように応用できるかについての推奨を行うことです


具体的には、

系統的レビューとして、

主要医学データベースを用いて、

1985年から2018年2月までの収載の英文論文が検索され、


151報が抽出され、

レビュー論文を除いた127報が解析の対象となりました。


これらの研究からの結果は、次の3つに分けられます。

@消費者の行動に対する製品ラベルのインパクト
研究の多くは、製品ラベルのフォーマットや情報の変更は、消費者の行動(購買など)にはほとんど影響を与えないという結果でした。

A製品ラベル情報に関する消費者の理解
消費者の多くは、健康食品/サプリメント、OTC医薬品、食品ラベルの情報を正確に解釈することができていない、という結果でした。

B栄養成分表示など標準化された情報も含めて、ラベルのフォーマット/デザインについて
標準化やfront-of-packラベル、カラーパネルのコントラストなどが消費者の注目を集めることが示唆されました。



今回の系統的レビューから、

多くの消費者は、製品ラベルを定期的には読んでいないこと、製品ラベルの情報を理解していないこと、
一貫性のある情報が消費者に好まれること、
などが示唆されました。

視覚効果や視認性も重要な要素であることから、

単に、ラベルの情報を変更しただけでは、消費者の行動に対して有意なインパクトを与えることはできないとも考えられます。



結局、自治体などには適正使用に関する啓発を継続してもらい、
消費者のヘルスリテラシーを高める、エンパワーメントを、ということに尽きるようです。

あるいは、(嘘は書いていないが)消費者に優良誤認を生じさせるような宣伝をこなうメーカーは排除してしまうくらいの規制があってもいいかもしれません。





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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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亜鉛サプリメントによる糖代謝への作用:メタ解析 [2019年04月24日(水)]
予防栄養学の専門ジャーナルに、亜鉛サプリメントによる糖代謝への作用を検証したメタ解析が、イランのグループから報告されていました。
(Prev Nutr Food Sci. 2019 Mar;24(1):8-23.)


必須ミネラルの亜鉛は、普段の食生活では不足しがちです。

亜鉛は、生体の機能維持に必須なミネラルであり、不足すると、味覚障害などの症状が生じます。


学会のガイドラインでは、亜鉛は、褥瘡患者の栄養補給に推奨されています。
(2015年には、医療関係の学会のガイドラインにより、コラーゲン加水分解物が、褥瘡患者への栄養補給に推奨されました。)

また、セックスミネラルとしても知られています。


以前から、糖尿病の発症や進行に、亜鉛代謝異常が関与することが報告されています。

亜鉛は、タンパク質の構成因子や機能調節因子として重要な役割を果たしています。

糖代謝への作用としては、これまでに次のようなことがわかっています。

まず、糖尿病患者での血清亜鉛濃度の低下は、比較的軽微なことが多く、
亜鉛欠乏が糖尿病と直結することを示す報告は少ないといえます。

一方、米国での前向きコホート試験では、
82,000名の対象者で、栄養摂取状況が調査され、亜鉛摂取に応じて対象者を5群に分けて解析した結果、
亜鉛摂取が最も低い群では、最も多い群と比較して、約17%糖尿病の発症リスクが高いことが見出されました。

さらに、
肥満のブラジル人を対象とした介入研究では、

1日あたり30mgの亜鉛サプリメント摂取によってインスリン抵抗性の改善が示されています。

その他、
横断研究では、
亜鉛摂取が糖尿病やメタボリックシンドロームを減少させることも報告されています。


そこで、

今回のメタ解析では、

2型糖尿病患者の代謝指標に対して、亜鉛サプリメントの作用が検証されました。

具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMedTM, Google ScholarTM, and ScopusT)

2018年3月までの収載論文が検索され、

20報のRCTがメタ解析の対象となりました。




解析の結果、

対照群に比べて、


亜鉛サプリメント投与群では、

空腹時血糖値の有意な低下、

HbA1cの有意な低下が見出されました。
(FBG WMD: -19.66 mg/dL, 95% CI: -33.71, -5.62;
HbA1c WMD: -0.43 mg/dL, 95% CI: -0.80, -0.07)


また、

総コレステロール値、およびLDLコレステロール値の有意な減少と、

HDLコレステロール値の有意な上昇も見出されました。
(TC WMD: -18.51 mg/dL, 95% CI: -21.36, -15.66;

LDL-c WMD: -4.80 mg/dL, 95% CI: -6.07, -3.53;

HDL-c WMD: 1.45 mg/dL, 95% CI: 1.40, 1.51)


