サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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歯周病を有する2型糖尿病でのレスベラトロールの有用性 [2019年08月25日(日)]
今月の糖尿病研究の専門ジャーナルに、歯周病を有する2型糖尿病患者において、レスベラトロールの作用を検証した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(Diabetes Metab Syndr. 2019 Jul - Aug;13(4):2769-2774.)


歯周病とは、口の中の細菌の感染によって慢性炎症が生じ、
歯肉が腫れたり、出血したりといった症状を呈します。

最終的には歯が抜けてしまうこともあり、日本人の成人でも罹患率が高い感染症です。

最近の研究によって、
歯周病は、単に歯や歯肉の疾患ではなく、

全身に影響を及ぼすことが分かっています。

特に、
歯周病と関連する生活習慣病として、糖尿病があります。

糖尿病患者において、
歯周病の治療をすることで、血糖コントロールが改善した、という報告も知られています。

その他に、
歯周病菌が血管内に侵入することで、心臓病や脳梗塞といった心血管疾患のリスクを高めるとも考えられています。

さて、今回の研究では、

歯周病を有する2型糖尿病患者を対象に、

レスベラトロールサプリメントの投与による炎症や酸化障害、歯周病関連指標への作用が検証されました。

具体的には、

ランダム化比較試験として、

歯周病を有する2型糖尿病患者43名を対象に、

・レスベラトロールサプリメント投与群

・対照群

の2群について、

4週間の投与が行われ、

介入の前後で、
炎症関連マーカー(IL-6, TNFα)、酸化関連マーカー(TAC)、歯周病の指標(CAL)が測定されました。

解析の結果、

レスベラトロールサプリメント投与群では、

介入後に、IL6の有意な低下が見出されました。
(P = 0.039, 2.19 ± 1.09 and 1.58 ± 1.06)

その他の指標では有意な変化は検出されませんでした。


以上のデータから、

歯周病を有する2型糖尿病患者において、

レスベラトロールサプリメント投与による抗炎症作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。



歯周病の対策としては、

まず、セルフケアとして、正しい歯磨きが大切です。

その他に、
歯科医でのプラークコントロール、かかりつけ医での生活習慣病の改善も必要です。


DHCでは、
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乏精子症に対するコエンザイムQ10の有用性 [2019年08月24日(土)]
今月の生殖医学の専門ジャーナルに、特発性乏無力奇形精子症(oligoasthenoteratozoospermia)に対するコエンザイムQ10サプリメントの有用性を示した臨床研究が、イラクのグループ(University of Sumer)から報告されていました。
(Clin Exp Reprod Med. 2019 Aug 14.)



コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。



男性の精子数は、環境要因(環境汚染物質や内分泌かく乱物質)による影響を受けることがわかっています。

また、
テストステロンの低下は、抗酸化能の低下との相関も知られています。

先行研究では、抗酸化ビタミンと還元型コエンザイムQ10(ユビキノール)の併用による有用性が示唆されています。


コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用


さて、今回の研究では、
特発性乏無力奇形精子症(idiopathic oligoasthenoteratozoospermia, OAT)に対するコエンザイムQ10サプリメントの作用が検証されました。



具体的には、

特発性OAT患者を対象に、

・1日あたり200mgのコエンザイムQ10投与群:35名、

・1日あたり400mgのコエンザイムQ10投与群:30名

の2群について、3ヶ月間の介入が行われ、

酸化関連指標(総参加能TAC、カタラーゼ、SOD活性)や精子関連機能が調べられました。


解析の結果、

コエンザイムQ10投与の両群とも

介入前に比べて、

介入後に、

精子数の有意な増加、
(8.22 ± 6.88 to 12.53 ± 8.11 million/mL, p= 0.019; 7.58 ± 5.41 to 12.33 ± 6.1 million/mL, p= 0.002, respectively),

精子運動能の有意な改善、
(16.54% ±9.26% to 22.58% ±10.15%, p=0.011; 14.22% ±12.85% to 26.1% ±14.52%, p= 0.001, respectively)
(total motility; (25.68% ± 6.41% to 29.96% ± 8.09%, p= 0.016; 23.46% ± 12.59% to 34.82% ± 14.17%, p= 0.001, respectively)

が認められました。

また、

コエンザイムQ10投与により、

TACの有意な亢進、
(p= 0.009, p= 0.001, respectively),

SOD活性の有意な亢進、
(p= 0.004, p= 0.001, respectively),

CAT活性の有意な亢進、
(p= 0.039, p= 0.024, respectively)


が認められ、
抗酸化作用が見出されました。

さらに、
抗酸化能の改善は、精液関連指標との相関が認められました。
(r = 0.36-0.76)


なお、コエンザイムQ10の用量では、

200mgよりも400mgのほうが、より顕著な指標の改善が認められています。


以上のデータから、

乏精子症に対するコエンザイムQ10の有用性が示唆されます。



男性側に原因のある不妊症の場合、精子の量や質、機能を改善するための機能性食品成分が、不妊治療において補完的に用いられています。


例えば、次のような研究があります。

男性不妊症に対する機能性食品素材としては、コエンザイムQ10の効果が報告されています。

コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用

コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用

還元型コエンザイムQ10による乏精子症(精子無力症)改善効果

コエンザイムQ10+ビタミンEによる精子機能の改善と妊娠率向上



DHCでは、妊活サプリメントとして利用できる機能性食品成分を製品化しています。

女性向け

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マカ


レスベラトロール



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神経膠腫(グリオーマ)患者での補完代替医療の利用状況@スイス [2019年08月23日(金)]
神経腫瘍学の専門ジャーナルに、スイスにおける神経膠腫(グリオーマ)患者での補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、チューリッヒ大学のグループから報告されていました。
(Neurooncol Pract. 2019 May;6(3):237-244.)



