サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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スピルリナがメタボリック症候群を改善:メタ解析 [2019年07月31日(水)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に、メタボリック症候群において、スピルリナによる内分泌代謝指標への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、カナダのグループ(University of Alberta)から報告されていました。
(Phytother Res. 2019 Jul 29.)


スピルリナ(Spirulina, Spirulina Platensis)は、食用藻の一種で、タンパク質、ビタミン類、鉄分といった栄養素が豊富に含まれています。


これまでの研究において、 
スピルリナ投与により、糖尿病や高脂血症(脂質異常症)、高血圧の改善、口腔白板症の改善、抗がん作用、免疫賦活作用などが示されています。


例えば、

スピルリナによる脂質代謝改善作用:メタ解析

という報告があります。


さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

スピルリナによるメタボリック症候群での糖代謝および脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(EMBASE, Scopus, PubMed, Cochrane Library, Web of Science)

2019年4月30日までの収載論文から関連論文が解析の対象となりました。


解析の結果、

スピルリナ投与群により、

空腹時血糖値の有意な減少、
(WMD: -10.31; 95% CI [-16.21, -4.42])

インスリン値の有意な減少、
(WMD: -0.53; 95% CI [-0.62, -0.44])

が見出されました。


また、
スピルリナの投与によって、

総コレステロール値の有意な低下、
(WMD: -20.50; 95% CI [-38.25, -2.74]

LDLコレステロール値の有意な低下、
(WMD: -19.02; 95% CI [-36.27, -1.78])

VLDL値の有意な低下、
(WMD: -6.72; 95% CI [-9.19, -4.26])

HDLコレステロールの有意な上昇
(WMD: 1.42; 95% CI [0.16, 2.68])

も見出されました。


以上、今回のメタ解析から、

メタボリック症候群患者において、

スピルリナ投与による糖代謝および脂質代謝の改善作用が示唆されます。




今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





クロレラやスピルリナに関する研究として、次のような報告があります。


スピルリナによる脂質代謝改善作用:メタ解析


肥満治療におけるスピルリナの有用性


クロレラによるQOL改善作用@乳がん患者



クロレラによる血管機能改善作用


クロレラによる抗酸化作用@日本人高齢者



クロレラによる血管内皮機能改善作用



クロレラによる抗酸化作用@喫煙者



妊婦におけるクロレラサプリメントの効果




スピルリナの抗酸化作用 



スピルリナによる免疫賦活作用




スピルリナによる糖尿病治療薬の副作用軽減




スピルリナによる脂質代謝改善作用:メタ解析




DHCでは、

クロレラ


スピルリナ


を製品化しています。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
ビタミンDが新規発症糖尿病患者のインスリン感受性を改善する@カナダ [2019年07月30日(火)]
1今月の内分泌学の専門ジャーナル(電子版)に、新規発症の糖尿病患者において、ビタミンDによる糖代謝指標への作用を調べた臨床研究が、カナダのグループ(Université Laval)から報告されていました。
(Eur J Endocrinol. 2019 Jul 1)


ビタミンDは、抗炎症作用や免疫調節作用など多彩な働きを有しており、

ビタミンDが低値であると、生活習慣病のリスクが高くなることが知られています。


今回の研究では、

糖尿病患者におけるビタミンDサプリメントによる糖代謝への作用が検証されました。

具体的には、

二重盲検偽薬対照試験として、

糖尿病の高リスク者あるいは新規発症2型糖尿病患者の96名を対象に、

・ビタミンD3サプリメント(5,000 IU)投与群、

・偽薬投与群

の2群について、6カ月間の介入が行われ、


糖代謝関連指標が測定されました。




なお、
被験者は、
38.5%が女性、

平均年齢は、
58.7±9.4歳、

BMI 32.2±4.1 kg/m2、

前糖尿病が35.8%、
糖尿病が20.0%、

血中ビタミンD値 (25(OH)D)は、
51.1±14.2 nmol/L
でした。



解析の結果、

6ヶ月間の介入後の時点で、

まず、

血中ビタミンD値は、
実薬群;127.6±26.3 nmol/L、

偽薬投与群; 51.8±16.5 nmol/L

でした。
(p<0.001)


ビタミンD投与群は、

偽薬投与群に比べて、

末梢インスリン感受性(M-value)において、有意な改善作用を示しました。
(mean change (95% CI): 0.92 (0.24 to 1.59) versus -0.03 (-0.73 to 0.67); p=0.009) (disposition index (mean change (95% CI): 267.0 (-343.4 to 877.4) versus -55.5 (-696.3 to 585.3); p=0.039)

なお、OGTTやHOMA-IR、HbA1cなどの指標には有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

新規発症2型糖尿病患者において、

ビタミンDサプリメント(5000IU)による糖代謝への好影響が示唆されます。




先行研究では、

血中ビタミンDが低いと2型糖尿病リスクが高くなるといった研究が知られています。


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病


ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析


ビタミンDが糖尿病発症リスクを12%抑制傾向@NJEM



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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穀類由来の食物繊維の摂取が2型糖尿病リスクを32%低下:メタ解析 [2019年07月29日(月)]
今月の疫学研究の専門ジャーナルに、穀類由来の食物繊維の摂取と、2型糖尿病リスクとの関係を調べたメタ解析が報告されていました。
(Int J Mol Epidemiol Genet. 2019 Jun 15;10(3):38-46)


食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。




10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下


食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



今回の研究では、

穀類(全粒のグレインあるいはシリアル)の摂取と、2型糖尿病リスクとの関係が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, EBSCO)