次に、サブ解析では、

併用のサプリメントがない介入試験では、

HDLコレステロールと空腹時血糖値で顕著な変化が見出されました。

また、
質の高い研究では、
LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、FBSにて有意な変化が認められたということです。


以上、今回のメタ解析から、

2型糖尿病患者において、

亜鉛サプリメント投与による糖代謝及び脂質代謝改善作用が示唆されます。


生活習慣病の予防の分野では、先行研究にて、

亜鉛による抗炎症作用や抗酸化作用が示唆されています。

亜鉛サプリメントの抗炎症作用:メタ解析




亜鉛は、普段の食生活では不足しがちですし、

厚生労働省の国民健康栄養調査でも、摂取不足が報告されています。

亜鉛は、ベーシックサプリメントとして摂取が必要です。


亜鉛 30日分

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(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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サルコペニアの入院医療費@米国 [2019年04月23日(火)]
老年医学の専門ジャーナルに、サルコペニアを有する米国成人の入院医療費を検証した研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Frailty Aging. 2019;8(2):93-99.)


要支援・要介護となる主な原因に、フレイル(高齢による虚弱)があります。


フレイル対策には、サルコペニア(筋肉減弱症)の予防が重要であり、そのためには、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分が有用とされています。


高齢者の増加に伴って、

サルコペニアは、医療経済的に大きな負担になっていると推測されます。



今回の研究では、

サルコペニアを有する米国成人の入院医療費について、分析が行われました。


具体的には、

後ろ向き研究として、

40歳以上の成人4011名(サルコペニアを有する人と、健常者)を対象に、


除脂肪体重の減少、

機能制限、

入院などが、全国健康栄養調査(NHNES1999-2004)から調べられ、


全国入院患者サンプル2014から、

(National Inpatient Sample, 2014)


入院医療費が計算されています。



解析の結果、


サルコペニアを有する成人にかかる入院医療費は、


総額で404億ドル(USD)であり、


一人あたりでは、

260ドルでした。


次に、層別解析として、


人種別では、

一人あたりの費用が最も多いのは、

ヒスパニック系女性のUSD $548であり、


非ヒスパニック黒人女性が最も少なく、

USD $25でした。



また、

年齢別でのサルコペニアを有する一人あたりの入院医療費は、


65歳以上の高齢者ではUSD $375と高い値であり、


40-64歳では、USD $204でした。


65歳以上でサルコペニアを有する人の入院医療費の総額は、

191億2,000万ドルでした。


サルコペニアを有する人は、

そうではない人に比べて、


入院となるリスクが95%有意に高く、

(OR, 1.95; p<.001)


一人あたり年間$2315.7の医療費増加になる、


という結果でした。


以上のデータから、

サルコペニアは米国のヘルスケアシステムにおいて負担となっていることが示唆されます。



フレイル(高齢による虚弱)というのは、単に、身体的な能力の低下だけではなく、心理的、社会的な側面も含めた概念です。


サルコペニアは、フレイルにおいて、主に身体機能に影響する病態であり、高齢者の低栄養が原因です。


低栄養といっても、エネルギー(カロリー)が足らないというよりは、たんぱく質、ビタミンD、HMBといった、筋肉の維持に必要な栄養素が不足していることが原因です。


高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。



フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー



HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者



HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い







HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用







DHCでは、ロイシン由来HMBサプリメントや、ロイシン含有アミノ酸サプリメントを製品化しています。





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高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー





HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者



HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い







HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用









DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。





ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、



臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、



という報告もあります。



マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。









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親世代の健康食品・サプリメントを確認しましょう [2019年04月22日(月)]
今日は、外来診療日でした。

今日、初めて診た患者様から、健康食品の個別製品に関する相談を受けて、あらためて、地域の高齢者が、マルチ系の健康食品に引っかかっていることを痛感しました。


また、テレビで宣伝しているようなメーカーでも、消費者に優良誤認を生じさせるような商品を売っていることも実感しました。



マルチ系は、個人にとってのコスパの点からそもそも論外として、

宣伝を見かけるメーカーでも、製品パッケージの表示が、あまりにひどいメーカーもありますので、改めて、情報の非対称性により、地域の高齢者が一部の業者からターゲットにされていることを感じました。


自分自身が摂るサプリメント選びも重要ですが、

『離れて暮らしている親世代が買っている健康食品の中身と値段を確認しましょう』、

といった啓発が必要と感じた次第です。


健康食品・サプリメントの素材の研究が進んでおり、科学的根拠に基づいて、適切な製品を利用することで、低栄養対策、未病改善から、健康寿命延伸に有用である、というのが私の立場です。