神経膠腫(しんけいこうしゅ)は、悪性の脳腫瘍の1つです。
グリオーマ(glioma)とも呼びます。
神経膠腫は、神経膠細胞から発生します。


グリオーマは、予後が良好とはいいがたいことから、患者の一定数が、標準治療の補完や、症状の軽減などの目的で何らかのCAMを利用していることが考えられます。

そこで、
今回の研究では、

横断研究として、

スイスの神経腫瘍専門センター3か所において、

WHOグレードU〜Wのグリオーマ患者を対象に、CAMの利用状況が調べられました。

(なお、脳腫瘍には、他のがんのようなTNM分類やステージ分類がなく、
悪性度(グレード)として1から4までの数字を用いて分類されます。

グレード1の腫瘍は、手術で全摘出できれば再発のおそれがほとんどない腫瘍です。
グレード1の神経膠腫には、小児の小脳や視神経に発生することが多い毛様細胞性星細胞腫があります。
神経膠腫の中で多いのは、びまん性星細胞腫や乏突起膠腫で、グレード2〜4に分類されます。)


調査に対して、208名の患者が回答しました。

解析の結果、

回答者のうち、約半数が、何らかのCAMを利用していました。(現在あるいは過去において)


CAM利用と相関していたのは、

若年の年齢でした。

グレードUのグリオーマ患者では、
CAM利用が少ない傾向でした。


CAM利用の主な理由は

疾病の治療に対する有用性の貢献でした。

また、
CAM利用は、多くの場合、

医療従事者に相談はされていませんでした。

CAM利用をあきらめる理由の重要な因子として、

費用があげられました。


以上のデータから、

スイスの神経腫瘍専門医療センターを受診するグリオーマ患者では、

半数以上がCAMを利用しているものの、

医療従事者による相談対応が十分ではないことが、示唆されます。


今後、補完療法としての有用性を得るために適切な環境の整備が必要と考えられます。




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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母親の葉酸摂取が低出生体重児リスクを減らす [2019年08月22日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、母親の葉酸(食事及びサプリメント)の摂取により、低出生体重児の減少を示した疫学研究が、中国のグループから報告されていました。
(Br J Nutr. 2019 Aug 5:1-9.)


現在、日本では、低出生体重児の出生率の上昇が続いており、10%近くが該当します。

OECD加盟国の中では最も高率です。

理由としては、

母体の低栄養、痩せ過ぎ女性の問題、

不妊治療が増えて多胎児が増加し妊娠期間の継続が困難となり早産が増加、

妊娠分娩管理の改善や周産期医療体制の整備が進んだことで、22週以降の超低出生体重児が積極的に入院管理されるようになったことなど

があげられます。


(なお、超低出生体重児の場合、重度の発育遅滞が20%と高率であり、問題となります。)


葉酸は、核酸合成に必須であり、かつ、エピジェネティックな変化においてメチル基の供与体となることから、葉酸不足は、子宮内発育遅延、低出生体重児の原因となります。


今回の研究では、

母親の葉酸(食事あるいはサプリメントからの)摂取と、

SGA(子宮内発育遅延)との関連が検証されました。

(SGA は「small-for-gestational age」の略で,在胎期間別の標準身長/体重に比べて、小さく出生する児をさします。)


具体的には、

横断研究として、

中国北部における7307名の産後女性(12ヵ月以内)を対象に、

食事からの葉酸、

サプリメントからの葉酸、

葉酸の総摂取量が調べられ、

SGAリスクとの関連が調べられました。


解析の結果、

妊娠初期に葉酸サプリメントを摂取している群では、

SGAリスクが有意に低下していました。
(≤60 d v. non-use: OR 0·80; 95 % CI 0·66, 0·96; >60 d v. non-use: OR 0·78; 95 % CI 0·65, 0·94; Ptrend = 0·010; per 10-d increase: OR 0·97; 95 % CI 0·95, 0·99)


また、妊娠期間を通じて、

葉酸の摂取が多い群では、

SGAリスクが23%〜19%有意に低下していました。
(三分位で最高群と最低群の比較: OR 0·77; 95 % CI 0·64, 0·94; Ptrend = 0·010; per one-unit increase in the log-transformed value: OR 0·81; 95 % CI 0·69, 0·95)



以上のデータから、

妊娠初期における葉酸サプリメントの摂取による子宮内発育遅延(SGA)リスク低減作用、

妊娠期を通じた葉酸の摂取によるSGAリスク低下作用が示唆されます。




妊娠初期の葉酸不足は、胎児の先天奇形を生じることから、

妊娠を考える女性では、葉酸サプリメントの摂取が必須です。

また、葉酸不足や高ホモシステイン血症は、先天奇形だけではなく、不育症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、常位胎盤早期剥離、早産のリスクを高めることもわかっています。


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます



DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)




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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート





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母親の葉酸サプリメント摂取が小児のがんを減らす:メタ解析 [2019年08月21日(水)]
予防医学の専門ジャーナルに、母親の葉酸サプリメント摂取と、小児のがんリスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が、マレーシアのグループ(University Kebangsaan Malaysia Medical Centre)から報告されていました。
(J Prev Med Public Health. 2019 Jul;52(4):205-213.)


葉酸は、ビタミンBの一つです。

葉酸は、核酸合成に必須であり、かつ、エピジェネティックな変化においてメチル基の供与体となることから、葉酸不足は、先天奇形の原因となります。

また、血中の悪玉アミノ酸であるホモシステイン値を下げることで、動脈硬化や認知症を予防します。

葉酸の摂取不足や高ホモシステイン血症が、小児から高齢者まで多くの疾患に関与することから、
日本や中国以外の世界80ヵ国以上で穀類への強制添加が行われており、予防策が進められています。

先天奇形や認知症の予防のためには、食事から毎日確実に摂るのは不可能であり、合成葉酸サプリメントを利用することになります。

日本の場合には、食育原理主義の弊害が大きく、「まずは食事から」といったことを言い続けているために、新生児の先天奇形も増えており、シニア層の認知症も増えています。



さて、今回の研究では、

母親の葉酸サプリメント摂取と、小児がんリスクとの関連が検証されました。

具体的には、
主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
158の論文が見つかり、そのうち、17報がレビュー/メタ解析の対象となりました。


解析の結果、

17報のうち、11報が、

母親の葉酸サプリメント摂取による小児がん予防効果/リスク低減作用を見出していました。


具体的には、

母親の葉酸サプリメント摂取により、

小児急性リンパ性白血病(ALL)が25%リスク低減、
(OR, 0.75; 95% confidence interval [CI], 0.66 to 0.86)

という相関が見出されました。


また、

急性骨髄性白血病(AML)は30%のリスク低減傾向(有意差ナシ)でした。
(OR, 0.70; 95% CI, 0.46 to 1.06)

一方、
小児脳腫瘍のリスクには有意な変化は見出されませんでした。
(OR, 1.02; 95% CI, 0.88 to 1.19).


