久しぶりのブログネタ、何かない? と思って探してみたら、
あるある−笑
あなたの好きな鶏料理は何? か−。
フムフム、私は正直言うと、鶏肉そのものが苦手なんです(ノ_・。)
なら、こんなネタに参加するな、なんて言わないでくださいね〜( ̄_ ̄ i)
というのも、鶏肉料理といえば、忘れられない思い出があって、苦手な鶏肉料理の中で
たった一つだけ食べられる−どちらかといえば好きだと言えるメニューがあるから。
それはなに?
ジャージャーン
鶏肉の唐揚げ
私が鶏肉を食べられるようなったのは、唐揚げを食べることができるようになったから。
そのきっかけは今を遡ること30年以上になります。
当時、高校受験を終えた私は無事、志望校に入り、楽しい高校生活を送っていました。
今までの人生を振り返っても、いちばん楽しかったのが高校時代かもしれないっていうくらい。
そんな中で、入学して早々に出会ったのは他の中学から来たC子さん。
何となく気が合い仲良くなって、しばらくしてから彼女のお宅に遊びに行くことがありました。
彼女の家は農家だったので、大きな田畑があって、苺を作っていました。C子さんと一緒に
畑に出て苺摘みをした後は、お家でおばあちゃんの手料理をご馳走になりました。
C子さんのお母さんは私と同じ、一人娘でお婿さんが来て家を継いだので、おばあちゃんとは
実の母子なんですね。当日、お菓子作りが得意だというお母さんは摘んだ苺で見事なケーキを
焼いて下さり、おばあちゃんの方が食事を作って下さったと聞きました。
その時、鶏の唐揚げが出てきて−、私、控えめにでしたが
−実は、食べられないの。
と言いました。すると、おばあちゃんがにっこりして
−生姜で鶏肉の臭みを抜いとるから、まあ、食べてみられえ。
と言って下さったので、少し頂いてみました。
これがとっても美味だったのね〜ドキドキ
本当に、おばあちゃんの言われるとおりでした。
生姜で臭みを取っただけじゃなくて、その風味がして、醤油で味付けしてあるから、
これがあの鶏肉? かって思うほど美味しくて、一個丸ごと食べることができました。
料理がとてもお上手なおばあちゃんで、そのほかにも色々と豪華なメニュー尽くし。
デザートにはお母さんの焼いた苺、帰りには摘み立ての苺を箱に詰めてお土産に持たせて
頂きました。
私が苦手な鶏肉を食べられるようになったのは、実はそのときからです。
もちろん好きになるということはなかったけれど、鶏の唐揚げなら何とかOKになりました。
C子さんのお家にお邪魔した日のことは、つい昨日のように憶えています。
楽しい一日でした。
それからは逆にC子さんが私の家に来たこともあったりして、
二年生でC子さんは芸術系の進路コースにいったので、クラスは別々になったけど、
卒業まで友達でした。
何と今でも、彼女との付き合いは続いているんですよ。
時々、メール交換をしたりしています。
今年の夏には久々に関東方面に行く予定があるので、もしかしたら、彼女と会えるかも
しれません。
その後、私たちが大学生になった時、C子さんのおばあちゃんが病気になったと聞きました。
大変な病気だったみたいですが、家族が一丸となって
最後まで、おばあちゃんのお世話をして差し上げたと聞いています。
あの日の摘み立ての苺のルビーのように鮮やかな色、
おばあちゃんの優しい笑顔と初めて食べた香ばしい唐揚げの味、
思い出す度に楽しかった青春時代の記憶と共に優しい気持ちが蘇ります。
☆こちらはブログネタに応じて書いた記事です☆