サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
公民連携による健康づくり:2019年のDHCの取り組み [2019年12月31日(火)]
総合ヘルスケア企業であるDHCでは、地方自治体と連携し、健康づくりや地域活性化に取り組んでいます。


今年は、包括連携協定を締結した自治体や、健康づくり推進のための連携協定を締結した自治体も増えました。

(現在、21の地方自治体と包括連携協定を締結しています。)

また、健康づくりに係わる具体的な保健事業も進むようになりました。

例えば、

-- 次世代の健康づくり推進として、100%ICT対応ヘルスケアポイント(健康マイレージ)制度、

-- メタボ脱出減量プログラムによる肥満の改善、

-- 介護予防(認知症と脳卒中の予防)としての葉酸サプリメントプロジェクト、

-- 健やかな妊娠・出産・産後のための葉酸サプリメントプロジェクト

などです。


ふるさと納税で認知症の予防を(2) 


DHCは、長野市へサプリメント・衣類等の支援物資を届けました


ふるさと納税で健康づくりを


唐津市×DHC共同開発、希少な柑橘”げんこう”を使用したノンオイルドレッシング


ふるさと納税でDHCサプリメントがもらえます。


葉酸研修会@平塚市



各取り組みの成果について、関連学会での発表も行っています。


来年も、DHCをどうぞよろしくお願い申し上げます。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:55 | この記事のURL
ふるさと納税で健康づくりを [2019年12月30日(月)]
ふるさと納税で健康づくりのためのサプリメントが選べます。

茨城県 境町

お茶特有のカテキンと葉酸のパワーが、これからの生き生きとした毎日を応援します!

【境町限定】さしま茶+葉酸サプリメント 180日分(30日分×6個)

寄附金額 10,000 円





【南九州市】DHCと共同開発!知覧茶パワー5か月分
寄附金額:10,000円




【袋井市】



【富士市】




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:52 | この記事のURL
ふるさと納税で認知症の予防を(2) [2019年12月29日(日)]
認知症・脳卒中のリスクに、葉酸低値/高ホモシステイン血症があります。


葉酸の強化食品やサプリメントの摂取によるホモシステイン値の低下作用が、

認知症や脳卒中を予防することもわかっています。


例えば、アメリカでは、20年以上も前の1998年に、葉酸の食品への添加を法律で義務付けました。

その結果、翌年から脳卒中の死亡率が減少しています。

また、2000年に比べて、2012年の時点で、認知症の有病率が24%も減少しています。

これらの効果を得るための葉酸摂取の基準は、1日当たり400㎍です。

一方、日本人の食事摂取基準では、貧血の予防のための推奨量になっており、
240㎍という低い値に設定されています。

(推奨値が低い値なので、見かけ上、日本では、葉酸は不足していないことになっています。)


しかし、アメリカやWHOでは、400㎍が推奨量として設定されており、食事からだけでは、日本人は摂取不足です。

日本では、認知症も増えています。

そこで、簡便で確実に葉酸を400㎍摂る方法として、葉酸サプリメントの利用をお勧めします。

もちろん、私自身もDHC葉酸サプリメントを毎日とっています


DHCは、地方自治体との公民連携による健康づくりや地域活性化に取り組んでいます。

健康寿命の延伸のための施策として、

認知症・脳卒中の予防のための葉酸プロジェクトも進めています。


地域特産品を活用した葉酸サプリメントは、ふるさと納税の返礼品にも採用されています。


茨城県 境町

お茶特有のカテキンと葉酸のパワーが、これからの生き生きとした毎日を応援します!

【境町限定】さしま茶+葉酸サプリメント 180日分(30日分×6個)

寄附金額 10,000 円





【南九州市】DHCと共同開発!知覧茶パワー5か月分

寄附金額:10,000円




これまでのたくさんの研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)






佐賀県唐津市とは、ドレッシングを共同開発しています。

唐津市×DHC共同開発、希少な柑橘”げんこう”を使用したノンオイルドレッシング







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:57 | この記事のURL
ふるさと納税で認知症の予防を [2019年12月28日(土)]
DHCは、地方自治体との公民連携による健康づくりや地域活性化に取り組んでいます。


健康寿命の延伸のための施策として、


認知症・脳卒中の予防のための葉酸プロジェクトも進めています。


鹿児島県南九州市×DHC カテキン・葉酸配合サプリ「知覧茶パワー」を共同開発 〜健康プロジェクトを始動!〜



知覧茶パワーは、ふるさと納税の返礼品にも採用されています。


DHCと共同開発!知覧茶パワー5か月分
寄附金額:10,000円







佐賀県唐津市とは、ドレッシングを共同開発しています。

唐津市×DHC共同開発、希少な柑橘”げんこう”を使用したノンオイルドレッシング



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


posted at 23:54 | この記事のURL
唐津市×DHC共同開発、希少な柑橘”げんこう”を使用したノンオイルドレッシング [2019年12月27日(金)]
DHCは、地方自治体との公民連携による健康づくりや地域活性化に取り組んでいます。


今年も、さまざまな連携事業が行われ、一部の自治体では、DHCとの6次産業化にも取り組みました。


ふるさと納税の返礼品にも活用されていますので、ご参考にしていただければ幸いです。


唐津市×DHC共同開発、希少な柑橘”げんこう”を使用したノンオイルドレッシングと旧唐津藩主、小笠原家御用窯の中野窯謹製の唐津焼サラダ椀セット 【チョイス】



唐津市×DHC共同開発、希少なげんこう使用ドレッシングと旧唐津藩主御用窯の中野窯特別製作唐津焼セット【さとふる】



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:51 | この記事のURL
HMBがアスリートの体組成を改善する:メタ解析 [2019年12月26日(木)]
今月のスポーツ医学の専門ジャーナル(電子版)に、アスリートにおけるHMBの体組成への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、米国のグループ(Concordia University Chicago)から報告されていました。
(J Strength Cond Res. 2019 Dec 20.)