以上のデータから、

母親の葉酸サプリメント摂取による小児白血病(ALL)リスク低減作用が示唆されます。



これまでも、
葉酸の摂取によるがん予防/リスク低減作用が報告されています。


葉酸強化による小児がんの減少効果



葉酸サプリメント摂取と前立腺がんリスク低減@デンマーク 



葉酸の摂取が大腸がんリスクを19%減らす



葉酸サプリメントによるメラノーマ(悪性黒色腫)リスク低下作用



葉酸サプリメントは、神経管閉鎖障害(二分脊椎症や無脳症など)の予防に必須のサプリメントです。

(食事からだけでは予防のために十分にとれないので、サプリメントが必須なのですが、日本では、食育原理主義の誤った考えが根強く、葉酸サプリメントの活用が広がらず、結果的に、過去30年間、神経管閉鎖障害が増えています。)


葉酸は、核酸DNAの合成に必須であり、エピジェネティックな変化ではメチル基の供与体となります。


妊娠初期の葉酸不足は、胎児の先天奇形を生じることから、

妊娠を考える女性では、葉酸サプリメントの摂取が必須です。

また、葉酸不足や高ホモシステイン血症は、先天奇形だけではなく、不育症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、常位胎盤早期剥離、早産のリスクを高めることもわかっています。


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

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DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

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透析患者の疲労に対するアロマセラピーの働き [2019年08月20日(火)]
今月の補完療法の専門ジャーナルに、透析患者の疲労感に対するアロマセラピーの作用を検証した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2019 Aug;36:64-68.)

慢性維持透析患者では、さまざまな不定愁訴がみられます。

それらの症状に対して、補完代替医療の有用性が示唆されています。


今回の研究では、

透析患者にみられる疲労に対して、

ラベンダー精油とオレンジ精油を用いたアロマセラピーの有用性が検証されました。


具体的には、

維持透析患者90名を対象に、

・ラベンダー精油アロマテラピー実施群、
(5滴の吸収群)

・オレンジ精油アロマテラピー実施群、
(5滴の吸収群)

・対照群

の3群について、

疲労スケールが調べられました。


解析の結果、

ラベンダー精油あるいはオレンジ精油の吸収群では、

介入の前後の比較で、疲労スケールの有意な減少が認められました。

これに対して、

対照群では、有意な変化は認められませんでした。

また、

アロマテラピーの2群については、
介入後の疲労スコアでの有意差は認められませんでした。

以上のデータから、

慢性維持透析患者に認められる疲労に対して、

ラベンダー精油あるいはオレンジ精油の吸入による芳香療法としてのアロマテラピーの有用性が示唆されます。




アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。



最近の研究では、

アロマセラピーによる認知症改善作用



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、

日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。






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適度なアルコール摂取が大腿骨骨折リスクを減らす@米国女性 [2019年08月19日(月)]
臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、米国の大規模な疫学研究に基づいて、アルコールの摂取と大腿骨骨折との関連を検証した研究が報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2019 Jul 9.)


先行研究では、

アルコールの摂取と、大腿骨骨折との関連が示唆されてきました。


今回の研究では、

米国の男女を対象にした2つの大規模なコホート研究において、

アルコールの摂取と、大腿骨骨折との関連が検証されました。


具体的には、

Nurses' Health Studyの一環として、

1980年と2014年の間の間に、閉経後の女性75,180名を調査した研究と、

Health Professionals Follow-Up Studyの一環として、

1986年から2014年の間に、50歳以上の男性38,398名を対象に、


約4年ごとに食事調査が行われ、

大腿骨骨折との関連が調べられました。


解析の結果、


女性では2360名、

男性では709名

において、大腿骨骨折が見出されました。


女性では、

アルコール非飲酒者の群に比べて、

1日あたり5グラム未満の群では、11%のリスク低下、
(RR; 0.89, 95% CI: 0.80, 0.99)

5gから10グラムの摂取群では、
19%のリスク低下
(RR; 0.81, 95% CI: 0.70, 0.94)

10gのから20gの摂取群では、
17%のリスク低下
(RR; 0.83, 95% CI: 0.71, 0.96)

20g以上の摂取群では、
7%のリスク低下傾向
(RR: 0.93, 95% CI: 0.78, 1.10)

という相関が見出されました。


一方、男性では、

大腿骨骨折リスクは、
アルコール摂取との間に線形のリスク低減の相関が見出されました。
(P-trend = 0.002)

非飲酒者群に比べて、

10 g/d to <20 g/dの摂取群では、
0.77 (95% CI: 0.59, 1.01)

20 g/d to <30 g/d,
0.69 (0.49, 0.96),

30.0 g/d or more
0.67 (0.48, 0.95)
という相関でした。


女性において、

大腿骨骨折リスク低減と最も有意に相関していたアルコール飲料は、

赤ワインであり、

41%のリスク低下が見出されました。
(RR per serving = 0.59; 95% CI: 0.45, 0.79)

一方、男性では、
特定のアルコール飲料との相関は認められませんでした。


以上、米国での2つの大規模コホート研究から、

アルコール飲料の非摂取群に比べて、

適度のアルコールの摂取は、大腿骨骨折リスク低下との関連が示唆されます。


特に、女性では赤ワインの摂取と、大腿骨骨折リスク低下との相関が見出されました。


ビールで認知症を予防する!?


DHCビールは、各種のオリジナルビールを揃えています。







65歳以上の日本人女性が要介護となる原因の1位は認知症、2位は骨折・転倒です。

そのため、女性の健康寿命の延伸には、認知症と骨折・転倒対策が最も重要と考えられます。


転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



マグネシウムが女性の健康寿命を延長する


ビタミンDサプリメントによる健康寿命の延伸


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


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美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを







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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ベジタリアン食は肉食に比べて脂肪組織の炎症を抑える [2019年08月18日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、脂肪組織の炎症に対して、ベジタリアン食と非ベジタリアン食を比較した予備的な臨床研究が、メイヨー・クリニックのグループから報告されていました。
(Nutr J. 2019 Aug 12;18(1):45.__ 31405384)

メタボリック症候群・内臓脂肪症候群では、内臓脂肪からさまざまなサイトカインが産生され、「慢性炎症」を惹起します。

慢性炎症は、動脈硬化を促進し、さまざまな代謝性疾患、生活習慣病の発症に関与します。

したがって、メタボリック症候群や肥満対策のサプリメントとして、

減量という機能性よりも、慢性炎症を抑制することで、肥満に伴う生活習慣病のリスクを低減できると考えられます。

また、食事についても、単に摂取エネルギー量や三大栄養素のPFCバランスだけではなく、炎症を惹起する成分が多いか、あるいは、抗炎症作用を有する食品成分が多いかによって、より健康的な食事かどうかが決まってきます。