2007年から2015年までの関連論文が検索され、

全粒穀類(whole grains)の摂取に関する3報、

シリアルファイバーの摂取の3報、

グレインとシリアルの両方の2報の8報が抽出され、

8報の合計で、

2型糖尿病患者14,728名、

全被験者434,903名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

全粒穀類(グレイン)あるいはシリアル由来の食物繊維の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との間に有意な相関が見出されました。
(RR was 0.68; 95% CI was 0.64-0.73)

以上のデータから、

食物繊維の摂取による2型糖尿病の予防効果が示唆されます。


厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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posted at 23:51 | この記事のURL
出講@第59回日本先天異常学会 [2019年07月28日(日)]
本日、第59回日本先天異常学会・The 13th World Congress of International Cleft Lip and Palate oundation CLEFT 2019 ICPF合同学術集会にて


「New strategies to prevent Neural Tube Defects by folic acid supplementation with public-private partnership in Japan」
という演題で、

出講いたしました。


学会会場の大学の建物10階から、名古屋城が一望できました。




DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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統合医療の臨床家の多くがアロマセラピーを推奨 [2019年07月27日(土)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、アロマセラピーに対する統合医療の臨床家の対応状況を調べた研究が、米国のグループ(University of Iowa Carver College of Medicine)から報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2019 Jul 12;19(1):174)


米国では、

アロマセラピー精油(エッセンシャルオイル)の利用は増加しています。


今回の研究では、統合医療に係る臨床家でのアロマセラピーに対する態度や利用状況が調べられました。


具体的には、

統合医療のCMEカンファレンスに参加した106名の臨床家を対象に

関連した調査が行われ、

105名(99.1%)から回答が得られました。


なお、臨床家の内訳は、次の通りです。

Advanced Practice Nurse or Physician Assistant
57 (60.6%)

Physician-in-Training
1 (1.1%)

Physician
32 (34.0%)

Registered Nurse
2 (2.13%)

Other
2 (2.13%)

(11名分はmissing)


解析の結果、

まず、
カンファレンス参加者の多くが、アロマセラピー以外の統合医療のアプローチを利用(92.6%)し、

臨床的に推奨を行っていました(96.8%)。


また、

61%がエッセンシャルオイルを個人的に利用しており、

74.0%は、患者にエッセンシャルオイルを推奨することを望んでいました。


一方、

21.9%のみが、安全な利用について患者に説明する自信があるということでした。

これは、アロマセラピーに関する教育と相関していました。
(アロマセラピーに関する教育については、63.54%が受けていませんでした。
教育の有無についての設問と回答は、
Yes, programs for clinicians 11 (11.5%)
Yes, programs for community members24 (25%)
No 61 (63.54%)
でした。)


以上のデータから、

統合医療的アプローチを行っている臨床家の間では、アロマセラピーに関する関心は高いものの、自身をもって患者に利用するには至っていないこと(教育が不十分であること)が示唆されます。




アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。



最近の研究では、

アロマセラピーによる認知症改善作用



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、

日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。





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posted at 23:53 | この記事のURL
アボカド大豆不鹸化物(ASU)が膝OAの症状を軽減:メタ解析 [2019年07月26日(金)]
今月のリウマチ学の専門ジャーナル(電子版)に、ASU(Avocado soybean unsaponifiables:アボカド大豆不鹸化物)による変形性関節症に対する働きを検証したメタ解析が、メキシコのグループから報告されていました。
(Int J Rheum Dis. 2019 Jul 22.)


欧米では、

変形性膝関節症や変形性股関節症に対して、

ASU(Avocado soybean unsaponifiables:アボカド大豆不鹸化物)サプリメントが用いられます。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ASUによる膝OAと股OAに対する有用性と安全性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, SCOPUS, Web of Science, Google Scholar)


膝あるいは股のOAに対して

ASUを経口摂取し、

Lequesne index、VAS、JSWといった指標で検証したランダム化偽薬対照試験が検索されました。



解析の結果、

まず、
ASU投与により、

VASでの有意な改善が認められました。
(WMD: -9.64 mm, 95% CI: -17.43, -1.84; P = .02; I2 = 92%)

次に、
OAの種類によるサブ解析では、

膝OAでは、

ASU投与によるVASおよびLequesne indexの有意な改善が認められました。
(WMD: -17.36, 95% CI: -25.91, -8.82; P < .0001; I2 = 87% and WMD: -2.33, 95% CI: -2.88, -1.78; P < .00001; I2 = 18%, respectively)

しかし、股OAでは、ASUによる有意な変化は検出されませんでした。


その他、有害事象については、ASU投与群と、偽薬投与群との間に有意差は認められませんでした。

以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

アボカド大豆不鹸化物(ASU)による変形性膝関節症の症状軽減作用が示唆されます。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。


(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究&#8212;MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医



変形性膝関節症に対して、


最近の研究では、次の報告があります。


変形性膝OAの疼痛に対してグルコサミン+コンドロイチンはセレコキシブと同等の効果



グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症





コンドロイチンによる変形性膝関節症改善作用




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す



グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い




グルコサミンによる寿命延長効果




グルコサミンはジアセレインと有効性が同じで、副作用が少ない:メタ解析



DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。


グルコサミン 2000 30日分【機能性表示食品】


機能性表示
ひざ関節の曲げ伸ばしをサポート/ひざの違和感の緩和








極らくらく


らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究であるMOVES研究やLEGS研究などでは、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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妊娠中の葉酸+マルチビタミンサプリメントが子供の自閉症リスクを減らす:メタ解析 [2019年07月25日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、妊娠中の葉酸+マルチビタミンサプリメントの摂取が、子供の自閉症リスクを減少させることを示したメタ解析が、米国NIHのグループから報告されていました。
(Nutrients. 2019 Jul 17;11(7).)


葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

米国やカナダでは20年以上前から、穀類への葉酸強化策をとっており、神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の予防に成功しています。

現在、世界80カ国以上で取り組みが行われていますが、日本では無策のため、先進国で唯一、葉酸の摂取不足による先天奇形が増加しています。

切れ目ない子ども子育て支援策の中で、妊娠前の栄養の問題として切れている課題です。

さて、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

妊娠前及び妊娠中の葉酸サプリメントおよびマルチビタミンサプリメントの摂取と

子どもの神経系への発達との関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
2019年3月までに収載された論文から、関連論文が検索され、


2169報がスクリーニングされ、

自閉症スペクトラム障害(ASD)に関する20報、

注意欠陥・多動性障害(ADHD)に関する17報

が解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、

母親の葉酸サプリメントおよびマルチビタミンサプリメントの摂取と、


子どものASDリスクとの間に有意な負の相関が見出されました。


次に、

前向きコホート研究6報を含むメタ解析では、

ASDリスクが36%有意に低下していました。
(RR; 0.64, 95% CI: 0.46, 0.90)


なお、

ADHDとの関連は明確な結論は得られませんでした。


以上のデータから、

母親の葉酸+マルチビタミンサプリメントの摂取による、子どもの自閉症リスク低減効果が示唆されます。





『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示


葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不足では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。

その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。




DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)




パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 妊娠期用 30日分【栄養機能食品】
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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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イミダペプチド(アンセリン/カルノシン)が認知機能に好影響を与える@APOE4+MCIの認知症高リスク群 [2019年07月24日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、APOE4+MCIの認知症高リスク群において、イミダゾールペプチド(アンセリン/カルノシン)による認知機能への好影響を示した臨床研究が、東京大学@柏のグループから報告されていました。
(Nutrients. 2019 Jul 17;11(7).)



イミダゾールジペプチド(アンセリン・カルノシン・バレニン)は、ヒトの体内で産生されるアミノ酸の1種です。

大型回遊魚(マグロ、カツオ)の筋肉中にも含まれており、


先行研究では、疲労軽減効果が示されています。


MCI(軽度認知障害)は認知症予備軍であり、

遺伝子変異であるAPOE遺伝子は認知症の高リスク群であることがわかっています。


さて、今回の研究では、

アンセリン/カルノシン含有サプリメントによるMCIへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

MCI(軽度認知障害)を有する54名を対象に、

・750mgのアンセリン+250mgのカルノシン含有サプリメント投与群、

・偽薬投与群

の2群について、12週間の介入が行われ、

認知機能の変化が測定されています。


解析の結果、

認知機能関連指標(gloCDR)のスコアは、

偽薬群よりも、

実薬群のほうで有意な改善を示しました。
(p = 0.023)


しかし、MMSEやWechsler Memory Scale、 ADASといった他の指標では有意な改善は検出されませんでした。


次に、
APOE4の有無で層別解析を行うと、

認知症高リスクであるAPOE4(+)の被験者では、

MMSE(p = 0.025)およびgloCDR (p = 0.026)の有意な改善が認められました。


以上のデータから、

イミダゾールペプチドであるアンセリンとカルノシンの複合サプリメントによる軽度認知障害への好影響、特に、高リスク群であるAPOE4保因者での好影響が示唆されます。




DHCでは,
イミダゾールペプチドサプリメントを製品化しています。


イミダゾールペプチドは,イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称です。

近年、イミダゾールジペプチドが,抗疲労を有する機能性成分・サプリメントとして利用されるようになりました。

産官学による研究で,抗疲労作用という機能性が示された成分です。


アンセリンanserineやカルノシンcarnosineといった成分があります。

東南アジアの栄養ドリンク剤には,トリ胸肉エキスを利用したものがあります。

トリ(鶏)胸肉抽出物は,CBEX(Chicken Breast Extract)として知られる機能性食品素材です。

トリ胸肉中にはイミダゾールジペプチドであるカルノシンやアンセリンが豊富に含まれており,予備的な臨床研究では,トリ胸肉抽出物(イミダゾールジペプチドとして400mg含有)投与による抗疲労効果が示されています。


イミダゾールジペプチド(カルノシンおよびアンセリン)は,抗酸化作用を有し,活性酸素による組織傷害に対する保護作用を示します。

また,イミダゾールジペプチド投与により,骨格筋中のカルノシンおよびアンセリン濃度が上昇します。

骨格筋のカルノシンの濃度は,運動パフォーマンスと相関することから,
骨格筋におけるイミダゾールジペプチドの抗酸化作用により,抗疲労効果が発揮されると思われます。




日本人を対象にした臨床研究

「アンセリン含有フィッシュペプチドの高尿酸血症への効果」

を報告しており、



DHCでは、アンセリンを製品化しています。




機能性食品・サプリメントの中で、ヒト臨床研究によって、認知症改善作用が示されているのは、次の成分です。



イチョウ葉エキスによる認知症への効果:メタ解析


イチョウ葉エキス


イチョウ葉エキス製剤による認知症の症状改善作用


イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ


イチョウ葉エキスの有効性と安全性


イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用


イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー


PS(ホスファチジルセリン)サプリメント


PS(ホスファチジルセリン)による認知機能改善作用


エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイル


エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析



・ビタミンB群

ビタミンB群投与による脳萎縮(灰白質萎縮)抑制効果と認知機能低下抑制効果


脳萎縮進行抑制効果を示した臨床研究


オメガ3系必須脂肪酸とαリポ酸によるアルツハイマー病の進行抑制効果



一般に、認知機能への効果を期待する場合には、ビタミンB群、オメガ3系脂肪酸(EPADHA)、イチョウ葉エキスといったサプリメントを比較的長期間(数ヵ月以上)に利用することが必要と考えられます。

