入院 前日 [2008年09月24日(水)]
翌日は、いよいよUAEを受ける日
Xデー・・・

UAEとは子宮動脈塞栓術といって、
足の付け根からカテーテルを挿入し、
子宮動脈にゼラチンスポンジを注入して筋腫に栄養を送っている血液を止める治療です。

筋腫への血流を止めると、
血流のある筋腫は小さくなります。
縮小率には個人差(筋腫差?)があるらしい
けど、2〜3cmの小さいものであれば
消えて無くなることもあるそう
期待しすぎかな

既に入院費は振込み済み。
健康保険適応外の治療の為、
全額負担っス

私は30代後半、夫婦2人暮らし
入院は3泊だけど、1泊だけ、
主人も付き添ってくれることになりました

このカテゴリー入院日記
入院中にとったメモを見ながら、
退院後に、家で書いています。

出来るだけ詳細に…お伝えできれば、
と思います

この時の心境は・・・
「明日よ 早く過ぎ去って〜




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Xデー その壱 [2008年09月24日(水)]
11:00過ぎ
岡山UAEセンター 到着

11:30 病室にて
術衣に着替えると、
さらに緊張が増してきちゃった。
術衣の下にはショーツと靴下。

付き添いの主人には、
毛剃りをしてもらう前に
「散歩でも してきて〜」
と送り出した。
見られるの恥ずかしいし、待つのも長いしね。
「5時には帰って来てね〜バイバ〜イ」

その後シャワータイム
次回はあさってとのこと。

次は左手首に点滴。
やわらかい針を、シャワーと同じく
あさってまで刺しっぱなし。
動かないようにテープでしっかり固定。
抗生物質の投与が始まりました。

待機室にて
ベッドに横になると少し時間があって、
その間頭の中ぐるぐると、
「怖いよ〜、帰りたいよ〜、
なんでこんなとこにいるんだろ〜!?」
そんなことばっかり考えてた

そうこうしているうちに、
婦人科の先生が来られました。
2ヵ月ぶりです。
挨拶を済ませ、いよいよ麻酔だ!
と思っていたら、終わった人が隣に来るらしく、
その移動が終わってからにしましょう 
ということになり、さらに待つこと数分…。
先にUAE終わられた方が戻って来られて、
足先しか見えなかったけど、思わず
「お疲れ様…」と心の中でつぶやいた。

さあ!いよいよ硬膜外麻酔(詳しくは追記参照)です。
右の袖をはずし、体を横向きにし、
ものすごくまるめて腰より少し上に・・・印!
をされました。
「今マークしたからね〜本番の時も
同じように丸めてね〜」ってまだだったのね!
後ろ向きなのでわからなかったんですが、
看護婦さんが何かを袋から取り出したりして
・・・やっと本番かな。

まず丸くなり、そして局所麻酔。
ちくっと痛いけどまあ大丈夫。
次はなんともいえない感覚が走り、終了。
その間、先生が、
「恐竜のようにきれいな背骨だね〜。
問題なく終わるよ。研修医がいたらなぁ…
ナントカカントカ(笑)」
と冗談を言って、おそらく和ませて下さった
のですよね。その時、私に余裕はなく、
リアクション薄かったですー んっ?
恐竜のような背中って一体…???

しばらくして、私が一番恐れていた尿管が
入ります・・・が、たいしたことなかった!
既に麻酔が少量ずつ持続的に入っていたからかなぁ、とにかくほっとしました。

尿管を入れる前、看護婦さんが脱いだ私の
下着を、緑色の綺麗な紙に包んでくれて、
さりげない心遣いに感激 
そしてその後、なぁんともイケてないT字帯を
着けていただいた
これで術前の準備完了。
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Xデー その弐 [2008年09月25日(木)]
手術室(放射線室ですが…)へはストレッチャーで運ばれた。ドラマのように頭からではなく、足からでした歩くより早く感じるんですね。麻酔のせいで体が温かくて、この頃からとても眠かったです。記憶が曖昧な部分もありますが、頑張って思い出しますね。

術室には、放射線科の先生と助手の看護婦さんと私です。とてもテキパキと準備をされていました。先生はとてもお若く(みえて?)、爽やか〜な方です。

準備が出来たようです。ここで婦人科の先生が、麻酔チューブの切り替え部分から注射器で麻酔を投入されます。先生は、その後おそらく退室されたと思います。

お腹の上には大きな丸い放射線カメラがきています。モニターで確認しながら進めていけるようになっていると、以前の説明で聞いていました。「では始めます」と先生がおっしゃいました。いよいよだ