今回の研究では、

ベジタリアン食と、非ベジタリアン食との間で、利用される脂質の違いから、

肥満のベジタリアンのほうが、肥満の非ベジタリアンよりも、

脂肪組織での慢性炎症が少ないのでは、という仮説が検証されました。



具体的には、

肥満のベジタリアン8名(男性1名)と、

肥満の非ベジタリアン8名(男性1名)について、

食事調査、体組成の測定、皮下脂肪組織と筋肉の生検が行われ、

血漿および脂肪組織中の遊離脂肪酸、

筋セラミドプロフィール、

脂肪組織マクロファージなどが調べられました。

(肥満に伴って、マクロファージが脂肪組織に浸潤し、慢性炎症を生じることがわかっています。)


解析の結果、

まず、2群間について、

被験者の年齢
(38&#8201;±&#8201;8 vs. 39&#8201;±&#8201;8歳),

BMI
(32.2&#8201;±&#8201;2.6 vs. 33.3&#8201;±&#8201;1.9&#8201;kg/m2)

体脂肪率
(44&#8201;±&#8201;8 vs. 45&#8201;±&#8201;4)

について、有意差はありませんでした。

次に、

食事調査では、

ベジタリアンは、

非ベジタリアンに比べて、

飽和脂肪酸の摂取量が42%少なく
42% (P&#8201;=&#8201;0.02)

コレステロールの摂取量が50%少ない
(P&#8201;=&#8201;0.04)
ことがわかりました。


血中の遊離脂肪酸は、

ベジタリアンでは、パルミチン酸が有意に少なく
(24&#8201;±&#8201;3 vs. 29&#8201;±&#8201;4%, P&#8201;=&#8201;0.02)


また、

大腿の脂肪組織において、マクロファージ浸潤が、

ベジタリアンは、非ベジタリアンよりも有意に少ないことが見出されました。
(3.6&#8201;±&#8201;2.8 vs. 7.9&#8201;±&#8201;4.4 per 100 adipocytes, respectively; P&#8201;=&#8201;0.02)


その他、

非ベジタリアンは、腹部脂肪において、

炎症惹起サイトカインであるTNFmRNA発現が50%、有意に亢進していました。
(P&#8201;=&#8201;0.01)

なお、筋セラミドについては両群間で有意差はありませんでした。


以上のデータから、

同じ肥満者であっても、

ベジタリアン食のほうが、非ベジタリアン食よりも、炎症を抑制することが示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。


欧米のベジタリアンは、
亜麻仁油(フラックスシードオイル)など植物性オメガ3系脂肪酸であるαリノレン酸を摂ることから、炎症を抑える作用が期待できます。

非ベジタリアンでは、動物性食品の飽和脂肪酸が炎症を惹起する作用があります。


なお、ベジタリアン食では、魚類が含まれないため、

今回の研究では、

EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸の有用性が評価されていません。




慢性炎症は、がんや動脈硬化性疾患を引き起こす病態の一つです。
先行研究では、コエンザイムQ10による抗炎症作用が示唆されています。


コエンザイムQ10(CoQ10)による慢性炎症抑制効果:メタ解析



コエンザイムQ10の抗炎症作用:メタ解析




ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


先行研究では、次の報告があります。


クルクミンによるアディポネクチンとレプチンへの働き@メタボリック症候群


生活習慣病や内臓脂肪型肥満に伴う病態の本質は、「慢性炎症」です。

したがって、機能性食品成分による病気の予防のためには、抗炎症作用を有し、かつ、安全性が確立し、かつ、経済性(費用対効果)の高い製品の利用が進められます。


食品成分で、抗炎症作用を有し、かつ、多くの臨床研究において有用性が示されているのは、ビタミンD、コエンザイムQ10、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、ウコン、グルコサミンなどです。

コエンザイムQ10は、ベーシックサプリメントとして広く摂取が推奨できます。

もちろん私もDHCのコエンザイムQ10サプリメントを毎日、摂っています。





コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。




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オメガ3系脂肪酸+ビタミンEがメタボ患者での脂質代謝を改善:メタ解析 [2019年08月17日(土)]
今月の糖尿病研究の専門ジャーナルに、メタボリック症候群患者において、オメガ3系必須脂肪酸とビタミンEサプリメントによる内分泌代謝系への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランのグループから報告されていました。
(Diabetes Metab Syndr. 2019 Jul - Aug;13(4):2525-2531__31405672)



EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、

心臓病(心筋梗塞)や脳卒中(脳梗塞)といった動脈硬化性疾患の予防、

うつ病や認知症リスク低減など多彩な作用が知られています。



今回の系統的レビュー/メタ解析では、

メタボリック症候群患者において、

オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)と、ビタミンEサプリメントとの併用投与を行ったランダム化比較試験から、脂質代謝への作用を調べた研究が対象となり、有用性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2019年4月までに収載された論文が検索され、

1236報が抽出され、


5報のRCTから、254名のデータがメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

オメガ3系脂肪酸+ビタミンEサプリメントの併用により、

血中トリグリセリド値、LDLコレステロール値の有意な低下が見出されました。

一方、総コレステロール値とHDLコレステロールには有意な変化は認められませんでした。


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

メタボリック症候群患者において、

オメガ3系脂肪酸+ビタミンEサプリメントの投与による脂質代謝改善作用が示唆されます。





DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA 30日分

【機能性表示食品】

血中の中性脂肪値を低下させる!
魚由来<DHA・EPA>配合!

(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。






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ビールで認知症を予防する!? [2019年08月16日(金)]
栄養学の専門ジャーナルに、ビールに含まれる機能性食品成分による神経保護作用を考察したレビューが、スペインのグループから報告されていました。
(Nutrients. 2019 Jul 10;11(7).__ 31295866)


日本人の高齢者が要支援・要介護となる原因の1位は、認知症であり、

日本人の認知症の6割は、アルツハイマー病です。

アルツハイマー病は、神経変性疾患の1つです。

認知症の治療薬はことごとく失敗しており、

認知症の発症を予防する機能性食品成分が注目されています。

医薬品は、化学的に合成された成分であり必ず副作用があります。

これに対して、食品成分であれば、安全性が高く、長期に投与が可能であり、

疾病予防に利用できます。


さて、今回のレビュー論文では、

ビールと、神経変性疾患及びアルツハイマー病との関連が検証されました。


まず、先行研究では、

地中海食の摂取による認知症の予防効果が知られています。

地中海食では、

赤ワインが摂取されますが、

ビールも利用されます。



ビールには、アルコール以外にも、機能性成分が含まれており、

一定の有用性が考えられます。
(といっても、誰にでも勧められるわけではありませんが。)


ビールに含まれるポリフェノール類↓


今回のレビューでは、

ノンアルコールビールによる神経変性作用(炎症、酸化、コリンエステラーゼ活性、)への働きが検証されました。



(なお、論文著者らは、

アルミニウムイオンとアルツハイマー病との関連にも言及していますが、

一般に、アルミニウムとアルツハイマー病との関連は否定されています。)

↓マウスを用いた研究では、アルミニウムによる脳神経の変性作用、ビールの併用による変性の抑制が示唆されています。


論文著者らは、

神経変性に対して、
適度なビールの摂取による保護作用が想定される、と考察しています。


ビールに過度な期待はできませんが、ビール愛好家には興味深いレビューかもしれません。




DHCビールは、各種のオリジナルビールを揃えています。





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ピクノジェノールによる慢性静脈不全の症状改善作用 [2019年08月15日(木)]
今月の更年期循環器学の専門ジャーナルに、ピクノジェノールによる慢性静脈不全に対する作用を検証した臨床試験が、イタリアのグループ(Chieti-Pescara University)から報告されていました。
(Minerva Cardioangiol. 2019 Aug;67(4):280-287.)



ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。


フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。


また、女性に多い、下肢のむくみや静脈瘤への対策の機能性成分としても知られています。



今回の研究では、慢性静脈不全症(chronic venous insufficiency (CVI))の症状に対するピクノジェノール投与による臨床症状及び微小循環への作用が検証されました。


具体的には、
6月から8月までの間に、
(prospective supplement summer registry)

慢性静脈不全症患者142名を対象に、

・1日あたり150mのピクノジェノール投与群、
・着圧ストッキング利用群、
・着圧+ピクノジェノール併用群

の3群について、

8週間の介入が行われ、

静脈圧
(ambulatory venous pressure, AVP)

静脈再充満時間(venous refilling time: VRT or RT)

微小循環及び臨床試験について、試験開始時に測定されました。


8週間後に、

skin flux (RF),

rate of ankle swelling (RAS),

skin PO2-PCO2,

Analogue Symptomatic Score (ASLS),

Venous Disability、

重症度スコア、

局所酸化ストレス(OS) では、

介入前に比べて、

ピクノジェノールを投与した2群において、有意な改善が認められました。
また、
ピクノジェノール投与群は、

着圧群に比べて、
微小循環の有意な改善が認められました。
(P<0.05)

測定された多くの指標において、

3群のうち、ピクノジェノール投与と着圧との併用群が最も優れた有用性を示しました。
なお、
この試験は、真夏に行われた試験であり、
着圧群では、多くの脱落者が生じました。

ピクノジェノール投与による有害事象は認められませんでした。

一方、
着圧群の許容性は、至適以下でした(70%が着圧を適切に利用していませんでした)。

ピクノジェノール単独群は、着圧単独群よりも、より有効でした。

皮膚流動の減少は、
皮膚酸素の有意な増加、二酸化酸素の低下と相関していました。


その他、RASなどの指標でもピクノジェノール投与群による有意な改善が見出されました。


以上のデータから、

下肢静脈瘤の原因となる慢性静脈不全症の症状に対して、

ピクノジェノールによる臨床症状の改善及び微小循環の維持が示唆されます。





DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
ピクノジェノール
を製品化しています。



DHCでは、医療用の弾性ストッキングも取り扱っています。
DHCオリジナル着圧レッグウェア



ピクノジェノールによる抗炎症作用:系統的レビュー/メタ解析


ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析


ピクノジェノールによる血栓後症候群と深部静脈血栓症のリスク低減作用


産後の下肢静脈瘤に対するピクノジェノールの効果


ピクノジェノール+L-シトルリンによる勃起障害(ED)改善効果



ピクノジェノール由来ポリフェノールは関節内の滑液に移行する



シェーグレン症候群に対するピクノジェノールの働き



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DHC漢方でダイエット [2019年08月14日(水)]
漢方(漢医学)は、奈良時代に、当時の中国医学が日本に伝わり、その後、日本で発展した日本独自の伝統医療です。


漢方の診断から処方まで体系化された医療であり、中国伝統医療とも、西洋医学とも異なっています。

(なお、中国の伝統医療は、文化大革命ですべて破壊され、失われたので、文献は、日本に残っています。)


また、漢医学では、漢方薬が使われますが、

単に、漢方薬を処方するからといって、漢医学を使っている、というのはちょっと違和感があります。


風邪という西洋医学の病名に、葛根湯という処方ではなく、葛根湯の「証(しょう)」の人に、葛根湯を出す、という考えです。


証は、ゲノムの変異ではなく、エピジェネティックな変化も含む、オミックスでの反映であり、現時点の病態を臨床的に把握しています。

したがって、ゲノムやプロテオーム、メタボロームなどオミックスの概念がなく、かつ、エピジェネティックな変化の分子メカニズムもわかっていなかった時代に、

臨床所見から、それを見出し、体系化して、証という概念で診断していたことになります。


ずいぶん前ですが、オミックス研究を漢方の検証に、というテーマで研究を行ったことがあります。



防風通聖散のRCTから、

実薬群で血漿を用いて、網羅的なプロテオーム解析を行い、

レスポンダー群とノンレスポンダー群の間での差の検出に成功しました。


防風通聖散が肥満を改善させるかどうか評価 - 日本東洋医学会(PDF)



ところで、DHCでは、一般用医薬品や漢方薬も製品化しています。

内臓脂肪型肥満には、DHC漢方の防風通聖散が適応となります。

DHC漢方 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)エキス錠<一般用漢方製剤>

[第2類医薬品]
おなかの脂肪が気になる方の肥満症に





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オリーブオイルの種類による健康効果の違い:ネットワークメタ解析 [2019年08月13日(火)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、心血管リスクマーカーに対する各種オリーブオイルの有用性を検証したメタ解析が、ドイツのグループ(University of Freiburg)から報告されていました。
(Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2019 Jul 8.)

近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


今回のネットワークメタ解析では、

オリーブオイルの種類の違いによる心血管リスクマーカーへの作用の相違が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, Web of Science, Cochrane Central).


