著者は藤沢周平。
年末・年始で読むのが進みませんでした
中だるみしてしまったようです…
書籍紹介
貧窮のどん底にあえぐ米沢藩。一汁一菜をもちい、木綿を着て、
藩政たてなおしに心血をそそいだ上杉鷹山と執政たち。政治と
は、民を富まし、しあわせな日々の暮しをあたえることにほかな
らない。藤沢さんが読者にのこした遺書とでもいうべきこの長篇
小説は、無私に殉じたひとびとの、類いなくうつくしい物語である。
調査に基づき、史実を描いてあるので小説というよりは、
ノンフィクションという感じでした。
貧困にあえぐ米沢藩のことが詳しく説明されているので、
それはよく分かります。
でも、具体的な数字を挙げられても私には難しいだけでした
上杉鷹山の人となりや心中などは、よく描かれてあると思います。
他の登場人物の描き方が物足りなかったです。
最後は、鷹山の改革が実を結ぶところまで描いて欲しかったです。
残念です…
完とはなっていましたが、あと40枚〜60枚書く予定だったのが、
病気のため6枚になったようです。
そのため、どうしても未完の感がぬぐえないです。