HMB(エイチエムビー、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸、β-Hydroxy-β-Methylbutyric acid)とは、分岐鎖アミノ酸 (BCAA) の1つのロイシンの代謝産物です。

HMBは、体内でロイシンから産生され、筋肉の合成促進と分解抑制因子の作用を有し、筋力の亢進や筋肉量の増大の働きを有しています。

体内でのHMBの生成は、摂取したロイシンの数%ほどと少ないので、サプリメントとしてHMBを利用する方法があります。

現在、HMBは、アスリート向けのサプリメントとして広く知られているほか、

フレイル/サルコペニアの予防や改善のための機能性食品成分として、健康寿命延伸のために注目されています。



今回の系統的レビュー/メタ解析では、

アスリートの体組成に対するHMBの作用が検証されました。

具体的には、主要医学データベースを用いて、

(a)査読付きの英語のジャーナルで公開された実験デザイン

(b)アスリートを対象にしたヒト試験、

(c)検証済みの測定法により評価された体重(BM)、体脂肪量(FM)、または除脂肪量(FFM)、

(d)4週間以上の投与期間、

を満たす臨床試験が検索され、


7報から合計208名のデータが解析の対象となりました。


FFMおよびFMの解析は、それぞれ5報161人、および5報128人のデータが含まれています。


解析の結果、

まず、

HMBサプリメント投与により、アスリートのFFMでの有意な好影響が示唆されました。(0.30±0.13; 95%CI:-0.07から0.68; p = 0.08)

この時の適した用量は、1.6 g・kg・d未満でした。


また、
アスリート対象の先行研究に一致した結果として、

HMB投与は、BMでは有意な影響は検出されず、
(-0.02 ± 0.04; 95% CI: -0.14 to 0.10; p = 0.70)

FMでは好影響が示唆されました(有意差なし)。
(-0.33 ± 0.23; 95% CI: -0.96 to 0.31; p = 0.22)


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

HMBによるアスリートの体組成への好影響が示唆されます。

今後、さらに質の高い研究により、至適な用量用法の検証が期待されます。





HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



HMBが高齢者のサルコペニアを予防する:系統的レビュー



HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを











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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
骨折予防のためのビタミンDとカルシウム:系統的レビュー/メタ解析 [2019年12月25日(水)]
今月のJAMA姉妹誌に、骨折予防におけるビタミンDとカルシウムの有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、英国のグループ(University of Oxford)から報告されていました。
(JAMA Netw Open 2019.)



骨折の予防に、ビタミンDとカルシウムの摂取が推奨されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

観察研究における25-ヒドロキシビタミンD(25 [OH] D)値の違いによる骨折リスク、

および

ランダム化比較試験(RCT)におけるビタミンD単独またはカルシウムとの併用による骨折リスクへの作用が評価されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed、EMBASE、Cochrane Library、およびその他のRCTデータベース)

2018年12月31日までに収載された関連論文が検索され、


200人以上の骨折症例を含む観察研究、

および

500人以上の登録者と10例以上の偶発骨折を含むRCTが抽出されました。

RCTは、ビタミンDまたはビタミンDとカルシウムをコントロールと比較した研究です。


主アウトカムは、

あらゆる骨折、および大腿骨頚部骨折です。



解析の結果、

まず、


11報の観察研究(39 141人の被験者、6278例の骨折、2367例の股関節骨折)を対象にしたメタ解析では、

25(OH)D濃度が10.0 ng / mL(=25 nmol / L)の増加毎に、


骨折リスクが7%有意に低下、
(RR 0.93, 95%CI、0.89-0.96)


大腿骨頸部骨折リスクが20%有意に低下
(RR; 0.80, 95%CI、0.75-0.86)

という相関が見出されました。


次に、

11報のRCT(34 243人の被験者、2843名の骨折、740名の大腿骨頸部骨折)を対象に、

ビタミンDサプリメントの単独の投与(毎日または断続的な400-30 000 IUの用量、25 [OH] D濃度の中央値8.4 ng) / mL)のメタ解析では、

骨折リスク(RR、1.06; 95%CI、0.98-1.14)または大腿骨頸部骨折リスク(RR、1.14; 95%CI、0.98-1.32)との相関は検出されませんでしたが、

これらの試験では、

投与が継続的でなかったり、ビタミンDが低用量であったり、あるいは被験者数が少ないといった制約が認められました。


一方、

6報のRCT(49 282人の被験者、5449例の骨折、730例の大腿骨頸部骨折)を対象にしたメタ解析では、

ビタミンD(1日あたり400-800 IUの用量、25 [OH] D濃度の中央値9.2 ng / mL)およびカルシウム(1日あたり1000-1200 mgの投与量)により、


骨折のリスクが6%減少
(RR、0.94; 95%CI、0.89-0.99)

および

大腿骨頸部骨折のリスクが16%減少
(RR、0.84 ; 95%CI、0.72-0.97)

という有意な相関が見出されました。


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

ビタミンDおよびカルシウムのサプリメント投与による骨折リスク低下作用が示唆されます。


カルシウムのサプリメントについては、

カルシウムだけを高用量で投与した試験でのネガティブなデータがあり、一部で混乱しているようですが、

日本人を対象にした試験では、1日あたり500mg程度のカルシウムサプリメントによる有用性が示されています。

また、
転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



マグネシウムが女性の健康寿命を延長する


ビタミンDサプリメントによる健康寿命の延伸


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
大豆たんぱく質およびイソフラボンが閉経後女性の脂質代謝を改善:系統的レビュー/メタ解析 [2019年12月24日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、閉経後女性において、大豆たんぱく質、大豆イソフラボンによる脂質代謝への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr 1-15, Dec 20, 2019.)