遠方のため二ヶ月前に一度来ただけだし、今日は遅れてきたしで、どれくらいの塞栓にするかここで伝えました。「ゆるめの塞栓でお願いします」こちらでは塞栓物質のサイズを小さくしすぎない、また詰め過ぎにならないようにされていて、感染症では5%(以下だったかな?)とどちらにしてもかなり低いのだけど、それよりももちょっとマイルドでお願いします

まず局所麻酔。そのあたりはくすぐったい〜我慢できるか?そしてカテーテルが入ったのだったかなぁ。まさに足の付け根の所でした。麻酔をしてるのになぜ?ってカンジで先生が「痛いですか???」と聞かれ、「くすぐったいんです」と答えた。ちょっと恥ずかしい・・・

手のひら位の大きさのモニターが左側にあり、私のお腹の中が映し出されてます。水中みたいだった。なんか丸いものが何個か浮いててもしや?などと不謹慎なことを思っていると、カテーテルがスルスルっと入っていくのが見えた。TVでこういうシーンを見た時にも思ったけど、早〜い。動脈は映し出されないので、カテーテルだけが私のお腹を泳いでました。

画面が切り替わり、子宮内が筋腫でいっぱいの画面に。、しかも子宮動脈は休むことなくドクドクと筋腫ちゃんに栄養を送っていました。これを見た時はちょっと引いた

また切り替わり、カテーテルの画面です。この時動脈は見えない。先生のモニターは大きいので見えてるんでしょうか。まずは画面右の子宮動脈から・・・足からカテーテルが一旦上に上がって下に下りてきて少し左に曲がる。楽器のトライアングルみたい。子宮にたどりついたカテーテルの先から何か小さいものが出てきた!これがゼラチンスポンジね〜流れたっと思ったら2,3秒で消えていった。

途中どの段階かは?ですが、血管造影を注入。2,3回撮影がありました。反対側は筋腫の数も少なく、同じようにあっという間に終了。動脈の画面に切り替わると、先程見た動脈から筋腫ちゃんに流れる毛細血管のような所が消えてた!すごい!!!「詰め過ぎてないので、子宮にはちゃんと血液は流れてますよ。でも筋腫までは行ってない。成功です。」先生ありがとう〜〜〜

Xデー その参 [2008年09月26日(金)]
さてここで問題でーす

私の体に今何本の管(くだ)がつながっているでしょう

答えは・・・4本で〜す

それにしても手術は本当に早かったカテーテル入れてからは10分くらいで終了・・・早いのはいいことです。何故ならレントゲンなので、被爆時間は短ければ短いほどいいでしょう?

カテーテルを抜く時「くすぐったくないですか〜?」と聞かれたけど、麻酔がしっかり効いていて、感覚はあるものの今度は大丈夫だった。さっきくすぐったかったのは麻酔の効き始めだったからですって。

動脈だから、抜いてから5分間は押さえてなきゃならないらしく、先生が足の付け根のところを押さえて下さった。その時色々お話したんだけど、あんまり思い出せない 今日これから起こること→@38〜39度の高熱が出るA下腹部が痛む(これは承知している)B食欲が落ちる(既になかった)

あっ質問をしたんだった!「ゆるめの塞栓だったけどちゃんと小さくなりますか?」答えは、なります、とのことだった。

一個の筋腫で考えてみると、もし何パーセントかに血流が残ってた場合、そこがまた大きくなる可能性はあります。(でも死んでる部分が大きくなることはない)マイルド塞栓にすると、
この可能性が高くなる。だから、どうしてもらうか悩んだ。先生曰く、ほんのちょっとのサジ加減、なんだって!でもとっても難しいことなんだよ、きっと。ヨッ職人

このころしっかり麻酔も効いていたので、温かくてお腹もまだ全然痛くなく、とっても眠かった。実は術中も眠くて眠くて・・・でもしっかり見なきゃって、頑張って目を開けてた。

右足に長いテープを貼ってきっちり固定させて、ホントに終了〜!待機室のベッドに戻って来ました。ここから3時間右足を曲げちゃ駄目。血栓予防(?)のマッサージャーをふくらはぎに付けてもらい、体はものすごく装着物の多い状態になってる うとうとすると、検温と血圧測定で起きるから、とっても辛かったです

少しずつ生理痛のような痛みが起こってきた
イタイ…今は管3本。
点滴と麻酔と尿管。麻酔は小さな縦長のバッグに入っていて、スイッチを押せば1時間に流れる量が一度に入ります。
この頃はまだスイッチを押すのが怖かったけど、のち結構押すことに。

