狐狸妖怪　野生に還る

己は昨夕も、彼処で月に向って咆えた
誰かにこの苦しみが分って貰えないかと

しかし、獣どもは己の声を聞いて
唯、懼れ、ひれ伏すばかり

山も樹も月も露も、
一匹の虎が怒り狂って、哮っているとしか考えない

天に躍り地に伏して嘆いても
誰一人己の気持を分ってくれる者はない

ちょうど、人間だった頃
己の傷つき易い内心を誰も理解してくれなかったように


己の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない

「山月記」　中島　敦

積丹の月です。
月の光は魔性の光。時に思わぬいたずらをするものです。

月は太陽の光を受けて輝いています。

私達が月に惹かれ、月を畏れるのは、
自らの全てが跳ね返ってくるからなのでしょうか？

見たくないものも、気づかなかった思いも
綺麗な想い出も、忘れてしまいたい過去も

今日も月は、人を惹きつけ、跳ね返し続けています。

「ER」・「アリーマイラブ」・「フルハウス」
「ビバリーヒルズ高校白書」・「アーノルド坊やは人気者」ｅｔｃ.

海外のTVドラマが面白いなんて知ってるわ

でもね・・・危険なのよ〜

レンタル料金はかさむし、
寝不足になるし、
しばらく見てみぬふりをしてきたの・・・

ああ・・・でも・・・
ついつい見てしまいました・・・。

恋するアンカーウーマン

「プラダを着た悪魔」に、
特典として第一話が収録されていたのが運の尽き。

ミランダあんたはやっぱり悪魔よ

どっぷりとはまってしまいました

しかも・・・特典が曲者
「プリズンブレイク」だの「ボーンズ」だのと
他のTVドラマシリーズの第一話たち・・・

蟻地獄にはまった気分です

道の駅：おびら鰊番屋から臨んだ夕日です。

秋のオロロンラインは本当に綺麗です。
特に夕暮れ時はたまりません。



夕日が沈むたびに
北海道の秋はどんどんと深まっていきます

狐狸の母上はどうやら今月Opeするらしい・・・

「らしい」っていうのはいつするのか教えてくれないから。
Ｏｐｅ自体も母上じゃなくて、父上が教えてくれたくらいだし

母上は周囲がうるさいのを嫌うからなぁ・・・
結局自分のストレスが増えるだけのようだ。
それくらいなら、自分の留守中に
黙々と家事をやってくれる人がいる方が安心らしい。


海を隔てた狐狸としては、家事は無理なので
むしろ終わった頃にしてみようかなぁと思っております。

んで、母上の好物かでも送って差し上げようかなぁ・・・


狐狸と母上は本当に性格がそっくり
『クールで我慢強く、寂しがりやで過干渉を嫌う、世話好きなニヒル』
ってところかなぁ（どんな性格やねん・・・ややこし〜）

意外と大変なヤマを超えた後のケアが重要です

狐狸は知りませんでした・・・

鮭は・・・釣るものだったのです

皆様、知ってましたか？

北海道に来るまで「鮭釣り」って知りませんでした



河口で水に入って釣るんですね
餌は秋刀魚を丸まんま一匹使ったりもします。

豪快

狐狸も良く知らないんですけど、釣るには色々なルールがあるみたい。



今時期、北海道はフィッシングシーズンです

ぽやぽやしながらやって参りましたが・・・

本日・・・

７０００ＨＩＴ達成いたしました

今まであんまり気にしていなかったのですが、
『７』に絡んでいるので

７０００人目のお客様は・・・

『リバウンドしたから運動しよう』のウノさん

皆様これからもよろしくお願いします

昨日、ＴＶに出ました

・・・って行っても、一瞬だけだけど〜

『体育の秋』ってことで、
いつも行ってるジムに取材が入って、
それがオンエアされたんですね〜

すんごい一生懸命走っていたなぁ・・・狐狸ったら

虫も獣も人も魚も　透明なゴール目指す
次の宇宙へと繋ぐ

この一生だけでは辿り着けないとしても
命のバトン繋いで　願いを引き継いでゆけ

『命のリレー』　中島みゆき

溯上途中の傷ついた鮭

暑寒別川へ鮭の溯上を見ました。

鮭は本来、黒味を帯びた魚体の魚・・・
白くなっているところは全て傷ついたところです

左から２番目の鮭は、胸ヒレも背ビレもほとんどなく
右から２番目の鮭は、頭が３つに裂け
魚体のほとんどが傷ついて生きているのが不思議な程です

これは、川の河口付近。

　

観察地点から河口を臨む

海はすぐそこです

まだこれしか溯上してきていないのに・・・
鮭たちの体は本当にボロボロで・・・
それでも、憑かれたように川上を目指しています

知識では知っていても、
目の当たりにするとかなりショッキングな光景です。

胸が詰まります。

暑寒別川の水源を臨む

これからずっと先、産卵場所を目指して溯上して行きます。
手前に溯上中の鮭が見えますか？

とても水が澄んでいます。
綺麗な水が鮭の産卵・孵化には必須条件。

河口にひしめく溯上を待つ鮭

分りづらいですが・・・
海面から覗いているのは、鮭の背びれ

河口付近の汽水で徐々に淡水に体を慣らし、
自分の溯上の順番を待っています。

夥しい数の鮭をカモメが見つめます。


まだまだシーズンは始まったばかり。
最盛期には、川を埋め尽くさんばかりに鮭がひしめくそう・・・


生命の神秘を感じました


やはり、自然に畏敬をはらい、
恵は感謝していただかなくてはなりませんね

食欲の秋

牡蠣をそれはもう沢山頂きました



とても、大きくてジューシー

これに孤高の日本酒「獺祭」を合わせます。

「獺祭」は日本一の精米歩合を誇る銘柄で、
なんと純米大吟醸では山田錦を２３パーセントまで磨いて作ります

その「獺祭」の「にごり５０」で、牡蠣を舌鼓

生きていて良かった


このお店は本当に牡蠣メニューが充実。
通常メニューでコレだけあります

その他にも、
厚岸の大黒秋刀魚の刺身や、鯖の棒寿司ｅｔｃ．

秋の味覚の遊園地やぁ


このお店はお蕎麦も絶品

締めは『牡蠣とろ蕎麦』で


なんて贅沢なお食事
しかもスポンサー付だって言うんだから

もうたまりません

お会計すんごい金額だったなぁ・・・

秋は月が冴え渡る季節。

身に沁む光は

冴え冴えと

心を照らして、凍らせる。

いつまでも鮮やかに、
いつまでもそのままで。


時折、月の光に永遠を見る。