大豆には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。




これまでのランダム化比較試験では、

大豆製品の摂取による脂質代謝改善作用が示唆されています。


今回の研究では、

閉経後で健康な女性及び高コレステロール血症を有する女性において、

大豆製品の構成成分別に、脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験の質を評価し、

単離大豆たんぱく質、

単離大豆イソフラボン、

イソフラボン含有大豆たんぱくについて、

総コレステロール値、

LDL、

HDL、

中性脂肪(TG)、

アポリポプロテインA-1 (Apo A-1)およびApo B

への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed、Web of Science、Scopusのデータベース)

2019年5月20日までの収載論文から、

46報のランダム化比較試験が解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、

大豆の摂取は、

TGの有意な減少
(-5.04 mg / dl; 95%CI:-9.95、-0.13; P = 0.044)、

総コレステロール値の有意な減少、
(MD:-3.02 mg / dl; 95%CI:-5.56、-0.47; P = 0.02)、

LDLコレステロール値の有意な減少、
(MD:-3.27 mg / dl; 95%CI:-6.01、- 0.53; P = 0.019)

および
HDLの有意な減少
(MD:-2.28 mg / dl; 95%CI:-4.27、-0.29; P = 0.025)。

が見出されました。

また、

LDL-C、TG、およびHDLの減少は、

単離大豆イソフラボンよりも、

単離大豆タンパク質の摂取において顕著でした。


サブ解析では、

1日あたり大豆タンパク質の摂取量が25グラムを超えると、

血清TGおよびHDLレベルが低下しました。

また、
Apo A-1の減少は、健康な被験者よりも高コレステロール血症の被験者で有意に大きかった。


以上、

今回の系統的レビュー/メタ解析から、

閉経後女性において、

単離大豆タンパク質の摂取による、

血清TG、TC、LDL-C、HDL-CおよびApo-Bの有意な減少、

単離大豆イソフラボンの摂取による、

血清TCおよびアポBの有意な低下が示唆されます。

大豆製品による脂質代謝改善作用は、

大豆製品のタンパク質とイソフラボンの含有量、摂取期間と摂取量にも依存すると考えられます。



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ



大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ



DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
葉酸サプリメントが早産リスクを低減:メタ解析 [2019年12月23日(月)]
神経学研究の専門ジャーナルに、葉酸サプリメントによる早産リスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。
(Front Neurosci. 2019 Nov 28;13:1284)


現在、日本では、低出生体重児の出生率の上昇が続いており、10%近くが該当します。

OECD加盟国の中では最も高率です。


理由としては、

母体の低栄養、痩せ過ぎ女性の問題、

不妊治療が増えて多胎児が増加し妊娠期間の継続が困難となり早産が増加、

妊娠分娩管理の改善や周産期医療体制の整備が進んだことで、22週以降の超低出生体重児が積極的に入院管理されるようになったことなど

があげられます。

(なお、超低出生体重児の場合、重度の発育遅滞が20%と高率であり、問題となります。)

葉酸は、核酸合成に必須であり、かつ、エピジェネティックな変化においてメチル基の供与体となることから、葉酸不足は、子宮内発育遅延、低出生体重児の原因となります。


先行研究では、葉酸サプリメントによる早産の予防/リスク低下作用が示唆されています。



今回のメタ解析では、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed / MEDLINE、Google Scholar、Web of Science、およびCochrane Libraryデータベース)
2018年10月20日までに収載された論文が対象となり、


葉酸濃度に関する10報(前向きコホート研究6報、症例対照研究4報)

葉酸サプリメントによるコホート研究13報、

食事性葉酸の摂取に関するコホート研究4報

が解析の対象となりました。


解析の結果、

母体の葉酸値が高いと、早産のリスクが28%有意に減少という相関が見出されました。
(OR 0.72、95%CI 0.56-0.93)


また、
葉酸サプリメントは、早産リスクを10%低下させました。
(OR 0.90、95%CI 0.85-0.95)。



さらに、
食事性葉酸の摂取と早産のリスクとの間に有意な負の関連性が観察されましたが(OR 0.68、95%CI 0.55-0.84)、

食事性葉酸と自然早産のリスクとの間に有意な関係は見られませんでした(OR 0.89 、95%CI 0.57-1.41)。



サブ解析では、

妊娠後期の母体の葉酸レベルが高いほど、早産のリスクが低くなりました(OR 0.58、95%CI 0.36-0.94)。


また、妊娠前に葉酸サプリメントを早期に摂取開始することで、

早産リスクを11%低下させました。


以上、今回のメタ解析から、

母体の葉酸値が高いほど、

また、

葉酸サプリメントの摂取により、

早産リスクの有意な低下作用が示唆されます。



妊娠初期の葉酸不足は、胎児の先天奇形を生じることから、

妊娠を考える女性では、葉酸サプリメントの摂取が必須です。

また、葉酸不足や高ホモシステイン血症は、先天奇形だけではなく、不育症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、常位胎盤早期剥離、早産のリスクを高めることもわかっています。


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)




パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 妊娠期用 30日分【栄養機能食品】
妊婦さんが摂りたい栄養素・成分がこれ1つ! すこやかな妊娠期のために




パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 授乳期用 30日分【栄養機能食品】
ママと赤ちゃんが摂りたい栄養素・成分がこれ1つ! 授乳期の健康のために






妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:55 | この記事のURL
風邪・インフルエンザの予防と症状軽減に必須のハーブ・エキナセア [2019年12月22日(日)]
インフルエンザ流行のニュースが散見される時期になりました。


インフルエンザの予防接種は、ハイリスク群やその周囲の人では一定の有用性が考えられます。



一方、
罹患した場合には、抗インフルエンザ薬の利用(飲み薬、吸入薬、注射薬)、というのが、日本でのよくあるパターンです。


しかし、抗インフルエンザ薬については、

薬剤耐性ウイルスの出現が問題になっています。


かつてのタミフルから、最近のゾフルーザまで、新しい抗インフルエンザ薬が出てくるたびに、同じストーリーが繰り返されています。

新しい変異株のウイルスが出現するたびに、特異的な効果を示す医薬品の開発は、費用対効果の点から疑問です。

日本でのタミフル備蓄騒ぎでは膨大なコストがかかっています。

2018年3月から販売が始まった、新しいタイプのインフルエンザ治療薬のゾフルーザ錠(一般名バロキサビル マルボキシル)は、

1回の投与で効果が期待できるとされ、2019年3月上旬までの5ヶ月間の出荷量は、560万人分にも上っており、

最も多く使われた抗インフルエンザ薬とみられています。


しかし、

ゾフルーザやタミフルといった高価なインフルエンザ治療薬は、

基礎疾患のない、基本的に健康な成人であれば、そもそも必要がない医薬品です。

個人レベルでは副作用のリスクがあり、医学的には耐性ウイルスの出現が問題となり、さらに、医療財政を圧迫する、というのも大きな課題です。


ちなみに、ゾフルーザ錠の1日は、薬価4,789円です。

これに対して、風邪やインフルエンザの予防と症状軽減に有用なハーブのエキナセアは、30日760円です。


アロパシー医学である近代西洋医学では、抗ウイルス薬や抗生剤という発想となります。


一方、

統合医療としてのサプリメント・機能性食品の分野では、

免疫賦活作用により自己治癒力を高め、

風邪やインフルエンザのリスク低下(予防)、発症時の重症度軽減を目的として利用する、
という考え方があります。


対策の定番は、免疫調節作用を有するハーブのエキナセアです。





インフルエンザに対してエキナセアはタミフルと同等の効果を示す


風邪予防にエキナセアが有用:レビュー 


サプリのミカタ 〜エキナセア〜 | DHCテレビ


タミフル耐性ウイルスに対する対策は 




その他、
日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果

が知られています。


ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用などが知られています。



統合医療におけるインフルエンザ対策としては、

西洋医学によるワクチンや抗インフルエンザ薬に加えて、

漢方での麻黄湯、

ハーブとしてエキナセア

などが選択肢として考えられます。



主作用と副作用に関する科学的根拠に加えて、費用対効果を考慮する時、すでによく知られている抗インフルエンザ薬は第一選択ではないと思います。


漢方の証で適応があれば、麻黄湯が有効でしょう。


私は、風邪・インフルエンザ対策にはエキナセアを推奨しますし、実際に利用しています。


(なお、感染初期の短期に、高用量で摂取するのがポイントです。
例えば、風邪を引いたかなというときの第1〜2日目は2時間毎に摂取、
第3日目以降は漸減し、1週間で終了。
この摂取方法で、罹病期間の短縮と症状の軽減効果が期待できます。)


もちろん、基礎疾患の有無や既往歴などによっては,ワクチンや抗インフルエンザ薬という選択になる場合も考えられます。



費用対効果について考えるとき、
代表的な抗インフルエンザ薬は、5日分で三千数百円します。
一方、麻黄湯やエキナセアは、はるかに安価です。



現在、インフルエンザ対策については,いろいろな議論が行われています。


日本では様々な規制があり、ワクチン認可のハードルが高かったり、高価な抗インフルエンザ薬が大量に備蓄(世界的にかなりのシェアになります)されたりしています。


一方で、費用対効果の高い麻黄湯やエキナセアといった生薬の適正使用については、一部の専門家を除いてまったく議論されていません。



(仮にその方法が最善ではないと思っていても、国の指針に従って行えば、何か生じても自分の責任には。。。という印象でしょうか。)

(あるいは、現行の規制の下で、既得権益を有する人たちの影響が大きいのかもしれません。)


その他、インフルエンザ対策として、空気清浄機や加湿器といったものもありますが、ひと冬、引きこもるわけにも行かないので、やはり身体本来の抵抗力を高める方法がいいように思います。
家庭内にいる高齢者や小児への家族内感染リスクを低減するためには、空気清浄機&加湿器などでもいいのかもしれませんが。



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)


posted at 23:56 | この記事のURL
母親の65.4%がサプリメントを利用し、16.4%が子供にサプリメントを与えている [2019年12月21日(土)]
栄養学の専門ジャーナルに、日本の子供におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、国立栄養研のグループから報告されていました。
(Nutrients. 2018 Aug 28;10(9).)