ただし、「適切な使用」というのが、非専門家にとっては容易ではありません。

どんな分野でも、情報の非対称性がありますので、個人のエンパワーメントが重要であり、

啓発活動が大切です。


例えば、
グルコサミンやビタミンDといった成分の有用性に期待しても、どの製品を選ぶかは、大変です。



(同じような話では、「バランスのとれた食事を」ということもあります。


具体的に、どのような食材をどのように、どの程度、とったらいいのかは、

健康な成人、未病対策、生活習慣病の改善、がんサバイバー、フレイル対策ですべて異なってきます。)


さて、

今日の外来診療でのことです。


普段は、他の先生の外来にかかっている高齢女性(76歳女性)が、私の外来に来られました。


診療記録には、「健康食品を摂っているので、相談対応を」という申し送り事項がありました。



外来で女性にお話を聞くと、

足腰の筋力の低下が気になるために、知り合いからすすめられた健康食品がいろいろある、とことで、

4種類の製品を持ってこられていました。



その内訳は、

@アメリカのマルチ系のシリーズで、ブルーベリーエキス

⇒勧められているということでしたので、買わないように、アドバイスしました。

患者様ご本人も、「これはねずみ講かも」とおっしゃっていました。

ねずみ講は違法ですが、マルチ系は違法ではないため、消費者のヘルスリテラシーが求められます。


Aサメ肝油の某製品

⇒肝油はビタミンAやビタミンDが目的のサプリメントですが、
この製品では、それぞれの含有量が記載されていないので、話にならない製品と感じました。
⇒さらに、患者様に話を聞くと、1カ月あたり1万円!!!ということでしたので、やめてもらうように説明しました。

ちなみに、DHCのビタミンDサプリメントは1ヶ月分300円台です。

Bや〇やの青魚の知恵

DHAやEPAといったオメガ3系必須脂肪酸のサプリメントです。
ただし、患者さまは、「魚が好きで、毎日食べている。サバ缶もよく食べる」
とおっしゃっていたので、さらに、サプリメントが必要かどうかは、少し疑問でした。

(もちろん、高齢者で少食と思われますので、魚食に加えて、DHAやEPAといったサプリメントは一般論としてお勧めはできます。)

ところが、この製品のパッケージには、DHAの含有量が4000mgを超える表示になっていました。

結構多い量なのですが、よく見ると、1日分ではなくて、一袋31日分が4000mgということでした。

つまり、1日分では100mgちょっとということになります。

これは、消費者が優良誤認をしてしまう、非常に悪質な製品表示と憤慨した次第です。


このメーカーの製品をネットで検索してみてください。

製品の中身(実際のEPAやDHA)を確認するのが大変な作業です。

(一袋当たりの含有量や、一粒の重量のmgなど、多めの数値ばかりが目立つサイトで、実際の含有量が少ないのがばれないように、悪質で巧妙で、でも、違法ではない、嘘は書いていない、というサイトです。)


Cブルーベリーのサプリメント

なぜか、2つめのブルーベリーのサプリメントです。

高齢者なので、眼の対策のサプリメントをとるなら、ルテインのほうがいいと思いました。


さらに、この患者様のそもそもの訴えである、筋力の低下ということから考えると、優先順位は高くないと感じました。


以上、4つとも、患者様のニーズにはあっていないことを丁寧に説明しました。

地域の高齢者が、お金をどのように使うかは自由なのかもしれませんが、
マルチ系から詐欺まがいの商品ばかりでしたので、啓発の重要性を痛感した次第です。

知人から勧められて断れなかったり、高いものほど効果があるように勘違いしたり、といったケースがまだまだ多いのかもしれません。

健康食品に関するエビデンスは構築されており、適正用による有用性は確立しており、健康食品はまっとうな分野です。

一方で、健康食品を売っている業者の一部に、怪しい人たちがいるので、サプリメント・健康食品全体が怪しく見られてしまうのが、残念でなりません。。。



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posted at 23:56 | この記事のURL
母親がマルチビタミンを摂ると子どもの自閉症リスクが予防:メタ解析 [2019年04月21日(日)]
最近はずっと期日前投票だったのですが、

今日は、久しぶりに投票日に投票に行くことができました。

さて、本日の私的なお勉強日記です。


栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、母親がマルチビタミンサプリメントを摂ると、子どもの自閉症リスクが低下することを示したメタ解析が報告されていました。
(Nutr Res. 2019 Feb 24.)