実は病室は2階、ここは1階。上に上がるのに階段を通るため3時間経つと麻酔を30分止めて車椅子で運んでもらいます。足のテープは移動前に外してもらえました。

階段を後ろ向きで上がるのはなかなか出来ない経験かも。
浮いてるみたいだった。ある意味ハイテク車椅子?ちなみに婦人科の先生自ら押して下さいました。

部屋には主人が待っていてくれて、先生にご挨拶&お礼。
私が散歩でもして来てね、って頼んだから、この時先生方には、「はじめまして」でした。早速、先生から成功したということを伝えてもらっていました。
Xデー その四 [2008年09月26日(金)]
17:00 病室にて

この頃の記憶が一番曖昧。一番気になるのは痛みですが、眠気もすごくて意識朦朧気味主人がマスカットとバナナを買って来てくれたけど、食欲はありません。もうすぐ食事の時間だぁ、食べられるかなぁ…とそんなこと思っているうちにだんだん来たよ〜痛いのが〜

いわゆる生理痛の重〜いのです。何かにぎゅっとつかまれたようなカンジもあり、下腹部限定。で、麻酔のスイッチを押しても、一向に引かない。痛〜い スイッチを押したら背中に冷たさを感じるというのだけど、全然感じないので、機械チェンジ。 新しいのは一度ピーピー鳴り出し(エ、エラー?)看護婦さんや先生方が入れ替わり立ち代わり色々対応してくださった。

本当に痛い時って仰向けになれないね。えびのように丸まっちゃう。夫は「絶対機械がおかしい」などと言ってナースコールしてくれたり、随分心配をかけちゃった。ありがとう。結局、点滴の切り替え部分から注射器で一気に流し込んでもらい、治まりました。この間1時間半。それでも絶えられないほどの痛みの一歩前で、この後にこれ以上の痛みはやって来なかった。

その後も背中の麻酔チューブ挿入口から、少〜し漏れが見つかって、1時間に4mgから5mgにアップ徐々に麻酔に対する心の抵抗がなくなり、お友達になっていった痛みに麻痺してたのかも。痛みが来る前に麻酔スイッチを押してた…痛みに対する恐怖だね。背中の麻酔挿入部もしっかりガードしてもらい一安心。

いつの間にか食が運ばれていました。かわいい一口サイズのおにぎりとゼリー、果物です。一応ナチュラルハイジーンを基本としている私は、当然果物から頂く。ゼリーも食べた。でもとうとうおにぎりは一口も口に出来なかった。主人はひとつつまんで「おいしいよ」だって。

この日の看護婦さんのチェック事項は、体温、脈拍、痛み、酸素濃度(指の先にちょこっと付けるだけ)、そしてあのイケてないT字帯をはずして出血があるかどうか確認。ガーゼのふんどしだからショーツよりは確認しやすいよね〜。でもなんて恥ずかしいの・・・「明日の朝に外すのですが、朝食前と後どっちがいいですか?」とうれしいことを聞いて下さる。朝食前と答えたかったですが、これを取るとお手洗いまで歩いて行かなきゃならない・・・(涙) 行けるかなぁ?まだ痛いし、一度も歩いてないし…、やっぱり「朝食のでお願いします」あー悲しい。主人が泊まってくれることになったので、急遽お手洗い&ソファベッド付きのお部屋に変更したのに。お手洗いは部屋の中にあるのにね〜。くぅぅぅ早くあのT字帯とおさらばしたかったぁ

夜中まで何度か検温などがあったので、寝てると、もうそんなに時間経ったの〜?ってカンジ。看護婦さん来た時起きなくてもよかったのかなぁ?結構気が付いてなかった時もあったかもね・・・すみません。いつだったか一度38度まで熱が上がって、氷枕を貸してもらったの。枕の上に置いたのでちょっと高いなぁ寝にくいなぁと思ったけど、すぐ眠りに落ちたらしく、次はもう朝方の検温時だったでもこの夜は本当に寝苦しかったなぁ(麻酔でよく寝てたけどね)ま、管だらけだったしね

でもこの日は看護婦さん大変だったでしょう。夜勤は1人だったみたい。初日は検温に頻繁に来てくれてたしね。感謝しています。因みに今日は私を含め3人の方が受けられたそうです。みなさん1人で来られたご様子。こちらの病院は一週間に一度手術曜日が決まっていて、(大体)3泊4日で退院になります。UAE専門の病院です。


