『罪を憎んで、人を罰せず』野村胡堂『銭形平次捕物控』より
自己同一性
(セルフ・アイデンティティ(Self Identity))とは、
自分は何者であり、何をなすべきかという
個人の心の中に保持される概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
何が正しいか何が間違っているかを、
定義するのは大変難しいです。
それでも、人を裁く事が必要になったときに・・・
アイデンティティについて言及してはなりません。
アイデンティティは、生い立ちの中で形成されます。
その人がその人たる所以。
人間の核になる部分です。
それを否定されたら人は生きることが出来ません。
アイデンティティへの言及は、
その人の立っている地面を根底から揺るがすことになり、
その人自身の原存在を否定することになりかねないのです。
パワーバランスの差があるとき、
大衆感情に流されているとき、
感情的なもつれが生じているとき、
特に気をつけるべきですね。
『罪を憎んで、人を罰せず』
人が人を裁くことは出来ません。
人が裁く事が出来るのは、人の行為だけではないでしょうか。