少なくとも下記から2種類以上のオリーブオイルを用いて、

(精製オリーブオイルROO、混合オリーブオイルMOO、低ポリフェノールエクストラ(E)バージンオリーブオイルLP(E)VOO、高ポリフェノールエクストラ(E)バージンオリーブオイルHP(E)VOO),



3週間以上の介入を行ったランダム化比較試験が検索され、

16論文から13のRCTが対象となり、

健常者611名(年齢26-70歳)のデータが解析の対象となりました。

メタ解析の結果、

まず、

総コレステロール、HDL、中性脂肪、拡張期血圧については、


ROO, MOO, LP(E)VOO and HP(E)VOOの各オリーブオイルで有意差は検出されませんでした。


次に、

高ポリフェノールエクストラバージンオリーブオイルHP(E)VOO投与群では、

LP(E)VOOに比べて、

LDLコレステロール値の有意な低下が認められました。
(MD: -0.14 mmol/L, 95%-CI: -0.28, -0.01)

また、

HP(E)VOO とLP(E)VOO のいずれのエクストラバージンオリーブオイルも、

精製オリーブオイルROOに比べて、

収縮期血圧の有意な低下が見出されました。

(range of MD: -2.99 to -2.87 mmHg)

さらに、

ROOに比べて、

高ポリフェノールエクストラ(E)バージンオリーブオイルHP(E)VOO)では、

酸化LDLコレステロールの低下も見出されています。,
(standardized MD: -0.68, 95%-CI: -1.31, -0.04)


2次解析では、

精製オリーブに比べて、

エクストラバージンオリーブオイルのほうが、

酸化LDL低下作用が認められ、


オリーブポリフェノールの含有量に応じた用量依存性が見出されました。


つまり、

高ポリフェノール含有エクストラバージンオリーブオイル、低ポリフェノール含有エクストラバージンオリーブオイル、精製オリーブオイルの順に、酸化LDL抑制の作用があることになります。


以上のネットワークメタ解析の結果から、


高ポリフェノール含有エクストラバージンオリーブオイルが、

LDLコレステロールの低下、
(P-score: 0.83)

酸化LDLの低下、
(0.88),

収縮期血圧の低下
(0.75).

という有用性において最も優れていると考えられます。


近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


ただし、日本では、JAS基準のオリーブオイルが出回っており、エクストラバージンオリーブオイルの品質が国際基準と比べて、高くありません。


エクストラバージンオリーブオイルの基準は、
IOC(国際オリーブ協会)では酸度0.8%以下、
JASの基準では酸度が2%未満です。


DHCのエクストラバージンオリーブオイルは、
酸度はわずか0.2%以下となっています。






地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下




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レジスタントスターチによる内分泌代謝改善作用:メタ解析  [2019年08月12日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、レジスタントスターチによる内分泌代謝系への作用を検証したメタ解析が、オーストラリアのグループ(Monash University)から報告されていました。
(Nutrients. 2019 Aug 8;11(8).)


レジスタントスターチ(Resistant Starch)は、食物繊維として作用する炭水化物です。

炭水化物は、小腸で消化吸収されますが、

レジスタントスターチは、それに対して抵抗(Resist)して、

大腸に達し、

腸内細菌叢にて、善玉菌に利用されることで、

腸内環境の改善から、血糖値のコントロール改善といった作用が示唆されています。



さて、

今回のレビュー/メタ解析では、

健常者、肥満/過体重、メタボリック症候群患者、あるいは2型糖尿病患者において、

2型レジスタントスターチによる体重、食欲、空腹時血糖値、HbA1c,インスリン抵抗性、脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

1982年から2018年までに発表された論文から、

1日あたり8g以上のRS2を投与し、

内分泌代謝関連指標への働きを示したランダム化比較試験(RCT)が検索され、

22報のRCT、670名のデータが解析の対象となりました。

メタ解析の結果、

RS2の投与により、

健常者(269名)において、
血中トリグリセリド値の有意な減少
(MD = -0.10 mmol/L; 95% CI -0.19, -0.01, P = 0.03)

2型糖尿病患者(90名)において、

体重の有意な低下
(MD = -1.29 kg; 95% CI -2.40, -0.17, P = 0.02)

が見出されました。

ただし、

これらのアウトカムは、被験者が少ない試験のデータからの影響を大きく受けていました。

なお、他の指標では、RS2の有意な影響は見出されませんでした。

多くの試験は、1−12週間の介入であり、

被験者数は10−60名でした。

今後、さらに質の高い研究による検証が期待されます。



食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。




10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下


食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下




厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


血糖ファイバー 30日分【機能性表示食品】
≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!




国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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関節リウマチに対する補完療法としてのコエンザイムQ10の有用性 [2019年08月11日(日)]
今月の臨床リウマチ学の専門ジャーナル(電子版)に、関節リウマチに対するコエンザイムQ10の作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Kermanshah University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Clin Rheumatol. 2019 Aug 7.)


確定診断された関節リウマチに対しては、標準治療が著効するため、サプリメントや食事療法、補完代替医療が第一選択になることはありません。

一方、関節リウマチ(RA)患者では、RAに対する標準治療を受けつつ、
生活習慣病予防や未病改善などの目的で、サプリメントを利用しているという人が何割かいることが報告されています。


さて、今回の研究では、

関節リウマチ(RA)において、

コエンザイムQ10による血中MMPs(matrix metalloproteinases、マトリックスメタロプロテアーゼ)および臨床指標への作用が検証されました。



具体的には、

二重盲検ランダム化比較試験として、

RA患者54名(18−56歳)を対象に、
(少なくとも6ヶ月以上前にRAと診断され、活動性の指標であるDAS-28が3.2以上の患者)

・1日あたり100mgのコエンザイムQ10投与群:27名、

・偽薬投与群:27名

の2群について、2ヶ月間の介入が行われました。


血中MMP-1 とMMP-3値、28関節の疾患活動性指標であるDAS-28が、介入の前後で調べられています。

解析の結果、

実薬群も偽薬群もいずれも、
血中MMP-1値の中央値の有意な減少、
(0.2 to 0.16, P&#8201;<&#8201;0.001), (0.18 to 0.15, P&#8201;=&#8201;0.001)

腫脹関節数の有意な減少、
(2 to 0, P&#8201;<&#8201;0.001), (2 to 0, P&#8201;=&#8201;0.009)

DAS-28平均値の有意な減少、
(5.01&#8201;±&#8201;1.21 to 2.34&#8201;±&#8201;0.68, P&#8201;<&#8201;0.001), (4.88&#8201;±&#8201;0.96 to 4.04&#8201;±&#8201;1.36, P&#8201;=&#8201;0.009)

が見出されました。


また、
血中MMP-3値は、偽薬群において有意に上昇し、
(2.26 to 2.57, P&#8201;=&#8201;0.020),

MMP-3値の変化は両群間で有意差が見出されました。
(P&#8201;=&#8201;0.027)

さらに、
介入前と比べて、介入後では、

コエンザイムQ10投与群のみにて、

ESRの有意な減少、

疼痛スコアの有意な減少、

関節圧痛数の有意な減少が認められました。
(P&#8201;=&#8201;0.001, P&#8201;<&#8201;0.001, P&#8201;<&#8201;0.001)