入院2日目 [2008年09月26日(金)]
〜術後翌日〜
朝の検温、毎朝7時頃だったかな。この夜は激しく看護婦さんが見回りに来てくれていたらしい。後から主人に聞いた。彼もさすがに眠ったままで失礼したこともあった、と。この朝は眠かった。不思議なことに尿管が入っていると、いつ尿が出ているのか全くわからない。でもベッドサイドの尿袋を見て「たまってるね〜」という主人の言葉で出ていることがわかる。くぅぅぅ1人で来たらにできたのにぃ

8時半頃食です。本日はサンドイッチ、具だくさんスープ、牛乳、オレンジジュース、果物。一応!まずオレンジジュース(一気飲みしちゃった)、果物からいただく。果物はいつも2種類ついていた。この時はスイカだったと思いますが、冷えてて、最高においしかった。牛乳は飲まないんです。飲まないほうがいいんですよ、婦人科系の病気に乳製品は大敵といわれています。

主人も昨日買ってきたバナナやサンドイッチなどを食べて一緒に食事が出来ました

さあいよいよあのT字帯をはずしてもらえます同時に尿管もオフです尿管に関しては入れる時も抜く時もあまり問題なくてホントによかった。今後二度と入れなくてもいいよう日々努めてまいります体も清拭してもらいました。体が汗でべたべたしていたので、気持ちよかった〜自分のに着替えさせてもらい、ほっ。この頃から少量の出血があったので、この後もずっとナプキンは必須でした

「お手洗いに行かれる時は呼んで下さいね〜。その時にシーツ交換もしますね」エッ?呼ぶんですか?ナースコール要だそうです。ふらふらして、立ちくらみ等々危ないんだそうです

しばらくすると、雷が聞こえ、主人には早めに帰ってもらいました。その時、バナナは持って帰ってもらい、マスカットは置いてってもらいました。これが後で助かるんです。この時は痛みも落ち着いていたので、笑顔で見送りができて(ベッドからですが)助かりました。主人が出てからしばらくして雨が降り出し、案の定新幹線のダイヤも乱れていたそうです。

食はぶっかけうどん、わらびもち、果物。食べる順番は逆。意外にもわらびもち、すんごくおいしかった!色が黒かったので、本物だったのかな?うどんもおいしかったけど、完食ならず・・・っ残念!おそらく昼食後だったと思いますが、痛み出して、スイッチを押しても効かず、またで直接入れてもらった。動くと痛くなるんだ。

先生たちも診に来て下さる。雑談が出来るようになった。どんなに痛くても48時間だそうです。山は越えてるから頑張ってと言ってもらった。

横になるとすぐ、うつらうつらしてしまう。午後3時頃だったか、看護婦さんが来て「お手洗いに行きましょうか」と促される。そういえば全く尿意がない。ゆっくり起き上がり、まずベッドに腰掛ける。しばらくじっとして大丈夫そうならゆっくり立ち上がり、点滴棒を杖代わりにゆっくり歩く。ほんの5、6歩。遠い。麻酔で腸の働きが悪くなり、最初の尿がなかなか出ない人もいるらしい。おもしろいのが、尿意が全くないので、自分で下腹部を押さえ、搾り出すようなカンジ。またゆっくり戻ってくると、新しいシーツになっていた。ありがとう!水分をもうちょっと摂らないとね。

午後5時半食は、魚(鮭でした)のホイル焼き、冷製茶碗蒸し、果物。6割くらい食べました。この後テレビを観て過ごした。今日は2、3回注射器から麻酔を注入。明日はさらに楽になるはず。午後9時就寝





入院2日目〜深夜〜 [2008年09月26日(金)]
午後9時に寝られるわけがなかった。昨日から寝てる時間のほうが長いんだもん。検温の時あんまり眠くない旨を看護婦さんに言うと、「あんまり眠れないと辛いでしょ、軽い眠剤出しますので言って下さいね〜」でもこれ以上薬を増やすのには抵抗があった。まあそのうち寝られるだろうと思っていたら、昼間の婦人科の先生の言葉がよみがえってきた。

筋腫の断末魔

血流を止められた筋腫たちの最期の悪あがき。苦しいよね。10年間スクスク(?)と私の中で生きてきた筋腫たちと、もうすぐお別れ。知らなかったとはいえ、筋腫を増幅させるような食生活や、生活を送って来た。病気には必ず原因がある。大きくは3種類、食・生活習慣・心。