また、ウコン・クルクミンによる認知症改善作用も報告されています。

DHCでは、複合サプリメントも製品化しています。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:55 | この記事のURL
豪州の2型糖尿病患者が利用するサプリメント [2019年07月23日(火)]
今月の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、オーストラリアのグループ(University of Western Australia)から報告されていました。
(Intern Med J. 2019 Jul 17)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

オーストラリアの都市部において、

地域居住の2型糖尿病患者での補完代替医療(CAM)の利用状況が調べられました。


具体的には、

Fremantle Diabetes Study Phase II (FDS2)という研究の一環として、

2008年から2011年の間に行われたコホート研究から、

2型糖尿病患者1543名(平均65.7歳、男性51.8%、糖尿病罹病期間9.0年)を対象に、

質問票を用いて、

補完代替医療の利用状況が調べられました。


解析の結果、

672名(43.6%)が何らかの補完代替医療(CAM)を利用していました。

CAM利用者のうち、

92%がサプリメントを利用していました。

サプリメントの内訳は、
オメガ3系脂肪酸/魚油サプリメント(CAM利用者の24%)、

カルシウム(11%),

グルコサミン(10%)

その他(10%未満)

などでした。


CAM利用と正相関していたのは、

高齢者、女性、運動器の障害でした。

一方、利用率と負の相関を示したのは、

南欧出身者、先住民、英語を話さない、喫煙歴を有する、経口血糖降下薬服用中、HbA1cが高値、

といった因子でした。

CAMに対する年間支出額は、
一人当たりA$79±208 (range A$0-2,993)でした。
(総計A$121,640)


以上のデータから、

オーストラリアの都市部居住の2型糖尿病患者では、半数近くがサプリメントを利用していることが示唆されます。

なお、内訳は、糖尿病に対するサプリメントというよりは、
全般的な健康増進や生活習慣病予防であると考えられます。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



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エリートスポーツ選手のサプリメント利用状況@スペイン [2019年07月22日(月)]
今月のスポーツ栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、スペインのエリートスポーツ選手におけるサプリメントの利用状況を調べた疫学研究が報告されていました。
(J Int Soc Sports Nutr. 2019 Jul 18;16(1):30.)



機能性食品成分が含まれるサプリメントは、運動能の向上を目的として、スポーツ選手/アスリートの間で広く利用されています。

今回の研究では、

スペインでのエリートスポーツ選手におけるサプリメント利用状況が調べられました。


具体的には、

個人あるいは団体競技のハイパフォーマンスアスリート527名(男性346名、女性181名)を対象に、


サプリメントの利用や購買に関する調査が行われ、

IOCコンセンサスに基づいてカテゴリー分類がされました。


解析の結果、


337名(64%)のアスリートが何らかのサプリメントを利用していました。

(中央値は3種類、1種類から12種類の範囲。)


年齢、性別、スポーツの種類、競争レベル、プロフェッショナルといった因子が、サプリメント利用に有意な影響を与えていました。
(all p&#8201;<&#8201;0.05)


最もよく利用されていたサプリメントは、

タンパク質
(41%; n&#8201;=&#8201;137),

アミノ酸/BCAAベースのサプリメント
(37%; n&#8201;=&#8201;124)

でした。


また、
18%は、グルタミン、HMB、L-カルニチンといったサプリメントを利用していました。


入手先について、

45%(152名)のアスリートは店舗で購入、

24%(81名)は、スポンサーから得ていました。


さらに、

42%(141名)は、

サプリメントを自ら選んでおり、
専門家への相談は行っていませんでした。


その他、

81%(273名)のアスリートは、

サプリメントの安全性や品質をチェックするためのプラットフォームを知りませんでした。


なお、
サプリメントを利用していなかった36%(190名)のうち、

72%(137名)は、サプリメントが必要ないと考えていました。


以上のデータから、

エリートアスリートの過半数が、タンパク質やアミノ酸を中心としたサプリメントを利用していることが示唆されます。




アスリートが利用しているタンパク質やアミノ酸は、

健康寿命延伸のために、身体的フレイル/サルコペニアの対策としても利用することができます。





高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


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美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを











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コーヒーの摂取による大腸腺腫リスク低下作用:メタ解析 [2019年07月21日(日)]
今日は、参議院議員選挙の投票日でした。

皆様は、投票に行かれたでしょうか。(私はもちろん行きました。)


選挙では、投票率の低さが問題になりますが、

投票率を高くする方法として、豪州のように、投票を「権利」ではなくて、「義務」にすることも考えられます。

(豪州では、義務のため、投票率は90%以上です。)

ただし、投票率が上がることで、

有権者(有義務者?)が、候補者の公約やその実現可能性(例えば財源はどうするかなど)を検証せずに、単にタレント候補に投票する、といったことになると、
結果的に、混乱が生じるリスクもありますが。



さて、今日の私的なお勉強日記です。

今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と、大腸腺腫リスクとの関連を検証したメタ解析が報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2019 Jul 15.)