日本では、ビタミン、ミネラル、魚油などのサプリメントの利用が増えています。


今回の研究では、

日本の子供におけるサプリメントの利用状況が調べられました。


具体的には、
まず、

2017年8月に、

25歳から59歳までの母親265,629名を対象に、

予備的なインターネット調査が行われ、

このうち、
小学校、中学校、高校のいずれかに通う子どもの母親19,041名が選ばれました。



解析の結果、


16.4%が、現在、子供にサプリメントを提供しており、

5.2%が以前に子供に与えていました。


サプリメントの利用率は、

女子よりも男子のほうが高く、

学年が上がるにつれて、利用率も高くなっていました。



2439名を対象に行われたサプリメント利用の実態調査によると、

男女とも、

健康維持、

栄養素の補給、

成長促進のためにサプリメントが利用されていました。


子供の多く(37.5%)が、ビタミンとミネラルのサプリメントを利用していました。




母親は、サプリメントに関する情報をインターネット経由で入手し、

サプリメントはドラッグストアまたはインターネット経由で購入していました。


母親のサプリメント利用率は、65.4%であり、

子供での利用率と関連している可能性が考えられました。



なお、3.6%において、
腹痛、下痢、吐き気・嘔吐、便秘などの有害事象が報告されましたが、

有害事象での因果関係は明確ではありません。


ただし、一部の子供には、成人向けのサプリメントが与えられていました。


以上の調査データから、

親に対するサプリメントの適正使用に関する啓発が必要と考えられます。



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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:52 | この記事のURL
初回エピソード精神病が高ホモシステイン血症と相関する [2019年12月20日(金)]
今月の臨床生化学研究の専門ジャーナル(電子版)に、初回エピソード精神病および精神状態にリスクのある人において、メチオニン/ホモシステイン比の変化を調べた臨床研究が、東邦大学のグループから報告されていました。
(Clin Biochem. 2019 Dec 13)


「初回エピソード精神病 (first episode psychosis(FEP))とは、
明らかな陽性の精神病症状.が、生涯で初めて出現した状態を指す精神科の用語です。


悪玉アミノ酸であるホモシステインは、タンパク質の代謝で生じ、

葉酸、ビタミンB6, B12の働きで無害なメチオニンに代謝されます。


このメチオニン/ホモシステインサイクルが障害されることは、

高ホモシステイン血症を生じ、動脈硬化性疾患、アルツハイマー型認知症のリスクとなる他、

精神疾患などにも関連することも示唆されています。


今回の研究では、

初回エピソード精神病(FEP)の人、および、精神状態にリスクのある人(ARMS)において、

メチオニンとホモシステインの状態が検証されました。


具体的には、

FEP(n = 13)とARMS(n = 30)、および健常対照群(n = 41)を対象に、

血中のメチオニンとホモシステインが測定されました。


解析の結果、

まず、

初回エピソード精神病(FEP)群では、

血中メチオニン値の有意な低下、
(p = 0.038)、

ホモシステイン値の有意な上昇
(p = 0.017)

が見出されました。

ホモシステイン値は、

精神状態にリスクのある群(ARMS)と比べても有意に上昇していました。
(p = 0.016)


メチオニン値は、FEP群とARMS群の間で有意差はありませんでした。


また、

メチオニン/ホモシステイン比は、

対照群及びARMS群に比べて、

FEP群にて有意な減少が見出されました。

さらに、

メチオニン/ホモシステイン比は、

陽性および陰性症候群スケール、特に陽性スコアと有意な相関が見出されました。


以上のデータから、

血中メチオニン/ホモシステイン比の低下が、

RMSからFEPへの移行期間中に精神疾患を発症する危険因子であり、

ARMSとFEPの間の有用なマーカーの可能性が示唆されます。



メチオニン/ホモシステイン比の低下に対しては、

葉酸、B6、B12投与によるホモシステイン値の低下による改善効果が期待できることから、

ビタミンB群の投与によるFEPの予防効果の検証などが期待されます。


葉酸を筆頭にビタミンB群、および、EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、脳神経系の健康維持に必須の栄養素です。

これらは、毎日、サプリメントを利用して、確実に摂取することが求められます。





葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


血中ホモシステインが高いと、認知症の発症が4倍になる


ホモシステイン高値はアルツハイマー病の原因である:メンデルランダム化メタ解析



葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 




葉酸サプリメントによる認知機能改善効果 




葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)







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カロテンやルテインなどカロテノイドが膀胱がんを予防:用量反応性メタ解析 [2019年12月19日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、カロテンやルテインなどのカロテノイドの摂取と、膀胱がんリスクとの関連を調べたメタ解析が、米国のグループ(University of Texas Health San Antonio)から報告されていました。
(Adv Nutr. 2019 Dec 4.)


先行研究では、

カロテノイド類の摂取による膀胱がんリスク低下作用が示唆されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

男女において、

カロテノイドの摂取及び血中濃度と、膀胱がんリスクとの関連を調べた症例対照研究及びコホート研究を対象に、系統的レビュー/メタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2019年4月までの収載論文から関連論文が検索され、

用量反応性メタ解析が行われました。


合計22報から、男女516,740名がメタ解析の対象となりました。



解析の結果、

まず、

カロテノイド摂取量および血中カロテノイド濃度について、

最高群は、最低群に比べて、

膀胱がんリスクは、

それぞれ
12%低下傾向、
(RR 0.88, 95%CI:0.76、1.03)

64%低下傾向
(RR 0.36, 95% CI: 0.12, 1.07),

でした。


次に、

血中ルテインおよびゼアキサンチンでは、

最低群と比べて、

最高群では、

膀胱がんリスクが47%有意な低下という相関が見出されました。
(RR 0.53,95%CI:0.33、0.84)


また、

用量反応分析では、

1日あたりのβ-クリプトキサンチン摂取量が1 mg増えるごとに、

膀胱がんリスクが42%減少することが示されました。
(RR:0.58; 95%CI:0.36、0.94)


さらに、

膀胱がんリスクは、
α-カロテンの血中濃度が1μmol/ L増加するごとに、76%低下、
(RR:0.24; 95%CI:0.08、0.67)