だからこの痛みには喜んで耐えなければ。痛くて嬉しいわけじゃないけど、筋腫たちの最期のメッセージだから。本当は自分で作ったものは自分で治せるはずなんだけど、今回このUAEを選択した。

去年までずっと飲んでいた漢方薬も止めて、この一年、食生活改善を中心に頑張って来た。漢方を止めても、筋腫に付随する不快症状(月経過多、腹痛、不正出血、貧血etc…)は一切無し(もともと少)。もしや小さくなってるのでは・・・と、ルンルン気分で、初めてMRIを撮って、愕然となる。

それまで、筋腫は2個で、6p台と4p台だと思っていたら、実は7p台と5p台だった。それ以上に驚いたのが、私の子宮にはたっくさんの筋腫があった。ざっと見て10以上

ショックだった。MRIを撮った総合病院では、すぐに手術してもおかしくないと言われ、それも当然だと思った。子宮内膜の両側に大きいのがボンボンとあり、一つは内膜まで数_のところまで接近していた。内膜は通常三角形に近いのだけど、私のは細長いくてまさに両側から押されて、まるで「ムンクの叫び」状態

「筋腫だけを取り出すのは、難しいかもしれない。」その意味は、子宮全摘・・・?しかも大量出血が予測される為、あらかじめ自分の血を輸血用にとっておく必要有り。冗談じゃない!とにかくお腹切るなんて絶対ヤダ〜!怖い〜!と病院行脚が始まる。と言っても、2軒だけど・・・(このことはまた別の機会に…)

約一年前、偶然、同じ子宮筋腫を持ち、手術以外の道を探す仲間と出会った。遠くに住んでいる仲間たちと情報を交換し、時に励まし、励まされた。私はいつも励まされてきた。みんな頑張ってると思うから、頑張れた。本当にありがとう。

無事終わったよ〜とメールしたら、またあったか〜い返信が来て、その中にブログというサジェスチョンがありました。彼女たちにこんなことあったんだよ〜ってUAEのことを報告する目的で立ち上げたブログですが、同じように悩む人たちと気持ちや情報をわかち合えたら最高です。予防も出来たらもっと幸せです。こんなに文章を書くなんて久しぶりで、拙くてお恥ずかしい限りですが、どうぞお付き合い下さいね

入院3日目はいよいよ麻酔抜去の日・・・







入院3日目 [2008年09月27日(土)]
とうとうあまり眠れなかった。朝方お腹が空いてしまい(当然か…)夫が買ってくれたマスカットを食べる。甘くておいしい。その時検温で看護婦さんが来ちゃった。初日一度38℃を出したけど、昨日は37℃台だった。今日は36℃台に突入かな?熱、血圧に関しては問題なさそう。食の牛乳ははずしてもらった。クロワッサンサンドおいしかったデス
麻酔をとめる為に、今日、明日と毎食後痛み止めの錠剤の服用が始まる。

10時前に婦人科の先生が来られた。常時流している麻酔を一時的に止めてみる。止めて1時間で麻酔は切れるので、痛みが出ず3時間もてば、もう抜いてもOKでしょう、とのこと。明日退院するんだもんね。今日抜去しなきゃね。でも大丈夫だろうか。「あんまり11時だなぁとか思ってると、痛くなりそうな気がするから、あまり時間を気にしないようにね」と先生。

テレビでも観てなるべく時計を見ないで過ごした。でも12時前頃から徐々に痛み出した。ギブアップ麻酔ポンプを作動させてもらい、一度スイッチを押す。これからは一回ごとに麻酔を投与して経過を見る。

食は楽しみにしていた山の幸スパゲティ昨日看護婦さんに、にんにく入ってても大丈夫ですか〜?って聞かれたの。もうガンガン入れちゃって下さい。病院食だから量は多くないけど、きのこが一杯入ってて、おいすぃ〜 病院でパスタが食べられるなんて今朝から完食ペース

しかし食後の12時半頃から痛み出し、今度は切り替え部分から注射器で一気に入れてもらう。どうかこれが最後の麻酔になりますように。

14:00
ガスは出るようになった。でもお通じがない。手術当日、朝早く出発したこともあり、緊張で出なかった。前日まではきっちりあったので、ま、大丈夫だろうと思っていた。ちょっと甘かったかも。1日目はほとんど絶食状態だったとはいえ、今日で3日目かぁ・・・

早く3時間経たないかなぁ。3時間痛みなく過ごせれば、背中の麻酔の管を抜いてもらって、30分したら、シャワーもOKなのずっとじぃっとしていたからなのか、腰が痛いよ。