介入後の時点では、

DAS-28、疼痛スコア、腫脹および圧痛の関節数について、

両群間に有意差が見出されました。
(P&#8201;<&#8201;0.001, P&#8201;<&#8201;0.001, and P&#8201;=&#8201;0.012 and P&#8201;<&#8201;0.001, respectively)


以上のデータから、

関節リウマチに対する標準治療の補完療法として、コエンザイムQ10サプリメントの有用性が示唆されます。

前述のように、
関節リウマチには、医療用医薬品の適正使用を前提とした標準治療が第一選択です。

一方、コエンザイムQ10サプリメントは、中高年以上にとってはベーシックサプリメントして、広く推奨できます。



コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。
健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。



コエンザイムQ10(CoQ10)による慢性炎症抑制効果:メタ解析



コエンザイムQ10の抗炎症作用:メタ解析



もちろん私もDHCのコエンザイムQ10サプリメントを毎日、摂っています。





コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。





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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ダークチョコレートが妊娠糖尿病リスクに与える影響:エコチル調査 [2019年08月10日(土)]
栄養学の専門ジャーナルに、ダークチョコレートと妊娠糖尿病リスクとの関連を検証した環境省のエコチル調査結果が報告されていました。
(Br J Nutr. 2019 Jul 24:1-27.)

環境省のエコチル調査は、母子の健康に関する大規模なコホート研究です。



チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した生活習慣病リスク低減効果が知られています。


今回の研究では、

大規模出生コホート研究である環境省のエコチル調査において、

チョコレートの摂取と、妊娠糖尿病リスクとの関連が検証されました。

具体的には、

2011年1月から2014年3月までの間に登録された97,454名(平均妊娠12週)を対象に、SESなど各種交絡因子の調査が行われ、研究に登録した時点で過去12か月間の食事調査が行われました。

84,948名のデータが解析の対象となりました。

1904名(2.2%)が妊娠糖尿病と診断されました。


年齢や喫煙、飲酒、教育水準、職歴、妊娠前のBMI、うつ病、身体活動、食事因子などの交絡因子で補正後、

四分位で、チョコレート摂取が最大群は、

最小群に比べて、

妊娠糖尿病リスクが22%低下していました。

(OR; 0.78, 95%CI: 0.67-0.90; P for trend 0.002)

層別解析では、

妊娠前のBMI、年齢、喫煙や飲酒といった因子との相関は認められませんでした。

以上、大規模前向きコホート研究である環境省のエコチル調査では、

日本人の妊婦において、
チョコレートの摂取と、妊娠糖尿病リスク低下との間に有意な相関が見出されました。



チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した生活習慣病リスク低減効果が知られています。

また、血管内皮細胞由来のNO産生亢進を介して、高血圧改善作用を示します。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

特に、ダークチョコレートによる心血管リスク低減作用は確立しているといいでしょう。

ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー




エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート





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イチョウ葉エキスがヘモレオロジー(血液レオロジー)と脂質代謝を改善:系統的レビュー [2019年08月09日(金)]
補完代替医療の専門ジャーナルに、イチョウ葉エキスによるヘモレオロジー(血液レオロジー)と脂質代謝への作用を検証した系統的レビューが、中国のグループ(Capital Medical University, Beijing)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2019 Jun 26;)


イチョウ葉エキスは、抗酸化作用や血小板凝集抑制作用、循環改善作用を有し、認知症の予防や閉塞性硬化症の改善に用いられるハーブサプリメントです。


イチョウ葉エキスには、特有のフラボノイド系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用、血小板凝集作用などを介して、効果を発揮します。



今回の系統的レビューでは、

イチョウ葉エキス剤(Ginkgo Biloba Dropping Pills (GBDP))によるヘモレオロジー(血液レオロジー)および脂質代謝への作用が検証されました。

具体的には、
2018年3月27日までに主要医学データベースに収載された論文から、ランダム化試験が検索され、
(Embase, Cochrane Library, PubMed, Clinical Trials, China National Knowledge Infrastructure, the Wanfang database, the VIP database, and the Sinomed)

10報から、

1201名の被験者、

イチョウ葉エキス投与群608名、

通常治療群593名 が解析の対象となりました。



解析の結果、

対照群に比べて、

イチョウ葉エキス投与群では、

血液粘度の有意な改善、
[N=383, RR= - 0.45, 95%CI=(-0.86,-0.04), P=0.03],

全血シェアストレスの改善
[高シェア、N=232, RR= - 0.92,95%CI=(-1.69, -0.16), P =0.02],
[低シェア、N = 232, RR = - 2.22, 95% CI = (- 3.74, -0.7), P = 0.004],


赤血球特異的容積の改善、
[N =132, RR = - 4.55, 95% CI = (- 6.36, 2.73), P < 0.000 01],

フィブリノゲン値、
[N=243, RR=-0.60,95%CI=(-0.82,-0.39), P<0.00001],

トリグリセリド値
[N=912, RR=-0.60,95%CI=(-1.12, -0.07), P =0.03],

総コレステロール値、
[N=912, RR=-0.97,95%CI=(-1.41, -0.52), P <0.0001],

LDLコレステロール値
[N=1100, RR=-0.72,95%CI=(-1.19, -0.25), P =0.003],

の有意な改善が見出されました。

以上、今回の系統的レビューから、

イチョウ葉エキスは、ヘモレオロジー関連指標の有意な改善、

脂質代謝の改善が示唆されます。


ただし、
今回のレビューの対象となったランダム化試験は、いずれも小規模であり、試験間の異質性もあることから、

臨床的意義についての結論を出すには十分ではなく、今後、さらに検証が必要と考えられます。



イチョウ葉エキスは、認知症対策のハーブサプリメントとして広く利用されています。



イチョウ葉エキスによる認知症への効果:メタ解析


イチョウ葉エキス


イチョウ葉エキス製剤による認知症の症状改善作用


イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ


イチョウ葉エキスの有効性と安全性


イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用


イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー



イチョウ葉エキスは、抗酸化作用や血小板凝集抑制作用、循環改善作用を有し、認知症の予防や閉塞性硬化症の改善に用いられるハーブサプリメントです。


イチョウ葉エキスには、特有のフラボノイド系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用、血小板凝集作用などを介して、効果を発揮します。




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ウオーキング1,500歩による健康増進の値段は? [2019年08月08日(木)]
健康増進や未病改善に、ウォーキングが推奨されます。

