恋のちから

もうすぐ1月半も待った占いの日

彼の会社が移転して、

会社の携帯が『現在使われていません』となり

彼の携帯にかけても出れるタイミングにない時は折り返しもしてもらえない

逢うことが出来なくて告白が出来なくて

ひめみはもう疲れて

いつしかひめみの中の妄想は彼とさよならをするようになっていた

そんな事を考えてはそういう方向になっちゃうからだめって

心をかき消しても何の光も見えてこない今に涙しか出ないの

父を亡くしてかわりに彼と出会い

大怪我でとう骨を失い人工の金具に障害が残り、

かわりに新築の家に住めるようになりました。

これが正負の法則なら

ひめみは何を失えば彼と一緒になれますか？

それはおこがましいから

何を失えば彼を感じていられる距離になりますか？

この長い思いを最後のステージもなく

占いできめようだなんてあまりにも自分が惨め

彼の誕生月が終る。

ひめみは告白する事なくこの恋を・・・

最後に大逆転なんて・・・あるわけないよね



1ヶ月半待ちの占いの予約が7月中旬に

ダメだって行って貰うために

でもどこかで期待している自分もいる。

そんな事ある分けないのに、もしかしたらとチョッとだけ思っている。



次の誰かを受け入れたとして

恋愛は出来るけど

もし結婚となっても最後に受け入れる事はきっとできない


知人で好きな人と結婚できなかったから今の人とは結婚しない

という40過ぎの人がいて理解できなかったけど

今のひめみにはわかる気がする。

自分の心の奥の気持ちを殺して生きていくなんて出来ないよ


彼と一緒になれないなら彼を嫌いにさせて

彼のこと何も知らないのに何でも知っているような特別な感覚

これ以上の人なんて考えられない

大殺界が終って何かが変ろうとしているのか？

変わりたいと思っているのか？

ただひめみの中で何か今までと違うものを感じているのはたしか




今月、彼の誕生日を迎えるまで

彼を誘おう！誘えたら気持ちを伝えよう

いつ最後になるかわからないから

彼もそういうお年頃だし知らないうちに彼女がいてもおかしくない

いろんな気持ちがこみ上げていた

すると、その人はひめみのブログから身を引くように

邪魔者はさるかのように消えていった。

彼の誕生日が終って、結局ひめみの1人相撲

普段と変らずに仕事をこなしているだろう彼にたいして

かってにドキドキして盛り上がって傷ついて泣いた

その人にも見捨てられて・・・・

でも彼の誕生日が過ぎるのを待っていたかのように

自分がいるとひめみが前に進めないとでも思っているかのように

いなくなっていたその人が惨敗したひめみのブログにログがあった





何も出来なったの

話す事も出来なかったの

メールじゃいやだったの

ちゃんと声を聞いて話したかったし伝えたかったの

でもなにも出来なかったの



その人はいつもメールで応援してくれてたのを思い出す

『離れていても気持ちはいつも付いているから』

『いつでもひめみさんの見方だよ』

って

タイミングよゆぎるよ

そして次の日のお昼休みもその人のログが残っていた。

たくさん泣いてしまったのは

彼に何も出来なかったからそれともその人への情？

自分でもわからない

今日はたぶん彼の誕生日

電話をしたけど留守電に・・・

出会った頃の緊張感は同じ時間を共用していないせいか

今だピーク

切った後のひめみの手は緊張で震えいた

悲しくて、泣きそうで

でも頑張った、電話できた、だからよかった事にしよう

ぅて本当はかなり撃沈

ここ少し前向きでいられたのに・・・

彼の会社が移転した事への動揺もすぐにぬぐえたのに・・・

彼の会社の携帯に電話をしたら

『現在使われていません・・・・』って

彼の個人の携帯は留守電になった。

折り返し電話はないと思う。

毎週末実家に帰らなければ行けないといっていたのは4月の事で・・・

いろんな事が頭をよぎる

会社辞めたの？
そんなはずはない会社を愛しているし

結婚の準備で実家と往復？
それはないとはいえないひめみの感知しない領域

だからもっと早く告白すればよかったんだ

気持ちを伝えるだけで次に踏み出せたのに

最近の出来事で保険を見直している。

担当の人はヒヤリングもできなければもちろんプランニングも出来やしない。

少しイラつきを覚えて・・・




それから先日、予約をした占いまで気持ちが持たなくて知人から教わったところへ・・・

もちろん彼のこと・・・これは又後で





そして彼の会社がなくなっている事に気づき

HPで調べた。

そういえば何年か前にもっと『街なかへ移転を考えている』と彼がいっていた。

ビル？に入ったみたいだった。





散らかった机を整理する。

あまり印象の良くない今回初めてあった保険やさんの名詞

まだ減額の見積もりを出している途中にもかかわらず捨てようと思った

その前に

住所を見ると驚く事に

彼が移転したビル？と同じ階層違いだった。

これは何かのいたずらですか？

2日から車生活を復活した。

でも今のひめみの腕は疲労のせいかかなりひどい状態で

片手ではシートベルトをはずす事さえ出来かなった。

今日、久々に彼の会社の横を通る

あいかわらず周りの派手な看板に埋もれて目立たないロゴ看板

そして真横に差しかかかった時

一瞬でわかった

ない

会社がない

閉ざされたブラインド、駐車場には一台も車がない

だからどうしたという事ではないけど

急に苦しくなって動揺した。

去年の今日

彼とフルコースを食べた日

彼は休みを取れなくて仕事中のフルコースはきつかった

2時間はかかるコースに仕事がら早食いの彼にたいしてひたすら急いで食べるひめみ

食事が終ってすぐに席を立たなかった事だけがチョッと救われた。

あわせたわけではないのだけど偶然その時と同じ服を着ている。

きょうと同じお天気だった。

なんだかノスタルジックな気分になった






お休みは他県の実家に帰省たぶん間違いなく

事故にあいませんように

彼をポジティブに解釈するひめみ編！！


誘った時、彼は嬉しそうだった。

だから声のキーが少し高かった食事に前向きだった。

予定がたたなく、でも行きたいから返事を2日先延ばしした。

約束した日に返事が出来なかったのはもう少し日程を調整できるかと

ぎりぎりまで頑張ったから

でもこれ以上のばすと今度はひめみの予定が付かなくなるから

というところでメールをくれた。

行く気だった。




そう行く気だった。

きっと行く気だった

だって彼は

初めてあった瞬間に一緒にご飯たべるんだな〜って思ったんだもん

ひめみの勘があたるならこれもあたらないと






頑張れひめみ

誘えたんだから

考えてくれたんだから

きっとまた誘えるよ。

彼からメール

お食事は中止。

声をあげて泣きました。

家に帰るまでに泣き顔を直さないと・・・・




さそった時彼は嬉しそうにしてくれた。たぶん嬉しそうだった。

連絡するという彼に

ひめみはちっとも嬉しくなくて

こうなるからだったんだね。