先行研究では、
母親の葉酸サプリメントの摂取により児の自閉症スペクトラム障害(ASD)リスクが半減することが示されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

母親のマルチビタミンサプリメントの摂取と、

子どもの自閉症スペクトラム障害(ASD)リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, EMBASE, PsycINFO, Web of Science, Cochrane Library)

2018年8月26日までの収載論文が検索され、

5報から、

9試験の

231 163名の小児、うち4459名のASD例が対象となりました。


解析の結果、

サプリメントの非摂取群に比べて、

母親が出生前の期間にマルチビタミンサプリメントを摂取していた群では、

子どものASDリスクが38%有意に低いことが見出されました。
(RR, 0.62; 95% CI, 0.45-0.86; P&#8239;=&#8239;.003)


サブ解析でも、同様の結果でした。

出版バイアスは見出されませんでした。


以上のデータから、

子どもの出生前(妊娠中)のマルチビタミンサプリメントの摂取により、

子どもの自閉症リスクが低減する作用が示唆されます。




葉酸を含むマルチビタミンサプリメントは、妊娠を考える女性および妊娠中、授乳中の女性にとっては必須のサプリメントです。

葉酸を中心にしたエビデンスは、拙著にまとめています。


拙著「不育症・早産・産後うつ病・児の自閉症を防ぐビタミンMの効果!
〜プレコンセプションケアに不可欠な葉酸の働きと公民連携の保健事業〜」を上梓いたしました。




マルチビタミンミネラルCoQ10オメガ3サプリメントによる自閉症への効果



葉酸+マルチビタミンサプリメントが自閉症リスクを半減


葉酸サプリメントの自閉症スペクトラムに対する有用性


妊娠中の葉酸サプリメント摂取が自閉症リスクを低減:系統的レビュー



ビタミンD3サプリメントによる自閉症スペクトラム障害改善


ビタミンDによる自閉症スペクトラム障害改善作用



双極性うつ病に対するコエンザイムQ10の補完療法としての有用性


コエンザイムQ10が自閉症ASDの小児において抗酸化作用を示す




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posted at 23:53 | この記事のURL
エクオール産生が多いと2型糖尿病リスクが低減 [2019年04月20日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、尿中エクオールと2型糖尿病リスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Apr 5.)


エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。



先行研究では、次の報告があります。


エクオール(10mg)が日本人女性の骨の健康維持と心臓病予防に有用



膣のアンチエイジングにエクオールの働き



先行研究では、

イソフラボンによる2型糖尿病リスク低減作用が示唆されています。


今回の研究では、

生体でのバイオマーカーとして、
尿中エクオール、ダイゼイン、ゲニステインの濃度と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

前向き研究として、

中国人の被験者2818名を対象に、

尿中のエクオール、ダイゼイン、ゲニステインといったイソフラボン量が測定され、

2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


解析の結果、

尿中エクオールの濃度と、

2型糖尿病リスクとの間に有意な負の相関が見出されたということです。

なお、尿中ダイゼインとゲニステインとでは、有意な相関は認められませんでした。


第1三分位群に比べて、

第2三分位群では、48%の2型糖尿病リスク低下
0.52 (0.37, 0.73)

第3三分位群では、28%のリスク低下
0.72 (0.53, 0.97)

という相関でした。


男女別の層別解析では、


男性での第2三分位群は、

第1三分位群に比べて、

71%のリスク低下が見出されたということです。
0.29 (0.14, 0.58)


また、女性では、
33%のリスク低下でした。
0.67 (0.45, 1.01)


その他、
hsCRP やRBP4については、2型糖尿病リスクとの関連は見出されませんでした。



以上のデータから、

尿中エクオール濃度が高いと、

2型糖尿病リスクが低減することが示唆されます。






エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。


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ブルーベリーによる認知機能改善作用:系統的レビュー [2019年04月19日(金)]
今月の脳科学の専門ジャーナルに、ブルーベリーによる認知機能および気分感情への作用を検証した系統的レビューが、オーストラリアのグループ(Swinburne University of Technology)から報告されていました。
(Brain Behav Immun. 2019 Apr 15.)