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。



今回のメタ解析では、

コーヒーの摂取と、

大腸腺腫リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Pubmed, Medline, Embase)

2018年9月1日までに収載された、
コホート研究あるいは症例対照研究から、関連論文が検索され、

8報(6報の症例対照研究、2報のコホート研究)の7,090名のデータが対象となりました。


解析の結果、

コーヒーの摂取が、最小群に比べて、

最大群では、

大腸腺腫リスクが30%低下していました。
(OR=&#8201;0.70, 95%CI&#8201;=&#8201;0.55-0.90)


また、

大腸腺腫の発生部位に関するサブ解析でも、同様の相関が認められました。


用量依存性に関する解析では、

1日あたり150mlのコーヒー(1杯)の摂取が、

9%のリスク低下との相関が見出されました。
(0.91, 95% CI&#8201;=&#8201;0.87-0.95).


以上、今回のメタ解析データから、

コーヒーの摂取による大腸腺腫リスク低減作用が示唆されます。





次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と死亡率の関係@日系アメリカ人


コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制




コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下



日本でも、次の研究があります。


3杯のコーヒーで脳腫瘍が半減する@日本人

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。




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ローヤルゼリーによる脂質代謝改善・抗炎症作用@肥満者 [2019年07月20日(土)]
補完代替医療研究の専門ジャーナルに、ローヤルゼリーによる脂質代謝および炎症関連指標への作用を検証した臨床研究が、スロベニアのグループ(University of Primorska)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2019 Jun 13)



ローヤルゼリーは、抗酸化作用や抗炎症作用を有しており、先行研究では生活習慣病の改善作用が示されています。


例えば、次の研究が知られています。

ローヤルゼリーによる糖代謝改善作用


ローヤルゼリーによる脂質代謝改善作用


2型糖尿病におけるローヤルゼリーの働き


さて、

今回の研究では、

ローヤルゼリーによる肥満者での脂質代謝等への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

肥満者を対象に、


・ローヤルゼリー投与群:30名、

・偽薬投与群:30名

の2群について、

8週間の介入が行われ、

体組成、内分泌代謝関連指標が、

投与開始時、4週間、8週間、および介入後の2週間の時点で測定されました。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

ローヤルゼリー投与群では、

総コレステロール値の有意な低下、
(6.7%; p=0.041)

炎症マーカーCRPの有意な低下、
(19%; p=0.027)
が見出されました。

また、

アディポネクチンの有意な上昇、
(34%; p=0.011)

内在性の抗酸化物質であるビリルビン (35%; p=0.002) 、尿酸 (5%; p=0.018)の上昇、

総抗酸化能の上昇
(54%; p=0.005),

レプチンの上昇
(17%; p=0.025)

が認められました。


以上のデータから、

肥満者において、

ローヤルゼリー投与による脂質代謝改善、抗炎症作用、抗酸化作用が示唆されます。






DHCでは、


ローヤルゼリー





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高麗人参(朝鮮人参)による脂質代謝改善作用:メタ解析 [2019年07月19日(金)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に、高麗人参(朝鮮人参)による脂質代謝改善作用を示したメタ解析が、スペインのグループ(University of Lleida)から報告されていました。
(J Ethnopharmacol. 2019 Jul 14:112090.)



高麗人参(朝鮮人参)は、ウコギ科ニンジン属の生薬であり、中国伝統医学の処方や和漢薬として利用されてきました。
『日本薬局方』には、効能として虚弱体質の改善や肉体疲労の回復、病中病後の体力回復があげられています。

基礎研究では、抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗ストレス作用、抗糖尿病作用、抗がん作用、循環改善作用などが示されてきました。

予備的な臨床研究では、認知機能の改善、心血管疾患の予防および改善、狭心症治療、脂質異常症改善、血糖コントロール改善、がん患者のQOL改善、勃起障害改善、運動耐用能改善などが示唆されています。


例えば、

2型糖尿病に対する朝鮮人参の有用性:メタ解析

という研究があります。


さて、今回のメタ解析では、

高麗人参(Panax ginseng)による脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、関連論文が検索され、

18報がメタ解析の対象となりました。

内訳は、
10報が、メタボリック症候群の項目の1つ以上満たす被験者、

3報が閉経後の女性、

2報が健常者、

3報はそれ以外の対象でした。


用量は、
0.2-20g/日
(中央値は3g/日, 95% CI 1.7, 5.8)

投与期間は、2週間から12週間、
(中央値は8週間、95% CI 6, 9)

でした。


有効成分としてのジンセノサイドは、
Rb1 とRg1が示されています。

(含有量; Rb1 0.023-6.44&#8239;mg/g、Rg1 0.028-3.21&#8239;mg/g)


解析の結果、

7報において、血液検査指標の有意な変化が見出されており、

5報では、
総コレステロール値の有意な減少、

4報では、
LDLコレステロール値の有意な減少、

2報では、
中性脂肪値の有意な減少が見出されました。



メタボリック症候群の綱目を満たす被験者での10報を対象にしたメタ解析の結果、

偽薬群に比べて、

高麗人参(朝鮮人参)投与群では、

総コレステロール値が
2.30 mg/dL (95% CI -3.79,-0.80)低下、

LDLコレステロール値が
1.47 mg/dL (95% CI -1.90,-1.05)低下、

していました。

なお、
HDLコレステロールと中性脂肪値では、

有意な変化は検出されませんでした。



以上、今回のメタ解析では、

高麗人参(朝鮮人参)によるメタボリック症候群での脂質代謝改善作用が示唆されます。



一般に、
高麗人参・朝鮮人参は、生体のホメオスターシスを保つ方向に作用することで、体質によっては、内分泌代謝改善作用が数値として認められると考えられます。




DHCでは、下記の製品を取り扱っています。



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イチョウ葉エキスが耳鳴りを改善する [2019年07月18日(木)]
耳鼻科の専門ジャーナル(電子版)に、耳鳴りに対するイチョウ葉エキスの有効性を示した臨床研究が、ブラジルのグループ(Anhanguera University of Sao Paulo)から報告されていました。
(Braz J Otorhinolaryngol. 2019 Jun 18.)