β-カロテンの血中濃度が1μmol/ L増加するごとに、27%低下、
(RR:0.73; 95%CI:0.57、0.94)


ルテインおよびゼアキサンチンの血中濃度が1μmol/ L増加するごとに、56%低下、
(RR:0.44; 95%CI:0.28、0.67)

という相関が見出されました。


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

αカロテン、βカロテン、ルテイン/ゼアキサンチン、ベータクリプトキサンチンなどのカロテノイドの摂取による膀胱がん予防効果が示唆されます。




野菜・果物には、色や香りの成分であるファイトケミカルが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



具体的には、αカロテンやβカロテン、リコピン、ルテインといったカロテノイド類、アントシアニンやイソフラボンといったフラボノイド類があります。



カロテノイドの摂取に関する研究では、次の報告があります。


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用



血中カロテノイド値が高いと膵臓がんリスクが低い



ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



トマトのリコピンが死亡率を24%低下、心臓病死を27%低下、脳血管死亡を29%低下@NHANES


リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析



DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


マルチカロチン 30日分
緑黄色野菜・藻などから抽出した“天然”カロテノイドをこの1粒に凝縮!
通常価格
\867(税込\936)





リコピン 30日分
トマトパワーで「生活習慣に負けない若々しさ」と「紫外線に負けない透明感」
通常価格
\1,560(税込\1,684)




アスタキサンチン 30日分
若返りビタミンの1,000倍パワーで、若々しさ、美しさをサビから守る!
通常価格
\1,440(税込\1,555)






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マグネシウムが血管機能の改善@未病者:系統的レビュー/メタ解析 [2019年12月18日(水)]
今月の循環器研究の専門ジャーナル(電子版)に、マグネシウムによる血管機能への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(High Blood Press Cardiovasc Prev 2019 Dec 16)



一般に、
血中マグネシウムの低値は、死亡率の上昇、心血管疾患リスクの上昇などを生じます。

マグネシウムは、日本人で摂取不足が示されています。

(国民健康栄養調査では、カルシウム、マグネシウム、亜鉛が摂取不足です。)


先行研究では、次の報告があります。

マグネシウムによる高血圧改善作用:メタ解析


マグネシウムの摂取が多いと日本人男性の心臓病リスクが低下:JPHC研究



マグネシウムが糖尿病のリスク低下に有用:メタ解析



マグネシウムの投与が血管を健康に保つ:メタ解析


ポリファーマシーでは7割が低マグネシウム血症@高齢者


ビタミンDの至適状態にはマグネシウムも必要


先行研究では、
マグネシウム(Mg)の投与による血管内皮機能の改善作用が示唆されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

マグネシウムの経口投与を行ったランダム化比較試験を対象に、血管内皮機能への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed、Embase、Web of Science、Cochrane Library)

2019年5月27日までに収載された論文から、

マグネシウム投与による血管内皮機能(FMD; 血流依存性血管拡張反応およびPWV; 脈波伝播速度)を調べたランダム化比較試験が検索されました。


解析の結果、

まず、
全体の解析では、

マグネシウムの摂取と、

FMD(平均差2.13; 95%CI-0.56、4.82; p = 0.12)

および

PWV(平均差-0.54、95%CI-1.45、0.36、p = 0.24)

に有意な変化は見出されませんでした。


次に、

サブ解析では、

6か月以上の投与、

不健康な被験者、

50歳以上、

またはBMIが25以上

の研究において、

FMDの有意な改善が見出されました。


以上、今回のメタ解析から、


マグネシウムの摂取は、ハイリスク群や未病のグループにおいて、

血管内皮機能を改善すると考えられます。


今後、臨床的意義の検証が期待されます。


日本人では、カルシウム不足がよく知られていますが、

食事からのマグネシウムの摂取不足も深刻です。


カルシウムについては、マグネシウムとのバランスが重要であり、
カルシウムだけだと効果が得られず、
カルシウム+マグネシウムサプリメントの摂取が重要です。

(マグネシウムが異所性石灰化を抑制します。)



厚生労働省による国民健康栄養調査では、

日本人の成人は、男女とも全年齢層にて、

カルシウム、マグネシウム、亜鉛の摂取が不足していることが示されています。


食事が基本ですが、健康維持のために、リアルワールドでの具体的な解決方法として、

サプリメントを栄養補助食品として利用することが薦められます。



カルシウム/マグ 徳用90日分
【栄養機能食品(カルシウム・マグネシウム)】
歯と骨の形成に欠かせないミネラル




マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。</


65歳以上の日本人女性が要介護となる原因の1位は認知症、2位は骨折・転倒です。

そのため、女性の健康寿命の延伸には、認知症と骨折・転倒対策が最も重要と考えられます。


転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



マグネシウムが女性の健康寿命を延長する


ビタミンDサプリメントによる健康寿命の延伸


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを







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母体の葉酸摂取と非症候性口腔顔面裂リスクの関連:インドでの症例対照研究 [2019年12月17日(火)]
今月の口蓋裂研究の専門ジャーナルに、インドにおいて、母体の葉酸摂取と非症候性口腔顔面裂とリスクの関連を調べた疫学研究が報告されていました。


口唇口蓋裂/口腔顔面裂は、世界で最も一般的な先天異常です。


先行研究では、

葉酸サプリメントが口蓋裂を予防する:メタ解析

ことが確立しています。


欧米先進国では葉酸サプリメントや強化食品が広く利用されているのに対して、

日本を含む低所得国、中所得国では、未解決の問題となっています。




口蓋裂は、遺伝的な要因のほか、、環境的要因により出生すると考えられています。

最近では遺伝子カウンセリングや妊婦への葉酸の服用指導なども行われています。

口蓋裂は、日本人においては400 名から600 名に1名の割合で出生すると考えられ、

口唇裂34.5%,口唇口蓋裂45.0%,口蓋裂20.5%です。

口唇裂、口唇口蓋裂は男性に多く,口蓋裂は女性に多い左右差については,左側に多いというデータがあります。
(口唇裂・口蓋裂診療ガイドライン - 日本口腔外科学会)