ブルーベリーにはポリフェノールの1種のアントシアニン類が含まれており、

抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性が知られています。

先行研究では、ブルーベリーによる認知機能や気分/感情への働きが示唆されています。

そこで、

今回の系統的レビューでは、

ブルーベリーを用いたランダム化比較試験(RCT)による認知機能や気分感情への作用が検証されました。


具体的には、

12試験、11報が対象となりました。

内訳は、

フリーズドライブルーベリー:9報、

ブルーベリー(果実):2報、

ブルーベリー濃縮:1報

であり、

被験者は、

子ども5報、

若年者1報、

健常高齢者4報、

認知機能障害2報、

でした。


解析の結果、

8報では、

ブルーベリーの摂取あるいはサプリメントによる認知機能の改善、記憶能の改善が見出されたということです。


また、

気分感情については、1報にて、群間比較でブルーベリー製品の摂取による好影響が検出されました。

一方、4報では有意な改善は見出されませんでした。


以上、今回の系統的レビューから、

6か月間までの摂取により、認知機能の改善作用が示唆されます。

ただし、

試験デザインや用量、アントシアニンの含有量などについて、さらに検証が必要と考えられます。





ブルーベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する



ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する





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posted at 23:57 | この記事のURL
キトサンによる体組成改善・減量作用:系統的レビュー/メタ解析 [2019年04月18日(木)]
今月の食品栄養科学の専門ジャーナルに、キトサンによる体組成及び体重への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、中国のグループから報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2019 Apr 16:1-11.)



先行研究では、キトサンによる肥満改善、減量効果が示唆されています。

コクランレビューでも、キトサンによる有意な減量効果が示されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

成人被験者でのランダム化比較試験(RCT)において、

キトサンによる体重および体組成への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(EMBASE, MEDLINE, Web of Science, CENTRAL)


ランダム化比較試験が検索され、


15試験、18介入群、 1130名のデータが対象となり、

体組成、体重、ウエスト周囲長、体脂肪などのアウトカムが検証されました。


解析の結果、

キトサンサプリメント投与群において、

体重の有意な減少、
(WMD, -0.89&#8201;kg; 95% CI, -1.41 to -0.38; P&#8201;=&#8201;0.0006)

BMIの有意な低下、
(WMD, -0.39&#8201;kg/m2; 95% CI, -0.64 to -0.14; P&#8201;=&#8201;0.002)


体脂肪の有意な減少
(WMD, -0.69%; 95% CI, -1.02 to -0.35; P&#8201;=&#8201;0.0001)

が見出されたということです。


サブ解析では、

キトサンの用量(>2.4&#8201;g/d)

投与期間(<12&#8201;weeks)

肥満/過体重の被験者

といった群で体組成への好影響が認められました。



以上の系統的レビュー/メタ解析から、

肥満に対する補完療法として、キトサンサプリメントの有用性が示唆されます。




先行研究では、次の報告があります。

キトサンによる脂質異常症改善効果:メタ解析



これまでの多くの研究によって、
キトサンの働きとして、脂質代謝の改善、LDLコレステロール値の低下(改善)、体重減少/体脂肪減少といった作用での有用性が示されています。




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posted at 23:53 | この記事のURL
不育症・早産・産後うつ病・児の自閉症を防ぐビタミンMの効果! [2019年04月17日(水)]
拙著「不育症・早産・産後うつ病・児の自閉症を防ぐビタミンMの効果!
〜プレコンセプションケアに不可欠な葉酸の働きと公民連携の保健事業〜」
を上梓いたしました。



刊行に際して、国会図書館から問い合わせがあり、タイトルの「児」について、
「じ」もしくは「こ」のどちらの読み方なのか、確認されました。

医学的には、「じ」でいいのですが、一般読者も想定して、「こ」として回答いたしました。







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ヘスペリジンによる抗炎症作用:メタ解析 [2019年04月16日(火)]
今月の生物学の専門ジャーナル(電子版)に、ヘスペリジンによる炎症マーカーへの作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランのグループ(Shahid Sadoughi University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Chem Biol Interact. 2019 Apr 13.)



フラボノイド類の中のフラバノンの1種であるヘスペリジンは、抗炎症作用が示唆されています。

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

成人でのランダム化比較試験(RCT)におけるヘスペリジンサプリメント投与による炎症マーカーへの作用が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, ISI Web of Science, and Google Scholar)

2018年12月までの収載論文が対象となり、

成人を対象に、ヘスペリジン投与群、あるいは対照投与群の2群についてのランダム化比較試験(RCT)が検索され、


6報、296名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

ヘスペリジン投与によって、

VCAM-1(Vascular Cell Adhesion Molecule 1、血管細胞接着分子1)の有意な減少、
(WMD&#8239;=&#8239;-22.81&#8239;ng/L, P&#8239;=&#8239;0.041, n&#8239;=&#8239;3)

が見出されたということです。

なお、
CRP値は低下傾向でした。
(WMD&#8239;=&#8239;-0.69&#8239;mg/L, P&#8239;=&#8239;0.079, n&#8239;=&#8239;5)


サブ解析では、

並行群間試験
(WMD&#8239;=&#8239;-0.72&#8239;mg/L, P&#8239;=&#8239;0.024, n&#8239;=&#8239;3)

4週間以上のフォローアップ試験
(WMD&#8239;=&#8239;-0.76&#8239;mg/L, P&#8239;=&#8239;0.020, n&#8239;=&#8239;2)

で顕著な作用が認められました。


なお、
ヘスペリジン投与は、E-selectin, IL-6、ICAM-1
には有意な変化は見出されませんでした。


以上の系統的レビュー/メタ解析から、

フラボノイド類のヘスペリジンによる抗炎症作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




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posted at 23:54 | この記事のURL
コエンザイムQ10による疲労軽減作用:系統的レビュー [2019年04月15日(月)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、コエンザイムQ10による疲労軽減作用を検証した系統的レビューが報告されていました。
(Complement Ther Med. 2019 Apr;43:181-187.)