15:30
12時半に麻酔を入れてからは、痛みがぶり返さなかった。もしかして・・・卒業ですね午後4時過ぎに抜いてもらいました。テープでバリバリに背中に固定されていたので、はがす時少し痛かった。そして管(約1o)を抜く時は気持ち悪かった。先っぽを見せてもらったら、ちょっと血が付いてた。3pくらいは背中に入ってたんでしょうか。あ〜恐ろしい。カットバン一枚貼ってもらった。

直ぐにシャワー?と思ったらまだ左手首に点滴用の管が…!昨日から朝晩2回の抗生剤の投与になってて、今日の晩が最後なんだって。管はくるくると巻いて手首に固定されていて、使用する時だけ伸ばす。今シャワーするならまた夜に針を刺しなおす必要ありと言われ、刺されるのいやだったので、シャワーはもう少しお・あ・ず・け。

17:30
食はポークソテーマスタード風味、スープ、胡麻プリン、果物。ポークソテーは少量だったんだけど、脂身を残して他は完食。いいお味付けでした。それにしてもお腹が張ってるなぁ。

食後しばらくして最後の点滴。でも点滴も3日目となると、なかなか落ちてくれない。刺したところの血が固まろう固まろうとしてるんだって。人間の体ってすごいわぁ1時間位かかってやっと終了し、針を抜いてもらえる・・・ところが固定してあったテープをはがす時、うぶ毛が引っ張られてめっちゃ痛い。もしかしたら今回の入院生活で一番痛かったかも・・・ここも剃っておく必要があった(笑)

さあ、待ちに待ったシャワータ〜イム生き返ります。ドライヤーを貸して貰い、髪を乾かして就寝。

入院4日目(退院) [2008年09月28日(日)]
4:00
目が覚めた。一時間程横になっていたが、起き上がる。携帯で便秘に効く体操を検索した。そう、お腹が張っちゃって、気持ち悪くて眠れないの。麻酔が原因で腸の働きが悪くなってるンだけど、そろそろ出て欲しい。おへその横のツボを押したり、腰回しをしたりしてたら、キタキター!何とか少しだけど、良かった。でも腸の不快感は変わらず。は〜苦しい。

普段DHC青汁を愛飲しています。今回も主人のカバンに入ってたのですが、出してもらうのを忘れて、彼と共にそのまま家へ。。。青汁があったからって、スムースに出たとは限らないけど、ないのは失敗でした

また食事前にマスカット(2日で一房食べた)を食べていたら、昨日と同じ看護婦さんが来ちゃって(笑)

8:30
食。この食事を最後にしよう。もう一食付いているのだけど、これ以上食べたらお腹が心配。ここの食事はホントにおいしかったなぁ。しかも器が病院とは思えない、まるでお店のようにセンスがいいの。食がたべられなくて残念。

歩く練習をしようと、廊下を通っていると、患者さんに会った。個室の為なかなか顔を合わす機会がなかったので、チャ〜ンス!とばかりに「どうですか〜?」と声をかけた。そしたらお腹が張って夜眠れなかったそう。やっぱり!みんな苦しいんだ。パジャマじゃなくてすっかり洋服に着替えられていて、これから診察だそうです。私はまだパジャマだったので、彼女とお別れして、部屋に戻り、着替えて診察の順番が来るのを待った。

10時ごろ電話が鳴る。1階へ降りるのも3日ぶり。ゆっくり階段を降りる。下で看護婦さんが待っていてくれた。順番が来て診察室へ。婦人科の先生が「4日間どうでしたか?」と聞かれる。私は管が多くて大変でした〜みたいな事を答えるが、「お腹切らずに管で済んだんだからよかったんだよ〜」そうですね、そうでした。私の場合最初麻酔の漏れがあったりして、少し痛い思いをしたけど、先生からすると比較的マシな方だったらしい。もっと痛い人もいるんだね、きっと。内診も問題がなくて、いよいよ退院です。先生方ありがとう

11:00
荷物をまとめ終わった頃、看護婦さんが来て、カバンを持って下まで降りてくれた。こういうとこ、素晴らしいよね!ずっと寝ていたので、体力が落ちてる。お支払いを済ませ、タクシーを呼んでもらった。その時放射線科の先生にもお会いできて、お礼が言えた。看護婦さんはタクシーに乗り込むまで見送ってくれた。アットホームで献身的で、フレンドリーな看護婦さんたち・・・お世話になりました。この病院を選んでよかったです