みかん日記

日本ではＮ響クラスのプロの楽団のプレーヤーや
指揮者が着ている以外はあまりお目にかからない燕尾服。
舞台には魔物がすんでいるように
指揮者が登場するとたちまち会場に魔法がかかります。
メインのサン＝サーンスの交響曲第３番「オルガン」で
交響曲としては初のトップサイド（首席奏者の補佐）
の役目をおおせつかった私だったのですが、
最後の譜めくり（その間、ヴァイオリンは刻みと格闘していた）
が終わると、まもなく魔法がとけることをよりはっきり実感しました。
いつもはのんびりした雰囲気の中にいるのですが
指揮者との距離が近い分、すてきにみえたのでしょう。
途中でいきなりビオラにＯＫサインを出してきた指揮者に
かなりドキッとしながらも、私はしっかりと返事を返していました。
曲の最後に弓を上げた瞬間、スカっとしましたが
他の団員より右手の位置が高かったのはちょっと恥ずかしかったです。
舞台の上ではすてきに見えた指揮者も
燕尾服を脱いでしまえば元に戻ってしまいます。
それはシンデレラが夜中１２時の鐘が鳴って
元の姿に戻ってしまうのを連想させます。
燕尾服の魔法は恐るべきもの、といってよいでしょう。
でも毎日あるとありがたみがないのかもしれません。

本日行われた定期演奏会は
無事成功を収めることができました。
これも周囲で支えてくださった
皆様のおかげ以外の何物でもありません。
ショパンのピアノ協奏曲では
１楽章終了後に拍手が沸き起こりました。
（初演の時はブラボーの嵐だったらしい）
今回は初めて交響曲で
指揮者のすぐ前で演奏する経験ができました。
最初は客席にクーラーが入っていて
寒かったのですが…
途中から真正面からの熱風を受けながら
最後まで弾ききりました。
最後に弓を上げた瞬間、気分がスカッとしました。
本番では指揮者は
燕尾服を着ておられるのですが
終わりが見えてくると
魔法がとけてしまうようで
寂しくなりました。
明日からは気分を引き締めて
仕事に戻ります。

今朝仕事に向かう車の中、
ガソリンを入れに行かなければ！とあわてました。
昨日まではあともう少しいけそうだと思っていました。
仕事を終えて帰宅したところへ、父が出てきて
買い物に行くならガソリンを入れてきてと頼もうとしたら
「それはガソリンだろう」といってきました。
父は昨日あたりからガソリンのメーターをチェックしていたようです。
そこで私はちゃっかりガソリンを入れてくるよう頼み、
父は買い物に出かけていきました。
やっぱり親子だと思いました。

数日前、看護師のひとりから
おいしい大福もちをいただきました。
その大福もちは昔なつかしの味！という感じでおいしかったです。
みんなおいしい！とほうばっていました。
今度は先輩が同じ大福もちとよもぎもちを持ってこられました。
私はよもぎもちをいただきました。
こちらもおいしかったです。
最近は洋菓子より和菓子を食べていることの方が多いです。
昨日も水ようかんを食べていました。
また大福もちとよもぎもち、食べたいな。

ドバイですごいビルの建設が予定されているそうで
朝からテレビで大賑わいになっています。
そのビルがすごいのは高さではないんです。
なんと！ルービックキューブのように
建物自体が回転するというものなのです。
こんなビルが建ったら物珍しさに
世界中から観光客が押し寄せるかもしれません。
アジアが発展し続けている証拠だといえそうです。

本州最南端の地・潮岬のある串本町の話題を紹介しましょう。
国の天然記念物である橋杭岩の近くにある海水浴場では
来月１日の海開きにむけての準備が進んでいます。
町の観光協会の会員たちが清掃を行い、
駐車場の案内板やサメの防護ネットを設置しました。
また、砂浜に散らばったごみの量は
軽トラック１台分にもなったのだとか。
新たな取り組みとして、町が強化ポリエチレン製の
飛び込み台を購入したそうです。
ボートで海岸から５０メートル沖まで引っ張っていき、
ダイバーが海底のいかりとロープで結んで
固定したとのことです。
待ちに待った海開き、大きな事故がないことを
心から願っています。

眠い目をこすりながら仕事に向かう毎日を送っています。
たっぷり寝たはずですが、なんかすっきりしないのです。
昨日書道に行って、うまく書けなくて
かなりへこんで帰ってきたので
テンションは下がる一方です
仕事中も動きに切れがほとんどなく、
お昼もいつもはごはんを食べても足りないのに
ごはんを食べてコーヒーを飲んだら
もう胃袋が受け付けてくれませんでした
おそらく、演奏会本番前に太るなと
胃が警鐘を鳴らしているのだと思います。
今日は寝すぎに気をつけようと思います。