コエンザイムQ10は、内在性の脂溶性抗酸化成分であり、ミトコンドリア機能維持に重要な役割を果たしています。

コエンザイムQ10の機能性は、抗酸化作用とATP産生能を介して発揮されます。


コエンザイムQ10サプリメントは、ベーシックサプリメントとして、生活習慣病やヘルシーエイジングのために広く推奨できます。
(もちろん、私も摂っています。)


今回の研究では、

先行のランダム化比較試験により、コエンザイムQ10による疲労への働きを検証した系統的レビューが行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Cochrane's library, Science direct, Scopus, Google scholar and ISI web of science)

2018年4月までに収載された論文から、

成人を対象に疲労に対するコエンザイムQ10を投与したランダム化比較試験が検索され、


16報、

1316名のデータが系統的レビューの対象となりました。


解析の結果、

健常者、線維筋痛症患者、スタチン関連疲労、多発性硬化症、末期腎障害患者において、

コエンザイムQ10による有意な疲労軽減作用が見出されました。


コエンザイムQ10による疲労軽減作用は、

他の疾患に比べて、

スタチン関連性の疲労、および線維筋痛症患者において、より顕著な有効性が見出されたということです。




コエンザイムQ10による多発性硬化症での抗疲労効果




生活習慣病や慢性消耗性疾患の患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少していることも示唆されています。


サプリメントのコエンザイムQ10には、酸化型コエンザイムQ10であるユビキノンと、

還元型コエンザイムQ10のユビキノールの2種類があります。

酸化型CoQ10は、摂取後に体内で還元型に変換されて、作用します。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。



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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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カルニチン+クロムによる肥満メタボ関連症状の改善@PCOS [2019年04月14日(日)]
今月の微量栄養素研究の専門ジャーナル(電子版)に、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)におけるカルニチン+クロムによる内分泌代謝への作用が検証されました。
(Biol Trace Elem Res. 2019 Apr 11.)




PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、生殖年齢の女性に認められる内分泌代謝異常で、高アンドロゲン血症が認められます。

卵巣内に卵子は十分に存在しますが、毎周期の排卵が認められず、不妊症の原因となります。
同時に、肥満、糖代謝異常や脂質異常なども生じます。


機能性食品成分によるPCOSへの作用として次の研究があります。


コエンザイムQ10による多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)での内分泌代謝関連遺伝子への作用




さて、今回の臨床研究では、

PCOSに対するカルニチン+クロムによるインスリン抵抗性などの内分泌代謝への作用が検証されました。


具体的には、

12週間のランダム化二重盲検偽薬対照試験として、


PCOSを有する肥満者54名を対象に、

・クロム(200 μg/day)+カルニチン(1000 mg/day)

・偽薬

の2群(各群27名)について行われました。


解析の結果、


カルニチン+クロムの投与により、

体重の有意な減少、
(-&#8201;3.6&#8201;±&#8201;1.8 vs. -&#8201;1.0&#8201;±&#8201;0.7 kg, P&#8201;<&#8201;0.001),

BMIの有意な低下、
(-&#8201;1.3&#8201;±&#8201;0.7 vs. -&#8201;0.3&#8201;±&#8201;0.3 kg/m2, P&#8201;<&#8201;0.001)

空腹時血糖値の有意な低下、
(-&#8201;5.1&#8201;±&#8201;6.0 vs. -&#8201;1.1&#8201;±&#8201;4.9 mg/dL, P&#8201;=&#8201;0.01)

インスリン値の有意な低下
(-&#8201;2.0&#8201;±&#8201;1.4 vs. -&#8201;0.2&#8201;±&#8201;1.2 μIU/mL, P&#8201;<&#8201;0.001)

インスリン抵抗性の有意な改善
(-&#8201;0.5&#8201;±&#8201;0.4 vs. -&#8201;0.04&#8201;±&#8201;0.3, P&#8201;<&#8201;0.001)