イチョウ葉エキスは、抗酸化作用や血小板凝集抑制作用、循環改善作用を有し、認知症の予防や閉塞性硬化症の改善に用いられるハーブサプリメントです。


イチョウ葉エキスには、特有のフラボノイド系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用、血小板凝集作用などを介して、効果を発揮します。


また、先行研究では、
イチョウ葉エキスによる耳鳴り症状軽減作用も示されています。




今回の研究では、

補聴器を使った状態、あるいは補聴器なしの状態での、
耳鳴りに対するイチョウ葉エキス(EGb 761)の作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検試験として、

33名を対象に、

・グループ1
イチョウ葉エキス投与群

・グループ2
デジタル式補聴器使用群、

・グループ3
イチョウ葉エキス投与+デジタル式補聴器併用群

の3群について、

90日間が行われ、

耳鳴りの主観的評価法としてTHI(Tinnitus Handicap Inventory)とVASが利用されました。


解析の結果、

まず、
いずれの介入でも、
加入後に耳鳴りの有意な改善が認められました。


次に、
補聴器の併用の有無にかかわらず、

イチョウ葉エキス投与群では、

耳鳴りの大きさや重症度など自覚症状の有意な改善が認められました。


デジタル式補聴器は、耳鳴りの時間が短い患者でより有効であり、

イチョウ葉エキスは、耳鳴りの持続時間とは関係なく、有効でした。

以上のデータから、

耳鳴りに対するイチョウ葉エキスの有用性が示唆されます。





耳鳴りやめまい、難聴など耳鼻科領域の症状に対する機能性成分の研究では、次の報告があります。


イチョウ葉エキスが慢性耳鳴りを軽減する


イチョウ葉エキスによる難聴と耳鳴りの改善作用



蜂の子による耳鳴り改善効果





めまいに対してイチョウ葉エキスはメリスロンと同じ効果




還元型コエンザイムQ10による抗加齢作用のメカニズム




耳鳴りに対するサプリメント:調査研究






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緑茶テアニンがストレス関連症状と認知機能を改善する [2019年07月17日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、緑茶テアニンによるストレス関連症状の軽減と認知機能の改善作用を示した臨床研究が、国立精神・神経医療研究センターのグループから報告されていました。
(Curr Dev Nutr. 2019 Jun 13;3(Suppl 1))



緑茶には、カテキンと、テアニンが含まれています。

カテキンは、ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。

カテキンは、一番茶では約12〜14%、二番茶では約14〜15%と増加します。

玉露のように光が当たらないよう被覆栽培されるものは、カテキンの生成が抑えられ、煎茶よりも少なくなります(その代わり、玉露にはテアニンが多く含まれます)。


テアニンはアミノ酸の1種で、うまみを感じる成分です。
また、ストレス軽減作用があるアミノ酸です。

テアニンは、茶樹の根で作られ、葉に移っていきます。
また、テアニンは光が当たると分解してエチルアミンをつくり、エチルアミンがカテキンに変化します。

光が当たらないとテアニンは分解されないので、玉露のように、被覆栽培するとテアニンの含有量が高く、カテキンの生成が抑えられたお茶となります

テアニン
リラックスの素 30日分
緑茶成分テアニン配合! 飲んでスッとでリラックス




テアニンによるストレス軽減効果



さて、今回の研究では、

L-テアニンによるストレス関連症状および認知機能への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化偽薬対照二重盲検クロスオーバー試験として、

(精神疾患を有していない)健常者30名(男性9名、女性21名、平均年齢48.3 ± 11.9歳)を対象に、

L−テアニン(200mg/日)あるいは偽薬が4週間投与され、
(wash outは2週間)

ストレス関連症状と認知機能が測定されました。


ストレス関連症状は、
Self-rating Depression Scale (SDS),
State-Trait Anxiety Inventory (STAI),
Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI).

認知機能は、
Cognitive functions were assessed with Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia (BACS)
により調べられています。


解析の結果、

L-テアニンの4週間投与によって、

SDS, STAI-trait, PSQI のスコアはいずれも有意に低下(改善)しました。

一方、偽薬群では、

有意な変化は見出されませんでした。


また、
認知機能検査(BACS)では、

L-テアニン投与後に、

言語流暢性および遂行機能スコアの有意な上昇が見出されました。
(p = 0.001 and 0.031)
(偽薬群では有意差ナシ)

睡眠潜時、睡眠障害、睡眠薬服用といったPSQIのサブスコアの変化は、

偽薬群よりも、L-テアニンのほうで改善が見出されました。


なお、

L-テアニンの摂取による有害事象は認められませんでした。


以上のデータから、

1日あたり200mgの緑茶テアニンにより、

睡眠障害やうつなどのストレス関連症状の軽減作用、認知機能の改善作用が示唆されます。





テアニン
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緑茶成分テアニン配合! 飲んでスッとでリラックス




テアニンによるストレス軽減効果



緑茶テアニンによるうつ病の症状改善作用





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神経膠腫(グリオーマ)リスクとお茶・コーヒーの摂取 [2019年07月16日(火)]
今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、お茶およびコーヒーの摂取と、神経膠腫(グリオーマ)リスクとの関連を検証した疫学研究が、米国のグループ(Brigham and Women's Hospital and Harvard Medical School)から報告されていました。
(Int J Cancer. 2019 Jul 15.)


これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。


緑茶には、カテキンと、テアニンが含まれています。

カテキンは、ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。

カテキンは、一番茶では約12〜14%、二番茶では約14〜15%と増加します。

玉露のように光が当たらないよう被覆栽培されるものは、カテキンの生成が抑えられ、煎茶よりも少なくなります(その代わり、玉露にはテアニンが多く含まれます)。

緑茶カテキンの抗がん作用も知られています。

これまでの観察研究では、

緑茶やコーヒーの摂取によるがんリスク低減作用が示されています。

ただし、神経膠腫(グリオーマ)への作用は明確ではありません。
(神経膠腫(しんけいこうしゅ)は、悪性の脳腫瘍の1つです。グリオーマとも呼びます。
神経膠腫は、神経膠細胞から発生します。)

そこで、今回の研究では、

お茶、コーヒー、カフェインの摂取と、

神経膠腫(グリオーマ)リスクとの関連が検証されました。


具体的には、
ナースヘルス研究(Nurses' Health Study (NHS))の女性、
ナースヘルス研究U(Nurses' Health Study II (NHSII))の女性、
および、Health Professionals Follow-up Study (HPFS)の男性を対象に、

質問票による食事調査及び、診療記録からのグリオーマの診断が調べられました。


554例のグリオーマが見出されました。
(256例 in NHS, 87例 in NHSII, 211例 in HPFS)


解析の結果、

茶飲料の摂取について、

1週間あたり1杯未満の摂取群に比べて、

茶飲料の高摂取群は、

グリオーマリスク低減傾向が見出されました。

1日2杯以上では27%のリスク低減傾向
(HR = 0.73, 95%CI: 0.49-1.10 for >2 cups/day, p-trend = 0.05),

次に、
性別の解析では、有意差は見出されませんでした。
(女性;HR = 0.74, 95% CI 0.47-1.18 for >2 cups/day, p-trend = 0.11)
(男性;HR = 0.70, 95%CI 0.30-1.60 for >2 cups/day, p-trend = 0.30)


なお、

コーヒーの摂取と、グリオーマリスクとの間には有意な相関は見出されませんでした。


以上、3つの大規模な前向きコホート研究の結果から、

緑茶の摂取によるグリオーマリスク低減作用が示唆されます。




緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下


緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者


緑茶による高齢者での認知機能改善効果


緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用


緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用


緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用


緑茶エキスにより大腸腺腫リスクが58%低下する


DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


緑茶カテキン
お茶のパワーでトラブルに負けない身体に



ポリフェノール
4種類のポリフェノールを手軽に補給




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
食物繊維の摂取が多いとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクが低い [2019年07月15日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、食物繊維の摂取と、COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクとの関連を調べた疫学研究が、ポーランドとスウェーデンのグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Jul 6)



これまでの研究により、食物繊維の摂取による健康増進作用、脂質異常症(高脂血症〉の改善、降圧作用、インスリン感受性の改善などを介する疾病予防効果が見出されています


最近では、下記のような研究も知られています。



食物繊維1グラム摂取による医療費の削減効果



今回のコホート研究では、

長期間の食物繊維の摂取と、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

スウェーデンでの前向き研究として、

35,339名の女性を対象に、

1987年と1997年の間の食物繊維の摂取が質問票により調べられ、

2002年から2014年の間に、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者1,557名が見出されました。
(Swedish National Patient Registerの記録)


解析の結果、

長期間の高用量の食物繊維の摂取(26.5g/日以上)の群は、

摂取量が少ない(17.6 g未満)の群に比べて、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクが30%低いという相関が見出されました。
(30%, 95% CI 17-41%)


次に、

食物繊維の摂取源別では、

穀類由来の食物繊維の摂取が多い群(16.3g以上)は、

少ない群(9.4 g未満)に比べて、

33%のCOPDリスク低減、
(HR 0.67, 95% CI 0.55-0.81)


果物由来の食物繊維の摂取が多い(&#8201;7.6g)群は、

少ない群(2.6 g)に比べて、

COPDリスクが35%低減していました。
(HR 0.65, 95% CI 0.5-0.81),

なお、野菜由来の食物繊維では、

摂取量での差は見出されませんでした。
(&#8805;&#8201;5.4 vs. <&#8201;2.2 g/day; HR 1.03, 95% CI 0.81-1.28)


現在の喫煙者および喫煙歴を有するもので、食物繊維の摂取量が少ない群(<&#8201;17.6 g/day)は

非喫煙者で、食物繊維の高摂取群(&#8805;&#8201;26.5 g/day)に比べて、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクがそれぞれ、33倍(95% CI 23.6-46.6)、および、10倍(95% CI 7.0-16.3)に上昇していました。


以上のデータから、

喫煙者および喫煙歴を有する場合に、

食物繊維の摂取が多いと、COPDリスクが低下するという相関が示唆されます。


先行研究では、次の報告があります。

ビタミンDがCOPDの増悪を抑制する:メタ解析





厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。


DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


食物繊維
植物由来の食物繊維を1日目安量あたり5,200mg配合




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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減塩・オメガ3系脂肪酸・葉酸が心臓病を防ぐ:アンブレラレビュー [2019年07月14日(日)]
今月の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、心血管疾患に対する各栄養素の影響を検証したアンブレラレビューが、米国のグループ(Johns Hopkins School of Medicine)から報告されていました。
(Ann Intern Med. 2019 Jul 9.)