さて、今回の研究では、


インドのバンガロールにおいて、

受胎前後の母親の葉酸摂取と、乳児の非症候性口腔顔面裂の発生率との関連が調べられました。



具体的には、

病院ベースの症例対照研究として、

106例の症例、212名の対照群について、

出生前の葉酸サプリメント、食事性葉酸、および交絡因子についてのアンケートが行われ、

多変量ロジスティック回帰分析を使用して、

葉酸サプリメントとすべての非症候性裂溝の関係が評価され、

口唇口蓋裂/口蓋裂(CL / P)および口蓋裂(CP)との関連が検証されました。



解析の結果、


受胎前後での葉酸サプリメント(鉄やマルチビタミンとは別に摂取した葉酸サプリメント)の摂取により、

あらゆるタイプの口腔顔面裂のリスクが38%有意に低下、
(OR:0.62、95%CI、0.45-0.86)

口唇口蓋裂/口蓋裂(CL / P)リスクが43%有意に低下、
(OR:0.57; 95%CI、0.38-0.86)

という相関が見出されました。

また、
食事性葉酸の摂取が多いことで、

あらゆるタイプの口腔顔面裂のリスクが2%低下
(OR:0.98、95%CI、0.96-0.99)、

口唇口蓋裂/口蓋裂(CL / P)リスクが2% 低下、
(OR:0.98、95%CI、0.96-0.99)、

口蓋裂(CP)リスクが4%低下、
(OR:0.96、95%CI、0.93-0.99)

という相関が見出されました。


以上のデータから、


受胎前後の葉酸サプリメントの摂取による非症候性口腔顔面裂リスク低下作用が示唆されます。


プレコンセプションケア/ペリコンセプションヘルスケアとして、健やかな妊娠・出産・産後のために、葉酸サプリメントは必須です。




DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた葉酸サプリメント、ビタミンBサプリメントを製品化しています。


葉酸
厚生労働省も推奨! 赤ちゃんを考えたら、毎日とりたい栄養素




ビタミンBミックス



DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。

また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))



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300mgのカルシウム摂取がメタボリスクを7%低下:メタ解析 [2019年12月16日(月)]
今月の臨床医学系の専門ジャーナルに、食事性カルシウムの摂取と、メタボリック症候群リスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Sci Rep 9 (1), 19046, 2019 Dec 13.)


先行の観察研究では、

食事性カルシウムの摂取によるメタボリック症候群のリスク低下が示唆されています。


しかし、これらの観察研究では確定的ではなく、

カルシウム摂取と、メタボリック症候群リスクとの用量反応性についてはまだ明らかではありません。


そこで、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science)

2018年12月までに収載された関連論文が検索され、


8報の横断研究と2報の前向きコホート研究から、

14,906例のメタボリック症候群を含む合計63,017人の被験者のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

食事性カルシウム摂取の最高群は、

メタボリック症候群リスクの11%低下という相関が見出されました。
(RR:0.89; 95%CI:0.80-0.99; I2 = 75.3%)


層別解析では、

男性に比べて
(RR:1.06、95%CI:0.82-1.37; I2 = 72.6%)

女性のほうで26%の有意なリスク低下が見出されました。
(RR:0.74、95% CI:0.66-0.83; I2 = 0.0%)

次に、
用量反応性についての解析では、

1日あたりのカルシウムの摂取量が300mg増加毎に、

7%のリスク低下が認められました。
(RR; 7%, 0.93; 95% CI: 0.87-0.99; I2 = 77.7%)


以上のメタ解析データから、

食事性カルシウムの摂取によるメタボリック症候群のリスク低下が示唆されます。


DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。

また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
乳がん女性でのVEGFおよびIL-6,8に対するコエンザイムQ10サプリメントの有用性 [2019年12月15日(日)]
今月の治療管理学の専門ジャーナルに、乳がん女性において、VEGF(血管内皮成長因子)、IL‐6およびIL-8に対するコエンザイムQ10サプリメントの有用性を示した臨床研究が、イランのグループ(Ahvaz Jundishapur University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Ther Clin Risk Manag. 2019 Dec 4;15:1403-1410.)


コエンザイムQ10は、抗酸化作用を有する脂溶性ビタミン様物質です。

今回の研究では、

タモキシフェンによる化学療法を受けている乳がん患者において、

コエンザイムQ10(CoQ10)サプリメントによる炎症マーカーへの作用が検証されました。


具体的には、

二重盲検偽薬対照試験として、

タモキシフェン治療を受けている30人の乳がん患者と

29人の健康な被験者が無作為に4群に分けられ、

100mgのコエンザイムQ10サプリメント投与群、

偽薬投与群について、

2ヶ月間の介入が行われ、

介入の前後で、

IL-6、IL-8、VEGFが測定されました。


59名のデータが解析されました。

解析の結果、

コエンザイムQ10サプリメント投与群では、

偽薬投与群に比べて、

IL-8およびIL-6の血中濃度の有意な低下を示しました。(P <0.05)。

また、VEGF値では低下傾向が見出されました。


コエンザイムQ10サプリメント投与群では、

対照群に比べて、

サイトカイン類の有意な減少が認められています。


以上のデータから、

タモキシフェン治療中の乳がん患者において、

コエンザイムQ10サプリメント(100mg)の投与により、

炎症性サイトカイン類の低下作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待されます。



コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。




コエンザイムQ10によるスタチン剤の副作用症状抑制効果





紅麹+コエンザイムQ10サプリメントによる高血圧と脂質異常症改善効果



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用


双極性うつ病に対するコエンザイムQ10の補完療法としての有用性





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posted at 23:54 | この記事のURL
ドイツのヘルスシステムでのハーブの重要性 [2019年12月14日(土)]
今月のヘルスサービス研究の専門ジャーナル(電子版)に、ドイツのヘルスケアシステムにおけるハーブの重要性や利用率、背景因子を調べた調査研究が、ドイツのグループから報告されていました。
(BMC Health Serv Res 2019.)