中性脂肪値の有意な低下、
(-&#8201;18.0&#8201;±&#8201;25.2 vs. +&#8201;5.5&#8201;±&#8201;14.4 mg/dL, P&#8201;<&#8201;0.001),

総コレステロール値の有意な低下
(-&#8201;17.0&#8201;±&#8201;20.3 vs. +&#8201;3.6&#8201;±&#8201;12.0 mg/dL, P&#8201;<&#8201;0.001),

LDLコレステロール値の有意な低下、
(-&#8201;13.3&#8201;±&#8201;19.2 vs. +&#8201;1.4&#8201;±&#8201;13.3 mg/dL, P&#8201;=&#8201;0.002)

インスリン感受性の有意な亢進、
(+&#8201;0.007&#8201;±&#8201;0.005 vs. +&#8201;0.002&#8201;±&#8201;0.005, P&#8201;<&#8201;0.001)

が見出されました。


さらに、

PPARγ、
(P&#8201;=&#8201;0.02)

LDL受容体遺伝子の発現亢進も見出されました。
(P&#8201;=&#8201;0.02)


以上のデータから、

PCOSの肥満者において、

カルニチン+クロムによる内分泌代謝改善作用が示唆されます。





先行研究では、次の報告があります。


大豆イソフラボンがPCOS患者での代謝指標を改善する


カルシウム+ビタミンDによる糖代謝改善作用@PCOS


PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)に対するコエンザイムQ10の有用性


PCOSに対するコエンザイムQ10の作用 



コエンザイムQ10による多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)での内分泌代謝関連遺伝子への作用





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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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認知症に対するオメガ3系脂肪酸+葉酸の作用 [2019年04月13日(土)]
今月のアルツハイマー病研究の専門ジャーナル(電子版)に、認知症に対するオメガ3系必須脂肪酸の作用におけるホモシステイン値の影響を検証した臨床研究が、スウェーデンのグループ(Uppsala University)から報告されていました。
(J Alzheimers Dis. 2019 Apr 1.)


軽度認知障害(MCI)やアルツハイマー病に対するオメガ3系必須脂肪酸の働きを検証した臨床試験では、認知機能低下抑制作用について、必ずしも一致した結果とはなっていません。


MCIやアルツハイマー病に対するEPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸の有用性、葉酸などのビタミンB群、ウコン/クルクミンなどの有用性が示唆されています。

そこで、
今回の研究では、

中等度のアルツハイマー病患者の認知機能に対するオメガ3系必須脂肪酸の働きについて、

ビタミンB群のマーカーであるホモシステイン値との関連が検証されました。

具体的には、

オメガAD(OmegAD)研究の一環として、

地域居住のアルツハイマー病患者(MMSE&#8805;15)171名を対象に、

・1.7gのDHA+0.6gのEPA投与群:88名

にて6か月間の介入が行われました。


解析の結果、

オメガ3系必須脂肪酸(EPA+DHA)サプリメントおよび総ホモシステイン値と、

MMSE (p&#8202;=&#8202;0.040), global CDR (p&#8202;=&#8202;0.059), CDRsob (p&#8202;=&#8202;0.023)
との間に有意な相関が見出されました。

なお、
ADAS-cogには有意な相関は示されませんでした。
(p&#8202;=&#8202;0.649)


総ホモシステイン値が11.7μmol/L未満の患者では、

偽薬群に比べて、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与群において、

認知機能の有意な改善
MMSE (+7.1%, 95% CI: 0.59 to 13.7%, p&#8202;=&#8202;0.033)

臨床症状の有意な改善
CDRsob (-22.3%, 95% CI: -5.8 to -38.7%, p&#8202;=&#8202;0.009)

が見出されました。


以上のデータから、

オメガ3系必須脂肪酸(EPA,DHA)による認知機能改善作用は、

ホモシステイン値が低い群でより顕著であることが示唆されます。

したがって、

葉酸サプリメントによる高ホモシステイン血症を改善し、

EPA+DHAサプリメントによる併用が有用と考えられます。




血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。

今回の研究に関連した別のサブ解析も知られています。

葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者



DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)






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無料の葉酸サプリメント配布施策@中国 [2019年04月12日(金)]
今月の母子保健栄養の専門ジャーナルに、中国における無料葉酸サプリメント配布に関する現状を調べた研究が、中国のグループ(Shanxi Children's Hospital/Shanxi Maternal and Child Health Care Hospital,)から報告されていました。

(Matern Child Nutr. 2019 Apr 10:)


葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

米国やカナダでは20年以上前から、穀類への葉酸強化策をとっており、神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の予防に成功しています。