「健康日本21(第2次)」では、
日常生活における歩数の増加の目標値が次のように示されています。

20歳〜64歳
  男性9,000歩
  女性8,500歩

65歳以上
  男性7,000歩
  女性6,000歩

これに対して、H29年度の国民健康栄養調査(厚労省)によると、

歩数の平均値は男性で 6,846 歩、

女性で 5,867 歩でした。


この 10 年間でみると、男女ともに有意な増減はみられていません。

また、20〜64 歳の歩数は、男性 7,636 歩、女性 6,657 歩であり、
65 歳以上では男性 5,597 歩、女性 4,726 歩でした。

したがって、歩数の現状は、目標値よりも1500歩ほど、少なくなっています。

日常生活での歩行を
1500歩多くするためのインセンティブになりそうなデータが国交省から示されています。

「まちづくりにおける健康増進効果を把握するための歩行量(歩数)調査のガイドライン」(国土交通省都市局 2017年3月)によると、

1日1,500歩多く歩くと、年間医療費を3万5,000円減らせる

ということです。

ガイドラインでは、ウォーキングによる健康増進効果を「見える化」するため、これまでの研究報告をもとに検討した結果、
1日1歩あたりの医療費抑制効果を0.065~0.072円と推計しました。

そして、1,500歩、多く歩くことで、1人あたり年間約3万5,000円の医療費を抑制できるという計算になっています。



DHCでは、健康経営の一環として、
社員向けの健康づくりプログラムであるDHC健幸マイレージを運用しており、

ウォーキング(歩数)の記録でもDHC健幸マイルが貯まるインセンティブになっています。

また、自治体向けでは、茨城県境町向けのプログラムなども運用しています。

「境町健幸マイレージ」は、境町の皆さんの健康づくりを応援する事業です。スマートフォンあるいはパソコンの専用サイトでお申し込みいただきますと、食事や運動など各自の健康づくり、住民健(検)診の受診、町の健康教室やイベントなどへの参加で「境町健幸マイル」が貯まります。




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カロテノイド類の摂取が多いと高血圧リスクが低い:米国全国調査NHNES2007-2014 [2019年08月07日(水)]
高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、米国において、カロテノイド類の摂取と、高血圧リスクとの関連を調べた疫学研究が報告されていました。
(J Hypertens. 2019 Jul 26.)


野菜などに含まれるカロテノイド類には、抗酸化作用や抗炎症作用があり、生活習慣病の予防効果が示されています。

例えば、ルテインでは、ブルーライトからの網膜の保護、加齢性黄斑変性症予防、
リコピンでは、肺がんや前立腺がん、乳がんリスク低下などの作用も知られています。


さて、
今回の研究では、

米国全国栄養調査のデータから、

カロテノイド類の摂取と、高血圧のリスクとの関連が検証されました。

具体的には、

米国の全国健康栄養調査(NHANES) 2007-2014のデータから、

20歳以上の17,398名が対象となり、

食事あるいはサプリメントからのカロテノイド類(αカロテン、βカロテン、ベータクリプトキサンチン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイド類)の摂取と、

高血圧(収縮期が130mmHg以上、拡張期が80mmHg以上)のリスクとの関連が調べられました。



解析の結果、

まず、
βカロテン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイドの摂取が多いほど、

高血圧のリスクが低いという相関が見出されました。

次に、

多変量解析の結果、

4分位で最高群は、

最低群に比べて、

高血圧のリスクが、

ベータクリプトキサンチンでは21%低下、
0.79 (0.67-0.93),

リコピンでは15%の低下
0.85 (0.73-0.98),

ルテイン/ゼアキサンチンでは31%の低下
0.69 (0.58-0.83),

総カロテノイドの摂取では27%のリスク低下
0.73 (0.62-0.86)

という相関が見出されました。


総カロテノイドの摂取と、

高血圧のリスク低減との間には用量依存的な相関が認められました。
(100&#8202;μg/kg per day)

以上のデータから、

米国の成人において、

食事あるいはサプリメントからの、
αカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイドの摂取が、高血圧を予防する、と考えられます。





カロテノイドの摂取に関する研究では、次の報告があります。


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用



血中カロテノイド値が高いと膵臓がんリスクが低い



ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析




DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


マルチカロチン 30日分
緑黄色野菜・藻などから抽出した“天然”カロテノイドをこの1粒に凝縮!
通常価格
\867(税込\936)





リコピン 30日分
トマトパワーで「生活習慣に負けない若々しさ」と「紫外線に負けない透明感」
通常価格
\1,560(税込\1,684)




アスタキサンチン 30日分
若返りビタミンの1,000倍パワーで、若々しさ、美しさをサビから守る!
通常価格
\1,440(税込\1,555)





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片頭痛患者ではビタミンDが不足している:レビュー [2019年08月06日(火)]
今月の神経科学の専門ジャーナル(電子版)に、片頭痛患者におけるビタミンDの充足状態について調べたレビュー論文が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Neurol Sci. 2019 Aug 3.)


片頭痛は、青少年期から壮年期に多く、日常生活に支障をきたすこともある疾患です。

片頭痛の発作時には、医薬品が用いられます。

サプリメントは、
片頭痛の予防に用いられており、

ハーブではフィーバーヒュー、機能性食品成分ではコエンザイムQ10があります。

また、片頭痛患者では、ビタミンDの不足を示唆する先行研究があり、

抗炎症作用を有するビタミンDの働きも注目されています

(片頭痛の病態には、炎症の関与が示唆されています。)


そこで、今回のレビューでは、

観察研究から症例対照研究、臨床試験までを対象に、

ビタミンDサプリメントと、片頭痛/頭痛との関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed/MEDLINE, ScienceDirect)

2019年6月までの収載論文から、

片頭痛/頭痛と、ビタミンDの状態あるいはサプリメントとの関連を調べた研究が検索され、解析されました。


解析の結果、

まず、

片頭痛あるいは頭痛の患者では、

ビタミンD欠乏あるいは不足の割合が、
45%から100%に達していました。

また、ビタミンD値と、

頭痛の頻度との間に負の相関を示した研究も多く見出されました。


さらに、

片頭痛患者において、

1日あたり1,000-4,000 IUのビタミンDサプリメントの投与が、片頭痛の発作の頻度を減らすことも見出されました。


以上、今回のレビューでは、

頭痛・片頭痛の患者では、ビタミンDの欠乏あるいは不足が顕著であり、

ビタミンD欠乏/不足と、片頭痛が相関すること、

また、

ビタミンDサプリメントの摂取によって、

片頭痛の発作頻度が減少することが示唆されます。




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。


DHCでは、安全性、有効性、経済性(費用対効果)に優れたサプリメントを製品化しています。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。






これまでに次の報告が知られています。


片頭痛患者はコエンザイムQ10が不足し、CoQ10サプリメントで片頭痛が予防できる



コエンザイムQ10による片頭痛予防効果




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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