ハーブの利用率は世界的に増加しています。


ヨーロッパ、特にドイツでは、ハーブサプリメントについての研究が行われてきており、
OTC医薬品としても活用されてきました。



今回の研究では、

ドイツの一般人口において、ハーブの利用状況、利用者の特徴、ハーブ利用に影響する因子が調べられました。

具体的には、

ドイツでのオンライン調査として、

2906名の参加者から、

ハーブの利用が調べられました。


解析の結果、

ハーブの利用率は非常に高く、

・過去12か月でハーブを使用した群:75.4%

・過去12か月ではハーブを使用しなかったが、これまでに利用した群:11.3%、

・今までハーブを使用しなかった群:13.3%

でした。


ハーブの利用おいて、セルフメディケーションは一般的な実践であり、

同時にハーブの利用者は、

医師に知らせることはなく、

知識は十分とは考えておらず、

インターネットを主な情報源としていました。

ハーブ利用の目的となる症状や病気、および、有用性に関する認識は、次のようになっています。

風邪やインフルエンザ 1441名 65.8%が利用、
効果ない:2.3%%、一定の効果あり:56.8% よく効いた:40.9%

呼吸器系の症状 1355名 61.8%が利用、
(有用性の内訳;2.4 49.4 48.2)

消化器系症状 1048名47.8%
(有用性の内訳;2.0 44.8 53.2)

睡眠障害 655名29.9%
(15.7 53.4 30.9)

不安 500名22.8%
(13.6 54.4 32.0)


過去12か月のハーブ利用者の特徴は、

女性、

高学歴、

個人保険に加入、

仕事に就いている、

健康志向の高いライフスタイル

でした。


特定の社会人口統計学的および健康関連の因子も、ハーブ利用および非利用にある程度、影響はしますが限定的でした。


以上、

今回の調査研究から、

ハーブ利用がドイツのヘルスケアシステムで重要な役割を果たしていることが示唆されます。

課題として、
セルフケアが主体であり、

医師とのコミュニケーション不足なども示唆されます。


論文著者らは、

ドイツでのハーブの利用率が高いことから、

医療従事者やヘルスケアサービスの提供者は、これらの課題を認識するべきであると考察しています。

DHCでは、ハーブサプリメントの適正使用に関するエビデンスをまとめて出版しています。

サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報




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posted at 23:54 | この記事のURL
こころの健康セミナー出講@行方市 [2019年12月13日(金)]
本日、茨城県行方市の「こころの健康セミナー」にて、


こころの健幸のための食事・運動・睡眠:最新情報


として出講させていただきました。


ご参加いただきました市民の皆様、開催にあたりご配慮いただきました職員の皆様に感謝申し上げます。

行方市とDHCは、健康づくりや地域活性化のために包括連携協定を締結しております。


産経新聞
健康増進など7項目で連携 茨城県行方市とDHCが協定締結





茨城新聞
行方市 健康増進や産業活性化 DHCと包括連携協定





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posted at 23:55 | この記事のURL
ラベンダーアロマセラピーがメラトニンを増加する [2019年12月12日(木)]
今月の補完療法の専門ジャーナルに、ラベンダー精油を用いたアロマセラピーによる血中メラトニンを上昇させるという臨床研究が、メキシコのグループから報告されていました。
(Complement Ther Med. 2019 Dec;47:102208)



加齢により、血中メラトニン値が減少し、

高齢者では、不眠症/睡眠障害が認められるようになります。



今回の研究では、

施設に入居していない高齢者において、

ラベンダー精油を用いたアロマセラピーによる血中メラトニン値への作用が検証されました。


具体的には、

高齢男女67名を対象に、

ラベンダー精油のアロマセラピーの8セッション、4週間の介入の前後にて、

血中メラトニン値が測定されています。


解析の結果、

アロマセラピー介入後において、

血中メラトニン値の有意な増加が見出されました。
(102.3±±33.4 VS 132.5±±42.3、pg / ml, p = 0.000004)


また、

男女別の層別解析でも、

男女それぞれにおいて、

介入前に比べて、

介入後に、メラトニン値の有意な増加が見出されました。
(それぞれp = 0.00005, p = 0.026)


なお、介入の前、および介入後で、
男女の間での差は認められませんでした。

ただし、介入の前(p = 0.64)または後(p = 0.31)に2つの性別で測定値を比較した場合、これらの違いは観察されませんでした。


以上のデータから、

高齢男女において、

ラベンダー精油を用いたアロマセラピーによる血中メラトニン値の上昇作用が示唆されます。


ラベンダー精油は、不眠症/睡眠障害に対するアロマセラピーにおいて広く利用されています。


最近の研究では、


アロマセラピー+マッサージによる乳がん患者のQOL改善作用




アロマセラピーによる認知症改善作用




月経困難症に対するアロマセラピーの効果




アロマセラピーによるストレス軽減効果:メタ解析



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、
日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。








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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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