現在、世界80カ国以上で取り組みが行われていますが、日本では無策のため、先進国で唯一、葉酸の摂取不足による先天奇形が増加しています。

切れ目ない子ども子育て支援策の中で、妊娠前の栄養の問題として切れている課題です。



さて、今回の研究では、
中国での無料の葉酸サプリメント配布の取り組みについての調査が行われました。

妊娠前から妊娠中にかけての葉酸の不足が、神経管閉鎖障害の主な原因であること、

また、
1日あたり400&#13197;の合成葉酸サプリメントの摂取が、神経管閉鎖障害(NTDs)を予防することは確立したエビデンスであることから、

中国では、2009年から合成葉酸(folic acid)サプリメントの無料配布を開始しています。


今回の研究では、
中国北部での
神経管閉鎖障害(NTDs)の罹患率が高いことから、

2014年に1107名を対象にした、横断研究として

葉酸の血中濃度や葉酸不足の背景などが調べられています。


解析の結果、

葉酸値の中央値(25-75%)は、

血中が 28.4 (17.6, 45.2) nmol/L

赤血球中が
1001.2 (658.7, 1402.5) nmol/L でした。


NTDsの予防のための赤血球の葉酸の至適濃度は、906 nmol/Lであり、

42.4%の被験者が、葉酸不足という状態でした。

また、
都市部よりも地方の女性において葉酸不足が顕著でした。

中国では、

葉酸サプリメントが無料であるにもかかわらず、

いまだに多くの女性が、葉酸不足であるという問題が見出されました。


なお、ランセットには、中国でのメガコホート研究が報告されており、
合成葉酸サプリメントによる有効性が示されています。

葉酸サプリメントによる出産アウトカムの改善:150万人の中国メガコホート研究



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示


葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不足では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。

その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。




DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


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妊婦さんが摂りたい栄養素・成分がこれ1つ! すこやかな妊娠期のために


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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート






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プロポリスによる2型糖尿病での糖代謝改善作用:系統的レビュー/メタ解析 [2019年04月11日(木)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者におけるプロポリスによる糖代謝への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランのグループ(Isfahan University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Phytother Res. 2019 Apr 5.)


プロポリスとは、みつばちがユーカリやポプラなどの樹木から集めた植物成分に、みつばちの分泌物が合わさって作られた物質です。


プロポリスは強い殺菌作用および抗酸化作用をもっており、みつばちはプロポリスを巣の構築物として用いることで、腐敗や微生物の害から巣の内部を守っています。

ギリシャ語でプロポリスの「プロ」は「守る(防御)」、ポリスは「都市(巣のこと)」を意味します。

有効成分はフラボノイド系ファイトケミカルであり、ケルセチン、ピノセンブリン、ピノバンクシン、ガランギン、ケンフェロール、クリシン、ナリンゲニン等が存在します。

基礎研究では、これらの成分が、抗菌作用や抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用といった多彩な効果を示すことが報告されてきました。

プロポリスは、原産地によって植物に由来する成分が異なります。

これは、みつばちが集めてくる樹脂が、地域によって異なる植生を反映するためです。
一般に、日本や中国、オーストラリア、欧州、南米で採取されたプロポリスがサプリメントとして製品化されています。


さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

2型糖尿病の成人患者において、

プロポリスサプリメントによる糖代謝への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, Cochrane Library, Web of Science, Google Scholar)

2018年8月までの収載論文が検索され、

2型糖尿病の成人に対して、

プロポリスを投与し、糖代謝マーカーを調べたランダム化比較試験が抽出され、

6報から373名のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

プロポリス投与によって、

空腹時血糖値の有意な減少、
(-13.51 mg/dl; 95% CI [-24.98, -2.04])

HbA1cの有意な低下、
(-0.52%; 95% CI [-0.94, -0.10])

が見出されました。

なお、
空腹時のインスリン値
(-0.53 pmol/L; 95% CI [-1.69, 0.63])
およびHOMA-IRには有意な変化は見出されませんでした。
(-0.543; 95% CI [-1.72, 0.64])


以上のデータから、

2型糖尿病の成人患者において、


プロポリスサプリメントによる糖代謝改善作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。



2型糖尿病では、食事療法と運動療法がもっとも大切です。



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。




DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。





DHCは、プロポリスのサプリメントも製品化しています。

プロポリス 30日分

強靭なミツバチが生み出す“赤プロポリス”でバリアパワーを強力サポート

DHCの「プロポリス」は、希少な赤プロポリスのエキスを2粒で300mg(原塊換算)と贅沢に配合。赤プロポリスの力で、健康やバリアパワーを強力にサポートします。
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\1,560(税込\1,684)




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



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