今回の研究では、

栄養サプリメントおよび栄養素の摂取と、
心血管疾患の死亡率及びアウトカムとの関連が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, CINAHL,the Cochrane Library)

2019年3月10日までの収載論文が対象となり検索され、


系統的レビュー9報、

新規のRCT4報がアンブレラレビューの対象となりました。

対象は、

277の試験、
24の介入、

992,129名のデータから、

105のメタ解析が実施されました。


解析の結果、

次のような相関が見出されました。

・まず、
減塩により、全死亡率が、

・正常血圧の被験者において、10%有意に減少
(RR, 0.90 [95% CI, 0.85 to 0.95])

・高血圧の被験者では、33%有意に減少しました。
(RR, 0.67 [CI, 0.46 to 0.99])


次に、

オメガ3系必須脂肪酸の摂取は、

心筋梗塞リスクを8%低下、
(RR, 0.92 [CI, 0.85 to 0.99])

冠動脈疾患リスクを7%低下、
(RR, 0.93 [CI, 0.89 to 0.98])

という相関が見出されました。


さらに、

葉酸は、脳卒中リスクを20%減少しました。
(RR, 0.80 [CI, 0.67 to 0.96])


一方、カルシウム+ビタミンDは、脳卒中リスクを上げるという相関も見出されています。
(RR, 1.17 [CI, 1.05 to 1.30])


その他の栄養サプリメント(ビタミンB6、ビタミンA、マルチビタミン、抗酸化物質、鉄、あるいは低脂肪食などの食事介入)は、全死亡率あるいは心血管疾患アウトカムに有意な影響を与えませんでした。


以上のデータから、

減塩、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、葉酸サプリメントは、

全死亡率の低下、あるいは心血管疾患の低下作用が示唆されます。


カルシウムについては、マグネシウムとのバランスが重要であり、
カルシウムだけだと効果が得られず、
カルシウム+マグネシウムサプリメントの摂取が重要です。

(マグネシウムが異所性石灰化を抑制します。)




葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


血中ホモシステインが高いと、認知症の発症が4倍になる


ホモシステイン高値はアルツハイマー病の原因である:メンデルランダム化メタ解析



葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 




葉酸サプリメントによる認知機能改善効果 




葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





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posted at 23:52 | この記事のURL
さかいふるさと祭り第34回 利根川大花火大会@茨城県境町 [2019年07月13日(土)]
今日は、茨城県境町でのさかいふるさと祭りの一環として、

第34回 利根川大花火大会、

が行われました。

まちと提携しているハワイ州ホノルル市やフィリピンの自治体などのも含めて、国内外の関係者もあつまり、盛大に開催されました。


<令和元年記念>第34回 利根川大花火大会


DHCも協賛させていただきました。





境町とDHCは、包括連携協定を締結し、さまざまな健康づくり事業を進めています。

posted at 23:54 | この記事のURL
高齢者や肥満などハイリスク群でビタミンCが心血管の健康に好影響:メタ解析 [2019年07月12日(金)]
栄養学の専門ジャーナルに、ビタミンCサプリメントによる心血管疾患への影響を検証した系統的レビュー/メタ解析が、英国のグループ(Newcastle University)から報告されていました。
(Nutr Res. 2019 Jan;61:1-12.)


ビタミンCは、抗酸化作用を有する水溶性ビタミンであり、がんも含めた生活習慣病のリスク低下、免疫調節作用を介した風邪の症状軽減などの作用が示されています。


ビタミンC
ビタミンC(ハードカプセル) 30日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】
失いやすいビタミンCを1日1000mg補える栄養機能食品
\250(税込\270)


例えば、先行研究では、次の報告があります。

ビタミンCサプリメントを追加すると風邪が早く治る:メタ解析


ビタミンCが小児の風邪(上気道炎)の罹病期間を短くする:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


血中ルテイン・ビタミンC値と長寿の関係


腹膜透析患者におけるビタミンCとEの抗酸化作用




長期入院患者はビタミンC不足@豪州




また、

先行するコホート研究では、

ビタミンCの摂取が、心血管リスク因子低下と相関することが示されていまsぐあ、

ランダム化比較試験によるビタミンCサプリメントの投与試験では、心血管疾患アウトカムへの作用は明確ではありません。

そこで、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ビタミンCサプリメントの摂取と、心血管疾患のリスクへの作用が検証されました。


具体的には、アンブレラレビューとして、

主要医学データベースを用いて、

2018年2月までの収載論文が検索され、
(Medline, Embase, Scopus, and The Cochrane Library databases)

ビタミンCサプリメントの摂取と、心血管機能関連指標(動脈硬化/動脈スティフネス、血圧、血管内皮機能、血糖コントロール、脂質代謝指標など)との関連を調べた論文が抽出されました。

10報の系統的レビュー/メタ解析の6,409名分のデータが、今回のアンブレラレビューの対象となりました。


うち、
3報の系統的レビューは血管内皮機能への作用を検証しており、
2報でビタミンCサプリメントによる有意な改善を見出しています。

また、1報の系統的レビューでは、
血圧、血糖値、LDLコレステロール値、中性脂肪値に対するビタミンCサプリメントによる好影響を検出しています。


なお、ビタミンCは、動脈硬化、インスリン値、総コレステロール、HDLコレステロールには有意な影響は示しませんでしたが、

サブ解析では、

高いBMIの群、

血糖値が高い群、

LDLコレステロールが高い群、

血中ビタミンCが低い群ではより好影響が示唆されています。


以上、今回のアンブレラレビューから、

ビタミンCサプリメントによる心血管リスク因子への好影響が示唆されます。

この有用性は、特に、高齢者、肥満者、あるいはビタミンCが低値の群において、より顕著でした。





DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。

また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))






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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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